立ち技格闘技『BLADE』が旗揚げ!RISEスーパーフェザー級王者の小宮山工介が61kg級トーナメント優勝

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12月29日(月)、大田区総合体育館で開催された『BLADE1覚醒 -BLADE FIGHTING CHAMPIONSHIP-』。61kg級トーナメントは、結果だけを見れば優勝候補筆頭の小宮山工介が、下馬評通りに賞金300万円と新たなベルトを獲得したことになったが、準優勝となった”泥死合”SHIGERUにせよ三戦とも骨身を削った激闘だったほか、どれもが素晴らしい試合の連続だった。リザーブファイト含め、参加した10名全員がMVPだったと記しておきたい。

スーパーファイトではアゼルバイジャン共和国のザビット・サメドフと上原誠が、延長Rまで行くことに。最初の判定段階でサメドフの手が上がってもおかしくない感はあったものの、真の強豪とも目されているサメドフに、簡単に上原がKOされる図を予想した専門家も少なくなかった。敗れたとはいえ、むしろ上原の株は上がったのではなかろうか。
サモ・ぺティに判定負けを喫した城戸康裕スロベニアの22歳サモ・ぺティが、日本デビューで日菜太をKOしたことはフロックではなかった。お祭り男・城戸康裕がダウンを奪われ表情が厳しいものに。結果的には新鋭の圧勝であった。
日本のヘビー級を盛り上げるとしていたKOICHIだが、試合前の煽りビデオでさんざん「ただのデブ」とこき下ろされていた羅王丸が大奮起! お客さんが羅王丸に感情移入してしまい、客席が沸きに沸いたことで、結果的に日本のヘビー級戦は大いに盛り上がった。

年末とは言え平日興行の上に、開始の昼間は雨だったにも関わらず、集客も3000人とまずまず。午後1時から8時までのスカイ・A sports+完全生中継はあくまで本戦、オープニングファイトは11時40分からなので全部の試合を最後まで見るだけで8時間超えというマラソン興行ではあったが、試合内容は記憶に残る名勝負が続出。大会総括でも伊藤隆RISE 代表、谷山歳於Bigbang 代表、山口元気REBELS 代表も口を揃えたように、旗揚げ大会が大成功だったことは間違いない。
また、ザビット・サメドフの祝福のために、リングに登場したピーター・アーツが来年8月1日に大田区総合体育館で行われる『BLADE 2』への参戦することを表明した。
大会終了後の会見では、主催者側からアーツとの契約も締結されたと発表。対戦相手には日本人選手が予定されているという。
会場には欧州からISKAポール・ヘネシー代表、北米からベラトール新代表となったスコット・コーカーも顔を見せ、キックボクシング復活を印象付ける大箱大会となった。

BLADE1
-BLADE FIGHTING CHAMPIONSHIP-
日時:2014年12月29日(月)
開場:11:30 本戦開始:13:00
(オープニングファイト開始:11:40)
会場:東京・大田区総合体育館

▼第1試合 -61kg契約 3分3R
●秀 樹(新宿レフティージム)
1R KO
○中尾龍慧(谷山ジム大和)

▼第2試合 -65kg契約 3分3R
○憂 也(魁塾)
判定3-0 (30-28/30-28/29-28)
●AKINORI(蹴空ジム)

▼第3試合 Super Fight -55kg契約 3分3R延長1R
○那須川天心(TARGET)
1R 1分40秒 ボディへの左膝蹴りKO
●キム・ジンミン(CMA KOREA 亀尾MMA体育館)

▼第4試合 BLADE FC JAPAN CUP -61kgリザーブマッチ
○花田元誓(リアルディール)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)
●前口太尊(PHOENIX)

▼第5試合 BLADE FC JAPAN CUP -61kgトーナメント一回戦① 3分3R延長1R
○SHIGERU(新宿レフティージム)
3R 2分59秒 右飛び膝蹴り→KO
●郷州 力(PHOENIX)

▼第6試合 BLADE FC JAPAN CUP -61kgトーナメント一回戦② 3分3R延長1R
●小川 翔(OISHI GYM)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
○不可思(クロスポイント大泉)

▼第7試合 BLADE FC JAPAN CUP -61kgトーナメント一回戦③ 3分3R延長1R
○高橋幸光(はまっこムエタイジム)
判定0-2 (29-30/29-29/28-29)
●勝 次(藤本ジム)

▼第8試合 BLADE FC JAPAN CUP -61kgトーナメント一回戦④ 3分3R延長1R
○小宮山工介(北斗会館)
判定3-0 (30-28/30-28/29-28)
●ヤスユキ(Dropout)

▼第9試合 Super Fight ヘビー級 3分3R延長1R
●ノブ・ハヤシ(ドージョー・チャクリキ・ジャパン)
2R 0分41秒 パンチ連打→TKO(レフェリーストップ)
○ムラット・エガン(NLD/チームアーツ)

▼第10試合 Super Fight ヘビー級 3分3R延長1R
●羅王丸(TARGET)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)
○KOICHI(バンゲリングベイ・スピリット)

▼第11試合 Super Fight -64kg契約 3分3R延長1R
○裕 樹(ANCHOR GYM)
3R 判定1-0 (29-29/29-29/30-29)
延長R判定判定2-1(10-9/9-10/10-9)
●谷山俊樹(谷山ジム)

▼第12試合 BLADE FC JAPAN CUP -61kgトーナメント準決勝① 3分3R延長1R
○SHIGERU(新宿レフティージム/61.0kg)
判定3-0 (30-29/30-29/30-28)
●不可思(クロスポイント大泉/61.0kg)

▼第13試合 BLADE FC JAPAN CUP -61kgトーナメント準決勝② 3分3R延長1R
●勝次(藤本ジム/61.0kg)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
○小宮山工介(北斗会館/60.7kg)

▼第14試合 Super Fight -70kg契約 3分3R延長1R
○日菜太(クロスポイント吉祥寺)
判定3-0 (29-28/29-28/29-27)
●長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾)

▼第15試合 Super Fight -70kg契約 3分3R延長1R
●城戸康裕(谷山ジム)
判定0-3 (26-30/26-30/25-30)
○サモ・ぺティ(SVN/RED DEVIL GYM LJUBLJANA)

▼第16試合 Super Fight -93kg契約 3分3R延長1R
●上原 誠(士魂村上塾)
判定 1-0 延長R判定3-0
○ザビット・サメドフ(AZE/Chinuk Gym)

▼第17試合 BLADE FC JAPAN CUP -61kgトーナメント決勝戦 3分3R延長2R
●SHIGERU(新宿レフティージム/61.0kg)
3R 0分17秒 TKO
○小宮山工介(北斗会館/60.7kg)
※小宮山工介がBLADE FC JAPAN CUP -61kgトーナメント優勝

【記事提供/BLADE大会実行委員会】

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