【試合詳細】10・10 アイスリボン道場マッチ 【IW19】星ハム子vsトトロさつき 世羅りさ&藤本つかさvs松屋うの&つくし 鈴季すずvsYappy 宮城もち&星いぶきvs雪妃真矢&尾崎妹加

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『アイスリボン1074』
日程:2020年10月10日(土)
開始:17:00
会場:埼玉県・アイスリボン道場
観衆:48人

▼タッグマッチ 15分1本勝負
宮城もち/●星いぶき
11分43秒 アルゼンチンスイングバスター→エビ固め
[Rebel&Enemy]雪妃真矢/○尾崎妹加(フリー)

▼シングルマッチ 10分1本勝負
○鈴季すず
9分2秒 グラン・マエストロ・デ・テキーラ
●Yappy

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○世羅りさ/藤本つかさ
18分14秒 ダイビングダブルニードロップ→片エビ固め
●松屋うの/つくし

▼IW19選手権試合 19分1本勝負
【王者】○星ハム子
12分5秒 ダイビングボディプレス→片エビ固め
【挑戦者】●トトロさつき
※第11代王者3度目の防衛に成功
※チャンピオン権限によりシングルマッチ10分1本勝負から選手権試合に変更&試合順変更

ハム子がトトロとのシングル戦をIW19王座戦に急遽変更しV3達成!世羅がうのとの王座戦を前にダブルニードロップ封印を宣言!リボンタッグ前哨戦は妹加に軍配

第1試合


10月31日後楽園大会でリボンタッグを行うもちvs妹加の前哨戦。 開始同時にREBEL&ENEMYの2人はいぶきを場外に蹴散らし、もちに襲い掛かるが、逆にもちが2人まとめてジャンピング・ネックブリーカーでマットに叩きつけると、「2度とリングに上がってくるな!」と妹加を場外に落とす。しかし、妹加も黙ってはいない。雪妃からタッチを受けた妹加はもちとのタイマン勝負に持ち込み、ベアハッグ、スパインボムとパワー全開で挑む。一方のもちもブレーンバスター、リバーススプラッシュと真っ向から応戦。最後はいぶきのアシストに入ったもちにもっちりバディシザースを決められた妹加だが、すぐに起き上がると、もち、いぶきにダブルのラリアットを叩き込み、いぶきをアルゼンチン・スイングバスターで沈めた。

試合に勝った妹加はマイクを手にするともちに向かって「お~い!もち~!お前さ~、私のこと、スカしてんじゃねーよ!そんなんだから今日負けたんだよ!」とアピール。
しかし、もちは「今日負けた?そんなの知ってるよ。こっちは3つ叩かれてるんだよ。でも、正直私は今日も妹加のためにつまらないマイクをしなきゃいけないんじゃないかなって思ったんだけど、やっとエンジンかかってきたんじゃないですか。横浜でEnemy軍の皆さんの挑戦飲んであげたけど、その時は正直、あ、山下がいるんだったらやってもいいかなって思ったわけ。眼中にないから、あんたのこと。でも、やっと今日少しだけ眼中に入ったよ。でも、ホールで大恥をかくのは尾崎妹加です。私からは以上!」と切り返すと、「お前のこと、絶対大恥かかせてやるからな~!」と叫ぶ妹加を無視して、さっさとリングを降りた。また、妹加にフォール負けを喫したいぶきは座談会で「今日は久しぶりに義理の親子タッグだったんですけど、自分がスリー獲られて凄い悔しい思いをしたんで、今度もちさんと組む時は自分が勝ちたいと思います。そして、10月31日の後楽園ホール大会で、自分の目標である星ハム子を倒すこと、ここで絶対倒して今年の目標を達成したいと思います。」と語った。

第2試合


10月31日後楽園大会でICE×∞王座を賭けて対戦するディアナの梅咲遥と、10月7日ピースパ興行で対戦したすずは、タッグとはいえ、遥から直接フォール負けを喫してしまった。10月18日大阪リボンでは、遥との前哨戦第2Rが決定しているすずは、この日のYappyとのシングル戦に巻き返しを賭けて臨んだ。序盤はYappyをキャメルクラッチで鼻フックを決めて揺さぶる余裕が見られたすずだが、徐々にYappyがウエイト差を活かして猛反撃。10分1本勝負ということもあり、残り時間がカウントダウンされる中、粘るYappyのヒップドロップからのカバーを反転すると、カニカニクリップ、これをYappyがキックアウトした直後にグラン・マエストロ・デ・テキーラを決め、残り時間が1分を切るギリギリのタイムですずがカウント3を奪った。

試合後、Yappyは「さすがチャンピオンですね。最近すずさんは18歳になりましたね。大人になりましたね~。まだ若いからいっぱい時間があります。でも、私も時間があります。すずさんがハタチになる前に倒しますよ。」と語り、すずは「キャリアは自分より後輩で、ただ、人間としては自分の何十倍も大先輩の…試合中にクソババアとか言っちゃいましたけど、先輩ですよ。自分は最近スランプが続いてまして、3連敗してたんですが、今日勝ったので、ここからチャンピオンとしての巻き返しを図って、10月31日はしっかりとこのベルトを防衛しようと思います。」と語った。

第3試合


10月18日大阪リボンのメインでFantastICE王座戦を行う世羅とうのの前哨戦。また、それぞれのパートナーである藤本とつくしも、藤本が中島安里紗とのベストフレンズでSEAdLINNNG BEYOND THE SEAタッグ王座を奪取したことで、その関係に亀裂が生まれ、10月31日後楽園大会でのタッグ対決が決定している。対角に立つべくして立った4人のタッグ戦は、藤本vsつくしでスタート。両者がスピーディな動きで互角の攻防をみせたあと、世羅vsうのへ。世羅はいきなりリバース・カンパーナを決め、うのの顔面をマットに何度も叩きつけながら、ギブアップを狙う。しかし、うのもこれをこらえると世羅の膝、肘を狙ってのクロスヒールホールド、膝固め、特盛クラッチ、腕十字固めと関節技のバリエーションを仕掛けていく。ダメージを浴びながらもコーナーに追い込んでのエルボー連打など、うのに反撃に出た世羅は、最後もうのを捉え、羅紗鋏、そしてコーナーからのダイビング・ダブルニーを決めカウント3を奪取。
また、藤本vsつくしの顔合わせでは藤本がはりつけドロップキックを決めれば、つくしをすぐに同じ技を仕掛け、手の内のを知り尽くした2人の読み合い、切り返しと、目まぐるしい攻防をみせ、試合後の座談会でも、つくしが「つっかさんがSEAdLINNNGのベルトを中島さんと巻いてから、凄く自分に対する態度が前と変わったと言うか、つんつんしてると言うか、優しくないと言うか、変わったんですよ。つっかさんのことが大好きなのに、ベルト巻いて凄いって思うのに、複雑な気持ちなんです。ドロップキッカーズはどうなるんですかね?」と藤本に振ると、藤本は「この度SEAdLINNNGのタッグチャンピオンになりました、ベストフレンズの藤本つかさです~。ドロップキッカーズはどうなるんですか?と、私に聞いている時点で対等じゃないなと。私がドロップキッカーズの行方を決めるんですか?私が解散って言ったら解散ですか?続けるって言ったら続けるんですか?私は昔からつくしを可愛がり過ぎていた。本当に可愛くて可愛くて、その点で甘やかしてたのかな。つくしがいつも、いいところまで行くのにベルトに届かない。そのもう1つってなんだろう?って思った時に、もしかしたら、私に頼ることなく自立すること、それが、つくしがもう1コ進むために必要なのかなって、今思ってます。なので、後楽園ホールはあえてベストフレンズの対角につくしを置きました。気付いて欲しいなっていうことがたくさんあるので、しばらくは戦っていきましょう。」と返すなど、今後、さらに波乱の予感を残した。そして、タイトル戦を前に世羅に敗れたうのは「世羅さんと戦ってこんなに悔しいと思ったのは、もしかしたら今日が初めてかもしれません。オンリーギブアップという概念にこだわりすぎていた自分もいたと思います。大阪まであと1週間。自分がどうやったら世羅さんに勝てるのか、色々と考えて勝つために必要なものを揃えていきたいと思いました。」と語り、一方の世羅は「オンリーギブアップルールっていうのに囚われていたって(うのは)言ってたけど、むしろ、意識した方が正解だったんだろうなって自分は思います。オンリーギブアップルールって初めてなんですよ。今まで1回もやったことがなくて。だから、どういうものなのかっていうのは前哨戦のうちに味わっておきたくて、松屋うのの関節技系を食らっておきたいなっていう気持ちはあったんですけど、自分の中のギブアップさせるという技がなんだろう?って考えるうちによく分からなくなってきて、とりあえず打撃をしてしまうっていう自分がいて、もっと考えなきゃなって思いました。今日はうのと戦って勝ったけど、結局ダブルニードロップじゃん。自分が勝ったのは。ギブアップで本当にうのに勝てんのかなって、もっともっと、松屋うのより自分が考えるべきなんじゃないかなと、改めて気付かされました。だから自分、18日大阪大会で、ダブルニードロップ一発も使わずに松屋うのから勝ちたいと思います。」とタイトル戦でのダブルニードロップ封印を宣言した。
また、座談会の最後に、世羅から10月24日ラジアントホールでの自主興行について
①第一試合の豪華賞品は世羅りさ絡みのグッズでないこと
②第2試合の携帯電話破壊マッチはドローの場合3人全員の携帯電話を破壊すること
(現時点で試合時間は25分一本勝負。出場3選手の今後の態度次第で試合時間は更に減る可能性がある)
③メインの世羅が出場する60分アイアンウーマンマッチはハードコアマッチとして行われ、世羅と対戦する選手数は10人であることが発表された。

第4試合


オープニングの入場式でマイクを手にしたハム子は「トトロに対して思うことがある。3年ぶりのシングルマッチ…生配信ということで、この試合をIW19のタイトルマッチにしたい。」とトトロにタイトル戦を要求。チャンピオンからの指名を受けたトトロは、その場で「ぜひ挑戦させてください!」と巡ってきたチャンスに目をむき出して即答。当初、第1試合で予定されていたこの試合がタイトルマッチとして、メインイベントとして行われることになった。試合前、がっちりとハム子と握手を交わしたトトロだが、ハム子がコーナーに戻ろうとすると、そこに飛び込む形でいきなり串刺しボディアタックを決める。しかし、ハム子はこれを押し返すと、両者、リング中央でのタックル合戦。これもハム子が打ち勝ち、トトロをマットに叩きつけると、変形サーフボード、キャメルクラッチ、ロープにはりつけての鼻フック、コーナーでの腹ウォッシュと、はやる挑戦者に対する。しかし、リング中央でのハム子のボディスラムをこらえたトトロは逆にハム子を抱えあげてエプロン際に落とすと、ハム子の腰に全体重を乗せて踏みつける。さらに中央に戻し、ハム子をうつ伏せにすると、その上に腰かけ、変形キャメルクラッチ。腰へのセントーンを決めてカバーに入るがカウントは2。仰向けのハム子は上からかぶさってくるトトロを下から蹴り上げると、コーナーに詰めてのお・し・り・ダーッ!を決めるが、そのハム子の背中にタックルを決めたトトロは逆エビ固めへ。なんとかロープに逃れたハム子を再びロープに張り付けたトトロは腰へのエルボー、ボディアタックからカバーもカウントは2。ハム子を起こしたトトロは抱え上げようとするが、これをこらえたハム子はブルドッキングヘッドロックからカバー。トトロがカウント2でキックアウトすると、どすこい逆片エビ固めへ。ロープに逃れたトトロはエルボーをハム子に打ち込み、エルボー合戦に。ハム子は突っ張り連打からトトロをコーナーにスイングするが、これをスイッチしたトトロがカウンターのタックルからボディプレス。カウントは2。再びハム子を抱えあげに行くトトロだが、これを逃れたハム子はカウンターのラリアットからシャイニング腹ザードでカウント2。すぐにハムロールを決めるがこれはトトロが反転しカバーもカウントは2。トトロがカミカゼでカウント2。ここで勝負に出たトトロがコーナー2段目からのダイビングセントーンを決め、今度はコーナートップからのダイビングセントーンを放つが、ハム子がかわす。ハム子がトトロをロープに振ってのラリアットを狙うが、これをかわしたトトロはカウンターのクロスボディ、コンバイン、そして飛び込みラリアットでカバーに入るが、ハム子がカウント2でキックアウト。トトロは動くこと雷霆の如しを狙う。こらえたハム子がラリアット、延髄ラリアットの連打でカバーもカウントは2。ハム子がスモウラリアットでカウント2。最後はダイビングボディプレスを決め、ハム子がカウント3を奪った。

試合後、トトロは「自分にはずっと掲げてる野望があります。ベルトを巻いて地元・大阪に帰る。地元・大阪でたくさん試合をすることです。ベルトやからなんでも構わず挑戦してるわけじゃなくて、全部欲しい理由があります。今日挑戦したIW19。このベルトは、世界中の人の前で勝つところ、ベルトを巻くところが観てもらえる、凄い素晴らしいベルトで、だからこそカッコいいところを世界中の皆さんに見せれなくて、本当に悔しいです。でも今日ハム子さんと3年半ぶり、デビューして1ヵ月ぐらいですかね?その時に初めてシングルして以来の試合でした。少しでもトトロ成長したなって思って頂けたら凄く嬉しいです。(ハム子の方を向いて、涙ぐみながら)今日は自分を挑戦者に指名してくださって、そして、今日の試合をタイトルマッチにしてくださってありがとうございました。これからもお願いします」と、深々とハム子に頭を下げる。王座V3に成功したハム子は「トトロ~、心も体も大きくなったね~。重かったよ。腰がもう砕けそうです。今日トトロとタイトルマッチをして、本当によかったなって思いました。トトロ、その体、武器だよ。凄い武器。私、三度目の防衛戦が一番辛かった。真琴さんよりもいぶきよりも、トトロとの防衛戦が一番辛かったです。私はチャンピオンになるまでは頑張れるんですけど、ベルトを獲ってしまったら満足してるわけではないですけど、意欲が、意識が、落ちてしまうと言うか、そういう自分を見つめ直さなきゃって最近思うようになりました。今日、道場マッチだとネット配信があるのでタイトルマッチ出来るんじゃないかって、このベルトせっかく獲ったんだから、私はタイトルマッチをして防衛してこのベルトの価値を上げたいって思うようになりました。だから、ビッグマッチじゃなくても、これからは道場マッチだろうが、生配信がある屋外の会場だろうが、私はどこでもタイトルマッチをやっていきたいと思います。今日はトトロありがとう。これからもよろしくお願いします。」とトトロの成長を認め、IW19王座の防衛戦に意欲をみせた。大会の締めもハム子が担当し、「私、今月19日が誕生日で、38歳になります。もう38歳になってしまうんですけど、私は最年長として、母親として、まだまだ負けてられないと思っているので、私の成長する姿を見ていて欲しいと思います。」とファンへのメッセージを送った。

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