原学が「ソウルモード」旗揚げを宣言!5・25新木場で宮本裕向とワンマッチ無料興行を開催
フリーのプロレスラー・原学が、近い将来、新団体「ソウルモードプロレスリング」を旗揚げすることを宣言した。
原は4月13日、東京・北沢タウンホールで、入場無料のワンマッチ興行を開催し、佐藤光留(パンクラスMISSION)と対戦。試合は一進一退の攻防となったが、最後は佐藤がアキレス腱固めで勝利を奪った。
試合後、ダメージの大きい両者は、なかなか立ち上がることができず。先に起き上がった原は、コーナーに寄りかかりながら、「おーい、佐藤光留! 今日はマジメな話だから、寝たままでいいから聞いてて。全日本の巡業中に東京に戻ってきてまで、この試合を実現してくれてありがとう。私が佐藤選手と戦ったのは14年前。レスラーになってからあっという間に時が過ぎました。私が別の名前で活動していた頃でした。パンクラスが好きで憧れてました。初めて会ったのは長崎での総合の試合でした。バトラーツでデビューしてましたが、『パンクラスの佐藤光留だ』と。ずっと意識して、ライバルだと思ってました。一緒にお酒を飲むこともないし、会場で顔を合わせるくらい。ワンマッチ興行やるとなって、真っ先に頭に浮かんだのが佐藤光留でした。これからも選手であるかぎり戦ってほしい。佐藤光留、今日はありがとうございました!」とマイク。
これを受け、佐藤は「戦ってほしいとか、ありがとうございましたとか、上から目線、下から目線で忙しい男だね……。『全日本の巡業中に戻って来てくれてありがとう』とか、そんな礼なんていらない。下北の昼って、『頭おかしい』と思ったけど、全日本も、金網のなかでデカい外国人と戦うのも、今日の試合も、ボクにとってはプロレス。単にプロレスだから来ました。少し小耳にはさんだけど、あなたがこれから考えてることを聞いて、『今どき、何言ってるんだ』と思った。そして、あなたはおカネもあまりない。そして知名度もない。私が協力できるのはプロレスです。プロレスならいくらでも協力するんで、またいつでも呼んでください」と返し、再戦を誓った。
その後、記者会見した原は「10人来ればいいかなと思っていましたが、ざっと見たところ30人くらいですかね。今年でデビュー18周年。プロレス界に何か残したい。今後自分が理想とする興行を開き、1年以内に団体を旗揚げします。同士を集めるために、こういう無料興行を続けます。まだ団体ではないですが、興行名は決めております! 『ソウルモードプロレスリング』です! 佐藤選手は『ハードヒット』という理想的な興行をやっていますが、今日はまた違ったと思います。今、ほかにはない今日のようなスタイルでやっていきたい。興味を持った選手は、身の回りをきれいにしてから来てください。もめごとはイヤなんで。話が聞きたければ喫茶店とかで(笑)。サブタイトルは『筋肉を使って街を活性化』。バトラーツ再興というものではありません。新人も募集します。女子の参戦も視野に入れます。近々ホームページを立ち上げます。SNS嫌いの私も、何か始めたいと思います」と、今後のビジョンを明かした。
原によると、当面、入場無料の興行を2カ月に1回のペースで続け、将来的に新団体旗揚げを目指す意向だという。次回大会は、5月25日、東京・新木場1stRING(16時20分開始)で、宮本裕向と激突する。この大会もワンマッチ興行となる。
2002年6月、バトラーツでデビューした原。その後はビッグマウス・ラウド、フーテン・プロモーションなどでファイトしてきたが、現在はフリーとして、さまざまなリングで戦っている。理想を求めて、プロレス界に“足跡”を残すべく、原の新たなチャレンジがスタートした。
『原学主催ワンマッチ興行』
日時:2018年4月13日(金)
開始:14:00
会場:東京・北沢タウンホール
観衆:未発表
▼シングルマッチ 無制限1本勝負
○佐藤光留(パンクラスMISSION)
25分40秒 アキレス腱固め)
●原学(フリー)