“スーパー・ストロング・マシン二世”ストロングマシーン・Jが無観客試合のトーナメントで初のピンフォール負け!

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 17日、DRAGON GATEの無観客試合『KING OF GATE 2020』が配信された。

 毎年恒例となっているDRAGON GATEのシングルNo.1決定戦『KING OF GATE 2020(以下KOG)』は、今年は新型コロナウイルスの流行という時勢を鑑みて公式動画配信サービス『DRAGONGATE NETWORK』にて無観客大会として配信されることが決定。
 KOGは2005年からスタートし、開催の無かった2009年を除いて今年で16回目を数える歴史ある大会。今年は全24選手が参加する3つのブロックに分かれたトーナメント制で行われ、各ブロックの覇者3人+敗者復活バトルロイヤルの勝者の1人で決勝トーナメントが行われる。

 現在、DRAGON GATEでは昨年のウルティモ・ドラゴンの加入をめぐって団体内で賛否両論が巻き起こり、主に【闘龍門世代軍】【DRAGON GATE世代軍】【R・E・D軍】の三派閥に分かれてユニット闘争を超えた世代闘争+αの様相を展開中。
 今回のKOGは、興行自粛を強いられるDRAGON GATEが無観客試合でファンに何を発信できるのか、そして新体制となったDRAGON GATEの方向性を問われる大会として注目集めていた。

 この日の大会では、トーナメントCブロック1回戦が行われ、ドラゴン・ダイヤvs吉田隆司 Eitavsストロングマシーン・J 望月成晃vsKAZMA SAKAMOTO KagetoravsBen-Kの4試合が実施。

 第1試合では、ともにアマレスのバックボーンを持つBen-KとKagetoraが濃密なレスリング戦を展開し、Kagetoraが多彩な蹴り技からの丸め込みと技術面で上回るが、Ben-Kのカウンターのスピアが決まると一発で3カウントが入り、Ben-Kが勝利。

 続く第2試合では、R・E・Dの首魁たるEitaとスーパー・ストロング・マシンの実子であるストロングマシーン・Jが対戦するも、キャリア2年目かつシングルマッチも2戦目というJに対してEitaは終始余裕を見せながら戦い、Jも父直伝の魔神風車固めを繰り出すも焦りからか位置が悪くEitaの足がロープに引っかかってしまい決まり手にならず。最後はEitaのImperial Unoが決まり3カウント。Jはデビューしてから初めて3カウントを取られて敗北した。

 続く第3試合では、KAZMAのラフ殺法に対して望月もラフ殺法で対抗する荒れ模様の試合となるが、正攻法の戦いでもKAZMAが上をいき、的確な足攻めで望月の攻撃力と機動力を削ぐと、望月の最強ハイキックをかわしてハーフパッケージパイルドライバーで沈める完勝を収める。

 そしてメインイベントでは、120kgというDRAGON GATE内屈指の巨体を持つ吉田が70kgのダイヤを圧倒的なパワーの差を見せつけるようにいたぶっていく試合展開となるも、吉田がパイナップルボンバーを狙ったところをレプテリアン・ラナで切り返して3カウント。ダイヤがキャリアと体格差を覆す金星を挙げた。

 これらの結果を受け、Bブロック2回戦はBen-KvsEita、KAZMAvsダイヤの組み合わせとなることが決定。

 トーナメント2回戦の模様は、5月22日にAブロック、23日にBブロック、24日にCブロックの試合が『DRAGONGATE NETWORK』で配信される。

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