【試合詳細】8・8 新日本プロレス後楽園ホール大会 棚橋弘至&飯伏幸太&マスター・ワトvs後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI オカダ・カズチカ&矢野通&SHOvs鷹木信悟&SANADA&BUSHI
『SUMMER STRUGGLE 2020』
日程:2020年8月7日(金)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:698人(札止め)
▼シングルマッチ 20分1本勝負
●上村優也
8分13秒 Yes Lock
[BULLET CLUB]○石森太二
▼タッグマッチ 20分1本勝負
辻陽太/●ゲイブリエル・キッド
7分51秒 ピンプジュース→片エビ固め
[BULLET CLUB]○高橋裕二郎/外道
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
真壁刀義/●本間朋晃/永田裕志
10分34秒 聖帝十字陵
[鈴木軍]○タイチ/ザック・セイバーJr./金丸義信
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
天山広吉/○小島聡/田口隆祐
9分37秒 ラリアット→片エビ固め
[鈴木軍]鈴木みのる(パンクラスMISSION)/エル・デスペラード/●DOUKI
▼第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント準決勝 60分1本勝負
[CHAOS]オカダ・カズチカ/○矢野通/SHO
13分7秒 リングアウト
[L.I.J]鷹木信悟/SANADA/●BUSHI
※オカダ&矢野&SHOが『第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント』決勝戦進出
▼第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント準決勝 60分1本勝負
棚橋弘至/飯伏幸太/●マスター・ワト
17分11秒 カルマ→片エビ固め
[CHAOS]後藤洋央紀/石井智宏/○YOSHI-HASHI
※後藤&石井&YOSHI-HASHIが『第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント』決勝戦進出
NEVER6人タッグTの決勝はCHAOS対決に決定!小島がKOPW参戦を表明もデスペラードが「ハンセンの真似したパチモンのクローズライン」と挑発!
第1試合
気迫に満ちた上村はゴングとともに突撃して石森をコーナーに押し込み怒涛のエルボー連打。さらに座り込んだ石森の顔面へ何度もストンピングを見舞い、石森が起き上がってもエルボーを連打。さらにロープに飛ぶが、石森が追走バックエルボーを見舞い、ボディブローで怯ませてからヘッドロック。上村が抜け出そうとすると髪の毛を引っ張ってそれを許さない。さらに石森は上村を場外に蹴り出して鉄柵へぶつけ、逆水平チョップ、鉄柵へのギロチンホイップで追撃。
石森は上村をリングに戻すと、ネックロックから首への膝蹴り連打。上村が逆水平チョップで反撃すると石森はローキックで怯ませて首投げからのネックツイスト、ヘッドシザースと首への集中攻撃を展開。石森はふらふらと起き上がった上村へさらに逆水平チョップを連打し、スリーパーホールド。上村は起き上がってバックドロップで返そうとするが、空中で石森が体勢を反転させて上からプレス。石森はロープに飛ぶが、上村がドロップキックでカウンター。
上村は串刺しバックエルボーからのランニングエルボー。上村は雄叫びを上げて抱え式バックドロップから逆エビ固めを狙い、石森が下から丸め込んでも即座に返して再びの逆エビ固め。石森がロープブレイクすると、上村はエルボー連打からロープに振り、ハンドスプリング式オーバーヘッドキックを狙う石森をキャッチしてそのままレッグロールクラッチ。さらにかんぬきスープレックスの体勢も、石森はヘッドバッドで外すと上村にビッグブートからのゼロ距離ジャンピングニー。さらにサイファーウタキでヒザを突き立ててフォールも、上村はカウント2で返す意地を見せる。しかしこれで顔色を変えた石森は即座にYes Lockで絞り上げてタップを奪った。
<試合後コメント>
石森太二
「また、こんなに早く上村の坊ちゃんと試合ができるとは。嬉しいぜ。ま、これも何かと縁があるだろう。またいつでも相手になるし、相談にも乗るぜ。それよりもよ。ヒロム! まさか、神宮の直前まで休むつもりじゃねーだろうな? ちんたら休んでないで早く出てこいよ。まず、俺をこんなウズウズさせてるのも失礼だと思わないか? な? また痛みつけてやるっピ。 ハッハッハッ(※と笑いながら控室へ)」
上村優也
「ああ〜〜! ああ! クソッ!! こんなんで、チャンス貰ったのに。ああ! 悔しい! ああ! 悔しすぎる!! チャンス、全部棒に振ってるよ。ああ、何か変わらないと勝てない……」
第2試合
前日のタッグマッチで辻の敗北に対して「LA道場のヤングライオンならあんまヘマはしない」と苛立ちを露わにしていたゲイブは試合前から辻につっかかり、辻もヒートアップして荒々しくゲイブを下げ、自らが先発を買って出る。
辻と外道でゴングが鳴ると、辻がロックアップから即座にヘッドロックに入り、グラウンドで袈裟固めで抑え込んでいき、外道が立ち上がるとショルダータックル3連発。雄叫びを上げる辻だったが、外道が両手でTの字を作ってタイムを要求すると思わず立ち止まってしまい、その横から裕二郎が辻の脇腹にガットショット。これは即座にゲイブが救出に入り、辻とゲイブが裕二郎をロープに振ってダブルのショルダータックル。外道にもダブルのショルダータックルを見舞い、怖気づいた外道は試合放棄して帰ろうとするがゲイブがリングの中へ放り込む。外道は辻に命乞いをし、詰め寄ってくる辻のタイツを掴んで場外に放り出す。場外では裕二郎が鉄柵攻撃で痛めつけ、リングに戻された辻へ外道がサミング。
裕二郎に代わると、辻にバックブリーカーからボディスラム。さらに辻を場外に蹴り出すと、外道がベルトをムチのように使って辻を何度も殴打。辻をリングに戻すと裕二郎は外道にタッチ。
外道は辻の顔面を踏みつけながらゲイブを挑発し、フィストドロップからバックマウントを取りながらスリーパーホールド。辻はエルボー連打で反撃してロープに飛ぶが、外道はバックエルボーでカウンターし、裕二郎にタッチ。
外道と裕二郎は2人で辻をロープに振るが、辻は2人まとめてスピアーでなぎ倒してゲイブにタッチ。
ゲイブは裕二郎をショルダータックルで吹き飛ばし、外道にもエルボーを一撃。さらに裕二郎をエルボー連打でなぎ倒し、串刺しバックエルボーからドロップキック。さらに逆エビ固めに入るが、外道が入ってきてサミングでカット。辻が飛び込んできて外道へドロップキックで排除すると、ゲイブが裕二郎に突っ込んでいきビッグブートの反撃を受けながらも丸め込んでいくが、裕二郎がキックアウトしてゲイブがロープ際へたたらを踏んだところで邪道が場外から竹刀で一撃。裕二郎がスクールボーイも辻がなんとかカット。裕二郎は辻をリバースDDTで排除するとゲイブをフィッシャーマンバスターで叩きつけ、ピンプジュースで突き刺して3カウント。
BULLET CLUBの面々は、裕二郎がKOPW戦で提唱したランバージャックルールの予行演習をするかのようにヤングライオンの2人をベルトで殴打してから去っていった。
<試合後コメント>
BULLET CLUB
裕二郎「オイ! オカダよ! オカダ、オイ、見たかよこのベルトの威力をよ! ただのベルトマッチじゃねえよ。ランバージャックwithベルトマッチだ! このルールならよ。俺は、絶対にオカダには負けねぇ」
外道「早く叩きてえなこれでよ〜! 100叩きどころじゃねえぞコノヤロウ〜! 1000ぐらい叩いてやらあ!」
裕二郎「これマジ!」
邪道「(※竹刀をアピールし)これもあるからな!」
辻陽太&ゲイブリエル・キッド
辻「ああ、チクショウ! まったくもって、何も出来なかったな。でもよ……昨日、ザック・セイバーJr.がコメントで言ってただろう? 『次の相手は辻と上村でいい』って。アンタは冷やかしで言ったのかもしんないけど、俺はそっちから逆指名してくれるならもちろん戦いたいさ。俺は鷹木さん、上村は石森さん鈴木さんで頭がいっぱいだろうけど、舞い込んでくるチャンスがあるならもちろん戦うさ、なあ上村? それとよお、ゲイブ! ゲイブ、来いよ!」
(※ゲイブがバックステージに来て)
辻「おい! ……何だよ今日のは。散々文句言っておいてよ。でも、しょうがねえさ。俺は……今日の敗因はな、俺の責任でもあると思ってる。なぜなら、俺らはチームだからだ。チームの敗北は他人のせいにするような教育は野毛道場で受けてないからな。分かるか? おまえ、本当の気持ち、おまえの本当の気持ちを俺は知ってるよ。なあ。おまえの代わりに代弁して言ってやるよ。こいつはな、本当はLA道場じゃなくて野毛道場に来たいんだよ。分かるか? な、おまえ、だってそうだろう? 考えてみろ。LA道場が日本に来るのは何回だ? 去年何回来た? 『ヤングライオン杯』、『G1』、『東京ドーム』、年3回だぞ? 年に3回。一方、新日本の野毛道場はどうだ? 一年中俺ら戦いをしてんだ。おまえ、自分がLA道場にいるメリット、分かってるのか? 野毛道場にいた方がいいだろう? なあ、もし野毛道場に来るなら俺は寮長として歓迎だよ。でもな一つ。日本語勉強しろよ。なあ? 英語で言わなきゃわかんないか? 『You pro-wrestling in japan. You shoud speak English.』ノー、イングリッシュじゃねえな、ジャパニーズだな。『You shoud speak Japanese. No, How to speak Japanese. No, No. You must speak Japanese.』『俺は野毛道場だ』言ってみろ。英語で言わなきゃわからないか。『Repeat after me.』俺は野毛道場だ」
辻「俺は野毛道場だ。『Repeat after me.』俺は野毛道場だ」
ゲイブ「オレはLA道場だ。ノゲドージョーになることはない」
辻「言え!」
ゲイブ「でもお前の言ってることも分かる。現在トップレスラーたちが新日本には欠けている。だからこそ今俺たちヤングライオンがトップに躍り出るチャンスだと思ってる。G1もしくは東京ドームで衝撃的なインパクトを残してやろうじゃないか。俺はそのつもりだし、喜んで日本に留まるぞ。でもオレは常にLA道場を代表して闘ってる。そして俺はこれからも母国語で話し続けるぞ。俺を変えられるものならやってみろよ」
辻「日本語で喋ろって言ってんの。わかんねーんだよ、見てる人は。日本語勉強しろ!」
(※一度控室に行くも控室の扉を開けて)
辻「その元気があるんだったらな」
ゲイブ「(※辻の言葉に被せ)ダマレ、このヤロー! 出てけ! 黙れ、バカ野郎! 俺の言いたいことは以上だ」
第3試合
ゴングを待たずに鈴木軍が奇襲して散り散りになり、リング上では永田と金丸が対峙。金丸の突撃をかわして串刺しビッグブートを放った永田がエクスプロイダーでの速攻を狙うが、金丸がサミングで外して低空ドロップキックを放つも、永田はこれを回避してミドルキック。さらにショルダーアームブリーカーで痛めつけてロープに飛ぶが、エプロンからタイチが一撃見舞うと、ザックが永田の足を取り、がら空きの下半身へ金丸が低空ドロップキック、ザックがヒザへのギロチンドロップ、金丸がレッグブリーカーと連撃。場外に逃れた永田をタイチが鉄柵に叩きつけ、カメラケーブルを使って「死ねコラ!殺してやるよ!」を叫びながら首を絞め上げる。
ザックが永田の足を固めながらタイチにタッチし、タイチは永田の顔面を踏みつけて真壁&本間を挑発。タイチは永田の首を絞めながらレッグロックに捕らえつつザックにタッチ。
永田はザックのネックロックを膝蹴りで外し、続くコブラツイストは腰投げで切り返し、ザックのハイキックをかわしてハイキックのフェイントから低空ドロップキック、エクスプロイダーと反撃して真壁にタッチ。
真壁はザックに串刺しラリアットからテンカウントパンチ、ノーザンライトスープレックスホールド。さらにジャーマンスープレックスを狙っていくが、ザックが耐えると真壁はラリアットを狙うが、ザックはラリアットをビッグブートで撃ち落として卍固めからグラウンド卍へ。これは永田がカットすると、ザックはタイチにタッチ。
タイチは「どうしたゴリラ?」と顔面を踏みつけてアックスボンバー狙うが、これをかわした真壁がラリアットでなぎ倒して本間にタッチ。
本間はタイチに逆水平チョップを連打し、串刺しバックエルボーからフェイスクラッシャー。さらに小こけしを放つもタイチが回避。本間はタイチをショルダータックルでなぎ倒して真壁&永田とともにトレイン攻撃を見舞い本間がこけしロケット。さらに小こけしを叩き込むが金丸&ザックがカット。本間はこけし落としを狙うが、タイチが脱出してデンジャラスバックドロップを狙う。本間が抵抗するとロープへ飛んでアックスボンバーを狙うが、本間はラリアットでカウンターして串刺しバックエルボーを狙うが、タイチが回避したところでザックが串刺しブート、金丸が低空ドロップキック、タイチがバズソーキックとン連撃。これは真壁のカットが間に合うも、ザックと金丸が2人を排除し、タイチが本間にアックスボンバーを叩き込むが本間は倒れず耐えて両手を掲げて雄叫び。本間はデンジャラスバックドロップもカウント2で返すが、続く聖帝十字陵には耐えることが出来ず無念のタップ。
<試合後コメント>
タイチ&ザック・セイバーJr.
ザック「で、マカベとホンマがベルトに挑戦すんのか?」
タイチ「何にもしゃべることないよ。感想も何もないよ。バカだとかよ、スゲーとか言われてるうちが花だぞ。だけどオマエらはもう、何もないわ。かける言葉もない。こうなったら終わりだって言うけど、一緒だよ。何もない。ゼロ。勝ちました、はい、だから何ですか? そんなんどうでもいいんだよ、あの3人はよ。棚橋、調子に乗んなよ。オマエがあんなくだらねぇ勝ち方したって、(※ベルトが)ここにあるのは変わんねぇんだ、俺たちのところによ。今後も変わらねぇ。オマエらの挑戦も、今後も認めるわけがない。あの棚橋の勝ちなんて、結果だけ見て『勝ち』なだけだろ。飯伏、分かるだろ、俺が言ってることな。(※次期挑戦者は)決まってもいないし、決める必要もない。ザックが言ってる通り、上村と辻でいい。おぅ、そのへんのオッサン2人組でいいよ」
タイチ「(※報道陣を指して)何だったらオマエら2人でいいよ。そこのハゲ。ハゲ2人でちょうどいいじゃねぇか。いいぞ、オマエら2人で。簡単に防衛できそうだからな。……結局、誰も来ない。くだらねぇ。今日みたいなヤツら当てるな。くだらなすぎる」
ザック「ここにいる記者でもいいぞ。挑戦させてやる。おまえたち3人 vs 俺たち2人でどうだ?まぁどうせ永遠に俺たちがチャンピオンであり続けるだろう。あのナガタのおっさん、まだまだピンピンしてんな」
真壁刀義
「オイ! タイチよぉ、タイチさんよぉ、とうとう幕開けだなぁ。開戦だなぁ、オイ! えぇっ、テメェよぉ、ずいぶんくすぶってくれたじゃねぇか、この野郎、おぉ!? オイ、クソタイチ! 金丸! ザック・セイバー、テメーもそうだ。オイ、いったん怒らせたら、なかなか引かねぇからな、テメェら! 覚悟しとけ! 言いてぇことはそれだけだ!」
第4試合
天山とデスペラードでゴングが鳴ると、ロックアップでの押し込み合いからデスペラードがクリーンに離れると見せかけてのサミングで先制。さらにナックル、エルボースタンプと殴打してヘッドロックも、天山がショルダータックルでなぎ倒してモンゴリアンチョップを連打。しかしDOUKIが入ってくると2人でスライディングしながら天山の足を引いて股間を鉄柱に叩きつけ、全員入り乱れての場外戦へ。みのるがイスを持ち出して小島の腕へ叩きつけ、リング上ではDOUKIが鉄パイプで天山の首を絞め上げる。
鈴木軍の3人はコーナーで天山にサミングを見舞い、みのるにタッチ。みのるは3人で天山の顔面を踏みつけると、天山はみのるへチョップで反撃していくが、みのるはエルボー一発でなぎ倒してアキレス腱固め。さらにカットに来た小島の足も取って2人まとめてのアキレス腱固め。さらに天山に串刺しビッグブートからPKを放つが、天山はこれをキャッチしてモンゴリアンチョップ。みのるもエルボーを見舞ってロープに飛ぶが、天山はニールキックでカウンターして田口にタッチ。
田口はDOUKI、デスペラードにヒップアタック。みのるもロープに振ってヒップアタック。3人をロープ際まで吹き飛ばして三角に走りながら串刺しランニングヒップを見舞い、ギタってからみのるにケツイェを狙うが、みのるがスリーパーホールドで切り返し、田口のヒップアタックをエルボーで撃ち落としてスリーパーホールドへ。これを抜け出した田口がヒップアタックを見舞って小島にタッチ。
小島はみのるにコーナーでマシンガンチョップを見舞い、「いっちゃうぞ!」と叫んだところでみのるが背後からエルボー。さらに鈴木軍3人のトレイン攻撃からDOUKIのスワンダイブ式フットスタンプを見舞い、DOUKIがイタリアンストレッチNO.32。これは天山がカットするも、みのるが天山を排除して小島を羽交い締めに。ここへDOUKIが鉄パイプを振りかぶるが、天山がヘッドバッドでDOUKIを排除し、みのるへテンコジカッター。デスペラードが天山、小島にロコ・モノでぶん殴るが、田口がスワンダイブ式ヒップアタックでデスペラードを排除。DOUKIは小島にコンビネーションキックから延髄斬り、地獄突き、変形トルネードクラッチ。さらにラリアットを狙うが、小島がラリアットで撃ち落としてコジコジカッター。そしてラリアットで叩き伏せて3カウントを奪った。
小島「ちょっとだけ言わせてもらおうかなと思います。巷で噂のKOPW、これに私も立候補したいと思います!みんな!いっちゃうぞバカヤロー!」
デスペラード「おうおうおう、ポンコツ!おいポンコツ!あぁ?昨日、今日、思い出したかのように言っただけで出れんのか?大したもんだなあ。俺はずっと言ってたんだぜ?俺が許してやるよ。どうせテメェが後生大事に使ってるクローズラインなんてよ、パチモンだろ?ハンセンがやってっから真似してるだけのクローズライン、俺に通用すると思うなよ。ブワァ~カ!」
小島「言ったなテメェ。言ったなテメェこの野郎。とりあえずお前とやってやってもいいぞ。おい、俺を誰だと思ってんだ」
デスペラード「知らねえよ」
小島「知らねえか。だったら教えてやる。小島聡という新日本プロレスで一番元気のいいプロレスラーだ!とりあえず、KOPW、いっちゃうぞバカヤロー!」
<試合後コメント>
田口隆祐
「『KOPW』もいいんですけど、予期せぬ事態と言いますか、今日の試合で最後、場外でゴチャゴチャしてる間に、デスペ相手に新技できちゃいましたよ、新技が。どうしましょう。新技できちゃいました。『KOPW』もいいんですけど。いやぁ、こりゃ参っちゃいましたねぇ。参っちゃった。参っちゃうねぇ、こりゃ!」
天山広吉
「今日は何があるかと思ったら、サプライズやったねぇ。コジからは、ああいう風な発言することとか何も聞いてなかったというか、まぁそれは彼のね、コジが考えてることをリング上で発言してましたけど、それはコジの思うままにやってほしいなっていう。『KOPW』。まぁいろんなアレがありますけど、とにかくやるからには頑張って、王座を獲りにいってほしいですよね、正直。自分も今はワトをサポートするのにいっぱいいっぱいなんで、コジにはここで一発チャンス獲って、しっかり『KOPW』獲ってほしいと思います。コジもサポートせなアカンし、忙しいですねぇ。はい、オッケー!」
小島聡
「リング上で言った通りだ。『KOPW』という、とてもとても面白そうな大会があると聞いて、とりあえず自分の思いを言わせてもらいました。若くてイキのいい選手だけが出場するのも、とてもいいことだと思うし、面白いと思う。だけど、俺みたいな、熟して熟して熟し切った、大ベテランのプロレスラーが参加してこそ、とても面白いものになると思いませんか? 俺は勝手にそう思ってる。この29年という長いプロレス人生、29年だぞ! 今度やる神宮球場でも試合をしているんだ! どれだけ長い時間、プロレスラーとして生きてきたと思ってるんだ。あと、デスペラードか。俺のことは何言ってもいいよ。俺のことはバカにしてもいい。ただ、オマエはひとつ、言っちゃいけないことを言ったな。オイ、オマエ、ラリアットのことバカにしただろ。オイ、右腕のことバカにしただろ。オマエ、それだけは、悪いけど、絶対に許さないぞ。俺のことはどうだっていいんだよ。ただ、俺がやってきたラリアット、この右腕をコケにしたらどういう思いをするか、それをよく覚えとけ。いいか、オマエなんか、やるとしてもケッチョンケッチョンの、ギッタンギッタンにしてやる!」
鈴木みのる
「オイ、残りカス軍団、この野郎! 天山、小島、田口、オマエらホント茶渋じゃねぇか! 茶渋が調子に乗んなよ、この野郎! けどなぁ、茶渋は三角コーナーに溜まってりゃいいんだよ。(※報道陣に)そう思わねーか? そう思わねーか? 思うだろ、オイ! (※別のカメラマンに)オマエはどうだ、思うか! 思うか! (※壁際に追い詰めて)『ハイ』って言え! 『ハイ』って言え! 『ハイ』って言えよ! ハハハハハ! ……あーあ……(※と、立ち去って控室へ)」
エル・デスペラード
「オイ、オイオイオイオイ、何、思いついたかのように思い出したかのように、急にコメント出したな。何だアイツは? どうせ忘れてたんだろ、そんなものがあること自体。まぁいいや。アイツが腕、異常に太ぇの何でか分かる? 俺は知ってんだよ! 本来、頭に行くはずの栄養が手に行っちゃったからよぉ、足りない頭ででっかくなった腕振り回して、いい気になってるだけなの。しかも、自分が憧れたスタン・ハンセンに、話して、ハンセンつったら……ウエスタン・ラリアットか。アレをもらった気になってんだよ。あーーー! そんなカッコ悪いコピー・レスラー、聞いたことねぇよ。それで30年もやってんだから、すげぇよ。コピーだけで30年もメシ食えんだったらよぉ、誰でも食えるよ!
こちとらずーっとしゃべってんだぜ? K……KO……『KOPW』。『KOPW』だ。ずーっとしゃべってんだ。あ? あんなヤツに負けるかよ。どうせクローズラインしかねぇで、俺がバカにしたからよぉ、『クローズラインでアイツの頭すっ飛ばしてやるぜ!』つって、限定マッチとか言い出したんじゃない? 俺、聞いてないから知らないけどさ。(※報道陣に)何つってた、アイツ? どういうルール?」
──現時点ではまだルールには言及しませんでした
「言及してない? アイツは『KOPW』のルール知ってんのか? 自分でルールを持ってきて、自分のいいようにやるっていう主旨を。……指定してやるよ! アイツはおつむテンテンだからよぉ、どうせ『KOPW』って名前を今日やっと覚えて、言いたくて言ったけど、内容はまだ知らねぇんだろ? 俺が言ってやるよ。『フィニッシュ限定マッチ』だ! オマエはクローズラインで来い。俺はピンチェ・ロコ。それ以外のカウントは一切数えない。俺が何をやって……例えばだよ、不幸な事故でアイツのキンタマ蹴り上がっちゃって……事故だよ、事故。意図的にはやってないよ。事故でキ〇タマが痛いことになってだ、俺が丸め込んでも、それもカウントなしだ。正々堂々、お互いのフィニッシャーだけで勝負しようじゃないか。……カッコいいな、俺」
第5試合
NEW JAPAN CUPでの敗退からSHOが対抗心を燃やすSANADAとの対面を希望すると、SANADAも進み出てこの2人でゴング。
素早いバックの取り合いから一旦離れ、再びグラウンドでじっくりとした関節の取り合い、ローリングしながらの首の取り合いとレスリング戦を展開し、SANADAの回転エビ固めをSHOが腕十字で切り返し、その腕十字をSANADAが弓矢固めで切り返そうとするなどスリリングな攻防から両者タッチ。
矢野とBUSHIの対面となると、矢野は7月27日にBUSHIに丸め込みで破れたことを持ち出し、「おいテメェ!こないだ3じゃねえぞ!2も入ってね―よバカヤロー!なあ?!2も入ってねえよなあ?!」と観衆に同意を求め、拍手で応える観客にBUSHIが気を取られた隙に矢野がスクールボーイ。これを返されると矢野はレフリーに抗議し、その隙にBUSHIもスクールボーイ。これを返した矢野がロープに飛ぼうとするが、場外から足をひこうとする鷹木を視認して足を止めるとBUSHIがスクールボーイ。これを返した矢野は「もうやってらんない!」と一方的にオカダにタッチ。BUSHIも鷹木へタッチ。
オカダと鷹木はロックアップで押し込み合い、ショルダータックルも鷹木が耐えて逆にショルダータックルでなぎ倒す。両者エルボーで打ち合い、鷹木がロープに飛ぼうとするがエプロンから矢野が一撃。鷹木はオカダのエルボーをかわして矢野に一撃入れ、その隙にロープへ飛んだオカダにはBUSHIがエプロンからミドルキック。鷹木がオカダをカニバサミで倒し、SANADAが低空ドロップキックを見舞う連携。鷹木はショルダークローから首筋へのエルボースタンプを連打。BUSHIへタッチ。
BUSHIはスイングネックブリーカー、チンロックと首攻めを引き継いでから鷹木へタッチ。
鷹木はブレーンバスターからリストロックでしつこく絞り上げ、SANADAにタッチ。SANADAはコーナー上から腕へのダブルアックスハンドル。そしてオカダのぶーとをキャッチしてパラダイスロックを狙うが、オカダが下から蹴り上げて外し、ロープに飛んだSANADAをフラップジャックで叩きつけてSHOにタッチ。
SHOはSANADAに串刺しラリアットから腕を取りながら左右のローキックからのトラースキック。さらにジャーマンスープレックスを狙うが、振り払ったSANADAがその場飛びムーンサルトプレスを放つがSHOがこれを回避し、ぶっこ抜きのジャーマンスープレックス。SANADAは一回転して着地してムーンサルト式でドラゴンスリーパーの形に組み付こうとするが、SHOがバックステップで回避し、即座に組み付いてバッククラッカーのフェイントから腕十字。SANADAが足を伸ばしてブレイクするとショルダーアームブリーカーを連発し、腕へのサッカーボールキックを放つがSANADAがこれを回避してドラゴンスリーパー。SHOは力技で反転させてスピアーで突っ込むが、SANADAがキャッチしてブレーンバスターを狙うSHOの足をロープに引っ掛けてマジックスクリュー。両者タッチ。
矢野とBUSHIの対面となると、BUSHIが延髄斬りで場外に排除してトペ・スイシーダを狙うが、矢野が場外で伏せてすかそうとするとBUSHIがリング内で寝転んでグラビアポーズ。場内から思わず黄色い声援が飛ぶ中、リングに戻った矢野はコーナーマットを外しに行くが、その隙にBUSHIが背後からスクールボーイ。これを返した矢野はBUSHIをレフリーへ突き飛ばし、その隙にスクールボーイも180度体勢を入れ替えたBUSHIが抑え込む。これを返されるとBUSHIがミサイルキックを叩き込み、鷹木&SANADAとともにトレイン攻撃。続けて鷹木がDDTで突き刺し、BUSHI&SANADAがサンドイッチ式の低空ドロップキック。
BUSHIは矢野をドロップキックで場外に吹き飛ばし、トペ・スイシーダで飛び込んでいくが、矢野が回避したため鉄柵に自爆。セコンドを務めていた辻のヒザにトペ・スイシーダが直撃する形となり、辻は場外で悶絶。
矢野はBUSHIを鉄柵に叩きつけ、サージカルテープを持ち出すが、鷹木が「ダメだよこんなの!」と没収。矢野はBUSHIを鷹木にぶつけて排除すると、BUSHIのマスクのヒモを鉄柱に固く結びつけて自身はリングへ。BUSHIはヒモを解くのに手間取り、場外カウント20でリングアウト負け。
ヒモがあまりにも固く結ばれていた為に人力では解くことが出来ず、やむなくハサミでヒモを切断することとなってしまった。
<試合後コメント>
オカダ・カズチカ&矢野通&SHO
矢野「やっぱり、イケメンに囲まれるとアガルよね! オイ! BUSHI! よ〜く聞け! 完璧なな、勝ちっていうのはな、こういうことを言うんだよキミ! この前のおまえのやつはな、スリーだとバカヤロー! スリーどころかツーも入ってねーんだよおまえオイ! てめえなんかにな、ツーカウントすら、いやワンカウントすらかもしんないな。獲られるわけねーだろバカヤローオイ! オイ! 信じられねえだったらな、1対1でやってな、オイ、証明してもいいんだよ!!」
オカダ「いい完成度が皆さんにお見せできたんじゃないかなと思います。SHO君も昨日獲って、矢野さんも、矢野さんの勝ち方で、みんな各自の勝ち方で勝ってます。明日、決勝、そろそろ俺の出番かな」
SHO「俺の地元、宇和島大会前に、YOHさんの、今こうして一緒にリングに上がれていない。ということは(※IWGP Jr.タッグのベルトを叩き)このベルトも今のところどうなっちゃうか。この先、どうなっちゃうかわからないんだよ。そのわからないベルト、だけを持って帰るのか、お土産もう1つ増やして帰るのか、それを決めるのが明日だ。チーム、最初は足を引っ張ってしまったらどうしようかって心配だったけど、とんでもねえ。俺が一番目立って、一番先に獲ってる。でも、そんなこと言っても、タッグはチームワークがとっても大切だから、そこをちゃんと、ここ、俺が今までできてなかった成長しないといけないところ。そこだと思うんだよ。そこも1つ。そしてぇ! SANADAぁ〜! アンタからタップ奪われたことは忘れてないってことを。何か1つ、その何か一つって言うんだったら、『KOPW』、そこで私とアナタ、特別なルールでやりませんか? 答え待ってますよ」
鷹木信悟&BUSHI
鷹木「何だありゃオイ! 矢野の野郎汚ねえな。まあ負けちまったもんは仕方ねえ。こうなったらより一層、(※NEVER無差別級ベルトを叩き)この1本に集中して頑張ってやってくしかねえな。オイ新日本プロレス! いい加減発表したらどうなんだオイ! 俺はあんだけやるって言ってんだよオイ! まだ相手はしっかり決まってねえけどよ。8.29神宮球場『NEVER無差別級選手権試合』鷹木信悟 vs X、とりあえず“X”でいいじゃねーか、なあ。だが俺は一人もう決めてんだよ。おまえら誰か分かるか? 誰か分かるか? 俺はあいつに対して完全スイッチ入った。スイッチが入ってからよお、あいつのテーマ曲が頭から離れねーんだよ、オイ。四六時中な、寝ても冷めても、ついつい口ずさんじまうわ。(※『風になれ!』のメロディーを口ずさみながら)次の相手〜、神宮ではだ・れ・になる〜。鈴木みのる! おまえしかいねーだろ」
BUSHI「オイ、矢野ふざけんなよこの野郎!何がリングアウト勝ちだよ! この野郎! 『KOPW』あるよな、そこで組めよ! 矢野とやらせろ! そこでな、場外カウントやり返してやるよ!!」
第6試合
この日も棚橋が先発を買って出ると、前日までとは違い飯伏とワトがグータッチで快く送り出し、後藤と棚橋の対面でゴング。
ロックアップから棚橋ががっちりとヘッドロックで絞り上げ、後藤もヒップトスで切り返してエルボーを連打。コーナーに追い込んでいくが、棚橋はブーメランアタックで切り返し、すかさず飯伏が入ってきてドロップキック。ここにYOSHI-HASHIが入ってくると棚橋&飯伏がロープに振り、背後から迫る後藤の攻撃をかわして後藤にダブルのドロップキックを見舞って撃退。YOSHI-HASHIにはダブルのヒップトスを見舞い、ワトが低空ドロップキックで追撃。さらに入ってきた石井には飯伏のエルボーからワトがハイキックで撃退。
ワトに代わると、ワトが裏拳のようにバックエルボーを見舞ってロープに飛ぶが、後藤がショルダータックルでなぎ倒して石井にタッチ。
CHAOSの3人はワトにトレイン攻撃を見舞い、YOSHI-HASHI&石井のショルダータックル、石井&後藤のサンドイッチキック、YOSHI-HASHIのトラースキックが立て続けに決まり、飛び込んできた棚橋も3人のコンビネーションで撃退。そして飯伏には太鼓の乱れ打ちを見舞うと、YOSHI-HASHIがワトにあらゆる体勢からの逆水平チョップを見舞ってロープに飛ぶが、ワトがカウンターのドロップキックを叩き込み、左右のミドルキックからソバット、追い打ちの低空ドロップキック、左右のミドルキックの連打。YOSHI-HASHIがミドルキックをキャッチするとワトは残る足でジャンピングニーリフトも、YOSHI-HASHIはトラースキックキックを見舞い、両者タッチ。
飯伏と石井の対面となると、石井はエルボー、飯伏はミドルキックで攻め込んでいくも互いの攻撃をガード仕合って有効打は出ず。石井がラリアットを狙うと飯伏はカニバサミで倒してその場飛びムーンサルトも、石井がこれを回避すると飯伏が着地。両者は互いに喉元をつかみ合いながら睨み合い、正面からエルボーの打ち合いに。石井の連打に燻しがふらつくが、飯伏がソバットからミドルキックでなぎ倒し、その場飛びムーンサルトプレス。飯伏がミドルキックを連打していくと石井は両手を広げて「来いよ飯伏!」と挑発。飯伏がエルボーを連打していくと石井はこれをキャッチしてブレーンバスターを狙うが、飯伏が振り払って投げっぱなしジャーマンスープレックス。石井は即座に起き上がってぶちかましを見舞うとパワースラムで追撃。石井は後藤にタッチして2人で飯伏をロープに振るが、飯伏はダブルオーバーヘッドキックで2人まとめて吹き飛ばすと棚橋にタッチ。
棚橋は後藤、飯伏にドラゴンスクリューを見舞い、後藤へテキサスクローバーホールド。これはYOSHI-HASHIがカットするとワトがスワンダイブ式の錐揉みエルボーで蹴散らし、2人で後藤へトレイン攻撃を狙うが、後藤が抜け出してワトにラリアット、棚橋に村正からバックドロップ。そして後藤とYOSHI-HASHIがトレイン攻撃から、後藤ごとハント。後藤は牛殺しを狙うが、棚橋が着地するとラリアット。飯伏が後藤にハイキック、石井にはフランケンシュタイナーを見舞うが、後藤が飯伏をラリアットで排除。後藤は印を結んでから棚橋に左ミドルキックを放ち、棚橋がキャッチするとノーモーションヘッドバッドから裏GTR。さらに正調GTRを狙うが、棚橋がツイスト・アンド・シャウトを2連発。3発目を狙うが、後藤が着地して牛殺しを狙うが、飯伏がハイキックを見舞ってカットすると、ふらついた後藤を棚橋が十字架固め。これは石井がカット。
棚橋と飯伏はゴールデン☆ブレイドを決めて棚橋がコーナーに上がり、ハイフライフローを投下も後藤が回避したため自爆。棚橋はヒザを押さえて動けなくなってしまう。ここでワトが猛烈にタッチを求め、棚橋はなんとか自力でタッチ。後藤もYOSHI-HASHIにつなぐ。
ワトはYOSHI-HASHIにエルボー連打から飛びついてフランケンシュタイナー。YOSHI-HASHIはスピンキックからヘッドバスターで叩きつけ、パワーボムを狙っていくが、飯伏が突っ込んでくるとワトを離してトラースキック。石井が飯伏をジャーマンスープレックスで排除すると、YOSHI-HASHIと石井が飯伏をロープに振り、YOSHI-HASHIがトラースキック、石井が後頭部にラリアット、YOSHI-HASHIがコードブレイカー、石井がジャーマンスープレックス、YOSHI-HASHIがシットダウン式パワーボム、ラリアットと連撃してからの熊殺しを狙うが、これは飯伏がカット。後藤が飯伏をショルダータックルで排除すると棚橋が後藤へドラゴン張り手。突っ込んできた石井を棚橋が羽交い締めにして飯伏がスワンダイブ式ミサイルキック、さらに棚橋がYOSHI-HASHIを羽交い締めにして飯伏&ワトが左右からのハイキック。ワトがコーナー上からRPPを放つが、YOSHI-HASHIはこれを回避。それでもワトはすぐに攻撃に移り、ソバット、旋風脚、そして初めて見せる新技(コブラツイストのように捕らえ、相手の右腕を右腕で、左腕を右足でクラッチした状態で持ち上げて縦回転させて頭から突き刺す)もカウント2。ワトは左右のミドルキックからハイキックも、後藤が飛び込んできて担ぎ上げ、YOSHI-HASHIのトラースキックで顔面を撃ち抜いてからの牛殺し、石井のスライディングラリアット、YOSHI-HASHIのランニングダブルニー、YOSHI-HASHIがカルマで叩きつけて3カウント。
試合後も飯伏は石井に突っかかっていき、周りが止める中で石井が逆水平チョップ。激怒する飯伏を後藤がなんとかなだめて一触即発の事態を収めた。
YOSHI-HASHI「明日、あと1つ!このね、あと1歩っていうの、どれほど遠かったかっていうのは俺は身を以て分かってるから。今こんな不安な世の中、俺もずっとプロレスを新日本でやってきて、ずっとずっと不安なこともあったし、今特にすごい不安だよ。でもね?俺は明日あなたがたにですね、夢を見せたいなと思っております!明日の試合後、俺はこの言葉を叫びたいと思います。物事が変わるのは、一瞬だ!」
<試合後コメント>
YOSHI-HASHI
「リング上で言った通り、明日はCHAOS対決だけど、カズも矢野さんもSHOも、絶対手を抜かないで来ると思うから、明日あと一発、明日こそは必ず勝ちを収めて、後藤さんと石井さんと3人でベルトを巻きたいと思います」
棚橋弘至&飯伏幸太&マスター・ワト&天山広吉
※ワトは天山に肩を借りて現れるも、ダメージが深く先に控室へ。
天山「ワト、よくやったよ。今日のとこは誉めてやるよ。あんだけの選手の中でね、あれだけできればいいんじゃないかなって。負けはしましたけど、これはいい経験やと思ってるし、これからまだまだ伸びしろあるしね。今日なんか最高やったっすよ。あれでね、最後返して、もう一回、もう一ひねり、最後追い込めばよかったですけど。NEVER6人タッグは終わったかもしれんけど、このままアイツもチャンスを何か掴んで、やらせたいと思ってますよ」
棚橋「昨日の今日で、すぐ結果がほしかったけど、大丈夫。昨日という日は、しっかり俺の胸に刻んだから」
飯伏「棚橋さん、それは僕もですよ。当たり前じゃないですか。僕は、神になると誓ったんで。まだまだ足りないところはたくさんあるけど、でも、どんどん吸収しますよ。(※棚橋と肩を組んで)もう、吸収しきってますけどね(ニヤリ)」
棚橋「大丈夫。棚橋は奥が深いから」
飯伏「その奥の深さ、このシリーズ……いや、今年中に、確実に決めますから。覚えますから。で、まだまだ僕らにはタッグ(王座)が残ってるんで」
棚橋「おう、気持ち切り替えてな! 『カミゴェ』が生まれ、神になった。『カミナリ』。あと1個考えるか。(※やり投げのポーズをして)飯伏が俺を投げる。『カミナゲ』!」
飯伏「(※手を叩いて)オシ、『カミナゲ』! 1個できましたね!」