【会見全文】アクトレスガールズ退団騒動中の川畑梨瑚がアッセンブルの会見に出席!10月1日大会に参戦決定!
28日(月)にT-HEARTSが記者会見を開き、堀田祐美子が10・1アッセンブル上野大会の対戦カードについて、堀田祐美子&赤井沙希&朱崇花 vs Sareee&川畑梨瑚&稲葉ともかの6人タッグマッチを発表。SNS上でアクトレスガールズからの退団を報告した川畑梨瑚も出席し、現在の状況を説明した。
堀田「本日はお忙しい中ありがとうございます。アッセンブル10月1日・上野恩賜公園大会のカードを発表したいと思います。本来ならばこのカードはビッグボーナスとして当日発表にしようと思ってました。やっぱりフリーの枠なので…フリーといっても、どこにも所属をしてないというものではなく男子の団体、そしていろいろ事情があったりとか、そういう子たちも“アッセンブルのフリーのカードに入ってこい”と。いろんなジャンルから来てもらってそこから私が判断させてもらって…というのがT-HEARTSという枠に入ります。今回、先ほども言ったように当日発表にしたかったのですが、北斗晶から“どうしても2~3日前には発表してくれ”と命令が来ました。それはライブ配信の件もあるのでやむを得ないことだと思い、急きょ会見を開くことになりました」
『Women’s Pro-Wrestling Assemble』
日程:2020年10月1日(木)
会場:東京・上野恩賜公園野外ステージ
開始:17:00
▼T-HEARTS(堀田祐美子/フリー枠)6人タッグマッチ
堀田祐美子/赤井沙希(DDT)/朱崇花(フリー)
vs
Sareee(WWE COUNT DOWN)/稲葉ともか(JTO)/川畑梨瑚
堀田「フリーはフリーとして、ちょっと変わったカードを組みたいなと。いろいろと選手が多くて…だけど選手が多いからといって誰でもいいとかじゃなく、ちゃんとしっかりコンセプトというものを作りたくて何パターンか私は考えていたんですが、Sareeeもコロナの状況でアメリカに行けなくなって“ぜひアッセンブルに出させてください”と連絡が来て、もう来る者拒まず。それが1番だと思うし、自分がやりたいという意思というもの、尊重するものがあれば私はどういう選手でもウェルカム。その気持ちが1番大切だと思っているので。いい選手・有名な選手を並べるだけではなくSareeeが出てくれるということであれば、日本での試合をしなくなるので若手にSareeeの背中を見てもらいたいなというので、あえて無名な選手も抜擢しました。選手からコメントも来ているので発表します」
(出場選手から寄せられたコメントを読み上げる)
稲葉ともか「プロフェッショナルレスリングJUST TAP OUT所属の稲葉ともかです。ASSEMBLE・上野恩賜公園野外ステージ大会に参戦が決まりとても嬉しく思います。そして堀田祐美子選手から推薦して頂いたとのことで堀田祐美子選手には感謝しかありません。ありがとうございます。Sareee選手と組めることも光栄です。ありがとうございます。その期待に応えられるよう3歳から習ってる空手仕込みのこの自慢の蹴りで相手を圧倒して勝ちたいと思います。最後は自分の『一撃必殺ともか蹴り!』で仕留めます。この6人の中で一番目立ってやる。いずれこの女子プロレス界を引っ張って行くのはこの稲葉ともかだ。一撃必殺ともか蹴り!押忍!」
赤井沙希「この度は、Women’s Pro-Wrestling Assembleに出場させて頂く事になりましたDDTプロレスリング所属の赤井沙希です。今回のプロジェクトにDDTのプロレスラーを代表して参加させて頂ける事を光栄に思っています。馴染みのある長身美パートナーの朱崇花ちゃんと組んで、初めて堀田祐美子選手にお供させて頂きますが、パートナー達にも負けないように美と強さと、存在感で今大会にインパクト残せるよう、頑張ります。対戦相手については、Sareee選手と他2名との初遭遇は新鮮で楽しみにしてます。チケットは完売なので、私達チームの強さ、気高さ、美しさを是非、配信で世界中の人に見て頂きたいです!」
Sareee「女子プロレスの歴史を作ってきてくださった偉大な大先輩方が、“今こそ女子プロレス全体で力を合わせて戦おう!”ということにとても衝撃を受け、私も参加したいとご連絡をさせていただきました。現在、新型コロナウイルスの影響により私もアメリカに渡米することができておりません。日本の女子プロレスをしっかりと背負ってWWEに行くと決めた私も、このアッセンブルでどの団体にも負けない試合を提供したいと思います」
朱崇花「Sreeeeちゃん、突然だけどさ、私と戦わずに世界行けると思ってたわけ? 私は悲しいな。Sreeeeちゃんの眼中に入ってなかったなんて...えーんえーん。まあ闘ったら私しか見えなくなっちゃうと思うから今はどーでもいいけど。他の二人は眼中に無いどころか知りません。以上」
堀田「川畑梨瑚選手なんですが、川畑梨瑚から参戦したいという連絡をもらって話を聞いて退団しているものと判断したので、このカードに加えました。今日はこちらに来ているので、本人から話をしてもらおうと思います」
(堀田からの紹介を受けて川畑が着席)
川畑「堀田祐美子選手からご紹介頂きました川畑梨瑚です。自分がこのカードに組んで頂きました経緯としましては自分が夏ごろに退団を考えていまして、フリーとしてプロレスを続けていきたいと考えていたところ、8月27日に行なわれましたアッセンブルの記者会見を見させて頂いて、堀田祐美子選手が“フリーの選手は誰でも、出たいと思ったら私に連絡ください”という記事を見まして、堀田さんにご連絡させて頂きました。弁護士の先生を通じて退団をアクトレスガールズに申し出ました。今後のことは弁護士の先生に任せていますが、法的には問題ないと説明を受けています。なのでフリーとして10月1日アッセンブルに参戦させて頂く経緯でございます。自分は5月20日にケガをしまして…左ヒジ内側靭帯・外側靭帯のケガをしまして手術をして欠場しておりました。フリーとして堀田祐美子選手にこのカードを組んで頂いたと同時に、自分は復帰戦とさせて頂くのですが、本当に堀田さんには自分の想いやこれからの意気込み…プロレス界を自分もやっぱり背負っていって、自分が女子プロ界のトップとして女子プロレスを盛り上げていきたいというお話もさせて頂きまして、このカードを組んで頂いたことを本当に感謝しております。これをチャンスに、どんどんこれから活躍していきたいと思っておりますので、皆様どうか応援のほどよろしくお願い致します」
――バラエティー豊かな6人が集まったが、見どころは?
堀田「先ほども言ったように団体は団体でしか出れないし(※各団体の提供試合)、ある程度決まったものだと思うんですね。フリー枠はT-HEARTSという私の会社なのですが、何でもアリの枠とでもいうんですかね? 今後いろいろとアセンブルもそうなんですが、なんかおもしろいことがプロレス界…私もフリーでいるので、何か個人でやってる子たちが何か女子プロレスを盛り上げていければいいかなっていうもので、T-HEARTSという舞台で繰り広げていければいいなっていうのもあり…。私自身が“暴走・堀田祐美子”というぐらいで、昔からいろんなことをハチャメチャにやってきましたが、私しかできないものを“T-HEARTSだからこういうカードなんだ”っていう、何かそういう私らしいカードが今後組んでいければいいなと思います。
私はちゃんとしたコンセプトがあってカードをいつも決めるのですが、今回は私がいて朱崇花というクソ生意気な女がいて…。そこに“誰かいないかな?”と思った時に赤井は立ち姿もカッコイイし、T-HEARTSはスタイル的にはヒール軍団でいけたらなというのもあったりとか…いろいろ変わることはいっぱいあると思うんですが。その片方に何がいいかなと思ってた矢先にSareeeから連絡があって、“これは出てもらうしかないじゃない”って。あとフリーの有名どころを並べるっていうのは私の納得いくカードにはならなくて、稲葉ともかっていう無名な選手。空手やってて蹴りを主にしてるっていうので、私も見たことはないので直感というか…無名な子がアッセンブルで出てくるっていう。
もともとアッセンブルっていうのは今コロナでこういう時代になってしまってプロレスができる場がなくなったことから始まって、北斗晶が私の35周年のバックアップをしてくれて、もう影番じゃないですけど北斗が私のプロデューサーというのかな? …という流れでやってくれるところから、“今の女子プロレス界ってこんななの? もっと上手くいければいいよね。私がもうちょっと協力できれば”っていうことだったんですよ。コロナで会場が借りれないとか人数制限されてしまう中で“上野恩賜公園あるじゃん!”って、ホントに決まってなかったことがどんどん膨らんで大きくなってしまったっていうのがアッセンブルであって。もともとは若手に1試合でも多く試合をさせてあげたいっていうのが北斗の願いであって、私もそれは同感で。2人でいろいろ話し合いながら夢物語じゃないですけども、それがこういう大会に発展していって、“みんな集まれ。上も下も関係ないよ”と。“このリングで自分の思いとか伝えたいことを表現してくれればいいよね”っていうことだったので。なので私はスポットの当たっていない子に目を向けていこうと思って、この子たち(川畑と稲葉)にも“Sareeeと組むってどういうことかわかる?”っていうプレッシャーも与えつつ、無名な2人が何年後かにはトップ張ってたっていうのを私は想像してワクワクして…そういうことの意味を込めてこの2人を抜擢したというカードです。川畑梨瑚は今いろいろとお騒がせしていますが、気持ちは1つなんです。プロレスが好き! プロレスがやりたい! …もうそれしかないんですよ。いろいろとたぶんあるのですが、でもそんな言葉なんていらないんですよ。この子がこの試合でしっかり頑張る気持ちを表現してくれれば、それで何もかもが私は…川畑梨瑚の想いが伝わるのかなって思っております」
――今回の対戦カードについて。
川畑「自分は今回、堀田祐美子選手以外は初対戦…Sareeeさん・稲葉さんと組ませて頂くのも全員が初対戦ですが、自分はこのカードが組まれてからもそうですけど今までずっと先輩の後ろ姿や試合だったりを見てきて、やっぱり憧れる部分だったり…Sareee選手なんてアメリカに行ってしまうので、対戦したかったりとか組ませて頂きたかった選手もたくさんいる中で、自分が組ませて頂けるこの機会はやっぱりチャンスに変えたいですし、このタイミングでこの対戦メンバーで闘えることも運命だと思いますので。先輩・強敵ばかりですが、自分が1番目立って勝利を勝ち取りたいと思っております」
――復帰戦となるがケガの状態は?
川畑「5月20日にケガをして手術を6月1日にさせて頂いていたんですけど、自分はケガをしたからプロレスを辞めるとかいうのはいっさい気持ち的にはなくて、日々コツコツ自分でできることをやってまいりました。筋肉トレーニングもそうですけど体力づくりだったりとか、できることは自分でこの2~3ヶ月間やってきたつもりですので。10月1日に“復帰だからここまでぐらいかな、しょうがないよね”で終わらないように。“欠場してたっけ?”って思われるぐらいの回復力は自分であると思ってますので、堂々とリングの上で皆様に元気な姿をお見せできたらいいなと思っております」
――フリーとして心機一転となるが。
川畑「今まで団体にいて守られていたことだったりとか、団体に所属しているからこその部分が今まで当たり前だったことで、これからフリーとしてやっていく中で今まで自分が見えてなかった世界っていうのもあると思うんですけど…。フリーだからこそできるものもあると思ってますので、そこはしっかり自分で今後のこともいろいろ考えながら、でも“目指すところは女子プロ界のてっぺん”と、そこは変わらないので。そこに向かってやっていきたいと思います」
――川畑に期待する部分は?
堀田「そうですね。団体に守られてたってことでアグラをかいてたとか、いろいろ甘えてたとか、そういうことが無きにしもあらず…という今の結果だと私は思っているので。でも梨瑚が本腰を入れて女子プロレス界でトップになるという気持ちがあるんであれば、そこはこうやって21歳の若い子が女子プロレスラーを目指すということって、今ホントに少ないので。こういう人材を大切に育てていければいいなと思います。でも本当に甘くはないので。女子プロレス界のトップになるということは…みんな平気で“トップになる”とか“アメリカに行く”とか、なんかそういう子が今すごく多くて。“女子プロレスは日本じゃないの?”って。“全日本女子プロレスが女子プロレスじゃないのかな?”って私は思うんですね。だから日本で“アメリカよりも人気にしてやろう”とか、そういう気持ちを持った子たちが今後たくさん出てもらいたいなと。そのためにはね、こういう若い子たちが頑張って、今の時代ってSNSとかいろいろと見てもらうことが多いので、“カッコイイな”とか“私もなりたいな”とそういう気持ちになってもらえるようにね。川畑梨瑚選手にも私はお願いしたいです」