【試合結果】11・18 秀ING-UP王子大会 ガッツ石島&マスクドミステリー&大谷譲二&井土徹也vs藤原秀旺&松崎和彦&スーパー・ドクター・秀&秀李
『秀ING-UP旗揚げ戦 シューウォー🍈記念日』
日時:2018年11月18日(日)
開始:12:30
会場:東京・王子BASEMENT MON☆STAR
観衆:106名(満員)
▼第1試合 アライヴァルvsGOING-UP!20分1本勝負
○木村太輔(アライヴ&メジャーズ)
8分3秒 フロッグ・スプラッシュ→体固め
●室田渓人
▼第2試合 アライヴァルvsHEAT-UP!30分1本勝負
○塚本拓海(BASARA/アライヴァル)
8分17秒 ずどん→片エビ固め
●飯塚優
▼第3試合 若者よ、中高年に元気を!45分1本勝負
○兼平大介/佐山駿介(ASUKA PROJECT)
14分33秒 strike of the knee→片エビ固め
松田慶三(IWA熱波軍)/●渡辺宏志
▼第4試合 エイトメン・ハイパー・イリミネーション・バトル時間無制限
○ガッツ石島/マスクドミステリー/大谷譲二/井土徹也
大谷譲二の一人残り勝ち
●藤原秀旺(アライヴ&メジャーズ)/松崎和彦(フリー/アライヴァル)/スーパー・ドクター・秀(アライヴァル)/狂乱の X=秀 李(アライヴァル)
※GOING-UP軍が勝利したため、次回大会以降GOING-UPの名前が戻る。
<1人目>
○井土徹也
8分29秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
●スーパー・ドクター・秀
<2人目>
○藤原秀旺
9分49秒 100%メロ〜ンジュース→エビ固め
●井土徹也
<3人目>
○松崎和彦
12分7秒 グラウンド・コブラツイスト→3カウント
●マスクドミステリー
<4人目>
○ガッツ石島
15分37秒 ゴーストバスター→エビ固め
●秀 李
<5人目&6人目>
●ガッツ石島
16分40秒 両者オーバー・ザ・トップロープ
●藤原秀旺
<7人目>
○大谷譲二
18分33秒 スライディングD→エビ固め
●松崎和彦
秀ING-UP旗揚げ戦は狂乱に次ぐ狂乱の宴!大谷譲二が殊勲の勝利でGOING-UPの名を取り戻す!ガッツvs秀旺の決着戦は12月の新木場大会へ!
オープニング
実況弥武芳郎と解説マグナムNOGEのオープニングトーク。会場入りするなり3,000円で秀ING-UPTシャツを買わされ、チケットを3枚自腹で出費させたこともあり不満タラタラでトークを続ける両雄。
メロン記念日の曲がBGMで流れる中、弥武が「今日は控室のスピーカーを切ってあるので内容が聞かれない」と告げるや否や罵詈雑言の嵐。観客のツイートは大会後にして欲しいというのはお約束。
当日のリングはPURE-Jのものだったが、調子に乗った弥武とNOGEが「秀ING-J」「PURE-秀」とか言っているとリング設営のため早くから来場していたライディーン鋼に怒られてしまう。
メインでGOING-UP勢が勝利すれば次回以降GOING-UPの名前が戻り、アライヴァル勢が勝利すれば秀ING-UPのまま継続することを説明。更に弥武が「(アライヴァルが敗れた場合)秀旺の保持しているメロン記念日のCDを猫よけに使う」「フリスビーのように投げる」「GEOに売ってしまう」「負けた場合はお客様全員にマスクメロンをプレゼントしてもらおう」ととんでもない要求を連発。
オープニングが終わり大会開始の際、流れたのは「メロン記念日のテーマ」。まさしくシューウォー🍈記念日なのである。
第1試合
アライヴァル軍の一人として木村太輔がGOING-UPマット初登場(入場曲はももいろクローバーZ/猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」)。SPWF時代から培ったテクニック、場外にエスケープし戻り側に攻撃するなど室田のはやる気持ちを逆なでするインサイドワークは木村ならでは。腰を狙われた室田は防戦一方となるが、かわず落としからバックドロップで反撃。だが木村はかわず落とし、バックドロップと同じ技を繰り出し精神的にも優位に立ち、最後は豪快にフロッグ・スプラッシュで飛びピン。アライヴァル軍に幸先の良い勝利を挙げた。
第2試合
塚本拓海もGOING-UPマット初登場。飯塚の差し出した手を一瞬だけ握る塚本、キャリアの差を飯塚のグラウンドに複合関節技を見せ対抗することで発揮する。中盤飯塚が不意に出したローに足を押さえて苦痛の表情を見せた塚本、ずどんを切り返した飯塚が裏足四の字を繰り出すとこれがガッチリ極まり、あわや金星を奪うのかと思われたが塚本はロープへ。コブラクラッチから引き込み膝蹴りをヒットさせるニール閃も繰り出した飯塚だが、直後の右ハイをかわした塚本がバックを取り、一気にずどんを決めて3カウント。アライヴァル軍が連勝。
第3試合
ASUKA PROJECTの佐山駿介が初登場。兼平に合わせて渡辺にサッカーボールキックの挟み撃ち、慶三にはレッグラリアットやワキ固めを決めるなどイキの良さをアピール。慶三と渡辺はこれが初タッグかと思われるくらいの安定感、Wのエルボーやツープラトンのダブルアーム・スープレックスを見せ随所で若い二人の勢いを止める。兼平と慶三は重量感たっぷりのプロレスを披露、しきりにチャンピオンを意識していた慶三。その兼平にゴロースープレックスや塾長ドライバー(フロントネックチャンスリードロップ)を見せた渡辺だが、ダイビング・ニーをかわした兼平が肩口へのニー、strike of the kneeを立て続けに繰り出し勝利。試合後は挑発してくる慶三のタオルを奪って逆パネッパを見せた兼平、佐山と握手をしてリングを降りた。
第4試合
まとめて入場してきたGOING-UP軍に対し、一人ずつ入場するアライヴァル軍。文句を言う石島だがこの日は「秀ING-UP」。初登場となった狂乱のXこと秀李、その出で立ちはまさにキョ○シー。満員になった王子を見て笑みを浮かべながら入場する秀旺のコール時に奇襲をかけたGOING-UP軍、場外乱闘を繰り広げる。
GOING-UP軍はまず秀旺をターゲットにして試合を優位に進める。アライヴァル軍は秀李がドクターとの合体攻撃を見せるなど活躍するが、まず井土がその秀李が誤爆した直後にジャーマンでドクターを排除しGOING-UP軍がリード。
一本獲った勢いで秀旺を攻める井土、しかし秀旺はダグ・ファーナスばりのバック宙ドロップキックを公開、館内をどよめかせた後直下式ブレーンバスターから100%メロ〜ンジュースで井土を消し3対3のタイに持ち込む。
ミステリーが秀旺の勢いを止めんと奮闘、得意技を連発し攻め込む。チョークスラムの体勢に入るが秀旺が倒れぎわの急所攻撃。松崎に交代しコブラツイストの応酬から松崎がグラウンドコブラで丸め込みミステリーを排除、3対2になりピンチになるGOING-UP軍。
譲二は秀李と失格になったはずのドクターによる合体ネックブリーカーを食らうなどピンチに。しかし秀李への飛びつきRKOをぶっ放し逆襲。石島がドクターごと蹴散らしゴーストバスターで秀李を消して2対2へ。
石島と秀旺は互いにラリアットを打ち込む。石島がやや優勢になるが秀旺はロープに凭れながらビッグブート。しかしそのまま石島がラリアットを打ち込むと両者OTRで失格に。
最後は松崎と譲二の一騎打ちに。チョップを打ち込む譲二、モノともしない松崎はキチンシンクから直下式ブレーンバスター。ここで秀旺、ドクター、秀李が乱入しトレイン攻撃、果ては秀旺と松崎によるハイジャック・バックドロップ。我慢の限界だったGOING-UP勢もカットに入り乱戦模様へ。その中松崎が羽交い絞めにした譲二に秀旺がニールキック、これが誤爆になるとエルボーバットからスライディングDを決めた譲二が大ベテラン松崎から殊勲のフォール勝ち。GOING-UPの名前を取り戻した。
エンディング
譲二の勝利に歓喜する場内、しかし破れた腹いせかアライヴァル勢がリングジャックして乱闘、更に木村と塚本が本部席から弥武を連行する。弥武をリング内に引きずりこむと、ドクターと秀李がTシャツを引き剥がし秀旺ひとこと。
秀旺「ハハハハ、おい弥武、おい素人がリングに上がっちゃダメだよお前(館内爆笑)。おい!体罰してやろうか!」
そう言うと秀李が押さえる石島の眼前で弥武に暴行を加える秀旺、ドクター、松崎。石島が秀李を振り切り弥武をカバーし身を呈して守る。高笑いの秀旺はサングラスをかけて喋りだす。
秀旺「もういいもういいもういい、素人だからかわいそうだろ(館内爆笑)。やめてやれよおい、(ドクターと木村、秀李に石島を押さえるよう指示)おい、気持ちいいなおい。」
石島「(押さえつけられながら)なんだこれは?勝ったぞ俺は!」
秀旺「よし…(しばし考えた後、森山周太郎の『生きてることが辛いなら』を歌う)拍手!(館内拍手)おい、お前よお、切腹が嫌だからって、(松崎にサングラスを渡し)切腹が嫌だからって俺が入手したお前が書いた遺書…(ポケットから『遺書』と書かれた郵便局の封筒を取り出す)」
石島「書いてねえよ!そんな遺書なんてよ!!(館内爆笑)」
秀旺「(遺書を館内に見せつけながら)ガッツ!ガッツ石島って書いてある。」
石島「書いてねえよ遺書なんか!!」
秀旺「よしよし、ドクター上がれ。」
石島「おい、なんだなんだ??」
秀旺「(ドクターが秘薬の瓶を持ってくる)おい、自殺と切腹は意味が違うってことお前ら覚えとけよおら!いいか、こういうのは、俺が破棄してやる(遺書を破り捨てる)。つーことでよ、コイツぶっ殺す!」
ドクターが投薬しようとする。そこに譲二、井土、ミステリーが割って入り投薬を防ぐ。リング上にばら撒かれた秘薬の上で乱闘する両陣営、秀旺はセコンドの室田を鳩サブレーの缶蓋で殴りつける。缶蓋を咥えながらリングサイドをのし歩く秀旺、場内南側観客席後方からわき起こる「鳩サブレー」コール。破れたものの意気揚々と引き上げていくアライヴァル勢。マイクを掴む石島。
石島「…なんか、試合勝ったのに負けちまったみたいじゃねーか(館内笑い)。あの鳩サブレー野郎この野郎…くっそ〜…譲二、ミステリー、徹也、助けてくれてありがとう(館内拍手、去り際に木村がお札をばら撒いていく)。なんだ木村この野郎!お前ももクロ好きらしいじゃねえかこの野郎!(館内笑い)いい歳こいてこの野郎、次も来いやコラ!ももクロ!(去っていく木村と塚本)まあ、とりあえずね!今日勝ったってことは、秀ING-UPからGOING-UPに戻ったってことじゃないですか?(館内拍手、一部から「ええ〜!?」)待て待て待て待て待て(セコンドの渡辺が「おかしいだろお前ら!」)だいたいなあ、このPUREーJのリングになあ、あんなピュアじゃねえ奴が上がっちゃダメなんだよ!俺らピュアハートなメンバーだけが上がれるんだ!(場内「ええ〜!?」から「ピュアハート」コール)まあという訳でね、12月1日はGOING-UP初の新木場大会ということで!今日勝ったんで機嫌いいから、対戦カード今発表しちゃおうと(場内歓声、カードは別項参照)。この7試合でお送りしますので、皆さんこの後僕チケット即売会やるので、買ってください!生活がかかってますんで!僕を救済してください!よろしくお願いします!!(館内拍手)まあそういう訳で!今日は勝った譲二に!ビシッと締めていただきたいと思います。」
譲二「(場内の譲二コールに押されるように)ありがとうございます!すごい、さっきまで秀ING-UPって言ってたのに…(館内笑い)ピュアハートとか、入れ替わりが激しい(館内笑い)。はあっ!そんな皆さんでもですね、いつもここまで、この王子まで来てくれて…『氏ね』とかね…『自殺』とか…そういうのじゃないでしょ?『全員氏ね』とかね、そんなの言っちゃいけません。こんないっぱい来てくれるお客さんにね、言うのは…『いつもありがとうございます』!!(館内大拍手)ね!本当にいつもありがとうございます。このままですね、12月1日新木場大会まで勢いはついたので、皆さん、新木場でまた会いましょう!(館内拍手)…締めるんですか。(距離がある他の3人)なんかちょっと引いてる感じですね…(館内笑い)」
石島「引いてる?」
ミステリー「考えすぎだろお前。」
石島「なんかちょっとマイナス思考あるぞ。」
譲二「でも嬉しくて!嬉しくてですよ!」
石島「そうだぞ、松崎番長討ち取ったんだぞお前!」
譲二「いや〜そうっすよ!松崎番長から三つ!ガッツワールド時代からずっとね、やってた方ですよ。嬉しい。しかもGOING-UP戻ってきた〜…(場内歓声)ヘイ!ここが重要なことなんですけど、『GOING-UP』新木場大会ですので皆さんよろしくお願いします!」
かくしてGOING-UPは名前を取り戻し初の新木場大会に臨むことに。新木場では石島が秀旺のベルトに挑戦するが、アライヴァル勢が集結するこの日、そう簡単にベルトは渡さないと抵抗するであろう秀旺を打ち破り、GOING-UP初のタイトルホルダーが誕生するのだろうか。
なお、12月1日新木場1stRING大会の全カードは以下の通り。
『GOING-UP特別興行』
日時:2018年12月1日(土)
開始:19:00
会場:東京・新木場1stRING
▼第1試合 新木場闘会始 シングルマッチ30分1本勝負
室田渓人
vs
翔太(ガンバレ☆プロレス)
▼第2試合 中高年ベテランタッグvsアライヴァル タッグマッチ30分1本勝負
黒田哲広(フリー)/渡辺宏志
vs
塚本拓海(BASARA/アライヴァル)/スーパー・ドクター・秀(アライヴァル)
▼第3試合 熱波連合軍vsアライヴァル 6人タッグマッチ30分1本勝負
マスクドミステリー/松田慶三(IWA熱波軍)/YUJI KITO(ASUKA PROJECT)
vs
松崎和彦(フリー/アライヴァル)/木村太輔(アライヴ&メジャーズ)/秀・オブ・ザ・イルミナティ(アライヴァル)
▼第4試合 SHINKIBA MEGA BATTLE シングルマッチ30分1本勝負
飯塚優
vs
原学(ソウルモード)
▼第5試合 スペシャルシングルマッチ シングルマッチ30分1本勝負
井土徹也
vs
TORU(道頓堀プロレス)
▼第6試合 新時代エースタッグvs666 タッグマッチ45分1本勝負
兼平大介/大谷譲二
vs
忍(666)/竹田光珠(666)
▼第7試合 CCW認定カナディアン・ヘビー級選手権試合 シングルマッチ60分1本勝負
【王者】藤原秀旺(アライヴ&メジャーズ)
vs
【挑戦者】ガッツ石島
※王者秀旺は4度目の防衛戦。
<記事・写真>鈴木“サモハン”孝