【試合結果】10・2 井上貴子デビュー30周年記念イベント 井上貴子&井上京子&堀田祐美子&神取忍vs中森華子&雪妃真矢&安納サオリ&チェリー
井上貴子デビュー30周年記念イベント『己を磨く!女は輝く!』
日程:2018年10月2日(火)
開始:19:00
会場:東京ドームシティホール
観衆:2111人(超満員)
▼30周年にしてチャレンジマッチ 30分1本勝負
●井上貴子
10分23秒 裏拳→片エビ固め
○X=アジャ・コング(OZアカデミー)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
●アイガー
6分46秒 くるくる体固め
○希月あおい(フリー)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○ジャガー横田(ディアナ)/薮下めぐみ(フリー)
7分21秒 フィッシャーマンバスター→体固め
渡辺智子(マーベラス)/●関口翔(Beginning)
▼シングルマッチ 45分1本勝負
●永島千佳世(フリー)
11分43秒 月面宙返り→片エビ固め
○倉垣翼(フリー)
▼井上貴子30周年記念スペシャルメインイベント 8人タッグマッチ 60分1本勝負
○井上貴子/井上京子(ディアナ)/神取忍/堀田祐美子(フリー)
13分42秒 ディスティニー・ハンマー→片エビ固め
中森華子(PURE-J)/雪妃真矢(アイスリボン)/●チェリー(フリー)/安納サオリ(Beginning)
井上貴子が30周年大会で若手に伝える勝利!アジャとのシングルでは敗北もリマッチを約束!Winkの相田“ゴルゴンゾーラ”翔子とデュエット!
オープニング
神取忍が行っている『いじめ撲滅運動』の一環として、オープニングアクトではチアダンスが行われた。
第1試合
Xとなっていた井上貴子の相手はアジャ・コング。
貴子がスタンガンで挑発すると、アジャは「それ使うんだったら帰る!」と花道へ。 貴子がスタンガンを置くと、アジャは一斗缶を持って走り込み一斗缶攻撃。場外に転がり降りた貴子にアジャは再度一斗缶攻撃から客席に叩き込む。コーナーに立てかけられたスポンサーボードで貴子をボコボコにすると、リングに戻りナックルからロープにくくりつけて痛めつけていく。
コーナーに押し込みチョップ30発を予告して10発。疲れたアジャへ貴子がナックルで返し、アジャは往復ビンタから「30発分まとめてくらえ」とロープに振るとダブルチョップで倒す。アジャはエルボードロップからフォールも2。
アジャは首投げからフェイスロック。さらに噛み付くとナックルからブレーンバスター。フォールも2。
アジャは貴子の両手を踏みつけていくが、貴子はすきを見てスクールボーイ。返したアジャがフェイスロックで捕らえ、これを離すとロープに振るが貴子は前方回転エビ固めを狙う。耐えたアジャがヒッププレスも、貴子は避けてロープに振るが、アジャはボディアタックで迎撃しブレーンバスターを狙うが、耐えた貴子がガットショットからDDT。貴子はコーナーに登るが、アジャは正面に登るが貴子は正面からのカーフ・ブランディング。貴子は改めてコーナーに登りデスティニーハンマーを投下しフォールも2。
貴子は美拳も、避けたアジャがビンタからバックドロップ。フォールも2。
アジャは垂直落下式ブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。
アジャはコーナーに登るが、井上京子がコーナーに登りアジャを押さえつけると、貴子がアジャの足へスタンガン攻撃。貴子は美拳を2発叩きこんでフォールも2。
貴子は美拳も、アジャがガードして裏拳を叩きこむが、貴子がこれを避けて丸め込むも2。
京子がリングに上がりアジャを羽交い締めにすると、貴子がスタンガンを持って走り込むが、アジャはこれを避けて裏拳を叩き込み倒すと3カウント。
アジャ「おい、すげービリビリしてんだよここ。ビリビリしてんじゃねーかよ。なんで京子お前まで出てくるんだよ!きたねーだろお前。手段選ばないって、もうちょっと選んでよ。こっちもたいがいなんだよ。まあでも、あービリビリしてる。とりあえず、30周年おめでとう。30年、やってまだ一回もシングル勝ってないんだっけ?あらー、じゃあ、もう一回?もう一回?いいけど、ビリビリと京子なしね。一斗缶なしにするからビリビリと京子なし。サシでやろう。サシで。京子いたらサシじゃねーじゃねーか!京子出てきたら!あれもっと出てきてバンバンバンバンやったら元も子もないわ。私も先日32周年を迎えて、しかも、48歳の誕生日迎えた最初の試合勝ててゲンがいいんでありがとうございました。この、恨みは、メインで若い、ひとり若くないのもいるけど若い奴らにはらしてやってください。ありがとうございました。このあとの試合で、もっともっともっと盛り上がれ―!」
第2試合
あおいがレフェリーを盾にして試合開始。お互いアイガーを前にし押し付け合うと、レフェリーがあおいの背中を押してあおいは気合を入れてエルボー連打。だが目が合うと恐怖に引きつり、アイガーが叫ぶとあおいはロープに振ってアームホイップ連発。アイガーはダメージ無く立ち上がると、あおいは客席を指差し「アッ」と視線をずらすと丸め込もうとするが、アイガーはすぐに切り返し四つん這いであおいへ近づいていく。あおいは急いで場外へ逃げると、追いかけてきたアイガーと場外乱闘からカウント19までアピール合戦。
アイガーはサミングからロープに飛ぶとラリアット。これをバックブリーカーで切り替えしたあおいがブレードランナーから走り込んでストンピング。アイガーは立ち上がるとチョークスラム。再度チョークスラムを狙うがあおいはこれをキャッチしロープに飛ぶとジャンピングラリアットからフォールも2。
あおいは逆さ押さえ込みも2。あおいは首固めも2。
あおいはロープに振ろうとするが、アイガーはキスをしてそのまま倒れ込みフォールも2。
アイガーは呪落を狙うが、着地したあおいがスネを連続で蹴りつけ、怒ったアイガーがラリアットを狙うが、これをキャッチしたあおいが大回転して目を回したアイガーを丸め込み3カウントを奪った。
第3試合
試合が始まると翔が薮下に飛び込みドロップキック連発。さらにロープに振って腰投げから低空ドロップキックを連発しフォールも2。翔は渡辺にタッチ。
渡辺はボディスラムからブーメラン式エルボードロップ。さらにギロチンドロップを投下しフォールも2。
薮下はフェイスバスターからジャガーにタッチ。
ジャガーは渡辺を丸め込むが渡辺も切り返すが2。
翔が出てきてダブル攻撃を狙うが、ジャガーはこれを切ると翔を蹴りつけて渡辺を突き飛ばすと、走り込んで来た渡辺をかにばさみで翔に倒す。
渡辺は立ち上がるとラリアットも、ジャガーは卍固め。これは翔がカット。
ジャガーは翔にビンタからロープに飛ぶも、渡辺は追走ラリアットからブレーンバスターを狙うも、ジャガーはDDTで切り返す。ロープに振ろうとするが渡辺が逆に振って走り込むも、ジャガーは足を伸ばしてカットし浴びせ蹴り。ジャガーは薮下にタッチ。
渡辺は薮下をコーナーに振ると走り込むが、薮下はコーナに座り渡辺の腕をキャッチするとぶら下がり腕ひしぎ。
これを離すとダイビンッグ浴びせ蹴りも、避けた渡辺がラリアットでなぎ倒しフォールも2。
渡辺はロープに飛ぶが、場外からセコンドが足を掴んで倒し、薮下とともにダブル攻撃を狙うが、渡辺はダブルラリアットで迎撃。渡辺はバックドロップを狙うが、薮下は着地し投げ捨てジャーマン。さらにラリアットを狙うが渡辺はこれを避けると投げ捨てジャーマン。渡辺は翔にタッチ。
翔はミサイルキックからコーナーに登り再度ミサイルキック。渡辺が翔を担いで薮下に叩きつけてフォールさせるも2。ジャガーが渡辺にイス攻撃から、薮下がムチ攻撃を翔と渡辺に交互に叩き込む。薮下は渡辺をロープに振ってムチをフルスイングすると、ノーザンライトスープレックスホールドも2。薮下はジャガーにタッチ。
ジャガーはコーナーに振ってビンタから雪崩式ブレーンバスター。さらにパイルドライバーからフォールも渡辺がカット。
薮下とジャガーは渡辺をロープに振るが、渡辺はブーメランアタックからジャガーにバックドロップ。さらに翔が丸め込むも薮下がイス攻撃でカット。
薮下は渡辺にイス攻撃からセコンドとともに翔にムチで絞首刑。ジャガーは翔を椅子に座らせるとケンカキックを叩き込み、セコンドが翔を立たせるとダイビング浴びせ蹴り。そのまま踏みつけフォールも2。
ジャガーはフィッシャマンバスターで叩きつけて3カウント。
井上貴子の歌のコーナー&トークショー
(貴子が入場し『からっぽなトキも夢中にさせて』を熱唱)
貴子「皆さんこんばんは!己を磨く女は輝く、改めまして井上貴子ですようこそ。ありがとうございます。ちゃっちゃといきますね。私は20歳の時に『奇跡の扉』という曲でデビューしたんですけど、その作詞をなさった方が及川眠子さんという方で、残酷な天使のテーゼとか、大物の方々の作詞を数々たくさんしてらっしゃるんですけど、今日及川眠子さん来てま~す。ありがとうございます。今日始めて及川さんの前で歌うんですけど、20の時に歌ったんですね。20の時です。20の時です。20の時なので振り付けもあるんですが、振り付けもやります。振り付けを結構息切れとかしちゃうんで
新しく音を取りました。口パクとはいかないけど声出していきます。奇跡の扉!」
(奇跡の扉を熱唱)
貴子「井上京子選手と曲を出したことがあるの覚えている方いらっしゃいますか?今ダブル井上でタッグを組んだりしてるんですけど、その当時はパッションルージュというかわいらしいユニット名で歌を二曲出してるんですけど、この歌が今日最後の歌になります。井上京子選手が今日歌ってくれるというんで、今日は井上京子選手を呼んで一緒に歌いたいと思います。井上京子選手の入場です」
(京子入場)
京子「こんにちは。貴子さん30周年おめでとうございます」
貴子「京子さんも30周年なんですよ」
京子「これ私が1番苦手なやつって言ったじゃん」
貴子「カラオケでも歌ったじゃない」
京子「貴子さんは歌上手いのでレコーディング一日で終わったんですけど、私は一ヶ月ぐらいかかったかな、ほんとに怒られた記憶があるのでトラウマしかないんです。結構怒られて」
貴子「私に?そういうことしちゃうんだな~」
京子「一番始め覚えてますか?横浜アリーナで」
貴子「デビュー横浜アリーナでしたんですよ。二人で」
京子「いえーいいえーいって言ってる時に何故か私が自分の靴紐に引っかかって転びまして」
貴子「ドカーンて盛り上がってるから私はこっち向いてるからノリノリでやっていて、振り向いたら転んでたと」
京子「めっちゃ恥ずかしかった」
貴子「二曲目に出した歌がワン・ウェイ・ドリームという武道館でデビューしたという。まさかの武道館」
京子「ねー」
貴子「その歌を今から歌いたいと思います。ワン・ウェイ・ドリーム聞いてください」
(W井上で熱唱)
京子「アンコール、アンコール、アンコール」
貴子「最後って言ったじゃん」
京子「聞いてください。アンコール、アンコール」
貴子「用意してなかったんですけどね、JEWEL聞いてください」
(JEWELを熱唱し、その後休憩へ)
休憩明け、貴子が登場しトークショー。
ビデオメッセージが夏樹☆たいよう、サソリ、中西百重、高橋奈七永、笹崎勝己レフェリー、伊藤薫、タカアンドトシ、中村由真、豊田真奈美、長与千種から送られる。
続いてWinkの相田翔子さんが登場すると、相田翔子さんはかつてプロレスを目指していたとのことで、当時考えていたリングネーム“ゴルゴンゾーラ翔子”とコールされる。
貴子の写真集お蔵出し画像がモニターに映されると、翔子さんは「お尻が…」と連呼。最後に『六本木心中』をデュエットした。
第4試合
永島が手4つをフェイントに足を踏みつけロープに飛ぶとコルバタ。走り込んで来た倉垣の足を刈ってフォールも、すぐに立ち上がった倉垣が逆に足を刈ってフォール。永島もすぐに抜けて睨み合う。
永島は倉垣の腕に噛みつきロープへ押し込むと顔面を踏みつけ、これを離すとロープへ振ろうとするが、倉垣はこれに耐えると永島がエルボー連打。強引にロープに振ってクロスボディからフォールも1。
永島はガットショットからロープに振るが、倉垣はバックエルボーで迎撃するとブレーンバスターを狙うが、永島は耐えると倉垣はそのまま正面に投げ捨て串刺しラリアット。再度串刺しラリアットからキャメルクラッチ。ロープに這う永島へ逆エビ固め。永島はロープを掴みブレイク。
倉垣はコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、永島はその腕をキャッチしぶら下がり腕ひしぎ。これを離すと倉垣の手を踏みつけてロープに飛ぶとケンカキック。フォールも2。
永島は投げようとするが逆に倉垣がブレーンバスター。、変形足4の字からパワーボムを狙うが、着地した永島がジャーマンを狙うもあがらない。倉垣はKUBNAGEからボディスプラッシュ。フォールも2。
倉垣はコーナーに登るが、永島は正面に登るも倉垣はそのままカナディアンバックブリーカー。永島は暴れて逃れると雪崩式フランケンからフォールも2。
永島はビッグブーツも倉垣はソバット。永島は再度ビッグブーツも倉垣もソバットで返し、永島が再々度ビッグブーツも倉垣はこれをはじくが永島はすぐさまキャプチュードで投げ捨てる。
永島はコーナーに登るとダイビングフットスタンプを投下し、再度コーナーに登るとダイビングフットスタンプからフォールも2。
永島はジャーマンを狙うが、耐えた倉垣がバックドロップ。永島のラリアットを巻き込んで再度バックドロップからフォールも2。
倉垣はムーンサルトを投下し、串刺し攻撃を狙うが永島は前蹴りで動きを止めると裏拳2連発からフィッシャーマンバスター。フォールも2。
永島は投げようとするが倉垣がショートレンジラリアットでなぎ倒し、改めてラリアットも永島が丸め込むが2。
倉垣がラリアットでなぎ倒しフォールも2。
倉垣はメタル・ウィングを狙うが永島が丸め込むも2。
走り込んだ永島に倉垣はメタルウィングで叩きつけてフォールも2。
倉垣はムーンサルトプレスを投下し3カウント。
第5試合
若手軍が急襲し試合開始。それぞれ中央に振ろうとするが、逆に振ったベテラン軍がサンドイッチラリアットを狙うも、若手軍がそれぞれスクールボーイも2。
貴子をロープに振ってクアッドドロップキックを狙うが、貴子はロープを掴んでタイミングをずらすと、安納の顔面にケンカキック連発。だが安納は延髄斬りからポテリングも2。安納は雪妃にタッチ。
雪妃はエルボー連打からロープに振るとトラースキック。フォールも2。
雪妃はロープに飛ぶが貴子はハイキックで迎撃しフォールも2。貴子は堀田にタッチ。
雪妃はローからミドルも、堀田がローで倒すと背中にサッカーボールキック。堀田はピラミッドドライバーを狙うが、着地した雪妃がハイキックも堀田はキャッチしアンクルホールド。これは中森がカット。
雪妃がローキックからチェリーがフェイスバスター、雪妃がレッグラリアートからフォールも2。雪妃は中森にタッチ。
中森が堀田の串刺しラリアットを避けてハイキックから投げようとするが上がらないと見るやコンビネーションキックからロープに飛ぶが、貴子がエプロンから蹴りつけると堀田とともにダブルのミドルキック。交互に前から後ろからサッカーボールキックを叩き込んでサンドイッチサッカーボールキック。
立ち上がった中森はラリアットを巻き込んで顔面を蹴りつけるとロープに飛ぶが、堀田は掌底で迎撃し京子にタッチ。
京子はラリアットも、避けた中森にバックエルボー。中森は強引にバックをとって投げようとするが、京子はロープを掴みブレイク。京子は中森をロープに振ってラリアットも、避けた中森がバックをとる。バックエルボーで逃れた京子に中森はミドルキック連打。受けきった京子がエルボーで倒すも、中森は負けじとミドルキック連打。京子はこれも受けきりエルボーで倒すと、ショートレンジラリアットも避けた中森が突き飛ばし、エプロンから雪妃がハイキック。中森とともにロープに振るが、京子はダブルラリアットでなぎ倒すと中森を上げようとするが、耐えた中森がミドルキックから投げようとする。耐えた京子にハイキックからフィッシャーマンスープレックスで投げ捨てバズソーキック。フォールも2。中森は安納にタッチ。
安納はミサイルキックからエルボー連打。ロープに飛んでクロスボディも京子はキャッチし正面に投げ捨てるとボディプレスからフォールも、安納はブリッジして抜けるとドロップキック。避けた京子がブレーンバスターで投げ捨て、ロープにもたれかかる安納へラリアット。倒れた安納にパワーボムを狙うが、これは若手が太鼓の乱れ打ちでカット。
安納がガットショットからフィッシャーマンスープレックスホールドも2。
安納はコーナーに登るが、堀田が髪を掴んで動きを止めると、京子が正面に登り雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。京子は神取にタッチ。
神取はチェリーにラリアット。雪妃にヘッドバッド、中森にスリーパー。これを安納がカットすると安納にもスリーパー。これは雪妃がカットし、中森がハンマーブロー、中森と雪妃がダブルのビッグブーツから雪妃がハイキック。中森もハイキックを打ち込むが、神取は両方キャッチしまとめてアンクルホールド。これは安納が走り込むとエルボー連打から若手4人でサンドイッチドロップキック。安納は中森にタッチ。
中森はミドルキック連打からロープに飛んでランニングミドル。中森はロープに振っていくが、神取はラリアットで迎撃しパワーボムを狙うが、耐えた中森にヘッドバッド。中森はラリアットも神取はキャッチし一本背負いから腕ひしぎ。これは若手がカット。神取は貴子にタッチ。
貴子はローキックからハイキック。避けた中森はバックをとるが、逃れた貴子がハイキック。ガードした中森がハイキックからロープに飛び、正面で止まると貴子はエルボーから美拳。フォールも若手がカット。
貴子はディスティニーハンマーを投下するが、中森が避けて雪妃はトラースキックからチェリーが熟女でドーン。安納がかかと落としから中森がシャイニングウィザードを投下しフォールも京子がカット。
中森が再度シャイニングウィザードからディスティニーハンマーを投下。フォールも堀田がカット。中森はチェリーにタッチ。
チェリーがミサイルキックから貴子をコーナーに振って、若手+あおいとトレイン攻撃。貴子を全員で踏み潰して「貴子さん30周年おめでとうございまーす!」とポーズを決めると、チェリーがノーザンライトスープレックスホールドも2。チェリーはコーナーに登るが、貴子はビンタから正面に登り巻き投げる。フォールも2。
貴子は走り込むが、チェリーは丸め込むと春夜恋も貴子はロープを掴む。
安納と中森がダブルのハイキックから雪妃がSTO。チェリーがチェリートーンボムを投下しフォールも堀田がカット。
京子がクロスチョップで次々なぎ倒すと、チェリーを担いで貴子のディスティニーハンマーと京子のパワーボムの合体技。フォールも2。貴子はチェリーにディスティニーハンマーを投下し3カウント。
貴子「皆さん、本日はこの場所にこの時間にこの日に集まっていただき本当にありがとうございました。まことにありがとうございまーす!もうやらないよ。延長はないよ。なんだかんだとほぼ30年間女子プロレスラーを続けてきて、色んなご縁がありました。30年間、ここにこうして立っていられるのも、皆さんとのご縁に恵まれたからだとほんとに心からそう思っています。ありがとうございます。最近は悪いこともしてないのに、デビュー30周年井上貴子(48)とか出てしまうんで、あまり見栄ははりません。これからはちょっと戦い方を考えながら、もうちょっと現役を続けていこうかなと思います。こんどの日曜日に井上京子選手の30周年記念試合で後楽園ホールで試合があります。その時はダブル井上でやりますので応援に来てください。これから試合会場や色んなところで井上貴子を見た時は暖かい声援のみでお願いします。今日はありがとうございました」
<試合後コメント>
井上貴子
――まず、第1試合のアジャ・コング選手との試合について
「やっぱり入場曲が、知ってても、相手が分かってても入場曲が流れただけで鳥肌と言うか。久しぶりに鳥肌が立ちました」
――惜しくも勝つことはできませんでした
「勝つ手段というか、色々考えてみたけど、あの絵面と言うか“悪役とベビー”という分かりやすい感じが自分も気に入っていて。『テレビ撮りです』って言われたら、『アジャ・コングとシングル!』みたいなのが多かったんで、多分一生勝たなくていい相手だったなという感じです。またやりたいです」
――そして、歌も歌われたり相田翔子さんがいらっしゃったりもしましたが、どういったお気持ちでしょうか
「ホントにもう『30年間を頑張ってきました』的なお祝いのイベントなので、色んな人がたくさん来て、楽しんで言ってくれたらいいなと思ったので、ちょうど翔子ちゃんはデビューも一緒で同じ年だし、なんか急接近してお友達になったので、ぜひ今日はリングに上ってくださいということで、とても感謝しています」
――メインイベントは見事勝利を飾りました
「相手の4人の子が、すごくエンターテイメント性の高い見た目なので。でも実力がまだまだだなってところは多々ありましたけど、一発一発が軽いだけで決して悪くはない素質を持っているし、自分をアピールするというのがよくできていると思うので、今後井上貴子のかけらを是非引き継ぎながら自分らしさを出して、女子プロレス界に名前を、歴史に残るレスラーになってもらいたいなと思っています」
――試合後には『今後の戦い方を考える』というお言葉がありました
「基本的には“闘う女”でありたいとは思いますけど、色んな戦い方があるので。ちょっとプロレスを続けていくという意味では、厳しいなあっていうのは結構考えているので、今の試合数をもっともっと減らして……とか、ここ!っていうときだけ、みたいな戦い方が出来たら、息が長く出来るのかなと思いました」
――怪我や体調の問題があるのでしょうか
「んー……古傷がうずうずしているのと、年令とともに色んなことが難しくなってきているので。コーナーに上るのがちょっと怖いとか、そういうのもあったりとかして。でも、まだ今日アジャさんの技を受けるというのは全然怖くなかったし、むしろ『受けたい!』という熱意というか、熱いものがあったので、『まだもうちょっと出来るのかな?』みたいなのがあったり(笑)その日によって気持ちにムラがあるなというのはありますね。やっぱりプロレスが大好きで、プロレスラーになりたいと思った13歳とか14歳とかの、あのモチベーションを超えてないんですよ、まだ。プロレス入ってから。あれを超えたらもう辞めてもいいかなというのはありますけど、中々ね……あのときは、『なれなかったら死んじゃお』って思うくらい、すごくプロレスラーしか考えてなかったから、あのテンションを超えたいですね」
――今日、コスチュームを新しくされましたが、昔の全女時代を思わせるデザインだと思います
「新しくしました!アジャさんとシングルをやったときによく着てて、あとレジー・ベネットからベルトを獲ったときとかもシルバーを着ていたので、『今着たらどうなるだろ。似合わなかったりするかな』と思ったけど、冒険で着てみました。(話を聞き入るマスコミ陣に)……ここで『似合いますよ』って言わなきゃ!(笑)」
――25周年のときにはお母様が健在でしたが、今回は天国からご覧になっていたと思います。30周年はお母様にどのように報告されますか
「神取さんの30周年のときも来たいって言ってたから、そのくらいプロレスが大好きな人だったので、今日は家に帰って写真の前で語らなきゃいけないですね。でもお父さんは見に来ないんですよ。一回見に来たとき、ヒザを脱臼して眼の前でもんどり打っちゃったから。あれから一回も見に来なくなっちゃった。でも今日は弟と姪っ子が来てました。あと親戚が来てました」