秋山準がDDTへ正式入団しヘッドコーチ就任!「ジャイアント馬場さんや三沢光晴さんの近くにいた秋山選手からDDTに色んなものを教えていただきたい」

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 15日、東京都・Abema Towersにてサイバーエージェントグループに所属するプロレス団体2団体、DDTプロレスリングとプロレスリングNOAHが記者会見を行い、秋山準がDDTへ入団したことが発表された。

 秋山は1992年に全日本プロレスでデビュー。2000年にプロレスリングNOAHが旗揚げされるとNOAHに移籍。2012年にNOAHを退団すると2013年に全日本プロレスに移籍し、2014年から全日本プロレスの代表取締役社長に就任して所属選手大量離脱後の全日本を立て直したが、2019年7月に社長職を譲ってGMに就任すると昨年1月には肩書のない1選手に。そして昨年6月末には「全日本での僕の役割は終わった」と自身がレギュラー参戦していたDDTへのレンタル移籍。スーパー銭湯アイドルの純烈公認のユニット“準烈”の結成や、昨年12月にDDTのシングルリーグ戦である『D王 GRAND PRIX2021』優勝を果たすなど確かな存在感を示してきた。

 全日本からのレンタル移籍期間として発表された昨年末を過ぎると秋山は全日本との契約を更新せずフリーとなってDDTに参戦し続け、今月14日のDDTカルッツかわさき大会では遠藤哲哉を破って同団体の至宝であるKO-D無差別級王座を戴冠。「高木さんから『ぜひ所属で』というお話をもらったんですけど、『この試合をしっかり務め上げてから、そのお返事は待ってもらえますか』と言った。これでしっかり言えると思います」とコメントを残し、DDTへの入団を示唆していた。

 その翌日に行われたこの記者会見では、秋山のDDT所属が正式発表。これまでDDTのゲストコーチを務めていた秋山だが、所属となるに当たってヘッドコーチに就任。これについて高木は「古くはジャイアント馬場さんや三沢光晴さんの近くにいて、非常に色々なスタイルのレスリングや、リング以外の部分の姿も間近で見ていらっしゃったのではないかと思います。そういった部分での人材育成ということも含めて、ゲストからさらに一歩踏み込んだ形でヘッドコーチとしてDDTに色んなものを教えていただきたいと思いまして、就任していただく形になりました」とその意図を明かした。

 秋山は「ヘッドコーチってもね、やっぱりDDTにはDDTの歴史とかスタイルがあると思うんで、今現在いる選手を全部ガラっと変えるつもりはなく、いい色は色で残しておきながら、僕の持っているものを注ぎ込めればと。技術というよりはどちらかと言うと気持ちの部分であったりとか、そっちのほうが大きいのかなと感じがしています。ただ、1人くらい完全に1から教えたいなっていう、ちょっとそういう気持ちもあります。教えると言っても昔みたいに『ガンガン受け身取れ!』とか『スクワット何千回やれ!』とかそんなことはやらせるつもりはないですし、無茶なことはしないようにやっていきたいと思ってます」とその意気込みを語った。

 その後、団体から旗揚げ24周年記念大会である3月28日後楽園ホール大会にて、秋山準と樋口和貞によるKO-D無差別級王座戦が行われることが発表。秋山はD王GPにて樋口に敗れており、その雪辱を込めて初防衛戦の相手に指名したことを説明。
 秋山は「どうしても彼と戦って勝つまでは気持ちよくベルトを巻けないと思って、肩にかけるだけにしてますけど、彼に勝ってベルトを巻けるようにいい試合をして勝ちたいと思ってます。ヘッドコーチとは言ってもリング上は完全なる選手として行かせてもらうんで。荒々しい試合にしたほうが彼のためにもいいのかなと思います」と静かに闘志を燃やした。

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