【試合詳細】11・21 アイスリボン道場マッチ 世羅りさvs鈴季すず 宮城もちvs春輝つくしvsトトロさつき 藤本つかさ&星いぶきvs雪妃真矢&尾崎妹加 Yappyvs真白優希

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『アイスリボン1081~世羅りさ生誕祭~』
日程:2020年11月21日(土)
開始:17:00
会場:アイスリボン道場
観衆:49人

▼シングルマッチ 10分1本勝負
●Yappy
6分53秒 OTR
○真白優希
※真白選手の強い要望によりオーバーザトップルール採用

▼コスチュームチェンジタッグマッチ 15分1本勝負
藤本つかさ/●星いぶき
11分28秒 羅紗鋏→片エビ固め
雪妃真矢/○尾﨑妹加(フリー)

▼セラリサトライアングルリボン 15分1本勝負
○宮城もち
9分35秒 リバーススプラッシュ→片エビ固め
●トトロさつき
※もう1人は春輝つくし
※セ・ラ・リ・サが頭文字の技でのみフォール・ギブアップが認められる

▼ハードコアマッチ 20分1本勝負
●鈴季すず
13分36秒 ダイビングダブルニードロップonラダー&チェア→体固め
○世羅りさ

世羅りさ生誕祭でFantastICE王者の世羅がICE×∞王者のすずとの師弟ハードコア対決で勝利!“最強の女”真白優希が世羅のFantast王座へ挑戦表明!

第1試合


9月13日SKIPシティ大会以来のシングルマッチ。試合前、真白がマイクを要求すると「自分、先週、藤本つかさに勝ったんですよ。何で勝ったと思いますか?オーバー・ザ・トップ・ルールで勝ちました。だから、この試合、オーバー・ザ・トップ・ルールにしてもいいですか?」となぜか“ロープ”を抜かしてオーバー・ザ・トップロープ・ルールを追加するよう、アピールする。あまり状況がわかっていないYappyとプロデューサーの世羅に無理やり承諾させた真白は自信満々の表情でYappyに対すると、いきなり力比べを誘った。これに応じたYappyがきっちり真白に力比べで勝利すると、逆に真白を抱えてオーバー・ザ・トップロープを狙う。これを必死に逃れた真白はYappyのバックに回り込み、ドロップキックを放つが、これではYappyを落とすには至らない。今度は藤本から勝利したときと同じように、Yappyの股の間をくぐり、起き上がりのショルダースルーを狙うが、Yappyのウエイトに抑え込まれて、まったく持ち上げられず。逆にYappyの反撃を浴びてしまう。徐々に試合はYappyが優勢になっていくが、Yappyの飛び込みをうまくかわした真白がそのタイミングでトップロープを引き下げ、Yappyをトップロープ超えでエプロンに追い込んだ。ロープを掴み必死にこらえるYappy。そのうしろに回り込んだ真白は、Yappyが体勢を戻してエプロン越しに起き上がると、渾身の浣腸攻撃を突き刺した。思わず手を放してしまったYappyはそのまま場外へ。勝利した真白は大喜びでリング上を駆け回ると、再びマイクを手にする。
「オーバー・ザ・トップロープで勝ちました~っ!イエ~イ!ちょっと、真白、調子いいんじゃないですか?藤本つかさに勝って、Yappyさんにも勝ったということは…ちょっと世羅さん!ベルトを賭けて挑戦しませんか!」とエプロンにいる世羅になんとベルト戦を要求。「うそでしょ?」と半信半疑でリングに上がった世羅に真白は「ちょっと、ベルト賭けて挑戦してくださいよ!」と迫る。「え~私が持っているFantast ICEのベルトを賭けて、私のベルトに挑戦したいと?」と世羅が確認すると「はい、したいです。最強の女なので、今!」と真白。「じゃあ、通常ルールでいい?」と世羅がいうと「いえ!私は得意技がオーバー・ザ・トップロープです!(そのルールで)いきたいと思います!」と真白。世羅は「チャンピオンが決めるんですよ、ルール。」というものの、「いえ、私が決めたいです。」と引かない真白。観客も真白を後押しされた真白は、「オーバー・ザ・トップロープ、苦手なんだよ…。」と苦笑いの世羅に「私、オーバー・ザ・トップロープ・ルール(※実際は噛み噛みで言えてない)は最強なので、絶対にそのベルト、奪い取ります!」と気合十分。世羅が11月29日SKIPシティ大会でのタイトル戦を打診すると、これに対しても真白は「受けて立ちます!」と自信満々。握手を交わしたあと、世羅に襲われ、トップロープ越しに落とされそうになって悲鳴を上げまくった真白だが、まさかの初タイトル挑戦試合が電撃決定した。

第2試合


恒例のコスチュームチェンジマッチ。世羅のハードコア&デスマッチ仕様のさらしコスで登場したのはREBEL&ENEMY軍の雪妃と妹加。一方、世羅の通常試合用のゴールドコスで登場したのは藤本といぶきの『Heaven Star』。開始と同時に攻めに出たのも『Heaven Star』。
REBEL&ENEMY軍の2人をコーナーに振っての連続串刺し攻撃から、ダブルの振り子式スローイング攻撃に出るが、雪妃は放り投げることに成功したものの、妹加の重さには2人がかりでも決めきれず。さらに藤本は妹加をジャイアントスイングで回そうとするが、こちらも引きずることしかできず、逆に妹加からジャイアントスイングを浴びてしまう始末。そしてこの試合で藤本が狙っていたのが、無観客試合配信の大会で世羅から直接教わった直伝のダイビングダブルニードロップ。その場飛びのダブルニー、コーナーに振っての串刺しダブルニーはうまくいったものの、コーナーに上がってのニーは完全に読まれてしまい、3度挑戦し、すべて不発、自爆に終わってしまう。いぶは自身のムーブで勝負に出るが、最後は妹加に捕まり、ラリアット、そして世羅の必殺ホールドである羅紗鋏で妹加にカウント3を奪われた。

第3試合


世羅りさ生誕祭にちなんで、フィニッシュの決め技が「せ・ら・り・さ」の4文字のいずれかが頭にくる技でのみ認められる変則ルールでのトライアングルリボン戦。試合直前にこれを聞かされたもちとつくしはその場でしばし何を仕掛けるかを考えこんでしまう。なんとか3選手での力比べから試合はスタート。まずもちとトトロが組み、つくしにタックルを叩き込み、さらにもちがつくしに股裂きを決め、体の堅いつくしを追い込む。トトロもつくしの背後からウエイトをかけて、これをアシスト。なんとかこれをしのいだつくしはもちにはりつけドロップキックを決め、もち、さらに止めに入った木曽レフェリーの両手の甲にダイビングフットスタンプの反撃。これに怒ったもちがトトロと2人で仕返しのダイビングフットスタンプを決めるが、つくしは2人に対して、交互にエルボー、そしてラリアットを仕掛けていく。しかし、これはウエイトで勝る2人には決め技とはならず。2人にダブルのタックルを浴び、トトロのセントーン、もちのヒップドロップを浴びてしまう。さらにトトロはもちへのリバースカンパーナを決めると、つくしをとらえ、クロスボディからセントーン、そしてセカンドロープからのダイビングセントーンで勝負に出る。これをかわしたつくしが、今度はセカンドロープからのダイビングセントーン、そしてコーナー最上段からの旋回式ボディプレスを決めるが、ここでもちが割って入ると、トトロの上につくしをメタボリックサンドで落とす。最後は完全に大の字のトトロにリバーススプラッシュを決め、カウント3を奪った。

第4試合


メインは世羅とすずのハードコアリボン戦。シングルチャンピオン同士であり、百火涼乱としてタッグを組む、パートナー&師弟対決でもある。リング型のハンドベルをメリケンサックのように手で握り、世羅の前に立ったすず。世羅はパイプ椅子を手に応戦すると、フルスイングですずに迫る。必死にかわすすずだが、徐々に距離を縮めた世羅はすずの背中に椅子を振り落とし、さらにすずのボディに椅子を突き刺すと、背中に再度、椅子を投げつけ、仰向けにするとダブルニーonチェアを決める。さらに仰向けになったすずの上で椅子を開くと上からグイグイ押し付け、さらに椅子の上からカバーに入る。すずがカウント2で返すと、今度はコーナーにラダーを立てて、すずを振る。なんとか直前で止まったすずは逆に世羅は叩きつけようとするが、世羅もこらえ、再度、すずを振り、すずがラダーに叩きつけられる。すずを逆のコーナーに押し込んだ世羅は場外からスノーボードを持ち出してくる。ラダーを斜めにすると、ラダーの上からスノーボードに乗ってすずに攻撃を狙う世羅。しかし、例によって、まったくうまく滑れない。遂にすずは反対コーナーに移動し、「どうせうまくいかないでしょ。」と世羅を挑発。すでに対角コーナーに目標はないものの、あえて再挑戦する世羅だが、やはりこれも失敗。世羅はスノーボードを手に持つと、すずにボードをスイングする。これをかわしたすずだが、体勢を整える前に背中に浴びてしまう。リング中央にパイプ椅子を重ねた世羅はブレーンバスターを狙う。しかし、今度はすずがこらえ、逆に世羅をボディスラムで椅子の上に叩き落した。世羅をグランドに引き込んだすずは変形のアームバーから世羅の指を掴み逆方向に曲げようとする。世羅がなんとかしのぐと、今度はすずが再びハンドベルを持ち出し、スノーボードに乗って世羅に攻撃を仕掛けようとするが、世羅の目前でスノーボードが止まってしまう。ボードをあきらめ、世羅にドロップキックをヒットさせたすずはボトムロープ越しにエプロンに世羅の上体を出すと、頭に鍋を設置し、自ら場外に降り、その世羅の頭部に助走付きの蹴りを見舞う。さらにリングに戻った世羅にエプロンから椅子を投げ、そこにスワンダイブ式ドロップキックをヒット。さらに重なった椅子の上に世羅を投げようとバックに回るが、これを切り返した世羅はすずをセラリズムで椅子に叩き落す。さらにコーナーにすずを座らせ、串刺しダブルニーonチェアを決める。直後、リバーススプラッシュの形でダブルニーを狙った世羅だが、これをかわしたすずはカニカニクラッチへ。丸め込みの攻防からすずがグラン・マエストロ・デ・テキーラに入るが、これを反転して逃れた世羅はすずをエアーズロックonチェア。今度はラダーをセカンドロープに斜めに置いてのブレーンバスターを狙う世羅だが、これを切り返したすずは投げ捨てジャーマンで世羅をラダーに叩きつける。ここで両者ダウンを取られるが、立ち上がった2人はリング中央でのエルボー合戦からすずが椅子の上へのジャーマンを狙う。これをこらえた世羅だが、すずはハーフネルソンフェースバスターonチェアを決める。さらにジャンピングハイキックを決めたすずだが、今度は世羅がファルコンアローonチェア。カウント2でキックアウトしたすずはハイキックを決めると竜巻旋風脚を狙ってジャンプするが、ここで世羅は一歩踏み込み、すずを抱えあげると羅紗鋏onチェア。すずがカウント2で肩を上げるが、そのすずの上に椅子、ラダーを重ねた世羅はコーナーからのダイビングダブルニードロップ。粘るすずからカウント3を奪った。

試合後、世羅はマイクを手にすると「私の生誕祭ということで、29歳なんて20代最後でそんなにめでたくもねーなって思ってたんですが、生誕祭では自分のパートナーとシングルマッチをすることが多くて、今回はすずを選ばせて頂きまして、自分のプロデュース興行で、ハードコアを解禁したということで、(ハードコアリボンの試合を)組ませて頂きました。(すずに)あなたはシングルの、アイス最高峰のチャンピオン。私は、なんて言うんだこれ?よく分かんないベルトのチャンピオン。よく分かんなくしたのは私だ。それは認める。18歳でベルトを巻いて、本当に大変な思いをしてきてると思うけど、それだけあなたには未来があるし価値がある。みんなそう思ってるから、色んな騒動があってもやっぱりすずちゃんにチャンピオンでいて欲しいし、アイスリボンの未来を色んな人に届けて欲しいなって思います。ハードコアやデスマッチをやりたくてここに来てくれたんだよね?じゃあきっとここがあなたの始まりの地になるでしょう。ハードコアやデスマッチ、私は引退するまで最前線でいたいと思ってるから、これから何度でもやりましょう。今日はありがとうございました。なんかいっぱいあるけど、皆さんリングに上がってきてもらってもいいですか?」と語り、出場全選手を呼び込み、締めに入ろうとする世羅だが、選手1人1人が理由をつけて、さっさとリングを降りて引き上げてしまう。
最後に1人残った世羅は「締めるの?締めろって言ったって、こんなことある?え~?社長がニヤニヤしてるのが一番ムカつきますからね。ちょっと、なんでニヤニヤしてるんすか?じゃ、締めましょうか。ホントに孤独ですね。何で締めればいいんだっけ?こういう時。プロレスでハッピー、アイスリボンで締めましょう。いきますよ。プロレスでハッピー、アイスリボ~ン!」と締めるが、エンディングのBGMも本当にかからず、どう終わらせるか、戸惑いまくる。そこにようやく選手たちがバースデーケーキを手に戻ってくる。最後は全選手で世羅の誕生日を祝い、無事、エンディングを迎えた。

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