“Gカップグラレスラー”ウナギ・サヤカが大江戸隊の首魁から金星を挙げトーナメント2回戦進出!「ここから勝ち進んでシンデレラ、掴みます!」
10日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『CINDERELLA TOURNAMENT 2021(1回戦)』が行われ、“Gカップグラレスラー”ウナギ・サヤカが大江戸隊のトップである刀羅ナツコから勝利しシンデレラ・トーナメント2回戦進出を決めた。
シンデレラ・トーナメントとは2015年からスターダムが毎年春に行っているシングルトーナメントであり、優勝者には栄誉のシンデレラドレスと望む王座への挑戦権が与えられる。昨年までは1DAYトーナメントで行われてきたが、今年は歴代最多の20選手が参戦するということで初の2大会分割開催。この日は1回戦の試合が10試合行われた。
ルールは1回戦から準決勝までは10分1本勝負、決勝戦は30分1本勝負。通常のプロレスルールに加え、オーバー・ザ・トップロープでの失格、時間切れ引き分けの場合は両者失格というルールが追加されて行われる。
ウナギは学生時代にシンクロナイズドスイミングのジュニアオリンピック日本代表候補に選ばれたというバックボーンを持つGカップグラビアアイドルであり、Youtuberとしても活動。ヤンキーアイドル『覇汝家』の特攻隊長アマリリスとしての活動を経て、2019年1月に東京女子プロレスにて“うなぎひまわり”の名でプロレスデビュー。
昨年11月から“ウナギ・サヤカ”と名を改めてスターダムに参戦し、中野たむ率いる“COSMIC ANGELS”に加入。翌月にはアーティスト・オブ・スターダム王座(6人タッグ王座)を戴冠するなど早速の成果を出した。スターダムはそんなウナギに期待をかけ『ウナギ・カブキ七番勝負』と題した試練を用意したが、ベルト戦線の最前線に立つ7+1人とのシングルマッチにすべて敗北。しかし対戦相手を務めた選手たちは口々にウナギの根性を評価しており、スターダムにおけるウナギの存在感はさらに増す結果となった。
アーティスト王座の防衛は続けているもののシングル戦で全く成果が出せないウナギは、シンデレラ・トーナメント1回戦で大江戸隊の首魁たる刀羅ナツコとの対戦が決まると「ここで本当に変わって勝ち進みたい」と決意を口にする。
しかし、ナツコは「コイツと闘うの、なんて言うか、ガチャ失敗したみたいな感じ。(大江戸隊の)琉悪夏とかとシングルやりたかったよ。こういうときじゃないと出来ないんだし」と不満を顕にし、気だるげな様子を見せていた。
どんな形でも勝利が欲しいウナギはゴングを待たずにナツコを奇襲し、すぐにOTRでの勝利を狙っていくが、この姿勢にナツコは激怒。「真面目にやれ!お前そんなん(OTR)に頼らなくてももっと出来んだろ!」と愛ある罵声を浴びせながら顔面をグリグリと踏みつけていき、ラリアット、キャノンボール、バックフリップと得意技を畳み掛ける。
そしてフロッグ・スプラッシュから必殺のダイビング・ギロチンドロップを発射するが、ウナギがこれを回避。ウナギは自爆して大ダメージを負ったナツコにショルダータックルでのぶつかり合いを挑んでいき、互いに体全体でぶつかり合う肉弾戦を展開していくが、ナツコがラリアットを狙って突っ込んできたところでウナギがロープを引き下げ、勢い余ったナツコがトップロープを超えて場外に落下。ウナギが嬉しいシングル戦での勝利を挙げ、トーナメント2回戦進出を決めた。
今月25日に行われる大阪大会では、“COSMIC ANGELS” 中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカvs“大江戸隊” 刀羅ナツコ&鹿島沙希&琉悪夏のアーティスト王座戦が決まっており、その前哨戦との見方も出来るこの試合の勝利にウナギは大喜び。
バックステージに戻ったウナギは「普通のシングルにはないOTRというルールには助けられたけど、勝ちは勝ちだ!一応シングルで1勝できました!ここから勝ち進んでシンデレラ、掴みたいと思います!」と天下取りの夢を叫んだ。