“女デスマッチファイター”世羅りさが山下りなとの血みどろ戦を制して新王座戴冠!「ただの人間には興味ありません。宇宙人、異世界人、超能力者がいたらかかって来いや!」

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 9日、神奈川県・横浜文化体育館にて『アイスリボン横浜文化体育館大会FINAL』が行われ、世羅りさが初代FantastICE王者となった。

 FantastICEとは、王者が自由にルールを決められるEXTREMEな王座として創設されたアイスリボンの新シングルタイトルであり、3月の後楽園ホール大会で世羅りさと山下りなが初代王者決定戦を行うことが決定したものの、新型コロナウイルス禍によって5月の横浜文体で行う予定だった試合は流れてしまう。
 しばらく宙に浮いていたこのタイトルだが、先月25日の後楽園ホール大会にて両者がノンタイトルのシングル戦で15分フルタイムドローの死闘を行い、本番では完全に決着をつけるために“なんでもあり”かつ、時間無制限+ギブアップ&レフリーストップ無し+オンリー3カウントルールで行われることとなっていた。

 女子プロレス界随一のデスマッチファイター2名の対戦だけに荒れた展開になることは予想されていたものの、山下は蛍光灯の束をかついだまま豊田真奈美の運転する大型バイクに乗って入場し、世羅は夫であるオルカ宇頭が作った巨大な新武器“蛍光灯扇”を掲げて入場するなど試合開始前から観客の度肝を抜く。


 試合が始まると、場外戦に持ち込んだ山下が豊田の操るバイクに跨り、急加速するバイクのスピードを乗せてのラリアットという驚きの大技を叩きこみ、パイプイスをフル活用したハードコアファイトを展開。
 そして、世羅がギガラダーを、山下が蛍光灯を持ち込むとさらに試合の空気は狂気に溢れたものとなり、山下が世羅をギガラダーからの雪崩式ブレーンバスターで叩きつけ、自らの頭で蛍光灯をぶち割った山下が大流血しながら雄叫びを上げる。世羅も蛍光灯を交えたダイビングダブルニードロップやエアーズロックで攻撃し、蛍光灯の破片と血飛沫を観客席にまで飛び散らせる。
 そして最後は世羅が蛍光灯扇で山下の頭をぶん殴ってからギガラダー上からのダイビングダブルニードロップで3カウントを奪った。

 マイクを取った世羅は山下の闘志を讃えて深々と頭を下げながら感謝の言葉を述べ、「初代王者になっちゃいましたねぇ!世羅りさが獲ったということはどういうことか!皆さん分かってますか?!ただの人間には興味ありません!宇宙人、異世界人、超能力者、またはそれと同等レベルの人、かかって来いやぁ~っ!」とSOS団(世界を・大いに盛り上げる・世羅りさの団)の団長としての思いを叫んだ。

 バックステージ戻った世羅は、「山下りなは先輩後輩を超えた永遠のライバル」と語り、「心折れそうになりながらも、声援が聞こえて、最後は大・山下コールでしたね!なんかもう、感極まっちゃって。そんな山下と戦えたことは誇りに思います」と試合を振り返った。

 そして、山下は「多分、デスマッチとかハードコアとかしたい女子、口に出していないだけで、いると思うんですよ。チャンピオンに挑戦しづらかったら、『まずは山下でいいや』ってそれくらいでいいですよ。誰でもかかってこいよ。ノンタイトルでいくらでもやってやるよ。まだまだ1つ上、2つ上のデスマッチ・ハードコアファイターになるために、私は次の一手を考えてる。近々発表できるので、楽しみにしててください」と語り、新規女子デスマッチファイター参戦の呼びかけと、なんらかの仕掛けの存在について予告した。

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