小島聡が“オリジナル・ロス・インゴベルナブレス”をウエスタン・ラリアット葬!
18日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2019』が行われた。
この日の第3試合では、1980年代から新日本プロレスに参戦し、2003年のレフェリーに転向後に日本とメキシコの橋渡しに奔走し、2006年に逝去したブラック・キャットさんの追悼が行われた。
試合は、風神&雷神&小島聡&トーア・ヘナーレvs鷹木信悟&BUSHI&内藤哲也&テリブレの8人タッグマッチで行われ、20日にシングルマッチが決まっている小島と“オリジナル・ロス・インゴベルナブレス”のテリブレが試合開始直後から激しくチョップを打ち合っていき、その後のショルダータックル合戦を制した小島は胸筋をピクピクと震わせ絶好調をアピール。
その後、ヘナーレが内藤に突っかかっていき、ロスインゴ勢に捕まる展開となるが、ヘナーレはムーンサルト式ダブルニードロップで内藤の顔面を叩きつけるなど猛攻。そして久々の登場となる風神&雷神の2人がジュニアタッグ王者である鷹木&BUSHIを意識して突っ込んでいき、鷹木にコンビネーションアタックを決めると雷神と鷹木がラリアットで正面からぶつかり合い、一度は雷神がこれを制すも鷹木は即座に起き上がりパンピングボンバー。両者タッチし、勝負を小島とテリブレに託す。
小島はテリブレにマシンガンチョップから「行っちゃうぞバカヤロー!」と叫んでコーナーに上るも、テリブレはデッドリードライブで切り返し、ラ・テリブリーニャ(スタイルズクラッシュと同形)を狙うが、小島はコジコジカッターで切り返し、渾身の継承ウエスタン・ラリアットでカウント3を奪った。
試合後、バックステージに意気揚々と現れた小島は、「前哨戦で勝つと本番にはちょっと調子悪くなるとか、プロレスあるあるだけど、そんなことはねーんだよ。今の俺、この体見てくれよ。充実したこの顔と、この身体!見てくれよ!何も怖くないぞ!俺は今プロレスをものすごくエンジョイしてんだよ!こんな楽しい時間ねーんだよ!こんな痛くて大変だけど、こんな楽しい時間ねーんだよ。なあ?世界で一番プロレスを楽しんでるこの俺が必ずやまた明後日勝利して、もう一個、もう二個、もう十個くらい階段上って!メキシコでまたさらにトップ選手になっていきたいと思います!ありがとうございました!」と笑顔で語り、会場を後にした。
ベテランながら昨年ロス・インゴベルナブレスに加入し勢いに乗るテリブレを相手に、日本の古強者である“第3世代”の小島聡がどう戦っていくのか、20日の決戦の行方に注目が集まる。