小波が仙女王者・浜田文子と急遽対戦も敗戦、再戦を誓い合う!GPSマットデビュー戦のマリ卍が松本浩代に玉砕!

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▼“Growthの若きエース”小波が急きょ対戦の浜田文子に敗退も、再戦を誓い合う!
 「Growth3」(GPSプロモーション主催)が4月25日、東京・新木場1stRINGで開催され、メインイベントでは、“若きエース”の小波が、19日にセンダイガールズ・ワールドシングルチャンピオンシップ王座を獲得したばかりの浜田文子と急きょ対戦するも敗退。試合後には、両者ともに再戦を誓い合った。
 当初、同大会のメインでは小波と、WAVE5・4後楽園で引退する飯田美花との一騎打ちが組まれていた。小波は、過去1度も飯田にシングル戦で勝ったことがなく、まさに最後のリベンジの機会だった。
 ところが、飯田がWAVE4・22新木場で右肩を脱臼したため、やむなく欠場。代わりに同団体から文子が送り込まれてきたが、このカードが正式に決定したのは大会前日。小波、文子ともに、心の準備が万全に整っていたといえる状況ではなかったようだ。
 小波はデビューしたばかりの15年4月4日、REINA・新木場大会での第1試合で、1度だけ文子と一騎打ちを行ったことがあり、3年ぶり2度目のシングル戦となった。大会名の「Growth」とは、“成長する”の意で、小波は文字通り、3年間の自身の成長ぶりを見せつける絶好の機会が到来した。
 序盤、小波は得意の関節技で仕掛けていくが、なかなか極めることができず。ならばと、キックを連打するも、体格差で勝る文子相手には決定打とはならず。最後は文子がスピンキックから、APクロスを決め、3カウントを奪った。
 激戦で下唇を切った小波は「自分の中では、気持ちを切り替えたつもりだったけど、思う存分にぶつかれなかった。3年前は、文子さんにキックを受けてもらったイメージが強かった。今日は蹴りまくって、前よりダメージを与えられたと思うし、いい技も出せたと思うけど、まだまだです。次に文子さんと当たることがあれば、気持ちを落ち着かせて、コンディンションを整えて、しっかり関節技も磨いて戦いたい」と話し、近い将来の再戦を見据えた。
 一方、横綱相撲となった文子は「飯田の代わりに、私の名が出て、うれしく思うし、楽しみにしてきたつもりですが、(急な参戦で)気持ちの入れ替えがむずかしかった。3年前のシングルは記憶がほとんどないけど、『気が強い子だな』って思ってた。この子となら、おもしろい打ち合いができると思うし、次は、最初からカードがきっちり組まれた形でやりたい」とコメントし、こちらも再戦を受けて立つ姿勢を示した。
 今回は大会前日に対戦が決まるという緊急事態となったが、2人の3度目のシングル戦は、しっかりとした準備期間を設けた形での実現が望まれるところだ。
 また、スターダムマットを主戦場とする小波は、4カ月ぶりにホームリングでの戦いとなったが、「『Growth』では、戦ってみたい選手と対戦したい。マリ卍もデビューしたし、これから2人で成長できたらいいんじゃないかと思います」と、次なる戦いに意欲を見せた。

▼GPSマット・デビュー戦のマリ卍が松本浩代に玉砕!
 GPSプロモーション、PURE-J・2団体の所属のマリ卍は、“破壊する女”松本浩代に玉砕した。
 PURE-Jの4・15後楽園でデビューしたマリは、4・25新木場が3戦目で、GPSマットではデビュー戦となった。
 ケタ違いのパワーを誇る松本相手に、卍固めを決めるなど、必死の攻めを見せたマリだが、力の差は歴然。最後は松本のリバーススプラッシュ式ダブルニードロップの前に沈んだ。
 マリは「PURE-Jの選手と練習して、DVDとかでしかわからなかったけど、思ってた以上に打撃も衝撃がすごくて、痛かったけど、『戦ってるんだな』という気持ちになった。いつか、ああいう選手と対等に戦えるようになりたい」とコメント。
 松本は「女子プロ界は新人ラッシュで、把握しきれない。入り口が広くなって、簡単にリングに上がるのは許せない。だけど、入り口から広くなれば活性化するし、複雑です。彼女がどういうプロレス人生を歩むかわからないけど、簡単にやめられて、プロレスをなめられてても、人生をなめられても困る。壁に当たって、どんなことがあっても、はいつくばってやってやろうという選手になってくれれば・・・」と激辛エールを飛ばしていた。

<その他ダイジェスト>
▼オープニングACTでは、東京おとめ太鼓とGPSリングアナユニット惡祐(惡斗、阿川祐未)が、「Growth』オリジナルテーマ曲「Road of Growth」を和太鼓で演奏し、大いに会場を盛り上げた。

▼負傷欠場となった飯田が来場し、「私が試合をできると思っていましたが残念です。私の代わりに、文子選手が出場します」とあいさつ。

▼第1試合 藤ケ崎矢子&杏夏vs神田愛実&茉莉 茉莉がキャリアの浅い杏夏を翻弄。最後は必殺のオモプラッパでギブアップを奪った。

▼第2試合 池田大輔vs洞口義浩 バチバチファイトを全開させた池田が、大ちゃんボンバーで、粘る洞口を仕留めた。

▼第4試合 保坂秀樹&近野剣心vsレイパロマ&友龍 異色のタッグマッチとなったが、保坂が聾レスラーの友龍を、デスバレーボムで沈めた。

▼第4試合後の休憩時間には、GPSリングアナユニット惡祐、GPSプロモーション・豊島修二海会長がリングに上がり、今年の年間日程(別途記載)を発表した。

▼第5試合 田中稔&佐山駿介vs伊藤崇文&瀧澤晃頼 ASUKA PROJECTの佐山、瀧澤がキャリアではるかにまさる稔、伊藤相手に奮戦。最後は瀧澤が稔の関節地獄にはまり、ミノルスペシャルでギブアップを喫した。

『GPSプロモーション「Growth3」』
日時:2018年4月25日(水)
開始:19:00
会場:東京・新木場1stRING
観衆:未発表

▼タッグマッチ 20分1本勝負
神田愛実/○茉莉
9分44秒 オモプラッパ
藤ケ崎矢子/●杏夏

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○池田大輔
11分0秒 大ちゃんボンバー→片エビ固め
●洞口義浩

▼マリ卍 GPSデビュー戦~15分1本勝負
○松本浩代
7分20秒 リバーススプラッシュ式ダブルニードロップ→片エビ固め
●マリ卍

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○保坂秀樹/近野剣心
12分38秒 デスバレーボム→片エビ固め
レイパロマ/●友龍

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○田中稔/佐山駿介
10分45秒 ミノルスペシャル
伊藤崇文/●瀧澤晃頼

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○浜田文子
16分4秒 APクロス→片エビ固め
●小波

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