【試合詳細】11・9 HERO川崎大会 【WBCタッグ】ガッツ石島&マスクドミステリーvsワイルド・ベアー&ワイルド・ゼロ with ワイルド・バニー 藤田峰雄vs後藤恵介vsUTAMARO 友龍&雷電&ブラック・アバロンvsTORU&洞口義浩&瀧澤晃頼

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『バリアフリープロレスHERO「HERO24」』
日程:2019年11月9日(土)
開始:18:00
会場:神奈川・川崎25Dスタジオ
観衆:未発表

▼エキシビションマッチ 5分
洞口義浩
勝敗なし
海和択弥

▼15分1本勝負
○未依(Beginning)
6分51秒 バックスピンキック→体固め
●マドレーヌ

▼30分1本勝負
○友龍/雷電/ブラック・アバロン
7分31秒 横入り式エビ固め
TORU/●洞口義浩/瀧澤晃頼

▼3WAYマッチ 45分1本勝負
○藤田峰雄
12分36秒 スワントーンボム→エビ固め
●後藤恵介
※もう1人はUTAMARO

▼WBCタッグ選手権 60分1本勝負
【王者組】 ○ガッツ石島/マスクドミステリー
13分14秒 ミステリーのチョークスラム→体固め
【挑戦者組】●ワイルド・ベアー/ワイルド・ゼロ with ワイルド・バニー
※初代王者組が初防衛に成功

ガッツ&ミステリーがワイルド軍団を制してWBCタッグを初防衛!大和&瀧澤が次期挑戦に名乗り!故ワイルド・セブンさんの一周忌追悼興行の開催が決定!

第1試合


 練習生の海和択弥が2度目のエキシビションマッチに臨み、洞口と対戦。果敢に関節技、エルボー、ドロップキックなどを繰り出して成長ぶりを見せていた。「まだまだだと思うけど、前回よりよくなったと思う。12月25日まで、あと1カ月ちょっとだけど、もっと成長できることがあれば、デビューさせます。田中稔選手とのシングルマッチ。エキシビションのような内容じゃダメ」として、条件付きで12・25新木場でのデビューが決まった。

第2試合


 プロレス、総合格闘技の二刀流ファイターで“メルヘン戦士”のマドレーヌ(ディアナ)が、アイドルレスラー・未依(アクトレスガールズ)と対戦。序盤は未依が始めた「どっちがかわいいか?」のポーズ合戦にマドレーヌが付き合う。それが終わると、ようやく実質の試合がスタート。マドレーヌは得意の関節技などで攻め立てるも、ソフト今井レフェリーが露骨に未依にえこひいきしてしまい劣勢に回る。隙をついた未依がバックスピンキックを見舞うと、レフェリーが超高速で3カウントを入れて、疑惑の勝利を飾った。

第3試合


 序盤は友龍がTORU組に捕まり、ローンバトルとなるも、友龍もチョップで反撃。6人入り乱れた熱戦となったが、TORUのジャンピングキックが洞口に自爆。すかさず友龍がスクールボーイで丸め込んで3カウントを奪取。

インフォメーション


 豊島会長がセブンさんのマスクを被って登場し、来年5月5日前後にセブンさんの一周忌追悼興行、同2月23日(12時開始)に新木場で『HERO旗揚げ10周年記念興行』を開催すること、12・25新木場での『Growth6』の決定カード(別掲参照)を発表した。
 また、現在『HERO』はGPSプロモーションが主催、NPO法人日本聴覚障害者エンターテイメントサポートが協力の形で運営されているが、同法人がバリアフリーエンターテイメントサポート(BES)と改称。来年からBESが主催し、GPSが協力の運営スタイルに変更することをアナウンス。
 さらに、1年ぶりに復活する『Growth』ブランドのリングアナ・悪斗がリングに上がると、4日後に誕生日を迎える悪斗に、豊島会長がサプライズで花束を渡した。

第4試合


 当初、峰雄&UTAMAROVS藤原ライオン&後藤のマッチメイクが組まれていたが、峰雄のチ○コプロレスのスタイルに異議を唱えるライオンが「ちゃんとしたプロレスをしたいので、同じリングに立ちたくない」との申し出で出場を辞退。残った3選手による3WAYマッチに変更された。
 峰雄は後藤の乳首を触るといった攻撃もあったが、意外にも、この日は正攻法。UTAMAROも、後藤も奮闘したが、後藤がトップロープに上ると、UTAMAROがロープを揺らし、後藤は急所を打ってリング上で大の字。今度はUTAMAROがトップロープに上ると、峰雄がロープを揺らし、UTAMAROも急所を打って悶絶。そして、峰雄がスワントーンボムを後藤に見舞って、貫禄の勝利。

第5試合


 真GUTS軍のガッツ石島、マスクドミステリー組が、ワイルド軍を返り討ちにして、初代WBC(ワールド・バリアフリー・チャンピオンシップ)タッグ王座の初防衛に成功。試合後には、インディー界のホープ瀧澤晃頼が大和ヒロシとのコンビで挑戦を表明した。

 国籍、年齢、性別、障害のあるなしなど、あらゆるバリアを取り払った、世界に類を見ないWBCタッグ王座を巡っては、8チーム参加のトーナメントの末、9月28日の東京・新木場1stRING大会で決勝戦を迎え、ワイルド軍の棄権により敗者復活となったガッツ組が、友龍、維新力組のHERO正規軍を破って、初代王座に就いた。

 そして、11月9日、神奈川・川崎25Dスタジオで開催された「HERO24」(GPSプロモーション主催)で、ガッツ組は、ワイルド軍のワイルド・ベアー、Xwithワイルド・バニー組を迎えて初防衛戦を行った。

ワイルド軍の秘密兵器Xのリングネームはワイルド・ゼロ。身長190センチほどはありそうな大型のマスクマンで、有刺鉄線バットを手に入場。ワイルド軍は指令塔だったワイルド・セブンさんが、がんのため5月5日に逝去。初代王座決定トーナメントでは、準決勝で真GUTS軍を破って、決勝までコマを進めたが、ベアーのパートナーであるワイルド・シューターが体調不良により長期欠場となり、無念の辞退。ワイルド軍としては、セブンさんへの手向け、そして、病と戦うシューターのためにも、ぜがひでもベルト奪取を図りたいところだった。

 初登場のゼロは、サブミッションを自在に操り、強烈なキック攻撃を得意とする実力者で、真GUTS軍を攻め立てた。しかし、ミステリーがゼロにバックドロップ、ガッツがベアー、ゼロにパンチを連打するなど反撃し、一進一退の攻防が続いた。

 そんなさなか、ワイルド軍のセクシーマネジャーのバニーが用意していたケーキを手に乱入。それをミステリーが奪って、バニーめがけて投げつけるが、バニーがよけてガッツの顔面にもろに当たってガッツの視界がさえぎられた。ベアーがガッツをカバーにいくも、真GUTS軍のセコンドのTORUがレフェリーの足を引っ張ってカット。その間隙を縫って、ミステリーがベアーに強烈なチョークスラムを一閃。ミステリーがガッツの体をベアーに乗せると、レフェリーが3カウントを叩き、大混乱のなかで真GUTS軍が白星を挙げ、初Vに成功した。

 試合後、瀧澤がリングに上がり、顔にケーキがベッタリついたガッツに「そんなブサイクな顔のチャンピオンはいない。次はボクが挑戦します。白星がほしいから、パートナーは(白トランクスの)大和ヒロシさんで!」とアピール。

 ガッツは「実績あるのかよ? 豊島(修二・GPS会長)、どうすんだ!」と判断を委ねると、豊島会長は「2月の『HERO』じゃ間が空くから、12月25日、新木場での『Growth6』でやりましょう」と瀧澤の挑戦表明を了承。

 すると、ガッツは「だったら条件がある。12月25日、TORUの試合を組んでくれ!」と今回も要求し、豊島会長は「考えとく!」と回答した。

 バックステージで真GUTS軍は「バッチリ3カウント入っただろ!」(ミステリー)、「勝ちゃいいんだよ。オレたちは(TORUと)3人で防衛した。次は急造タッグでしょ? 問題ない。こっちは3人だから、誰が相手でも手を抜かないし、クリスマス(12・25)でも手を抜かない。TORUの試合を組め!」と怪気炎。

 敗れたワイルド軍は、バニーが代表して、「ゼロはなかなかいいわね。今ワイルド軍は人が足りないけど、どんな手を使ってでもWBCのベルトを手に入れるわ。セブン、シューターのためにもね。ベアーを鍛えて雪辱するわ」と巻き返しを期していた。

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