【試合詳細】11・9 ストロングスタイルプロレス神田明神ホール大会 スーパー・タイガーvs佐藤耕平 Sareee&世志琥vsZAP・I&ZAP・T 船木誠勝&伊藤崇文vs鈴木秀樹&阿部史典 日高郁人&間下隼人vs高岩竜一&岩崎孝樹

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『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.7』
日程:2020年11月9日(月)
開始:18:30
会場:東京都・神田明神ホール
観衆:208人(超満員札止め)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
●間下隼人/日高郁人(ショーン・キャプチャー)
13分18秒 超竜ラリアット→KO
○高岩竜一(フリー)/岩崎孝樹(ガン☆プロ)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[鬼に金棒]○Sareee(WWE Count Down)/世志琥(SEAdLINNNG)
10分38秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
●ZAP・I/ZAP・T

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○船木誠勝(フリー)/伊藤崇文(パンクラスism)
13分50秒 ハイブリッドブラスター→体固め
鈴木秀樹(フリー)/●阿部史典(BASARA)

▼シングルマッチ 20分1本勝負
○スーパー・タイガー
13分10秒 チキンウイング・フェイスロック
●佐藤耕平(フリー)

スーパー・タイガーが佐藤耕平に勝利し藤田和之の持つレジェンド王座奪還を宣言!Sareee&世志琥がZAPに快勝も試合後に襲撃される!間下が高岩のラリアットでKOされ担架で搬送!

オープニング


 まずは平井代表がリングに登場。
平井代表「皆様、本日は、初代タイガーマスク・ストロングスタイルプロレスVol.7にお越しいただいて誠にありがとうございます!3月19日、後楽園ホール大会から、お客様を招いての大会は、はや8ヶ月ぶりとなりました!今回皆様が来ていただいてのファイトを見せられるということで、佐山サトルが選んだ選手たち一同、みんな喜んでおります!皆様、ご存知のように、佐山サトルは昨年より病気と、病と闘っております。今日は8ヶ月ぶりの大会ということで、皆さま一番我々を応援してくださる、一番ここに集まっていただきました皆様が応援していただける。その皆様にご挨拶するためにも、佐山サトル総監はこの会場にやってまいりました!先程、記者会見におきまして、この度WWEへ渡米が決まったSareee選手より強い申し出があり、初代タイガーマスク佐山サトル総監のストロングスタイル、チャリティースピリッツを継承したいという強い希望がありまして、新間寿会長、佐山サトル総監に承諾いただいて認証、伝承することに決まり、先程記者会見で伝承の証としての世界に一つしかないマスクを佐山サトル総監よりSareee選手に贈呈させていただきました。そのSareee選手の試合、そして第1試合からリアルジャパンストロングスタイルプロレス間下隼人はじめとする3人、4人の選手、そして、3試合4試合目、メインでは、スーパー・タイガー、この佐山サトルが、こういう中、なんとしても皆様に佐山サトルのストロングスタイルを見せられるのは俺なんだという改めての力強い言葉をスーパー・タイガーが我々にくれました。その戦いを今日、以前よりもこのリングに上がることを熱望してくださいました佐藤耕平選手、佐藤耕平選手スーパータイガ-、熱い戦いを是非とも見ていただきたい。4試合、心の底から、魂のさばきを見ていただきたいと思います!よろしくお願いします!・・・僭越ながら私の方からお呼びさせていただきたいと思います。昨年、WWE殿堂入りをされました過激な仕掛け人、新間寿会長、そして、初代タイガーマスク佐山サトル総監に出ていただきます。よろしくお願いします!」

(“初代タイガーマスク”佐山サトル総監、新間寿会長入場)

平井代表「リングの下から失礼させていただきます。新間会長に佐山サトル総監(の車椅子)を押していただきました。タイガーマスクを生んだ新間寿会長よりまずお言葉を頂戴したいと思います。新間会長お願いします」
新間寿会長「コロナに負けず、タイガーマスクは来年40周年、デビュー後記念でございます。今年のカムバックは願うべくもなかったんですけど、来年は40周年を自分自身の節目として、必ずやカムバックしてくれるということを私は思っております。タイガーはそのために、ここのところコロナに負けずにトレーニングに励みました。励みに励んで左膝から右膝へと、痛みが移り、膝から下へ、かかとから地面の方へその痛みが消えたときに、40周年記念に向けてタイガーマスクは新たな船出を致します。今日は、最後の今年のご挨拶と思いましたが12月もあります。今回タイガーマスクに、来年のデビュー40周年記念にカムバックできるかと当人の口からどうしても皆さんに伝えたいということで私も同行させていただきました。タイガー佐山さんよろしくお願い致します」

佐山サトル「皆さんこんばんは。ご来場いただきましてほんとにありがとうございます。こういう厳しい中プロレスファンの皆さんご来場ありがとうございます。来年は40周年なので私も頑張ってリングの上にカムバックしてみたいと思います。そして、今ちょうど昨日なんですけど、200kgのウエイトを持ち上げてスクワットしてたら足を怪我しちゃいまして、左悪かったのが右も悪くなって両方悪くなってしまいました。なので車椅子の上から、普段の病気が悪いわけで車椅子乗ってるのではなく、いま足をグルグルにテーピングをしております。これが悪いだけです。これが治ったらすぐ練習はじめますんでリングの上で会いましょうね。皆さんの期待に答えたいと思います。来年から12月からプロレスを変えていきます。いよいよ新しいスタイルのプロレスが皆様の前に入ってくると思います。ストロングスタイルも面白くなければ意味がない。スーパー・タイガーの年にしていきたいと思います。スーパーも間下もその他の選手たちもプロレスが大好きな皆さん応援してあげてください。プロレスが大好きな私もリングの上に立って私も前に出ていきたいと思います。来年もよろしくお願いします」
(Sareeeから花束贈呈後、各々バックステージへ)

第1試合


 先発は岩崎と日高。ロックアップから岩崎がロープに押し込みクリーンブレイク。
 岩崎がタックルを仕掛けるも、日高が切り返してリストの取り合い。岩崎が前宙して逃れると下から蹴り上げて距離を取る。
 岩崎がタックルからバックを取るが、日高がリストを取って切り返し、リストの取り合いから日高がそのまま下がるが、高岩が岩崎の背中にタッチ。

 高岩と日高は手4つになり、高岩が潰すが日高が切り返しリバースするとフロントネックで捕らえて間下にタッチ。

 間下はミドルキックでプレッシャーを掛けていくが、高岩はコーナーに下がり距離を取る。
 高岩はヘッドロックで捕らえショルダータックルも、2発3発と受けきった間下がラリアット。避けた高岩が走り込むも、間下はショルダータックルで倒しボディスラム。間下はストンピングも、立ち上がった高岩とエルボー合戦。高岩が強烈なチョップを叩き込むと、間下がエルボー連打も高岩はショートレンジラリアットでなぎ倒し、エプロンに出た間下とエルボー合戦。高岩はロープ際を走りこんでのラリアットでなぎ倒し場外に落とすと、カウント10で間下がリングに入るが、高岩はストンピングからコーナーに振って岩崎がエプロンからエルボー。高岩は間下にタッチ。

 高岩はボディに膝蹴り連発からロープに振ってビッグブーツ。フォールも2。
 岩崎はストンピングからフロントネックで捕らえ高岩にタッチ。

 高岩と岩崎はダブルストンピングからロープに振ってダブルショルダータックルで倒す。
 高岩は膝蹴りからチョップ連発でコーナに押し込み、首投げからサミング。さらに顔面にエルボーを落とし、顔面にストンピングから踏みつけていく。
 高岩はコーナーに押し込み岩崎にタッチ。

 岩崎は引き起こすが、間下がエルボー連発、岩崎はミドルキックを叩き込むとミドルキックの打ち合いから岩崎が首投げで倒しPK。フォールも2。

 岩崎が片逆エビ固めで捕らえるが、これは間下がロープを掴みブレイク。
 岩崎はバックドロップを狙うが、耐えた間下がミドルキック。ミドルキックの打ち合いから間下がガードしショートレンジラリアットでなぎ倒す。間下は日高にタッチ。

 日高はドロップキックから高岩にもドロップキック。岩崎がエルボーから羽交い締めにし、高岩が走り込むもエルボーは誤爆。日高がエルボーから岩崎を踏み台にしてのDDTを高岩に突き刺し、岩崎にコンビネーションキックからロープに飛ぶが、岩崎はキチンシンクからサッカーボールキック。さらに串刺しビッグブーツからバックドロップで叩きつけてフォールも2。
 岩崎はPKも、避けた日高がソバットからロープに飛ぶが、岩崎はビッグブーツも日高はアイルビーバックから手裏剣。日高はソバットからボディに膝蹴り。さらにミドルキックも、キャッチした岩崎がキャプチュードバスターから高岩にタッチ。日高も間下にタッチ。

 高岩と間下がラリアットの相打ち連発。これを間下が制してロックボトム。フォールも2。
 間下はミドルキック連発から投げようとするが、高岩が垂直落下式ブレーンバスター。
 高岩はコーナーに振って串刺しラリアットからボディスラムで叩きつけ、コーナーに上るとダイビングエルボードロップ。フォールも日高がカット。

 岩崎が日高を羽交い締めにして、高岩が間下にパワーボムを狙うが、耐えた間下に高岩がロープに飛ぶが、間下がソバットで迎撃しハイキック。フォールも岩崎がカット。
 間下はエルボーからバックドロップを狙うが、耐えた高岩にエルボーからバックドロップを狙うが、高岩が空中で体勢を切り返して潰すと、ラリアットからフォール。これで3カウント。

 間下はリング上で動けずに担架で運ばれた。

第2試合


 鬼に金棒が急襲し試合開始。ZAP-Tをロープに振って世志琥がマッケンローからSareeeが低空ドロップキック。世志琥がセントーンを落としSareeeが世志琥の背に乗り二人分の体重でボディプレス。ストンピングの雨あられから、ロープに振ってダブル攻撃も、ZAP-Tが避けて、ZAP-Iが竹刀を投げてキャッチしたZAP-Tが竹刀攻撃連発で二人を場外に叩き出す。
 リングに戻ったZAP-TがSareeeをチェーンでチョーク攻撃からチェーンホイップ。さらにチェーンナックル2連発からZAP-Iにタッチ。

 ZAP-Iは竹刀でSareeeの背中を叩きつけ、ロープに振って竹刀をボディにフルスイング。ZAP-Iは逆エビ固めで捕らえ、これを離すとキャメルクラッチのまま髪を引っ張る。ZAP-Iはこれを離すと、起き上がったSareeeがエルボー。エルボーの打ち合いからSareeeがエルボー連打。ZAP-Iが受けきりショートレンジラリアットでなぎ倒すと、ロープに振っていくがSareeeはクロスボディアタック。キャッチしたZAP-Iが正面に投げ捨てボディプレス。ブリッジして抜けたSareeeが低空ドロップキックを叩き込み世志琥にタッチ。

 世志琥はセントーンを投下し、ミドルキック連打でコーナーに押し込むと顔面ウォッシュ。コーナーに走るが、ZAP-Tが場外から足を掴んで引き倒す、二人で竹刀攻撃連発からZAP-Iがチェーンでチョーク攻撃。ZAP-TとZAP-Iで両側から引っ張るが、これはレフェリーが注意。
 世志琥をロープに振ってダブルの竹刀攻撃から、コーナーに振ろうとするが、世志琥はZAP-Iをコーナーに振り、ZAP-Tも同じコーナーに振ると二人まとめて串刺しラリアットから二人まとめて串刺し低空ドロップキック。
 世志琥は担ごうとするが、これは上がらずZAP-Iが膝蹴り。世志琥がショートレンジラリアットからロープに飛ぶが、ZAP-Tがエプロンから竹刀攻撃でカットし、ラリアットからコーナーに振っていくと、世志琥がコーナーに駆け上がりブーメラン攻撃を狙うが、ZAP-Iが竹刀攻撃で迎撃。さらに竹刀攻撃のフルスイングも、避けた世志琥が膝蹴りからのコンビネーションエルボーで倒し、ランニングニーからセントーンを投下。フォールも2。世志琥はSareeeにタッチ。

 Sareeeはミサイルキックからフォールも2。
 Sareeeはジャーマンを狙うが、耐えたZAP-Tがバックドロップを狙うも、着地したSareeeがカサドーラフットスタンプ。
 Sareeeと世志琥がZAP-Iをロープに振るが、ZAP-Tはブーメランクロスボディで迎撃し、ZAP-Tが羽交い締めにしたSareeeにZAP-Iが竹刀攻撃。これをSareeeが避けて誤爆させると、SareeeがZAP-Tを担いで世志琥がコーナーに登ると変形ダブルインパクト。フォールもZAP-Tはレフェリーに竹刀を投げつけてカット。
 ZAP-IはSareeeのボディに乗って潰していき、これを離すとパワーボム。さらにパワーボムを狙うが、切り返したSareeeが丸め込むがZAP-Iはロープを掴みブレイク。
 SareeeはロープにもたれかかるZAP-Iに低空ドロップキックから、世志琥がセントーンを投下しSareeeがダイビングフットスタンプ。さらに世志琥がリバーススプラッシュからSareeeがダイビングフットスタンプを投下しフォールもZAP-Tがカット。
 世志琥がラリアットからSareeeがジャーマンスープレックスホールドで叩きつけ3カウント。

 納得行かないZAP-Iは世志琥をチェーンとテープでグルグル巻きにし、ZAP-TもSareeeの手をテープでロープに巻きつける。
 これを逃れたSareeeに、ZAP-Tは竹刀攻撃を脳天に叩き込んでKOし会場をあとにした。

<試合後コメント>

Sareee&世志琥
世志琥「おうおう、ありがとうございました」
Sareee「ありがとうございました」
世志琥「なんなんだアイツら。なんなのマジで。凶器しか使わねえしさ。ZAPとか言ってるけど、マジでRIZAP通った方がいいんじゃねーのか?」
(ここでZAPの2人がコメント会場を襲撃。Sareee&世志琥に暴行し、2人の首をチェーンで絞め上げて去っていく)
Sareee「なんなのアイツらマジで!」
世志琥「ふざけんなよ……オイ!」
Sareee「マジむかつくんだけど!ウチら勝ったじゃん?アイツら負けてるくせになんなんだよ」
世志琥「いい加減よぉ、今の女子プロレス分かれよ。ウチらなんだよ女子プロレスはよ!アイツらはもう顔じゃねーんだわ。用ねーんだよアイツらによ」
Sareee「今日勝ってんだよウチら」
世志琥「歯ァ欠けてんだよこっちはよ!歯ァ弁償しろこの野郎!歯ァ欠けやがったよこっちはよ」
Sareee「似合ってるよそっちの方が」
世志琥「似合ってねぇよ?!ふざけんなよ?!」
Sareee「歯抜けババア!」
世志琥「あぁ?!テメー弁償しろウチの歯を!」
Sareee「なんでだよ。行くよ?」

第3試合


 先発は伊藤と阿部。阿部が腕をとってグラウンドに持ち込み、グラウンドの攻防から伊藤が潰していくも、阿部がフロントチョークで捕らえていくが、抜けた伊藤がフロントネック。阿部が切り返して脇固めも、伊藤はヘッドシザースで抜けて距離を取る。
 阿部がミドルも伊藤が前蹴り。阿部はキャッチしそのまま下がると鈴木が阿部の背中にタッチ。

 鈴木はリバースフルネルソンで潰していくが、抜けた伊藤がフロントネックで捕らえるが、鈴木は首を抜いてガードポジションからハーフガードへ。そのまま肩固めからフォールも2。
 伊藤は抜けて腕をとってフロントネック。伊藤は船木にタッチ。

 船木はロープに押し込もうとするが、鈴木が体勢を切り返してロープに押し込むと、ゆっくりと離れて船木はリング中央へ。
 がっぷりと組み合っていくが、鈴木は足を絡めて倒そうとするも、船木はチョークでこれを耐え、逆に足を刈って丸め込みハーフガードからフロントネック。鈴木はリバースして上を取ると、ガードポジションから掌底を落とすが、船木は避けて胴締めスリーパー。船木は体勢を変えて腕ひしぎを狙うが、クラッチを切らない鈴木に三角絞め。鈴木はこれを抜けると、船木の足を引きずりながら下がり阿部にタッチ。

 阿部はアキレス腱固めで捕らえ、阿部のナックルに船木が掌底連打。足を離した阿部に組み付いていくが、阿部は切り返してコーナーに押し込むと強烈なビンタ。
 船木はミドルキックも、阿部はローをガードするが、船木はコーナーに押し込み膝蹴りから首投げで倒し伊藤にタッチ。

 伊藤はスリーパーからサーフボードストレッチ。阿部はロープに足を伸ばしブレイク。
 伊藤はフロントネックも、抜けた阿部がコンビネーションソバットから伊良部パンチ。避けた伊藤が裏投げからジャーマンスープレックスホールドも、2で切り返した阿部がV1アームロックから腕ひしぎ。切り返した伊藤が腕ひしぎを狙うが、阿部はロープに足を伸ばしブレイク。
 伊藤はローキック連打も、バックをとった阿部がコーナーに振り回転浄土宗。阿部は鈴木にタッチ。

 鈴木は伊藤を場外に投げ捨て、阿部が場外で痛めつけてからリングに戻すと鈴木がフォールも2。
 鈴木はエルボーからダブルアームスープレックスを狙うが、耐えた伊藤にネックブリーカードロップからニードロップを投下しフォールも2。
 鈴木は投げようとするが、伊藤は脇固めで切り返し鈴木はロープを掴みブレイク。
 伊藤はアームロックで捕らえながら船木にタッチ。

 船木はミドルキック連打から首投げで倒しサッカーボールキック。フォールも2。
 船木はスリーパーから投げようとするが、鈴木は力づくで担ぎ上げてパイルドライバー。鈴木は阿部にタッチ。

 阿部はバックを取ってスリーパー。これは伊藤がカットしようとするが、鈴木が伊藤をコーナーに引きずり込みぶら下がり首4の字。阿部は船木に腹固めも船木はロープに足を伸ばしブレイク。
 船木はミドルキックから首投げで倒しPK。フォールも鈴木がカット。
 鈴木が船木にエルボースマッシュも伊藤が鈴木にドロップキック。阿部が伊藤にサッカーボールキックから船木とチョップの打ち合い、船木がローキックもキャッチした阿部にチョップ。阿部がチョップも船木は掌底から浴びせ蹴り。フォールも2。
 船木はハイブリッドブラスターで突き刺し3カウント。

<試合後コメント>

鈴木秀樹&阿部史典
阿部「いたぁい……」
鈴木「負け犬ぅ!また負けやがった」
阿部「一瞬個人的なこと言っていいですか?」
鈴木「だめ」
阿部「言わしてくださいよぉ」
鈴木「だめです。ありがとうございました」
阿部「ちょっとだけ言わせてください」
鈴木「アー、アー、アー、アー(※阿部が話している間ずっと声を出したり両手で太ももをペチペチ叩いて音を出したりして妨害)」
阿部「コロナの時期があって、そんときホントは2人で海外で試合する予定があったんですけど、それもコロナのせいでなくなってしまって、『鈴木さんと組むときって無いのかな』って思ってたら、こうやって巡り巡って、結果組めたことが1つの私のゴールなのかな」
鈴木「いや、僕は別に」
阿部「思う?」
鈴木「思わないですね」
阿部「あぁ、そう……。小6から変わってないですね」
鈴木「別になんもないですよ」
阿部「ダブルアーム・スープレックスって僕のおかげで出来たようなもんだし(※ここで鈴木が「あざっした」と退席)それだけは感謝してほしい。鈴木秀樹は私に感謝してほしい!!(※阿部も鈴木を追って退席)」


船木誠勝&伊藤崇文
――35周年記念試合を終えた直後の試合でした
船木「その疲れは結構合ったんですけどね。でも今日は、佐山さんをさっき見て、気を引き締めましたね。やっぱり今しかない。本当に、いつどんな形になるか人間わからないんで、やれるときにやったほうがいいと、そういう気持ちになりましたね。また久しぶりに、昨日は近藤(近藤有己)、今日は伊藤と、後輩と組んで、それも懐かしさがありますね。なんかタイムマシンに乗って、2人が出会ったような、そんな感じですね。最後はみんな年取るとバラバラになるんですよ。たまにこうやって会うと、色んな気持ちが蘇ります。昔の話をしたりして」

――鈴木秀樹選手とも久しぶりだったと思います
船木「ええ、ええ、ちょっと長くですね、やっぱ力強いですから、ちょっとシングルマッチみたいな感じでやりたくなってしまいますね。同じ匂いと言うか、(師匠が)向こうはロビンソンでこっちはゴッチさんですから。そういうのを未だに自分は、もう令和ですけど、令和になってもこうやってつながってますからね。そういう意味では、代理戦争、まだ続いてるような気がしますね。もしかしたらまたいつか、シングルマッチやる可能性もありますんで。そんときまで自分は待ってますんで。1回やられてますから。自分の日が消える前にもう1回やってもらいたいですね。相手もすごかったな」
伊藤「そうですね。阿部ちゃん、なんか僕、試合すんのは初めてだったんですけど、思ったより寝技が鬱陶しかったんで、前半ちょっと疲れましたね。船木さんと初めて組むっていうので緊張してて、そういう相手だったんでなおさら疲れたんですけど、最後場外いたんですけど、(船木さんが)勝てるシーンがちょっと見れたんでよかったです。こうやって今でも緊張する先輩が身近にいるっていうのはすごくありがたくて嬉しいと本気で思います」
船木「先輩はいつだって緊張しますね。自分もやっぱり、佐山さんとか、前田さん(前田日明)とかと会うと、やっぱり昔に戻りますね。昔以上に緊張します。緊張しない立場になってきたんで、余計会うと緊張するし。いずれ自分もその立場になるんだと。実際こうなってるわけですから(伊藤を指して)。続いてるなって気がしますね、脈々と」
伊藤「試合前に船木さんと昔の話をしたんですけど、最初始まったとたんはそんなことメチャクチャ飛んでたんで、こうやって終わって、昔話をしたりすると、また組みたいなって、戦いたいなって、すごく思って」
船木「なんだかんだ言って去年も1回試合してるしね。それこそ1年に1回でも会うことがあるんで、そういうときにお互いの成長と……進化か退化かわからないですけど、それを見ながらもう1回頑張りたいと思いますね。でも若い力はすごいですね。あの25歳。パワーというか、馬力というか、ホントになんか、気絶させなきゃ止まんないんじゃないかって、そんな気がしますんで」
伊藤「僕がデビューした年に生まれてるんですよね」
船木「でしょ?そしたら、俺がパンクラス旗揚げした後に生まれてるんだよ。そんなのがもういるわけですから。まあまあ、世の中ですよね。向こうは食いに来てますからね。自分の息子みたいなもんですよ」
伊藤「そこに負けないようにこれからもがんばります」

第4試合


 佐藤はローで牽制し、コーナーに押し込むとクリーンブレイク。
 バックの取り合いからリストの取り合い。スーパーが足を刈って倒しヒールホールドも、佐藤はフェイスロックで逃れようとするがスーパーは足を離さず佐藤はロープを掴みブレイク。

 スーパーはローキックからボディに膝蹴り。さらにエルボーからエルボースマッシュで倒し、膝立ちの佐藤にミドルキック連発。
 スーパーは腕を取ろうとするが、佐藤はクラッチを切らず耐える。スーパーはチキンウィングへ変えるが佐藤はロープに足を伸ばしブレイク。

 スーパーはフロントネックも佐藤はロープに押し込みボディにエルボー。 エルボーの打ち合いから佐藤がボディに膝蹴り。さらに場外に蹴り出し場外乱闘へ。
 佐藤は先にリングに戻り、スーパーはカウント10でリングへ戻る。

 佐藤はガットショットから強烈なチョップ。チョップの打ち合いから佐藤が強烈なエルボーで倒し、首投げからサーフボードストレッチ。スーパーはロープに足を伸ばしブレイク。

 スーパーはエルボー連打も佐藤はボディにエルボー。スーパーはチョップも佐藤はエルボーで倒しスーパーはダウン。
 佐藤はスリーパーから胴締めスリーパーへ。スーパーはロープに足を伸ばしブレイク。

 佐藤は投げようとするが、耐えたスーパーのボディへ膝蹴りからロープに飛ぶが、スーパーはミドルキックで迎撃し、コンビネーションソバットから串刺し二段蹴り。さらにネックチャンスリーからフォールも2。

 スーパーはV1アームロックも佐藤はロープに足を伸ばしブレイク。

 スーパーは膝立ちの佐藤にミドルキック連発から腕へのエルボー。ロープに飛ぶが、佐藤はキチンシンクから膝立ちのスーパーへミドルキック連打で倒す。
 佐藤はファルコンアロー。フォールも2。

 佐藤は投げようとするが、耐えたスーパーとエルボーの打ち合い。佐藤はパイルドライバーで突き刺しフォールも2。

 タイガーはハイキックを避けてのオーバーヘッドキック。だが先に立ち上がった佐藤がジャーマンを狙うが、スーパーは切り返してチキンウィングフェイスロック。これで佐藤がギブアップ。

スーパー「皆さん本日はお忙しい中、そしてこの厳しい状況下の中、このリアルストロングスタイルプロレスの会場に足を運んでいただきまことにありがとうございます。コロナ禍の中、有観客でストロングスタイルプロレスとしては初めて、また今年は年末に後楽園ホールがあります。またこの状況の中でも世の中どう変わるかわからない中。我々はコロナ禍の中でもしっかり練習し、戦いとは何かを追求して、この時間この瞬間この時に集まることができました。佐藤耕平、一勝一敗、本当に厳しいストロングスタイルを持ってる数少ない昭和のレスラーです。今回その男の中の男を倒した以上、ここで挑まなきゃいけない相手、皆さん、わかりますよね?我々のベルトを持ち去った、あの、野獣!藤田和之!12月、12月、後楽園ホールで、必ず倒してやるから、待ってろよ!」

<試合後コメント>

スーパー・タイガー
――佐藤耕平選手との試合に勝利しました
「昔から、橋本真也の意志を継ぐ男であって、そして、ストロングスタイル、一番この、色んなプロレスのジャンルの中でも、表現、そして強さ、兼ね備えた素晴らしい選手でした、本当に紙一重で、アゴ2発、食らってますよ。ここまでキレイに、ちょっと、自分でも、ただ止まれない。厳しいコロナ禍の状況でもプロレスを通して何を見せられるか、我々はトレーニングだけではなく人間力を磨いてきた、その形をこのリングの上で出す、そして結果を皆さんに示す。その一心で勝つことが出来ました」

――試合後、藤田和之選手に改めて挑戦表明しました
「昨年から好き放題やられ、今年も3月までは、もうまた、辞めようかなと思うくらい、もう、2月の公開練習でも覚悟決めて行ったときに、ああいう3月の結果、そしてコロナに入って戦う場所を失って、それでも諦めずにトレーニングし、そして6月無観客でも1つ形を残して、また有観客で今回、最強の敵をまた迎えて、ギリギリでも勝つことが出来たので、今個々で挑戦しなかったら、プロレスなんて辞めた方がいいんじゃないかと。ただ、勝つ自信はありますんで。やっぱこれから他の団体さんでも試合もあります。タイトルマッチもあるし、すべて、我々のストロングスタイルを追究し形にするまで諦めずに戦っていきます」

――佐山先生からは「来年はスーパー・タイガーの年に」という言葉がありました
「それはもうありがたいことですし、今、初代タイガーマスクがこういう状況になって、私自身、まだまだ不甲斐なさが、もっともっと楽させてあげられれば、常に自分自身も追い求めていた部分があって。ここに来て新たな仲間も少しずつ入ってきて、固まってくるのが来年からだと僕自身も思ってます。そのうえでしっかり形を残して」

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