【試合詳細】4・18 OWE新宿FACE大会 T-Hawk&ローガン・ファン&ルナティック・チューヤンvsダーベン&ワンジン&スコーピオ2X エル・リンダマン&アレハンドロvsゼネラル・グァン・ツィンジェ&イーロン 鬼塚一聖vs芦野祥太郎 CIMA&チーター・チェンvsモンゴリアン・ダートゥ&コクマ・ブル
『OWE日本上陸記念大会』
日程:2019年4月18日(木)
開始:19:00
会場:東京都・新宿FACE
観衆:596人(札止め)
▼タッグマッチ 時間無制限1本勝負
CIMA/●チーター・チェン
時間不明 雪崩式おんぶプレス→体固め
モンゴリアン・ダートゥ/○コクマ・ブル
▼6人タッグマッチ 時間無制限1本勝負
ヤンハオ/Mr.T-cool/●中澤マイケル(DDT/AEW)
時間不明 レッグロールクラッチ
上野勇希(DDT)/平田一喜(DDT)/○MAO(DDT)
▼鬼塚一聖日本デビュー戦 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
●鬼塚一聖
時間不明 アンクルロック
○芦野祥太郎(WRESTLE-1)
▼タッグマッチ 時間無制限1本勝負
○エル・リンダマン/アレハンドロ(WRESTLE-1)
時間不明 ジャーマン・スープレックスホールド
ゼネラル・グァン・ツィンジェ/●イーロン
▼6人タッグマッチ 時間無制限1本勝負
T-Hawk/ローガン・ファン/●ルナティック・チューヤン
時間不明 合体450°スプラッシュ
ダーベン/○ワンジン/スコーピオ2X
CIMA率いる上海のOWEが日本初上陸!若きカンフーマスターたちが躍動!初の生え抜き日本人・鬼塚一聖が日本デビュー!次回6月大会に黒潮“イケメン”二郎が参戦決定!
オープニング
OWE日本上陸記念大会は様々な武術や武器の演舞を取り入れたダンスからスタート。
続いてCIMAがリングへ登場。
CIMA「(CIMAコールに)ほんとにありがとう。あの、あるかなと思ったけど41歳はじめての涙です。皆さんOWEの選手たちのダンスどうでしたか!?彼らは、二年前まで、プロレスという存在さえ知りませんでした。でも僕らが社長と少林寺に行ってスカウトしたり色んな事してルールをイチから教えて、3カウントも知らない。彼らカンフーなんで全ての動きをさばくんですね。チョップ合戦でチョップを受けなさいと。そしたら『CIMAさん、なんでこんな痛いことしなきゃいけないんですか』と。それはな、プロレスやからやと。痛い技喰らいます、全部最初の方はもうフォールされるのが3されるのが負けだと言ったら全部0で返すんですよ。どんな技も0で返すんですよ。普通やったらお客様に伝わらないから、痛かったら痛がっていいんだよと。『CIMAさん、なんで痛がるんですか?』と。お前それはな、プロレスやからやと。そういうところから初めて、やっと2年弱ですか、1年と10ヶ月ぐらいですかね、2018年の2月2日に上海で彼らデビューしましたんで、1年10ヶ月でようやく日本大会に来れた。そして前売り1ヶ月以上前から発売して全席完売ということ、ほんとにありがとうございます。
まあ、僕じゃない。僕じゃなくみんながすごいんです。みんなすごい。T-Hawk、リンダマン、日本デビューする鬼塚、試合できないですか山村、彼らがすごいんです。今日の試合すごかったり素晴らしい点見つかったら全部選手たち褒めてやってください。この点駄目だったなと、何考えてんやとOWEふざけんなという点は全部僕にぶつけてください。もしくは中澤マイケルにぶつけてください。この二人が責任とるんで。OWE日本人が薄いんでこの日を迎えたんで至らぬ点はあると思いますけど、インフォメーションだけさせてください。最前列のスーパーシートの方々、お土産付きって書いてありましたけでしょ?最初椅子の上に置いてたんですけどなくなったらやばいなと思って引き上げて、考えとくと言って考えないまま大会が始まってしまいまして、ただ、ちゃんと皆さんにお渡しするものは用意してありますので、休憩時間に僕が、この階段の下ぐらいで皆さんにお渡しするお土産持って待ってますんで、スーパーシートの方はこちらまで来てください。チケットと引き換えで渡したいと思いますんで、今のはスーパーシート以外の方は聞かなかったことにしてください。
今回DDTやレッスルワンから選手貸してくださいまして、中国人選手でも急遽来れなくなったりメンバーチェンジもありましたけど、それもこれもどれもアレも含めてOWEだと、どんなことがあっても大丈夫だと中国人の子たちに言いましたけど、なんでだと言われましたけどそうしたらこう答えるしかない、それはプロレスやからやと。今日はOWE大会楽しんでってください。それではスタートします」
第1試合
チェンが入場して槍の演舞を行った後、CIMAがその槍を取って持参した大根に突き刺して刺突力を持った本物の槍であることをアピール。チェンは功夫を練り、CIMAの槍を喉で受け止めて押し込んでいくパフォーマンスを見せる。
先発はCIMAとダートゥ。ロックアップからバックの取り合い。CIMAがグラウンドに持ち込み腕を極めていくが、ダートゥが切り返してヘッドロック。リストの取り合いからダートゥがアームホイップで投げ捨て両者距離を取る。
CIMAが首投げから丸め込むも2。走り込んできたところを足を刈ってフォールも、お互い切り返しあい睨み合う。両者タッチ。
チェンが片足タックルからバックを取るが、ブルが切り返ししてヘッドロックからショルダータックルを狙うが、チェンがアームホイップを狙うが逆にブルが投げ捨てロープに振るとショルダータックルで倒す。
ブルは再度ロープに振って追走も、チェンはすり抜けるとロープの反動を使ったアームホイップからチョップを打ち込み、手を掴んで拝み渡りからロープの反動を使ってリングに飛び降りアームホイップからドロップキックで場外に落とす。チェンはセカンドロープに登ると、トップロープに飛び乗ってのケブラーダ。しかしこれが足を滑らせ低空ケブラーダになるが、CIMAは「大丈夫」となだめるとチェンはリングへ。
チェンはチョップからヘッドロックでとらえCIMAにタッチ。
CIMAはガットショットから首投げで倒し、シルバーブレッドからボディスラムを狙う。耐えたブルが逆にボディスラムで叩きつけダートゥにタッチ。
ダートゥはストンピングからボディブロー連発。ロープに振っていくが、CIMAがミドルキックで迎撃し引き倒すと、顔面へのダブルフットスタンプからチェンにタッチ。
チェンはストンピングからエルボー。コーナーに振って串刺しバックエルボー3連発からスイングDDT。フォールも2。
ダートゥはボディブロー連発から八卦掌。ブルにタッチ。
ブルはエルボー連発からボディスラム。ブルはダートゥにタッチ。
ダートゥはスワンダイブハンマーブローからボディスラム。コーナーに叩きつけるとヒッププレスから首投げで倒し、ランニングヒップバットからブルにタッチ。
ブルはボディスラムからダートゥとダブルボディスラム。ダートゥがセントーンからブルが旋回式ボディプレス。フォールも2。
ブルはコーナーに振り、串刺し攻撃を狙うが、前蹴りでカットしたチェンが再度串刺し攻撃を避けて股を抜けると延髄斬り。更にロープに飛ぶと駆け上がり式のDDTからCIMAにタッチ。
CIMAはブレーンバスター。ブルはそのままダートゥにタッチ。
CIMAは低空ドロップキックからロープに振ってスパインバスター。そのまま組み付いて足4の字で捉えるもダートゥはロープへ。
CIMAはモンゴリアンチョップからロープに飛ぶが、ダートゥはヒップアタックで迎撃すると串刺しスーパースターエルボー。さらにヒップバットからフォールも2。
ダートゥはバックを取るが、耐えたCIMAがロープに飛ぶも、ダートゥはカンフーの構えで挑発して動きを止めるが、CIMAがヒップアタックを迎撃しチェンにタッチ。
チェンはダイビングクロスボディアタックからレッグラリアート。フォールも2。
チェンはエルボー連打も、ダートゥがロープに振ってヒップアタック。ダートゥはブルにタッチ。
ブルはエルボースマッシュからロープに振ってバックエルボー。さらに担ぐと前に叩きつける。ブルの背中にダートゥが飛び乗り、二人分の体重でボディプレス。フォールもCIMAがカット。
ブルとダートゥはCIMAにダブルのガットショットからサンドイッチボディスプラッシュ。ブルが串刺しボディスプラッシュから担いでシットダウン式スパインバスター。フォールも2。
ダートゥがコーナーに登り、その前にブルが登ると、ダートゥが背中に乗って二人分の体重でダイビングボディプレス。これでフォールし3カウント。
第2試合
MAO「中澤さん、我々OWEのリング、チームDDTで来てるんですよ。中澤さんほんまやったらこっちでしょ。なんでそっちにいるんですか?」
マイケル「DDT?そんなものは忘れた。今の俺は、オールエリートレスリング、AEWの人間だ。そして、AEWとこのOWEは共同関係にある。友好関係だ。仲がいいんだ。そしてこの日本進出、そして世界に進出するだろう。俺はその勢いに乗ったまでよ。よく言うだろ?長いものには巻かれろってな。よしお前たちいくぞー!」
マイケルが一人で突進するが、MAOがいなして場外に落下させると、残った5人は握手から試合開始。
MAOとヤンハオで試合開始。エルボー合戦からMAOがガットショット。コーナーにヤンハオが振って走り込むが、MAOはコーナーに飛び乗りバク転で飛び越えると、ヤンハオが前蹴りもMAOがカット。ヤンハオはバク転して逃れドロップキックも、スカしたMAOが平田とタッチ。
平田と上野がダブルのバックエルボーから平田がエルボードロップ。フォールも2。
平田はストンピングからコーナーに叩きつけて上野にタッチ。
上野は串刺しバックエルボーからボディスラム。さらにバックブリーカーから逆エビ固めで捉えるが、ヤンハオはロープを掴みブレイク。
上野はブレーンバスターを予告するが、ヤンハオは着地するが上野は投げようとするも、ヤンハオは開脚しながら飛び上がり両側から挟む形で頭部を蹴るという独特な蹴り技で迎撃しCoolにタッチ。上野は平田にタッチ。
平田はエルボーからロープに飛ぶが、Coolがドロップキックで迎撃。
Coolはコーナーに振って串刺し攻撃も、避けた平田が延髄斬りからミサイルキック。平田はロープに飛んでラリアットも、避けたCoolがコルバタで投げ捨てヤンハオにタッチ。
ヤンハオは平田を場外に投げ捨てるとロープに振るが、上野がガットショットで迎撃しロープに振るも、ヤンハオは上野をドロップキックで場外に落とす。MAOはガットショットからロープに飛ぶが、Coolが足を刈って倒し、ヤンハオが低空ドロップキックからCoolがエルボードロップ。Coolとヤンハオは同時サスケスペシャルを投下。
リングに戻り、ヤンハオはストンピングからマイケルにタッチ。
マイケルはダイビングショルダータックルからフォールも2。
エルボー合戦からマイケルが「熱くなってきたぜー!」とコスチュームを脱いでいくが、平田が奇跡を呼ぶ一発逆転首固めも2。
平田は延髄斬りからMAOにタッチ。
マイケルはコーナーに振るが、MAOが飛び越えるとマイケルはコスチュームを履き直し串刺し攻撃。避けたMAOが串刺しニーからアラビアンプレス。フォールも2。
MAOはフェイスロックもCoolがカット。
Coolが前蹴りからヤンハオがカンフーキック。さらにCoolが旋風脚からヤンハオがその場と飛びカンクーントルネード。マイケルが後ろに倒れるボディプレスからフォールも上野がカット。
マイケルはアルティメットベノムアームも、これはヤンハオに誤爆。MAOに走るがMAOがその腕をキャッチするとCoolに誤爆させる。マイケルは再度発射するが、MAOは腕を掴んでガードするが、マイケルがガットショット。MAOはコーナーに振るとトレイン攻撃から上野と平田がダブルガットショットから平田が延髄斬り、上野がコタロークラッシャーから平田はレッグラリアート。MAOがフォールも2。
MAOは旋風脚も、避けたマイケルがベノムアーム。避けたマイケルを丸め込んでジャパニーズレッグクラッチホールドで3カウント。
第3試合
グラウンドの攻防から両者距離を取る。手4つからリストの取り合い。芦野が足をかけて倒すとアンクルホールドを狙うが、鬼塚は切り返していくが芦野はいなして後頭部をはたき挑発する。
芦野はロープに押し込むがクリーンブレイク。
ロックアップから芦野がヘッドロックで捉え絞り上げると、ショルダータックルで倒していく。
鬼塚がチョップを打ち込んでいき、受けきった芦野がチョップで倒す。
鬼塚は立ち上がりチョップを打ち込んでいくが、芦野はエルボースマッシュ。鬼塚はドロップキックでふっ飛ばし、ロープに飛ぶが、芦野はフロントスープレックスからストンピング。
芦野はエルボースマッシュからコーナーに押し込みストンピング連打。
鬼塚は膝立ちでエルボーからロープに振ってドロップキックも、芦野はロープを掴んでスカすとスライディングエルボースマッシュ。フォールも2。
芦野は俵投げからフォールも2。
鬼塚は必死にチョップを打ち込んでいくが、芦野は足を刈って倒しジャイアントスイングからマフラーホールド。そのまま担いでバスターから変形サソリ固め。鬼塚は必死に這ってロープを掴む。
芦野はバックを取るが、バックエルボーで逃れた鬼塚がロープに飛ぶと、ラリアットを避けてスピアーで倒す。
鬼塚はコーナーに登りミサイルキックからフォールも2。
鬼塚は投げようとするが、耐えた芦野がロープに振ろうとするも、鬼塚が耐えて裏投げからフォールも2。
鬼塚はロープに振ってラリアットも、避けた芦野が投げ捨てジャーマンからフォールも2。
芦野はスライディングエルボースマッシュも、鬼塚は巻き込んで腕ひしぎ。芦野はロープに足を伸ばしブレイク。
鬼塚は三角絞めも、芦野はそのまま片腕で持ち上げバスター。
芦野は投げ捨てジャーマンからフォールも2。
芦野はアンクルホールドで捉え、これで鬼塚はギブアップ
試合後、芦野が握手を求めて伸ばした手を鬼塚がはたいて拒否すると、芦野はニヤリと笑って退場。鬼塚は悔し涙を流しながらT-Hawkの肩を借りて退場していった。
<試合後コメント>
鬼塚一聖
「試合が始まるまでは勝っても負けても日本で試合できて皆さんに見せられれば良いと思ってたんですけど、負けたら……悔しいです!次ここに来るときはもっと強くなって必ず勝ちたいと思います!今日のデビュー戦、全部出しきりました。ありがとうございました!」
第4試合
普段レッスルワンでは敵対しているリンダマンとアレハンドロは「今日だけだからな」と握手して試合開始。
先発はアレハンドロとグァン。グァンはロックアップから力任せに投げ捨てる。再度投げ捨てると「いけよ馬鹿野郎!」とリンダマンがアレハンドロに激。
アレハンドロはロックアップも、グァンがショルダータックルで倒す。アレハンドロがチョップ連発からラリアットを避けてロープに飛び乗ってのアームホイップで場外に落とすと、トペに見せかけて619でリングに戻りポーズを決める。両者タッチ。
イーロンがガットショットからロープに飛ぶが、お互い技を交わしあうとイーロンが座禅。リンダマンのケンカキックやナックルを座禅で受けきったイーロンを投げようとするが、イーロンが巻き投げる。リンダマンがコーナーに振ろうとするが、イーロンは頭を軸にしてハンドスプリングしながらコーナーに走ると、ヘッドバッドからチョップをキャッチし拝み渡り。さらに飛びつきコルバタからリンダマンをコーナーに叩きつけてグァンにタッチ。
グァンはチョップからボディスラム。さらにエルボードロップからフォールも2。
グァンは首4の字もリンダマンは足を伸ばしブレイク。
グァンはヘッドロックからイーロンにタッチ。
イーロンはコーナに振って串刺しバックエルボ―からボディスラムを狙うが、アレハンドロがカットしエルボー。イーロンはキャッチし拝み渡りも、リンダマンはロープを揺らして落下させると、イーロンはトップロープに股間を強打しリングに落下。
リンダマンは急所に膝を落とし、フロントネックで捉えると首投げで倒し、「セットしろ!」と要求するアレハンドロにタッチ。
アレハンドロはスワンダイブニードロップからスワンダイブボディプレス。フォールも2。アレハンドロはリンダマンにタッチ。
リンダマンはサミングからコーナーに叩きつけてガットショット連発。リンダマンはロープに振ってバックエルボーからボディプレス。さらにアレハンドロにガットショットからボディスラムでイーロンに叩きつける。
リンダマンは逆エビ固めもイーロンはロープを掴みブレイク。
イーロンはコーナーに振るが、リンダマンがショルダースルーでエプロンに落とすも、イーロンはエルボーからスワンダイブミサイルキック。イーロンはグァンにタッチ。
アレハンドロがカットに来ると、ダブルのガットショットからロープに振るが、グァンはそれぞれにカンフーアタックからアレハンドロにダブルアームスープレックス。イーロンが合掌しながら飛んでいく変形サスケスペシャルを投下し、リングに投げ入れるとグァンが串刺し攻撃を狙う。リンダマンが足を伸ばしてカットしミサイルキックも、スカしたグァンがブレーンバスター。さらにショートレンジラリアットも、リンダマンは巻き込んで腕ひしぎ。そのまま巻き投げるとロープに飛ぶが、グァンはパワースラムから掌底を叩き込んで串刺し攻撃を狙うがリンダマンはドロップキックでカットし、エクスプロイダーからアレハンドロにタッチ。グァンもイーロンにタッチ。
アレハンドロはロープに飛んだイーロンにドロップキック。イーロンはコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、アレハンドロが避けて丸め込むと顔面にドロップキック。エルボー合戦からアレハンドロがエルボー連打。イーロンがヘッドバッドから走り込むが、アレハンドロが足を刈って619。避けたイーロンがカニバサミで倒し振り子式ドロップキックからスワンダイブヘッドバッド。さらに串刺しヘッドバッドからグァンが串刺しラリアット。イーロンはさらにランニングヘッドバッドからグァンがラリアットでなぎ倒しイーロンがフォールもリンダマンがカット。
リンダマンはイーロンにバックドロップからグァンのバックもとるが、グァンはバックエルボーからスライディングエルボースマッシュで倒す。アレハンドロがグァンに飛びつくが、耐えたグァンにソバットからロープに飛ぶがグァンは追走エルボー。ロープに飛ぶがアレハンドロはスイングDDTからリンダマンにタッチ。
リンダマンは投げようとするがイーロンが丸め込むが2。
イーロンは走り込むがリンダマンは一本背負い。フォールも2。
リンダマンはジャーマンスープレックスホールドで3カウント。
第5試合
先発はスコーピオとチューヤン。バックの取り合いからリストの取り合い。スコーピオが丸め込むがお互い切り替えしあい両者タッチ。
ワンジンとファン。お互い蹴りのかわし合いからワンジンが足を刈って倒し、走り込んできたファンの腕を巻き込んでロープを使ったアームホイップからお互い投げあい睨み合う。両者タッチ。
T-Hawkとダーベンはロックアップからショルダータックルの打ち合い。チョップの打ち合いからT-Hawkがラリアットも、避けたダーベンがショルダータックルで倒す。
ダーベンはコーナーに叩きつけてボディブロー連発からソバット。さらに背中にハンマーブローからコーナーに叩きつけて強烈なチョップ。ダーベンはワンジンにタッチ。
ワンジンとスコーピオがダブルのバックエルボーからトレイン攻撃。ワンジンがT-Hawkを投げようとするが、T-Hawkが逆に担ぐもワンジンはバックエルボーで迎撃しロープに飛ぶが、場外からチューヤンが足を引っぱり倒すとT-Hawkが低空ドロップキック。ダーバンがコーナーに振りスコーピオが走り込むが、T-Hawkはバックエルボーで迎撃し、ダーベンも場外に落とすと走り込んできたワンジンをネックハンギングボムで迎撃。
T-Hawkはコーナーに押し込み強烈なチョップ。コーナーに叩きつけてファンにタッチ。
ファンは首投げからレッグラリアート。フォールも2。
ファンはバックブリーカーから踏み潰して挑発すると、チューヤンにタッチ。
チューヤンはワンジンの背中にダイビングエルボー。ファンも背中に踵落としから、チューヤンはコーナーに叩きつける。チューヤンは肩を蹴りつけ、ボディスラムからフォールも2。
チューヤンはファンにタッチ。
ファンとチューヤンはダブル攻撃を狙うが、ワンジンは二人まとめてクロスボディで倒そうとするが、キャッチしたチューヤンたちはダブルのコンプリートショットからフォールも2。
ファンがボディブローから走り込み胴回し回転蹴りで倒しフォールも2。
ファンはエルボーからロープに振ろうとするが、ワンジンが逆にロープに振ってラリアット。ファンがショートレンジエルボーから担ぐが、着地したワンジンがラリアットを避けてシャイニング式延髄斬り。タッチしようとするワンジンをチューヤンがガットショットから投げようとするも、ワンジンは着地しスイングDDT。両者タッチ。
ダーベンはT-Hawkを場外に落とすと、ファンとチューヤンもダブルラリアットでなぎ倒し、そこへスコーピオがサスケスペシャル。
ダーべンはコーナーで腕立て伏せから串刺しバックエルボー。さらにボディスラムからエルボードロップ。フォールも2。
チョップの打ち合いからT-Hawkが走り込むもダーベンがバイシクルキック。ダーベンはさらに走るが、T-Hawkが担いでアギラ。さらにブレーンバスターを狙うが、ダーベンが逆にブレーンバスター。しかしT-Hawkはすぐに立ち上がり後頭部にケルベロス。両者ダウン。T-Hawkはチューヤンに、ダーベンはスコーピオにタッチ。
スコーピオがトラースキックから串刺しラリアット。さらに背中へ低空ドロップキックからフォールも2。
スコーピオはワンジンにタッチ。
スコーピオとワンジンは同時攻撃を狙うが、チューヤンはケンカキックでスコーピオを迎撃し、ファンにタッチ。
ワンジンはコンビネーションパンチから二人の蹴りを演舞のように華麗にかわしていくも、ダブルのスーパーキックを食らいダウン。
トレイン攻撃からT-Hawkが担ぐも、ワンジンは着地しバックを取るが、T-Hawkがバックエルボーから担いでアギラから逆水平を叩き込み、ウラジゴク。ファンが旋風脚からフォールもスコーピオがカット。ファンはチューヤンにタッチ。
チューヤンはワンジンを担いでいくが、ワンジンが着地して延髄斬りからヨシタニック。フォールも2。
ダーベンとスコーピオがチューヤンにコンビネーションキックから合体ファルコンアロー。ワンジンがそこへファイヤーバードスプラッシュを投下しフォールもT-Hawkがカット。
T-Hawkとダーベンがチョップ合戦。T-Hawkがロープに振っていくが、ダーベンがジャンピングラリアットで迎撃。ファンがダーベンを場外に投げ捨てるがスコーピオが旋回式レッグラリアートでファンを迎撃。ダーベンが場外のT-Hawkとファンへトペ・アトミコ。
ワンジンはチューヤンをセットすると場外に降り、ダーベンとスコーピオがジャンプ台となってワンジンを下から跳ね上げると、高く跳躍したワンジンはロープを飛び越えて回転し450°スプラッシュ。これて3カウントを奪った。
エンディング
T-Hawk「上海で!産声を上げたOWE、日本上陸記念大会、皆さんいかがでしたか!?また、OWE、日本に帰ってきてもいいですか!?ここまでの反応あったら、あの発表、この場で、この場を借りて、言わせてもらう。次回!OWE、日本公演、6月20日、ここ新宿で決まりました!めっちゃ緊張したけど、めっちゃ最高だいま俺は!おい、次回、6月20日、OWE日本公演は俺たち、OWEはもちろん、ストロングハーツにも絡んだこともある、そして俺たちに興味がある選手とやっていくのも楽しそうじゃねーかオイ。俺たち誰でも来いの精神だけどよ、次回OWE6月20日みなさんご期待ください!」
(黒潮“イケメン”二郎の入場曲が流れ突然イケメンが登場)
イケメン「OWEに、イケメンが、来たぞー!言っていいですか?6月20日新宿、そしてOWE、イケメン参戦決定しました(OWE選手が詰め寄るとイケメンは逃げ帰る)」
T-Hawk「なんかよくわかんなかったけどよ、6月20日、黒潮イケメン二郎参戦決定です。新宿FACEにお集まりのみなさん、改めまして今日はほんとにありがとうございました。僕がマイクじゃ長いと思うんでね僕一人じゃあれなんで、ここにせっかく鬼塚もこの新宿FACEで日本デビュー戦も終えてます。そして、マイクと言えば、うちのリンちゃん、お前も行くかおい」
リンダマン「すいませんまずは今日試合中に帰れとか言ってすいませんでした。ほんとすいません。まあこの話は置いといて、今日OWE、楽しかったですか!?楽しかったですか!?楽しかったですか!?でもね、3回煽ってくるような声じゃまだまだ駄目なんですよ。OWEはいつか俺が、今世界で一番面白い団体はどこだと聞いた時に、一発でOWEとみんなの声が聞こえるように俺たちはまだまだ上に登っていきますよ。そしたら、今日ここに来たあなたもあなたもあなたもあなたも、後ろに控えてるスタッフも、ここにいる全員が歴史の目撃者、体現者です。世界一面白いは言いすぎかもしれないけど、これぐらい大きいプレッシャー、重いプレッシャーどんどん背負って、そんな重いプレッシャー俺がジャーマンスープレックスで投げすててやるよ馬鹿野郎。最後にエル・リンダマン24歳独身、ちょっと恥ずかしい事言いますが、ここにいるみんな、アイラブユー。ありがとー!」
鬼塚「喋りにくいっすよこの後。鬼塚一聖デビューしました!今日は芦野祥太郎に負けてしまいましたが、次、6月決まりましたんでこの新宿に帰って来たら、今欠場してる同級生の山村のぶんも背負って必ず勝ちます。だからこの先、我々OWE、鬼塚をよろしくお願いします!」
T-Hawk「よし!みなさん、こいつらがしっかりマイクしてくれたんで僕から言うことは一つです。次回6月20日新宿FACEまで僕たちOWE全員で上海で毎日毎日練習してレベルアップしてまたここ東京・新宿FACEに戻ってきますんでその時はまた熱い声援よろしくお願いします。今日はありがとうございました!…すいません、すいません、あの…(CIMAコール)すいません僕が言いたいこともう一つありまして、今日は中国上海から我らストロングハーツがなにもないところから拾ってくれた上海OWEのFU社長、FU社長も来ています。FU社長。一言」
FU社長「ハロー東京、ありがとう。中国にレスリングがない状態で、CIMAが来てくれてこうして成功することができた。来てくれてありがとう」
<大会総括>
CIMA
「僕からは言うことないですね。中国語で“真厉害(ジェンリーハイ)”、“非常好(フェイチャンハオ)”、素晴らしかったということですね。ホントに僕だけ世代がずば抜けて上なんで。今日出たイーロンとかワン・ジンとかは18、19歳。イーロンが18歳の誕生日とかなんで、ホントに訓練見てるのが僕とT-Hawkなんで、多分メチャクチャしんどいとは思うんです。今のスタイルにはもしかしたら合ってないかも分からないです。やるときは、午前3時間、午後3時間とかそういうのでやってましたし、最初にリングには2ヶ月位上げなかったんですよね。受け身から何から全部畳の上で山村とかと日本から通いながら俺らが実践して、畳の上で受け身が取れるようになってからリングに上げたりとか。まず受け身に入る前とかにも10km走したりとか、日本でも古典的なスクワット1000回、プッシュアップ500回とか、腹筋何回とかだったんで、最初はホント『このおっちゃんは日本からプロレス教えに来たのになんでプロレス全然教えてくれないんだ』となってたんですけど、僕もT-Hawkもそのへんは古い考えかもしれないですけど、根性がないとプロレスってのは出来ないと思ってましたんで、スパークリングとかに入っても、3カウント入ったら負けるという概念がないんで、みんな3入っても返さないんですね。それでレフリーがカウント3を叩いた後に返してまた試合を始めようとするので、『終わりや!終わりや!終わりや!』と……。『3入ったら負けなんだから絶対2までで返せ』と言うと今度は今日リング上で言ったようにみんな0で返すんですよ(笑)『お前そんなハァハァゼェゼェ言ってるのに0で返したらしんどくないか?そういうときは2まで待ってから返せばいいんじゃないか』とか、『自分の呼吸を整えなさい』と言うのの意味がわからなかったみたいです。
でもそういうところから今日みたいな……もう僕から見たら言うことないですね。当時僕が21歳とか、そういうときに闘龍門で日本に上陸したときと同じような空気を感じましたし、特に彼らはプロレスファンでもなかった、プロレスを知らなかったという中で、1年半か、2年弱でここまで持ってこれたというのは、もう、僕は言葉ないです。感動しかない。最初のオープニングのダンス見た段階で泣いちゃったんで。ホントにその辺は文句なしですね。
OWEというのは、アメリカのAEWとも業務提携を繋ぎましたんで、上海、中国国内で失敗する分には日本から見えないんですよ。やっぱり中国っていうのは色んな面でスペシャルな国、プロレスの最後のフロンティアだと思ってますんで、中国国内の情報って日本には入ってこないと思うんですね。同じく中国国内からは外部の情報っていうのは入ってこない。全部、13億人ですべてが回ってるんです。だからLINEとかGoogleとかYouTubeとかも基本的には中国で見れませんし。そんな中プロレスのルールから教えて今日ここまで来たっていうのは、ホントに何回も言うんですけど、素晴らしかったというしかない。褒めることしか出来ないですね」
――今日の大会は中国でやっているものをそのまま持ってきたのでしょうか
「基本的には同じですけど、僕が日本バージョンに全部仕込みましたんで。対戦カードもそうですし、やっぱりさっきも言うたように中国国内で失敗しても見えないんです。でも今日はマイクでも言いましたけど、『良かったら彼らを褒めてください、悪かったらCIMAを責めてください』と、これはホントに本音で、今日のお客さんは、OWE、#STRONGHEARTSを見たいから来てくれた、集まってくれたファンだと思いますので、プロフェッショナルじゃない観点から言わせてもらうと、多少の失敗があっても許してもらえる環境ではあったと思うんですよ。でも、『お前らOWEやろ?世界でやるんやろ?世界をビックリさせたるんやろ?じゃ失敗しちゃダメだよ。全部訓練でやったことを思い出してやりなさい』と。それでも一生懸命やって失敗するんだったらそれは全然構わない。誰も笑わない。でも、『お前らOWEやから全部パーフェクトで決めろよ』っていうのが僕が彼らに言ったことですね。あとはT-Hawkが全部仕切ってくれてるんで。
僕はさっきも言ったように、世代を飛び抜けてるんで、OWEでは副社長もやらせてもらってますし、僕らは選手のことを“訓練生”って言うんですけど、すべての訓練生を統括している部分もありますし、インターナショナルな国際的なブッキングも全部担当させてもらってますんで、僕はT-Hawkとかとは違う位置からOWEを眺めてますんで」
――また2ヶ月後にOWE日本大会を行うと告知されましたが、日本での大会はこれからどれくらいの頻度でやっていくのでしょうか
「ホントはね、後楽園ホールとか、大阪の世界館とかの素晴らしい会場でさせてもらいたいんですけど、やっぱ上海での滞在があるということと、現実的な問題の渡航費、滞在費とかなにからなにまでかかってきますんで、出来る限りOWEというのを紹介したいですけど、その紹介が済んだ後は“OWEvs日本の団体”とか、“OWEvs日本のレスラー”とか、そういう感じで持っていけたらお互いにシナジー効果を産めるんじゃないかと思ってますんで。とにかく彼らは今日見てもらったとおり身体能力ではピカイチですんで。
ただ、プロレスっていうのはそれだけじゃ出来ないんですね。『1から10まであってプロレスなんだ』と。彼らは1、5、6、8、10……この部分だけだったらすぐです。ただ、1から10までを繋げる作業っていうのは、やっぱり身内だけでやってたらダメだと思うんです。いろんな選手と試合をさせたいなと思ってます。色々、ビザとかそういう環境が中国人は日本人と違うんでありますけど、僕はAEWとも契約させてもらったんで、アメリカに#STRONGHEARTS、またはOWEの選手を連れて行って、3ヶ月ステイさせてやって、あっちで試合をブッキングするとか、神戸にも拠点がありますから、神戸に何ヶ月か住ませて、WRESTLE-1さん、DDTさん、九州プロレスさんにはお世話になってるんで、そういうところとか、毎週末とか大阪で小さなプロモーションがシェアされてますんで、そういうところとかに頭下げさせてもらって経験を積ませてもらうとかっていうやり方で彼らの腕を磨いていきたいと思ってますんで。と、同時に上海は平行ですね」
――OWEには今日来たメンバー以外もたくさんいる?
「まあ、今回のメンバーが1軍というか、1期生ですね。2017年8月に入門した1期生です。まだ2期生、3期生もいますけど、会社と相談して。全部僕が海外のブッキングはさせてもらってるんで、『このメンバーだったら間違いないだろう』という。あと何人かはいますよ。いますけど、年齢が足らなくてビザに落ちちゃったりとか、そういうのが色々あるんで、追って紹介していきたいなと思います」
――T-Hawk選手は他団体とも対抗戦をやっていきたいと仰っていましたが、その際にCIMA選手はAEWの選手を日本で見せたいという思いはありますか
「もちろん思いはありますけど、そうなると新宿のキャパじゃ収まらないかなと思いますし、そこも僕はOWE事業、AEW、#STRONGHEARTSでやってることっていうのは、この3つを同時進行でやることになりますし、どれも手は抜けませんし。僕は5月でキャリア22年、42歳になりますんで、これが僕のプロレス人生の最後の勝負、集大成だと思ってますんで、そういう気持ちでやってますね。AEWからは『OWE事業に関してはCIMAは無制限で動ける』というオプションを貰ってますんで、OWEのCIMAであり、AEWのCIMAであり、#STRONGHEARTSのCIMAであるというのは何も変わらないです。拠点がどこになろうが、変わらないです。
OWEという団体はまだ“紹介”の段階なんで、年内は『What is OWE?』という、OWEとはどういうものかというのを紹介して回るところだと思います。明後日は大阪行きますし、また次も新宿FACEと大阪なんですけど、次は九州に行ったりだとか、北海道にも行きたいし、僕は訓練生の子を連れて行ってあげたいんですよね。『日本っていうのはこんなに素晴らしいところなんだよ』というのを見せてあげたいんですよ。今回も桜見たりだとか、そういうのを喜んでましたから、そういうところで日本と中国っていうのをうま~く繋がって行けたら最高だと思いますね」