カルッツかわさきとプロレス団体が強力タッグ結成!旧川崎市体育館を再び“プロレスの聖地”へ!「川崎市からプロレスを世界に発信する」

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 某日、神奈川県川崎市のカルッツかわさきにて、同施設の館長を務める柴田康則氏と川崎市の地元密着プロレス団体HEAT-UP代表の田村和宏がタッグを結成し、川崎からプロレスの魅力を世界に発信することを宣言した。

 HEAT-UPは、プロレスの興行だけでなく、神奈川県川崎市の地域密着団体として、障害者支援・福祉活動・警備活動・子供達への支援など社会貢献活動をプロレスを通じて行っている団体。
 最近では、田園調布学園大学・和(かのう)ゼミの協力の下、地域の障害者施設利用者に興行中のスタッフ業務の一部を任せ、協賛金から報酬を渡すことで障害者雇用の創出にも取り組んでいる。

 カルッツかわさきは、川崎市体育館を改装し、2017年10月にオープンしたスポーツ・文化総合センターであり、3000人を超える観客収容数を誇る大体育館を有する施設。
 前身である川崎市体育館は、かつては“プロレスの聖地”と呼ばれていたこともあり、プロレスとの縁は深い。
 
 同会場では、プロレス団体では既にディアナや、ZERO1が大会を行っているが、今後はさらにプロレス興行の誘致に力を入れ、再びこの地を“プロレスの聖地”にしていきたいと柴田館長は語る。
 6月23日に行われるHEAT-UPカルッツかわさき大会に向け、川崎から世界へプロレスを発信していきたいと燃える柴田館長と田村和宏が対談を行った。


柴田館長「子供の頃からプロレスは好きでテレビで見てたんですよ。タイガーマスクとか佐山サトルとか、藤波辰爾さんとか、あの辺の時期をずっと見てまして、それから世の中がK-1とかに動いてK-1とか見るようになって、アンディ・フグとかフランシスコ・フィリオとか、あの時代が終わってから見なくなっちゃったんですけどね。私自身がずっと高校・大学と空手をやっていて、見るのは好きだったんです。ただ、大学までしかやってなかったので20年近くやってなくて、今は『身体もなまるもんだなぁ』といった感じですね(笑)」

田村「なるほど~(笑)そこからスポーツ振興のお仕事に携わるようになった感じですか?」

柴田館長「大学行ってから一般企業に就職したんですけど、実家が建築関係の仕事をやっていたのでそれを継ごうと思ったんですけど、それはもう兄が継いでいたので、自由にやろうと思ってフィットネスの業界に行ったんですよ。そこでジムのトレーナーとして入って、そこでアルバイトの先輩だった和さん(※現在HEAT-UPの福祉活動を監修している田園調布学園大学の和秀俊准教授)と出会ったんです」

田村「あっ!もうそこで出会いがあったんですね!(笑)」

柴田館長「そうなんです。和さんがHEAT-UPさんと一緒に色々やってると聞いて『偶然ってあるんだなぁ』と思いましたね(笑)」

――2017年にカルッツかわさきがオープンしたわけですが、川崎市体育館から改装した理由は何だったのでしょう
柴田館長「旧川崎市体育館っていうのがもうボロボロだったんですよね。そこで、お隣の教育文化会館の音楽ホールも一緒に合わせて、スポーツと文化の総合センターとして生まれ変わらせたのがこの施設なんです。まだまだ認知度が低いので、もっと知名度を上げていって、川崎だけじゃなくて世界に広げていきたいと思っています」

田村「カルッツかわさきを新たなプロレスの聖地にして世界に発信していきましょう!」

――柴田館長、そういったおつもりは
柴田館長「正直ありますね(笑)他の球技やスポーツとのバランスも求めらると思うんですけど、個人的にはプロレスファンの方だと、遠方から多くの方がいらっしゃると思うので、近隣に愛される施設になることと、遠方の人にも『あそこにいけば何か面白いイベントやってる』と思われるような施設になることの両軸ですよね。それが毎年恒例のものになって、施設のイベントの柱になってくれたらと思いますね。“カルッツ杯”とか定期的にやってくれたら嬉しいですね~」

田村「僕はずっと川崎の住人なので、先ほど言われていた『川崎だけじゃなく世界に発信』という件なんですけど、僕は今年『川崎を世界に発信する』という目標を立ててまして、10月にとどろきアリーナで大会をやるんですけど、そこでは世界に向けて生ライブ配信をやりたいと思ってるんです。そのきっかけをカルッツで作ろうと思ってるんです。今回のHEAT-UPカルッツかわさき大会のテーマが“国際交流”なんです。
 川崎って細長いじゃないですか。僕は多摩区・麻生区で、ここ(川崎区)との違いってなんだろうと思ったときに、外国人の方が住んでいる数が3倍くらい違うことを知ったんです

柴田館長「全然違いますよねー」

田村「これもまた、川崎の魅力の一つかなと思うんです。だから国際交流をテーマにしたいと思うんです」

柴田館長「川崎ってのも細長いから、両端ではガラっとイメージ変わるじゃないですか。文化的なものは百合ヶ丘方面とかが多くて、こっち側には外国人の方が多いのでまた雰囲気が違ってくる。東京オリンピックに向けて、空港からのアクセスもいいので、カルッツかわさきをアピールしていきたいですね」

田村「2020年に向けて外国の方が来たときに『川崎』ってワードが頭に残ってたら、日本に来た時安心できるじゃないですか。今のプロレスって世界から注目されてて、僕らHEAT-UPにもメールとかで外国から『俺を出してくれ!』って逆オファーがあったりするんですよ。『●日から○日まで日本にいるから試合に出してくれ』とか」

柴田館長「面白いですね~」

田村「この間は、ポルトガルの団体から提携を結びたいという話が急に来て。僕らは道場を今年オープンしたんですけど、それをFacebookとかで見て、メッセージをくれた感じですね。これはまた繋がるのかなと」

柴田館長「川崎市も、クロアチアのリエカ市と姉妹都市提携を結んでいるんですよ。この施設がオープンする時にも、クロアチアの歌手の方を呼んで歌ってもらったりしたんです」

田村「その方、僕らの大会にも呼べないですかね~(笑)今回僕らは国際交流をテーマにやるんですけど、外国人選手の招待を7名程しているんです。そこで売店と言うか、物産展をやってそれぞれの国をPRしていこうという企画をやりたいんです。国際交流センターに声をかけてお願いをして、協力してもらってるんです。今決まっているのは、台湾・インド・イタリア・スリランカの人が出すっていうことになってるんです。でも、まだ色んな仕掛けはして、川崎に住んでいる外国人の方の魅力を発信していきたいですね」

柴田館長「もう日本に定住していると言うか、2世、3世と日本で家族を作っている方も多いんで、日本に新たな文化の風を吹かせてほしいですね。川崎というのは、いろんなものを受け入れられる土壌がある土地なんです。観光地的な一面もあってすごくいいと思うんですよね。川崎大師もありますし。川崎駅から川崎大師までの距離が長いので、そこの間になにか施設が出来て街全体がリンクしていけば、世界に発信できるのかなと」

田村「僕らHEAT-UPでは、ビッグマッチでは障害者雇用の創出にも取り組んでいまして、今回のカルッツでは30名を目標に声をかけていまして、そういう人たちとも一緒に大会を作っていくことで、それを見た外国人の方に『あっ、川崎っていいことやってんな』って思ってほしいですよね。そうするとまた世界に発信しやすくなるので」

柴田館長「そういう取り組みだと、我々もいかに一緒に歩みを合わせて取り組んでいくかということも大切になってくると思うので、この施設も設計の段階でバリアフリーは考えられているんですけど、まだまだ受け入れ態勢を考えていかなきゃいけないですよね」

田村「では、カルッツかわさきとHEAT-UPでタッグを組んでいきましょう!」

柴田館長「是非是非!」

田村「ホントに、川崎で僕らがしっかりタッグを組めればまとまると僕は思うんですよ」

柴田館長「川崎の両端に住んでるとちょっと認識が違ってくる部分があると思うんで、共有していけたらですよね。こういうのも縁だと思うので、是非一緒にやっていきましょう!」

 対談を終えた柴田康則館長と田村和宏はタッグ結成を記念して固く握手を交わした。
 かつて“聖地”と呼ばれた川崎市体育館の新たな姿・カルッツかわさきを今後再びプロレスの聖地にし世界に発信していくと誓うこの強力タッグの今後の活躍に期待したい。

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