コロナに負けず千葉県密着プロレス団体が5日間の『ちばまつり』を完走!滝澤大志が梶トマトとの旧パートナー対決を制し無差別級王座初防衛!仁木拓郎&若松大樹の若手タッグで王座挑戦決定!
5日、千葉・2AWスクエアにて開催された『ちばまつり』にて、滝澤大志が梶トマトを破り2AW無差別級王座の初防衛に成功した。
2AWでは、GWの5月1日~5日までの5日間に及ぶシリーズ『ちばまつり』を開催。
会場内にピンボールや輪投げなどの縁日的な催しを用意しつつ、普段は見られない特別なカードを用意した試合を行い、連休最終日であるこの日も大いに盛り上がりを見せた。
本大会の目玉の1つとなっていたのは、メインイベントで行われた滝澤大志vs梶トマトの2AW無差別級選手権試合。
滝澤は、THE・アンドリュー”キング”拓真率いるユニット“THE・アンドリューキングダム”から離脱し、自らの意志で2AW無差別級戦線に参入。先月29日には千葉・2AWスクエアで行われた『GRAND SLAM in 2AWスクエア』で、絶対王者であった吉田綾斗を破り、第4代2AW無差別級王座を戴冠し、元々『ちばまつり』最終日に組まれていた梶トマトとのシングルマッチを王座戦に変更することを要求。
前哨戦は1度もなかったものの、滝澤と梶は以前タッグを組んでいたこともあり、お互いの手の内はある程度わかっている間柄。
試合が開始してすぐに2人は握手を交わしてクリーンな試合を誓い合うと、前半から梶はスピードある攻撃や丸め込みの連続で滝澤を翻弄し、滝澤が得意としているムーンサルトプレスを繰り出すも、3カウントは取れず。
後半になると、滝澤は梶の素早い攻撃を逆にチャンスにする場面もあり、次第にペースを自分のものにしていき、最後はタイガードライバーで梶を沈めた。
試合後、滝澤は梶に対して「やっとこさこのベルトを手に入れたのに、たった6日で手放すわけねえだろこの野郎!でもよ梶さん。思い返せば滝澤大志のこれまでのベルトの初防衛戦、全部梶さんですよね。できればさ、この先もこれから先もタイトルマッチしましょうよ。」と言い握手を求め、梶はそれに応え2人は硬い握手を交わし、梶はベルトを惜しみながらもその場を去った。
そして「このベルトを巻いたからって、守りに回るつもりはねえぞおい。早速次の挑戦者募ってみるか」と言い放った滝澤の前に現れたのはタンク永井。
タンクはマイクを握り「まずは防衛おめでとうございます。あんたのここ最近のベルトを懸けた闘い、2試合ともじっくり見させてもらいました」と語りつつ、その試合内容と滝澤の強さを褒め称えるが、一方で「ただ!今までちばまつり見てくれた方はわかると思いますが、いろんな意味で俺の破壊力は誰よりも1番だと思ってるんで、俺はこの破壊力に絶対的な自信を持ってる。もしあんたがチャンピオンとして俺を受け止める自信があるんだっていうならよ、俺の挑戦受けろ!」と勢いのある挑戦表明。
滝澤が「タンク永井の突進力とか、将棋の駒でいう香車みたいなそういうところは評価してるぜ」と評すると、タンクは「飛車と言ってもらいたい!」と反発。滝澤は「お前は香車だ!」と下がらず、押し問答が続いた。タンクは「俺はお前の高飛車を破る飛車だ!」と言い放つも、滝澤は「ただな俺という王将にお前は首を取られるんだよ覚悟しとけ。」と2度目の防衛を宣言した。
滝澤大志vsタンク永井の2AW無差別級選手権試合は、6月20日にTKPガーデンシティ千葉で開催される2周年記念大会『GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』のメインイベントで実施されることとなった。
そして同日、第1回若手リーグ戦『ADVANCE CUP』の決勝戦が行われ、仁木拓郎が優勝を果たした。
『ADVANCE CUP』には2AWから参戦する仁木琢郎、ナカ・シュウマ、チチャリート・翔暉に加え、今年3月にZERO1からデビューした日力源太も参加した4人の総当たり戦で開催。4人による闘いは連日若手らしい真っ向からのぶつかりあいで熱を帯びた。
この日はナカ・シュウマvs仁木琢郎の決勝戦が行われ、終盤に怒涛の畳み掛けを見せた仁木がマッドスプラッシュで勝利し優勝。
初代優勝者となった仁木の元へ、以前行われた7番勝負挑戦権争奪1DAYトーナメントで優勝したため今回のリーグ戦にはエントリーされていなかった若松大樹が現れ、タッグ結成を要求。仁木もこれを受け入れ、5月30日の『GRAND SLAM in 2AWスクエア』にて真霜拳號&花見達也が持つ2AW無差別級タッグ王座へ挑戦することが決定。
今大会でそれぞれのベルトへの挑戦者が決まり、さらに過熱していく2AWの王座戦線の行方に注目したい。