新GHC王者の丸藤正道が防衛ロードに言及!「ノアのヘビー級で主力でやっている選手とやりたい」

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 CyberFightが6月7日、東京・渋谷区のAbemaTowersで「CyberFight Festival 2021」(6日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の一夜明け会見を開き、武藤敬司を破って、GHCヘビー級王座に返り咲いた丸藤正道が決戦を振り返り、今後の防衛ロードに言及した。

 丸藤は「昨日はたくさんのレスラー、スタッフ、何よりもファンの皆さんのおかげで、本当に素晴らしい空間を共有できたことをうれしく思います。対戦相手の武藤敬司、やっぱり一筋縄じゃいきませんし。大会が終わってもなお、武藤敬司という名前が世に出て。あのムーンサルトが世を賑わすという。持っていくのは武藤敬司だなという、結果的にそうなりましたけど。自分が試合を通じて、武藤さんから学ぶもの、まだたくさんあると思って。自分も伸び代のあるチャンピオンとして、これからやっていけるなと。何よりもずっとノアでやってきて、まさか武藤さんとGHCを懸けてやる日が来るとは思ってなかったので。結果、ベルトを獲ることができて、本当によかったと思います。試合が終わって、秋山(準)さん、山下(実優)選手、3人並んで。また秋山さんと横に並ぶことができました。僕が何回か女子の選手と試合をして、“もう女子の選手とやるつもりはない”と言ったことがあるんですけど。自分のなかで、何人かこの女子選手とはやってみてもいいかなと思える選手がいて、そのなかの一人が山下選手なので。そういった選手と3人で並べたことも非常に感慨深い部分があります」と振り返った。

 今回で4度目のGHC王座戴冠となったが、「最初に巻いたのが秋山さんがチャンピオンで、自分が挑戦したというシチュエーションだった。あのときはまだ自分も何一つ大人になりきれていないなかで、選手としても未熟ななかで、秋山さんに引っ張り上げてもらって、なんとか獲れた。最初に獲ったときは、僕のなかですごく印象が強くて。今回それに匹敵するくらいのシチュエーションですかね」と心中を吐露。

 ベルトが新デザインになってから、初めての王座奪取となったが、「自分のなかで、そこに手を伸ばしたい気持ちはもちろんあったんですけど。近年コンディションという部分で、なかなか気持ちと体の調子が追いつかない部分があった。内心悔しい気持ちはずっと持ってたんですけど、ようやくそこが均整が取れてきて、結果につなげることができた。新しいベルトに出会えてよかったです」と感慨深げ。

 CyberFightグループ内では、DDTプロレスリングの秋山がKO-D無差別級王座を保持しているが、「秋山さんも昔よりだいぶ丸くなられたので、変なプレッシャーをかけてくるようなこともないんですけど。プレッシャーより、僕のなかでは秋山さんに対しては、自分の成長した姿を見せられているのかなという気持ちが強い」と話した。

 秋山がKO-DをGHCより上の立場にしようとして、両王座のせめぎ合いも予想されるが、「もちろん秋山さんはKO-Dのチャンピオンですから、その気持ちはあると思います。僕もそこは負けないように思ってます。山下選手も、“その2つには負けないぞ”って気持ちでやってくると思うので。その気持ちが、それぞれの価値を上げていくと思うので。僕は負けるつもりは一切ないです」とキッパリ。

 今後の防衛ロードに関して、「7月、8月と仙台、広島のビッグマッチも決まってますし。8月は旗揚げ(周年興行)もあるので。ここ数年は要所要所でしっかり大切な試合を務めることができなかったので、そこはもちろん狙っていきますし。(6月の)配信マッチで挑戦者が決まっていくというのもおもしろいと思う。その結果、お客さんの前でタイトル戦を行うのも今のやり方だと思うので。お客さんがいないなかでも、どうぞ僕を狙ってきてください」とコメント。

 具体的な次期挑戦者については、「GHCナショナルのベルトが色の強い防衛ロードを行っているので、それとはまた違う部分を見せていかなきゃいけないと思ってるので。やはりノアの選手とやっていきたいなと思ってます。名前はハッキリとは出しませんけど、ノアのヘビー級で主力でやっている選手とやりたい。そういう選手とタイトル戦、GHCの闘いで歴史を創るというのも一つの役目だと思ってるので」として、団体内での闘いを見据えていた。

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