【試合結果】4・15 ガッツワールド新宿FACE大会 【GWC認定シングル】ガッツ石島vsマスクドミステリー 【GWC認定タッグ】TORU&阿部史典vs翔太&新井健一郎 ミスター雁之助&影山道雄vs藤波辰爾&ヒロ斉藤

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『ガッツワールド THE FINAL 武骨終焉』
日時:2018年4月15日(日)
開始:18:00
会場:東京・新宿FACE
観衆:600名(超満員札止め)

▼「ガッツワールド vs. ヒートアップ」 30分1本勝負
○大谷譲二/室田渓人
7分37秒 腕極めノーザンライトスープレックスホールド
兼平大介(HEAT-UP)/●井土徹也(HEAT-UP)

▼「ガッツワールドに歴史を刻んだ選手による8人タッグマッチ」 30分1本勝負
ドレイク森松/松崎和彦(フリー)/田村和宏(HEAT-UP)/●梁和平
8分7秒 卍固め 
佐野直(フリー)/○忍(666)/CHANGO(フリー)/パピヨン朱美(デラべっぴん)

▼「IWA軍最終決戦?!」 30分1本勝負
バッファロー(魔界)/●YUJI KITO(ASUKA)
10分46秒 ラリアット→片エビ固め
○松田慶三(フリー)/くいしんぼう仮面(フリー)

▼「スペシャルシングルマッチ」 60分1本勝負
○折原昌夫(メビウス)
10分50秒 コンプリートショット→片エビ固め
●黒田哲広(フリー)

▼「GWC認定タッグ選手権試合」 60分1本勝負
【王者組】●TORU(道頓堀)/阿部史典(BASARA)
14分42秒 首固め
【挑戦者組】○翔太/新井健一郎(DRAGON GATE)
※第15代王者組が3度目の防衛に失敗。翔太&新井組が新王者となり、王座を封印

▼「ミスター雁之助引退試合」 60分1本勝負
●ミスター雁之助/影山道雄(フリー)
16分41秒 飛龍裸絞め
○藤波辰爾(ドラディション)/ヒロ斉藤(ドラディション)

▼「GWC認定シングル選手権試合」 60分1本勝負
【王者】○ガッツ石島
19分19秒 旋回式フェイスバスター→片エビ固め
【挑戦者】●マスクドミステリー
※第13代王者が3度目の防衛に成功し、王座を封印

ガッツワールドが13年4ヶ月の歴史に幕!ミスター雁之助が27年の選手生活を終え引退!王座防衛のガッツ、新タッグ王者の翔太&アラケンが王座を封印!

第1試合


 先発は大谷と兼平。ロックアップから兼平がロープに押し込みクリーンブレイク。
 大谷はヘッドロックも兼平がリストを取って逃れるが、大谷は改めてヘッドロックも兼平がヘッドロックで切り返す。大谷が再々度切り返すと兼平はグラウンドからのヘッドシザースで逃れて距離を取る。両者タッチ。

 室田のチョップと井土のエルボーの打ち合い。室田がチョップ連打も井土がヘッドロックで捕らえショルダータックル。井土はフロントネックで捕らえ兼平にタッチ。

 兼平と井土はロープに振ってダブルのバックエルボーで倒すと、兼平は強烈なチョップを打ち込みチョップ合戦へ。室田がチョップ連打も兼平はエルボーでふっ飛ばしボディスラム。兼平は井土にタッチ。

 井土はエルボーからボディスラム。フォールも2。
 井土はヘッドロックからグラウンドの攻防。井土はスリーパーで捕らえると、室田はロープへ。
 室田はチョップを打ち込んでいくが、井土はエルボーからボディスラムを狙うも、耐えた室田が逆にボディスラム。室田は大谷にタッチ。

 大谷はミサイルキック。吹っ飛んだ井土の背中に兼平がタッチし、兼平がランニングエルボー。大谷がボディスラムを狙うも、耐えた兼平がロープに飛ぶも大谷はカウンターのみちのくドライバー。フォールも2。
 チョップ合戦から兼平がチョップ連打。さらにローリングチョップも避けた大谷がエルボー。ローリングエルボーを狙うも、避けた兼平が巻き投げ腕十字。
 逃れた大谷をコーナに振ってトレイン攻撃から井土がボディスラムで叩きつけ、井土のスライディングDと兼平がサッカーボールキックのサンドイッチ。井土がフォールもレフェリーがカウントを叩かず。

 井土はフィッシャーマン・バスターからフォールも2。井土はエルボー連打からロープに飛ぶも、室田が走り込んでドロップキックで迎撃。兼平のラリアットも避けた室田がヘッドバッドからドロップキックで兼平を場外に叩き出すと、大谷がサテンドールからスライディングD。さらにリストクラッチ式ノーザンライトスープレックスホールドで3カウント。

第2試合


 佐野軍が急襲し場外乱闘で試合開始。

 リングには佐野と松崎が戻り、松崎がエルボーからコーナーに押し込み顔面を踏みつける。さらにロープに振ってジャンピングラリアットでなぎ倒しフォールもパピヨンがカット、松崎はドレイクにタッチ。

 ドレイクはラリアットでなぎ倒し、ドライクドライバーからフォールもCHANGOがカット。ドレイクは田村にタッチ。

 田村はストンピングからモンキーマジックを叩き込みロープに振るとアンドレ。これは何故か全裸になった忍がカット。佐野はパピヨンにタッチ。

 パピヨンが全女式連続フォールも2。永遠に続くかと思われたフォールの連続から、パピヨンは忍にタッチ。

 忍は大事な所を手で隠しながらナックル。ロープに振ってドロップキック。顔面騎乗フォールも2。忍はCHANGOにタッチ。

 CHANGOはストンピングからチョップ。チョップ合戦からCHANGOが打ち勝ちセントーンからストンピング。CHANGOは田村をコーナーに押し込み、佐野とパピヨンが腕を両側から抑えて、忍が上に乗り海援隊ポーズ。
 忍は田村にナックルからロープに振るが、田村はウルトラタイガードロップで迎撃。田村は和平にタッチ。


 忍をコーナーに振ってトレイン攻撃。田村とアミーゴがセットし、和平がチャイニーズ・ボム・ズ・アウェイ。フォールも2。
 和平はチャイニーズゴリースペシャルを狙うが、忍は必死に大事な所を隠して耐える。和平はソバットから走り込むも、忍はラリアットを避けて和平のガットショットもキャッチするとドラゴンスクリュー。さらにセックスボンバーからフォールもこれはドレイク軍がカット。
 忍は卍固めで和平を捕らえ、これで和平がギブアップ。
 結果に納得いかないドレイク軍が忍をにイス攻撃などを繰り広げていき、忍の大事な所をイスで挟んで制裁した。

 試合中本気でキレていたガッツはマイクを持ちリングに上がると「おい、バカ野郎この野郎!えー、第二試合大変不適切な試合になってしまいました。申し訳ありませんでした。失礼しました」と頭を下げた。
 

第3試合


バファロー「皆さん聞いてください、皆さんは今夜歴史の証人になるかもしれません。IWA JAPANプロレスから数えると何度目になるでしょうか、こんどは解散してしまうかもしれません。所の二人今仲違いしてします。このままだと」

 バファローを無視して木藤と松田が走り込んでエルボー合戦からKITOが打ち勝つが、松田はタイムからくいしんぼうにタッチ。KITOもバファローにタッチ。

 シリアスファイトを約束した二人だが、くいしんぼうが前転からポーズ。バファローもポーズ。ニードレフェリーにもポーズをきめさせるとバファローが緊張感をもてと指摘するがくいしんぼうがガットショットからショルダータックル。さらにナックルからげんこつを叩き込み、バファローを飛び越えるとこけしを投下。くいしんぼうは松田にタッチ。

 松田はエプロンのKITOに走り込んでエルボー合戦。だがバファロは松田をラリアットでなぎ倒しKITOにタッチ。

 KITOとバファローはロープに振ってダブルのショルダータックルからKITOがコーナーに叩きつけてナックル連打。KITOは顔面を踏みつけフロントネックからブレーンバスター。ニードロップからバファローにタッチ。

 バファローをコーナーに振って串刺しバックエルボーから念仏ブレーンバスター2連発。フォールも2。バファローはKITOにタッチ。

 KITOはハンマーブローからエルボー合戦へ。KITOがエルボー連打からコーナーに叩きつけてバファローにタッチ。

 バファローはナックルからエルボースタンプ。コーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、足を伸ばしてカットした松田がダイビングフェイスクラッシャー。走り込んできたKITOもバックエルボーで迎撃しくいしんぼうにタッチ。

 くいしんぼうのダイビングヘッドバッドを二人は避けてストンピング連打。コーナーに振ってトレイン攻撃から、くいしんぼうをサードロープにもたれかからせて、ギロチンドロップから場外を走り込んでドロップキックを顔面に叩き込みフォールも2。
 バファローはコーナーに振って走り込むが、くいしんぼうは足を伸ばしてカットしぶちかまし。くいしんぼうは松田にタッチ。

 松田はミサイルキックからバファローはKITOにタッチ。
 ラリアットの相打ち連発から、KITOが打ち勝ちバックドロップ。フォールも2。
 KITOはIWAスペシャルで捕らえるが松田はロープへ。
 KITOはフィッシャーマンを狙うが、耐えた松田にエルボー連発からロープに振ろうとするが、逆に振った松田はジャンピングラリアット。
 松田は念仏ブレーンバスター連発からフォールも2。

 松田は投げようとするがKITOは脇固めから横十字固めも2。
 松田はランニングエルボーからストレッチボムで叩きつけてフォールもバファローがカット。
 松田は慶三ボトムからフォールも2。
 松田はラリアットも、ガードしたKITOが逆打ちも2。
 松田が慶三ボトムで叩きつけ「ありがとう熱波軍!ありがとうKITO!」と叫んでラリアットを叩き込みフォール。これで3カウント。

バファロー「スッキリしたか!素晴らしい試合だった!拍手をお願いします!僕は涙が出そうでした!最後シングルマッチを見ているようだったよ!IWA熱波軍!どっちが上とかない。松田が兄貴で、木藤が弟みたいなもんだ。今日ガッツもこの解散の日、仲違いを終わらせていつでも戦いたい時に戦えばいい。シングル見たいですよね!今日はシェイクハンドを見せて、ガッツの最後、IWA熱波軍は健在ですと皆に見せてさ、シェイクハンドですよねここはね!気持ちよく、素晴らしい試合だった」
(松田が手を差し出す。KITOはその手をはたき握手を拒否)
 松田はタオルを持ち出すが、そのタオルをリングに置いて一礼するとリングを降りる。
 そこへIWAの雪男が現れKITOにストンピング連打。顔面を踏みつけるも、松田が救出しようとする。だが雪男はナックル連発からコーナーに振ろうとするが、逆に振ると木藤が足を伸ばしてカットし、松田が担ぐと、KITOが躊躇する。雪男が着地すると、松田はIWAスペシャルで捕らえる。KITOは逆の足を掴みダブルのIWAスペシャル。これで雪男がタップを続ける。これを二人が離すと雪男はリングから転がり逃げる。


 リングで見つめ合う松田とKITO。松田はタオルをもう一度手にして、手を差し出す。KITOはその手を握り返し熱く抱きしめあった。
松田「IWAの絆、復活。そして熱波軍、俺たちガッツワールドなくなっても熱波していくぞ。(KITOは)サウナ嫌いだけど、正反対でいいじゃねーか。これからも熱波軍としてよろしく。じゃあみなさん、IWAのみなさんも、いいですか?最後に、熱波やらしてもらってもいいですか?ねーお客さん!OKじゃあ、俺がねーねーねーと皆さんに問いかけます
。みなさんはぱーぱーぱーと柏手をお願いします。一番盛り上がったらぱねっぱ三唱させていただきます!ねーねーねー(ぱーぱーぱー)×4。うーーーーーーぱねっぱーぱねっぱーぱねっぱー!」

第4試合


 折原が急襲し試合開始。折原はサミングからロープに顔面を叩きつけようとするが、黒田がサミングからロープに飛んでショルダータックル。再度ショルダータックルで倒すと、串刺し攻撃を狙うが、折原はスネを蹴って迎撃すると場外に投げ捨てる。

 場外乱闘からリングに戻ると、折原はストンピング。立ち上がった黒田がエルボーも折原はサミングからストンピング連発。キャメルクラッチで捕らえサミングも、レフェリーが注意すると折原はレフェリーに詰めよる。

 チョップ合戦から折原が急所攻撃。再度急所にエルボードロップからフォールも2。
 折原は場外に投げ捨て場外乱闘へ。

 リングに戻ると折原はイス攻撃連発。さらにガットショットからコーナーに振って串刺しラリアット。再度串刺しラリアットからみちのくドライバー。フォールも2。
 折原はコーナーにセットし串刺し攻撃を狙うが、避けた黒田が場外にスライディングし、折原の足を取ると鉄柱に足を叩きつける。「もういっちょ!」と足を鉄柱に叩きつけていくかにみせかけてエルボー。

 リングに戻り、黒田は低空ドロップキックから足4の字。折原はロープを掴みブレイク。
 黒田はストンピング連打からトーホールド。折原はロープへ。
 黒田はドラゴンスクリューを狙うが折原は延髄斬り。さらに串刺しラリアットからスパイダージャーマンの体勢。黒田はバックエルボーで落とすが、折原はボディブローから正面に登り雪崩式ブレーンバスターを狙うが、黒田はてっちゃんカッターで迎撃。
 黒田はラリアットでなぎ倒しフォールも2。黒田はDDT2連発からフォールも、髪を掴んでカウント2でとめると、ガットショットからロープに飛ぶが折原は追走ラリアットからフォールも2。
 折原はスピアーからラリアット。黒田は避けてラリアットも折原はコンプリートショットで迎撃しフォール。これで3カウント。

折原「黒田、帰らないんだったらそこでおとなしく聞いといてくれ。おい!ガッツワールドのファンの諸君、この団体は、苦しいときもあって、楽しいときが少なくて、十数年、俺たち沢山のわがままなプロレスラーをこのリングに招いてくれた。そして、俺もその超わがままなレスラーの一人だ。ガッツワールド今日で幕を引くよ。皆の思い出の中には、ガッツワールドは永遠に不滅だ!ありがとうガッツ!」

第5試合


 先発は翔太とTORU。ロックアップからリストの取り合い。TORUはヘッドロックで捕らえていくが、TORUは腕を絡めてアームホイップからランニングエルボー。阿部が出ていきダブルのバックエルボーからTORUが走り込むが、阿部がカニバサミで倒してTORUの顔面を翔太に叩き込む。今度は阿部がロープに飛ぶが、TORUが早めにカニバサミで倒してしまったため自爆。

 TORUと阿部は仲違いを初めて、翔太と新井がボディブローからロープに飛ぶが、阿部とTORUはそれぞれドロップキックで迎撃。
 阿部がスリーパーから腹固め。これを離すと翔太の腕へオーバーヘッドキックからTORUにタッチ。

 TORUはトラースキックからボディスラム。TORUはダイビングフットスタンプからフォールも2。
 TORUは投げようとするが翔太はチンクラッシャー。タッチしようとするがTORUが足を掴む。だが翔太は急所攻撃から新井にタッチ。

 新井はストンピングからフロントネック。さらにロープを使ったネックロックで絞め上げ、新井は翔太にタッチ。
 翔太はネックブリーカードロップからフォールも2。

 翔太はスリーパーから、これを離すとストンピング。翔太は新井にタッチ。
 新井はナックルからロープに振ってスリーパー。新井はロープに飛ぶがTORUはフロントスープレックスで投げ捨て阿部にタッチ。

 阿部はコーナーに振って串刺し大旋回ソバット。走り込むも新井は倒れて動かなくなる。阿部が近づくも新井はサミングから翔太にタッチ。


 翔太はダイビングクロスボディからラリアットも、阿部は避けてお卍固め。これは新井がカット。
 阿部は大旋回ソバットを新井に叩き込み、ハイキックを叩き込むが新井は毒霧を噴射。新井は毒霧をフェイントにツームストンパイルドライバー。翔太がフォールも2。
 翔太は低空ドロップキックからロープに飛ぶが、阿部はドロップキックで迎撃しお卍固め。カットに来た新井をTORUがコブラツイストで捕らえるが、新井の手を翔太が掴み引っ張りもつれあうように崩れていく。

 TORUが交互に串刺しエルボーから、阿部が走り込むとTORUが阿部を新井に投げ捨てる。再度阿部が走り込むと今度は翔太に投げつけ、阿部を引きずりTORUはその手にタッチ。

 TORUは翔太を担ぐと変形どどん。TORUは担ぐも、着地した翔太がシャープシューター。これは阿部がカット。

 新井が阿部を場外に投げ捨て、TORUをロープに振るも、TORUはダブル攻撃を避けて新井の足を翔太にもたせ新井に延髄斬りから、翔太の腕を巻き込んで座らせると阿部がサッカーボールキック。さらに合体Dガイストからフォールも2。
 TORUは翔太の後頭部にシャイニングウィザードから、垂直落下式ブレーンバスター。こフォールも翔太の足をバファローがロープにかけてブレイク。

 翔太はスクールボーイも2。TORUのラリアットを避けて翔太がスクールボーイも、翔太はロープに足をかけていたためカウントが止まる。
 バックの取り合いから、翔太は新井にタッチし、翔太のガットショットのフェイントから新井がスクールボーイも2。
 TORUのエルボー連打からロープに飛ぶが、新井はマンハッタンドロップで迎撃し投げようとするがTORUはリバース。TORUがコーナーに振ると翔太がタッチ。新井はTORUをショルダースルーでエプロンに落とすが、TORUは新井と翔太にエルボーを叩き込みダウンさせる。TORUがリングに戻ろうとしたところを翔太が横からスクールボーイで3カウント。

<試合後コメント>

ハッとしてGood
翔太「いやぁ!最後の最後で!帰ってきましたよ!GWCタッグベルトが!」
アラケン「俺ら、今日で終わっちゃうのこれ?(笑)まあ、終わりかぁ。でもこの三人には感謝というか、俺にそれまでノータッチルールのとにかく技を詰め込むプロレスしか知らなかった俺にタッチルールのプロレスのタッグの面白さを教えてくれて、で、翔太がケガして手術して長期欠場のピンチを救ってくれたのがこのバッファローさんで、ホントにバッファローさんのリアルに90年代インディーを生き抜いてきた魂が無ければこれは続かなかった。この三人では、翔太&バッファロー組がまだ実現してない!
翔太「確かにタイトルも挑戦してない!」
アラケン「6人タッグでのはハッとしてGoodもまだ実現してないし。ということで、センスのあるプロレス団体、オファー待ってますよ。俺達の絆は永遠ですよ!試合中のちょっとした誤爆で仲間割れなんて一生無い!そんなもん、誤爆と見せかけておいて勝利を掠め取ってやる!永遠の三人だからよ、センスのある団体さん、待ってますよ」
翔太「逆にね、ガッツの最後の興行にもかかわらず、今までのどんな試合よりもハッとしてGoodの可能性を感じた一戦だったんでね、まあすぐに実現しなくてもいいですよ。何年経ってもいい。また、数年後に翔太、新井健一郎、バッファローがリングに上がるときには今度は三人でベルト取るような光景をみんなに見せましょう。それまでに全員それぞれしのぎ削って強くなって、またリング上で揃いましょう!」
アラケン「最後に一言言っていいですか?お客さん、俺達のこと忘れんな!そして他のレスラーよ!真似するんじゃねぇぞ!」
バッファロー「ハッハッハッハ!」

第6試合


 先発は雁之助と藤波。ロックアップから藤波がロープに押し込みクリーンブレイク。
 リストの取り合いから雁之助がロープに押し込むも藤波はフロントネック。雁之助はこれを逃れ、手4つに見せかけてガットショット連発からリストを取る。バックの取り合いから藤波がボディブローも、雁之助は足をとってリストを取る。だが藤波も回転して腕ひしぎを狙うが、雁之助は足を取って切り返しサソリ固めを狙うも、藤波は足をとってアキレス腱固め。お互い足を取り合いあうが、藤波がロープを掴みブレイク。

 ロックアップから藤波がヘッドロック。グラウンドで潰していき、足をとったまま藤波はヒロにタッチ。

 ヒロは足を攻めていくが、雁之助は腕をとっていくがヒロはこれを抜け出すと足へのギロチンドロップからインディアンデスロック。そのまま上半身も極めていくが、雁之助はなんとかロープへ。
 ヒロは足へのストンピングも、雁之助はボディブロー連発。ヒロはローキック連発で倒し、ヒールホールドから足へのエルボードロップ。ヒロは足をとっていくが、雁之助は回転し腕ひしぎを狙うもヒロはロープを掴む。

 雁之助はストンピング連打からファイヤーマンズキャリーで叩きつけて腕固め。そのまま雁之助は影山にタッチ。

 影山は腕を前後から蹴りつけショルダーアームブリーカー。そのまま腕を固めていくが、ヒロはボディスラムで叩きつけて首へのエルボー。さらにギロチンドロップから藤波にタッチ。

 ロックアップから影山がヘッドロックで捕らえるも、藤波はボディにエルボーを叩き込みロープに振る。影山はショルダータックルを叩き込むが、動じない藤波に再度走り込むが藤波はバックエルボーで迎撃し場外に投げ捨てる。その影山へ雁之助がロックアップから回転し、雁之助がリングへ。
 藤波は「お前は本田だろ!」と本名で呼び、雁之助は頭を下げて影山にタッチ。

 藤波は影山を蹴りつけコーナーに叩きつけるとヒロにタッチ。
 ヒロがストンピング連打から顔面を踏みつけ、ヒロがエルボースタンプから腕へのニードロップ。フォールも2。
 ヒロは雁之助の首をシーソーでロープに叩きつけ、首へのエルボードロップからチンクラッシャー。ヒロは藤波にタッチ。

 藤波はガットショットから首投げで倒しスリーパー。さらにチンロックからのサーフボードストレッチ。藤波はヒロにタッチ。

 ヒロは腕へのハンマーブローからロープに振るが、影山はパントキックから延髄斬りを叩き込んで雁之助にタッチ。

 雁之助はショルダータックルで倒し、ボディスラムからネックブリーカードロップ。フォールも2。
 雁之助は河津落としからファルコンアロー。フォールも2。雁之助は壁山にタッチ。

 ヒロへ影山が串刺しバックエルボーから雁之助が串刺しラリアット。さらにブレーンバスターから、影山のサッカーボールキックと雁之助のラリアットのサンドイッチ。フォールも2。

 ヒロがチンクラッシャーから藤波にタッチ。
 藤波はチョップ連発からコーナーに叩きつけて雁之助がタッチ。

 雁之助はエルボーからラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 藤波は念仏パワーボムを狙うが、藤波はリバース。藤波はドラゴンスープレックスを狙うが、雁之助は急所蹴りから雁之助クラッチも2。
 雁之助はラリアットを狙うも、藤波はスリーパーで捕らえドラゴンスリーパー。これは影山がカット。

 影山はガットショット連発も藤波はドラゴンスクリュー。さらに雁之助にもドラゴンスクリューからヒロがセントーンを投下。藤波はスリーパーからドラゴンスリーパー。雁之助はこれでギブアップした。

雁之助「ちょっと、これでほんとに終わりなの!これで終わりなのか!終わりなの!?いや、もう一回、藤波さんとシングルマッチでやりたいところだけど、もう終わりなんだよな。藤波さーん!再試合やりましょう、再試合!再試合なら復帰したことにならないから、藤波さん!藤波さん!リング上がってください!もう一回、もう一回お願いします!もう一回お願いします!もう一回(藤波がリングへ)」
藤波「(握手して)次回」
雁之助「次回ないですよ!藤波さんから、次回シングルやろうって言われました!次回…藤波さん、藤波さん、ありがとうございました(藤波は握手してリングを降りる)藤波さん良い人ですよ。次回シングルやってくれるって次回ないけど、これで、これで最後のリングになりました。皆さん27年間長い間ですが今まで応援ありがとうございました。この後、ガッツワールドの最古参の二人のメインイベント、タイトルマッチシングルマッチありますんで、最後盛り上がって応援してやってください!ありがとうございました!」

第7試合


 ロックアップからガッツがロープに押し込むとクリーンブレイク。
 ロックアップからバックの取り合いになると、ガッツが足を刈って倒しヘッドロック。ミステリーは頭を抜いてリストの取り合いからガッツが巻き投げて距離を取る。

 ガッツはヘッドロックからショルダータックルでふっ飛ばし、再度走り込むがミステリーがドロップキックで迎撃。ミステリーはストンピングからエルボーを落とし、首投げからシルバーブレッド。フォールも2。

 ミステリーはナックル連発もナックルの打ち合いへ。チョップ合戦からミステリーがチョップ連発。コーナーに振って、串刺し攻撃も避けたガッツが脇固めで叩きつける。
 ガッツはストンピングから腕固め。さらに水車落としから改めて脇固め。一度巻き投げてから腕固め。これを離して脇固め狙うが、ミステリーはネックブリーカーで迎撃。
 ミステリーはエルボードロップから首投げ。顔面にニードロップからフォールも1。
 ミステリーは首投げから首4の字。ガッツはロープへ足を伸ばす。
 ミステリーはボディスラムを狙うが、ガッツが耐えると首投げから首4の字。頭を抜いたガッツがヘッドロックを狙うがミステリーが避けて後頭部にニードロップ。ミステリーはヘッドロックも、ガッツはボディにエルボー連発からロープに振ってバックエルボー。ガッツは投げようとするがミステリーはDDTで叩きつけフォールも2。

 ミステリーはスリーパー。逃れたガッツが走り込んでラリアットも、ミステリーは避けてスリーパー。さらに胴締めスリーパーに移行するが、ガッツはなんとかロープへ。
 ミステリーはチョップからパントキック。さらにチョークスラムを狙うが、着地したガッツにガットショットから走り込むも、ガッツはカウンターの投げ捨てジャーマン。ガッツはコーナーに振って串刺しラリアットからブルドッキングヘッドロック。フォールも2。

 ガッツはロープに振ってパワースラム。フォールも2。
 ガッツは投げようとするがミステリーはバックドロップ。ミステリーのエルボースマッシュとガッツのエルボーの打ち合い。ガッツはヘッドバッドから走り込むもミステリーはパワースラムで迎撃しフォールも2。
 ミステリーはWARスペシャルもガッツはロープに足を伸ばす。
 ミステリーは中央に引きずり改めてWARスペシャル。ミステリーはフォールも2。
 ミステリーはボディスラムからコーナーに登るとダイビングエルボードロップ。フォールも2。
 ミステリーはナックル連発も、動じないガッツへミステリーはロープへ飛ぶがガッツはニールキックで迎撃。
 ガッツはコーナーに登りダイビングクロスボディ。フォールも2。
 ガッツは冬木スペシャルからフォールも2。ガッツはデーモンボムを狙うが、ミステリーはリバース。
 ミステリーはチョークスラムを狙うが、ガッツは避けてバックを取るもミステリーがバックを取り返すが、ガッツはエルボーから走り込んでフランケンで丸め込むも2。
 ガッツはヘッドバッド連発からショートレンジラリアットも、ミステリーは巻き投げてツームストンパイルドライバー。フォールも2。


 ミステリーはチョークスラムで叩きつけてフォールも2。
 ミステリーはコーナーに叩きつけてチョップから、逆コーナーに振り走り込むがガッツはラリアットで迎撃。ガッツはゴーストバスターからフォールも2。

 ガッツのラリアットをミステリーは避けて逆さ押さえ込みも2。ミステリーは低空ドロップキックからマヒストラルもガッツはロープへ。
 ミステリーはラリアット。再度ラリアットの相打ち。お互いロープに飛んでラリアットの相打ちからガッツが延髄斬り。ガッツはフェイスバスターからフォールも2。
 ガッツはラリアットも、ミステリーは避けるが逆の腕でラリアット。ガッツは旋回式フェイスバスターで叩きつけて3カウント。

ガッツ「みなさん、ありがとうございました。今日は皆さんのご声援のおかげでなんとか防衛することができました。本当にありがとうございました。この後は雁之助さんの引退セレモニーなのでいったん僕はリングサイドにいきますので、弥武さんはセレモニーの進行よろしくお願いします」

ミスター雁之助引退セレモニー


 週刊プロレス、唯我、ヤス・ウラノ、新納刃、アイスリボン(藤本つかさ、星ハム子、松本都、藤田あかね、内藤メアリ、新田猫子)、真琴&日向小陽、雫有希、矢野啓太、ミロ・ハダカラス、プロレスリングFREEDOMS(GENTARO、マンモス佐々木、神威)、矢口壹琅、チョコボール向井、gosaku、新宿鮫、ガッツ石島がセレモニーへ。

雁之助「平成3年の、2月に、FMWにハヤブサと九州から上京して、寮に入り、あれから27年間ですね。プロレス生活27年、こんなに長くプロレスができるとは夢にも思っておりませんでした。その前にですね、自分がプロレス少年だった本田雅史がプロレスで飯を食うなんてですね、素人時代の僕には考えられないことで、それが現実として、こうやって皆さんに支えられて、27年もできたというのは本当に凄いことだと嬉しいことだと思います。僕は、27年プロレスに関わってきましたけど、未だにプロレスがなんなのかってことは、全くわかりません。わかりませんけど、プロレスが、他に比類なく素晴らしいジャンルであるということはわかってます。27年、何千試合何万試合したかわかりませんけど同じ試合というのは一回もなくて、何回やったって違う試合になるし、やればやるほど面白いし、27年やっても勉強ですよ。それほどプロレスって面白くてこんな良い仕事はないなと思います。はっきり言って、プロレス界から去るのはものすごい寂しいし、この場で言うのはなんですが、プロレスから離れたくないです。それぐらい好きです僕は。大好きですプロレスが。なので、僕の後輩、これからプロレスを盛り上げてくれる先輩たち、そしてファンの皆さん、これからもガッツワールドは解散しますけど、また違う団体で、プロレスは皆続けていきますんで、今後も、ガッツワールドの選手インディーとかメジャーとか関係無く、プロレスを盛り上げていってください。僕も、リングおりて熊本に帰りますけど、熊本からプロレスを、皆のことを応援してます。僕と一緒に入った、プロレス界に入ったハヤブサはもういませんけど、彼がいなくなってから今日の試合まで、リングに上がる時は彼の気持ちも背負って毎回リングに上がっていました。彼と一緒にね、リングを降りられなかったのは、本当に残念ですが、僕は復帰するときに彼に、『ごめんもう一回リングに上がろうと思ってる』って言ったときに彼は、もう、何も言わずに、『おっさんの思った通りにやれ』と背中を押してくれました。『自分が歩けるようになったらリングでもう一回向き合おうね』って言われましたんで、それは叶いませんけども、また、後々会った時にそれは実現しようと思いますけど、いや…今日で終わりなんですね。いやほんとに、今まで皆さん、こんな男をですね、見ていただいて支えていただいて、本当にありがとうございました。感謝の言葉しかありません。そして、僕は、FMW、WMF、ガッツワールド、この3団体、所属させていただきましたけど、ほんとにこの3つの団体所属して良かったなと心から思える仲間と知り合えて、ファンの皆さんと知り合えて本当に幸せだと思います。これからもガッツワールドの選手たち、プロレスをよろしくお願いします。27年間ありがとうございました!ミスター雁之助はプロレスを愛してます!ありがとうございました!」

エンディング


ガッツ「皆さん本日はご来場ありがとうございました。えーとですね、とりあえず、えーとね、今思ってることを言いたいと思います。えー、22歳のときに、大学を卒業して、社会人になったんですけど、就職した会社を3ヶ月で辞めてですね、やっぱプロレスラーになりたいと思ったんですよそんとき。プロレスラーになりたいと思ってどっかの団体に所属しようと考えてたんですが、周りの大人の方たちからお前は人の下につく男じゃなく人の上に立つ男だと言われ、若気の至りで団体をつくりました。23時に知り合った瀧田大介に、『俺とお前でプロレス団体を初めたら絶対に天下取れるよ』とわけわかんない事を言って23歳のときにガッツワールドを作りました。新宿FACEに600人のお客さんが集まったことで、23で若気の至りでやったことは間違いなかったなと今確信しております。大学卒業してからもうガッツワールド一筋で生きてきましたんで、なんか今日で青春時代が終わってしまうような感じになりました、ガッツワールド終わって、次は第2のプロレス人生、第2の青春を、23歳から37歳になってしまいましたが、37歳のオヤジとして第二のプロレス人生謳歌したいと思いますんで皆さん応援よろしくお願いします。大ちゃん大ちゃん、先に大ちゃんは引退しちゃったけど、ダイスケがいたからガッツワールドほんとにやろうと思ったし、ダイスケも身体悪くなったり色々あったけど、12月まで続けてくれてほんとにありがとう。やっぱり、俺とダイスケが揃ってガッツワールドだしさ、片方でもいないならガッツワールドじゃないからさ、ほんとに今までありがとう。(客の掛け声にのってダイスケにキス)見たかコノヤロウ!プロはな、客の要望に答えてこそプロなんで!客じゃねぇお前ら関係者だ客じゃねーじゃねーかこの野郎!まんまとはめられたな。涙も引いたよ今ので。えーじゃあ最後に、ガッツワールド、最後にみんなでガッツルしたいと思いますので、今日出場してくれた皆さんリングに上ってください!
 皆さん13年と4ヶ月ガッツワールドをありがとうございました。ダイスケと雁之助さんは引退してしまいましたが、残ったメンバーはこれからもプロレスを続けていきますんでよろしくお願いします。ありがたいことにいくつかいいお話を頂いておりますんで、今週中にいい発表ができるかも知れません。それは、今週のお楽しみということで、皆さんよろしくお願いします。ということで、最後は、3,2,1,ガッツルガッツルでしめたいと思います。皆さんよろしくお願いします。ガッツワールド13年4ヶ月ありがとうございました!俺は!ガッツワールドのファンがほんとに大好きだ―!ありがとうございました!いくぞー!3,2,1,ガッツルガッツル!!」

<興行後コメント>

マスクドミステリー
「最後、ガッツの最後の13年4ヶ月の大トリでガッツ石島に挑戦するマスクドミステリーっていう最高の舞台で……最後はね、以前撮ったベルトをもう一度腰に巻いて『やっぱり俺に似合うだろう?』っつって腰に巻いて終わりたかったんですけど……。最後はガッツワールド創始者の意地というものが俺を上回った気がしますね。わずかに届かなかった。ただ、今、今日、出来る限りの戦いはした上での敗戦ということで、今日の今の段階ではガッツワールド最後のという意味では、一つ納得をしてまた明日から立ち上がる力になればと思っております。ガッツワールド、13年4ヶ月、今日を持って終焉を迎え、マスクドミステリー、12年4ヶ月。まだまだもう少し続いていくので、ガッツワールドの熱く楽しかったガッツワールドの歴史を自分の生に刻んで、俺はまだまだこれからプロレスに進んでいきたいと思っております。ありがとうございました!そしてまだまだよろしくおねがいします!
 あと、今日引退したミスター雁之助さん、シングルマッチ、マスクドミステリーの1勝0敗、勝率10割で終えたということは僕の中で一つ誇りになっています。雁之助さん、お疲れ様でした!ありがとうございました!」

――今後の進路については
「まだまだ続けていくということで、なにか動きがあれば報告するという形ですかね。僕が今うろちょろしてる街で下北沢というところがあるんですけど、そこでまだ試合をしていないのでいつか出来ればいいなと思っています」


ガッツ石島
――解散興行、大盛況の内に終わりましたが、大会を振り返っていかがですか
「今日の大会はね、とにかくお客さんがいっぱい入ったということで、主催者としては何もトラブルが起きないようにということで、受付に張り付いてたんで最初はね。前半戦は試合を見れて……見たなぁ。第2試合でひっどいの見たなぁ。前半戦あんま見れなかったんですけど、自分のメインの試合で雁之助さんの引退試合の後にキッチリ締めなきゃいけないというのがあったんで、自分の試合に集中して今日はどうにかお客さんに満足していただけるだけのGWC戦が出来たのかなと思ってます。まあ今日は、とりあえずレスラーとして勝ててよかったし、責任者としてはこれだけ最終興行に動員出来て良かったかなと。まあ、終わり良ければ全て良しということで!良かったんではないでしょうか!(笑)」

――近々今後について発表があるということでしたが
「まあ色んな所からいい話を頂いていたんですけど、その中で吟味して、ガッツワールドが終わって、なるべく一緒にみんなでまた一緒にやっていければなということで、大谷とか室田はまだまだ経験が浅いんで、そういう人間たちを投げ出すわけには行かないので、僕らみんなでまた活動できるようにね。袂を分かつ選手もいると思うんですけど、それはいい意味でみんな個人個人が成長していくということなので。何人かはまたガッツワールドで育んだことを生かせるようなプロレスを何人かで興していきたいと思います。金曜日に会見しますんで、そのときに発表できたらと思います」

――大谷選手、室田選手は行動を共にするということですか
「そうです。アイツらは半強制的に行動を共にするということで(笑)俺と行動を共にしたいかは分からないですけど!(笑)多分ミステリーも行動を共にするんじゃないでしょうか」

――ミスター雁之助選手が今日引退しましたが、それについては
「リング上でも言われたんですけど、『残り10年間のプロレスはお前が居たから楽しかった』って言ってくれたんで。僕は高校生の時にプロレスを見初めて一番最初に隙になったレスラーがミスター雁之助で、ミスター雁之助のファンで、ミスター雁之助と一緒に仕事ができたらいいなって思ってたら自分の作った団体にミスター雁之助が所属することになって、10年間相談役とか解説とかやっていただいて、最終的には後楽園ホール進出とともに復帰をしていただいて、タッグを組むことも多かったし一緒に入場も試合もできたんで、色んなことを学ばせてもらったんで、雁之助さんの分も俺はまだプロレスを続けて、プロレス道に精進していくんで、雁之助さん、熊本でゆっくり休んで、第2の人生を歩んでお幸せになって下さい!」

――最後のタイトルマッチでベルトを守ったわけですが、今日は普段とは違った技も出てきました
「マスクドミステリーと2006年にシングルマッチをやったときに、ウラカンラナで勝ったんですよね。だからあのウラカンラナは隙きがあったら使ってやろうと思ってました。37歳になって20代のときにやってたことが出来るのかなっていう自分自身へのチャレンジでもあったんですけど、お客さんは沸いてたんで(笑)自分自身は見てないですけど、なんか良かったんじゃないでしょうか。あれは隠し技なんで何年かにいっぺんしか出さないです」

――札止めの新宿FACEで試合をしたことについては
「やっぱり満員のお客さんの前で試合をすることはレスラー冥利に尽きると言うか、気分のいいことなので、ホント感無量です」


翔太&ガッツ石島
――解散興行、最後のタイトルマッチでタッグベルトの奪取に成功しました
翔太「えー……(翔太のコメントを笑顔で見守るTORUを見つけて)なんだTORU!帰れ!(笑)僕はガッツワールドに入って新井さんとタッグを組んでこのGWCのベルトを取らなければ今の翔太というレスラーは無かったというくらい貴重な経験を積ませてもらったベルトなんで、最後にタッグ獲れたんですけど、最後なのに俺と新井さんのタッグの可能性がもっとあることに気付いてしまった(笑)もっとやりたくなる試合でしたね。またいつか、数年後でもいいんで、また新井さんとタッグ組むときに向けて切磋琢磨していきましょうという話もしたんで」
ガッツ「翔太とは多分道が違う形になると思うんだけど、まだ新宿三丁目の商店街プロレスがあるんで、スケジュール大丈夫だったら是非!」
翔太「是非!僕個人としては明後日からアメリカに行くので。ちょっと短期なんですけど、数週間アメリカに行くので、その後のことは帰国してから。何も決まってないで(笑)帰国してから僕がどうなるかは皆さん楽しみにしてて下さい!」

――ガッツワールドという団体、最後は札止めで終わりましたが、翔太選手にとってどんな団体でしたか
「プロレスが好きな人しか居ない団体でしたね(笑)プロレスが好きな、プロレス馬鹿しかいない団体だったんで、僕は今でもよく控室で『なんでそんなにプロレス好きなの?』ってよく言われます(笑)それが、プロレスめっちゃ好きな僕がいるのが普通なバックステージ。そのお陰でプロレスをもっともっと考えてプロレスを好きになることが出来る環境で数年間で来て感謝しか無いです(笑)」
ガッツ「プロレスオタクしかいないもんね(笑)」
翔太「プロレスオタクしかないです!ガッツワールドは!(笑)」
ガッツ「プロレスオタクが創った団体がガッツワールドだもん」
翔太「その通り!(笑)」

――今後は一人でフリーとしてやっていく?
翔太「まあ、帰国してからですね。数週間だけなんですけど、帰国してから諸々決まることもあると思うし。ふらふらとプロレス界をしぶとく生き残っていきたいと思います」


ミスター雁之助&ガッツワールド所属選手
――引退試合を振り返っていかがですか
雁之助「引退試合でさ、ガッツワールドに藤波さんが上がるって……ちょっと前までガッツワールドに藤波さんが上がって試合してるって考えられた?考えられないよね。藤波さんが普通に上ってたからね。ガッツワールドの13年って重みあるからね。13年続いてる団体って今探したら結構上の方になるから。だからガッツワールドはここで終わるっていうのはすごくもったいない話でさ。お客さんもこんだけ支持してくれて、やってる俺らもやりがいがあって、こんないい団体無かったよ。ガッツワールドが解散してなかったら俺も辞めてなかったかも知れねぇな(笑)」

――今日、藤波さんが試合中に「お前本田だろ」と言うシーンも有りました
雁之助「ねぇ?(笑)よく俺のこと本田って分かったよ。すごいね、俺の本名を藤波さんが知ってるってスゴイよね(笑)あれは多分『お前平田だろ』にかけて言ったんだろうな。俺素顔なのにな(笑)いやぁ、藤波さん、『次回シングル』って言ってたじゃん。藤波さんやっぱりトンチ効いてるよね。……あっ、天然?(笑)でも、最後に藤波さんとガッツワールドでやるっていうのはみんな想像してなかったと思う。やっぱり最後に色々相手を考えたんだけど、ターザン後藤さんがいいかなとかいろいろ考えたんだけど、最後は藤波さんとレスリング、関節技見せて最後……って思ったんだ。未練がないと言えばウソですけど、いい幕引きが出来たかなと。ホントにありがとうございました」

――では、所属選手で一人ずつガッツワールドについて一言いただけますか
ミステリー「紛れもなく、マスクドミステリーの居場所でしたね、ここは。また次の場所を探す旅に出るけど、ガッツワールドがマスクドミステリーの居場所でした」
ドレイク「私は大阪在住なんで、月一回しかこのガッツのメンバーと交わることはなかったんですけど、おかげさまでいつも大阪大会、沖縄大会を仕切らせてもらって、地方の方にもガッツワールドを見て貰える機会があったことはすごく良かったことだなぁと思います。今後は大阪を拠点にもう少し頑張ってみようと思います。ありがとうございました」
室田「デビューしたてのプロレスのプの字も知らないようなペーペーがこんなお客さんの前で、こんな会場で試合が出来たり、先輩たちの試合を一番近いところで見られたというのはやっぱりすごく贅沢なことだと思うので、ホントこれからですね。もっと練習して技術を磨いて、『ガッツワールドからデビューしたんだぞ』と言うに恥じないレスラーになりたいと思います」
大谷「そうっすね……ホントに僕はここから始まってるんで、他の団体で試合しても、自分の基本はガッツワールドなんで……」
ダイスケ「(大谷に小声で)もっと声張れって」
大谷「ガッツワールドぉ~、ありがとうございましたぁ~!」(ギャル男口調で)
(一同爆笑)
雁之助「なに今の(笑)」
ガッツ「意味わかんない(笑)」
ドレイク「なっさけない!(笑)」
ダイスケ「次言いづらいな(笑)……ガッツワールド、ホントに僕にとってもホームだったと思いますし、僕の人生の半分近くはガッツワールドだったんで、選手としては最後までということは出来ませんでしたが、最後まで一員として旗揚げから幕引きまで一緒に関われたことを誇りに思っています。これから別のステージで皆さん頑張っていくと思いますので、僕も負けないように頑張っていきたいと思います。ありがとうございましたぁ~!(大谷の口調を真似て)」
翔太「ガッツワールドはプロレスが好きな人しかいないプロレス馬鹿による興行が出来て、僕は本ッ当にレスラーとして成長できました。ありがとうございましたぁ~!(大谷の口調を真似て)」
雁之助「……ガッツワールドってさ、ホントいい団体だったよ。いい団体に育てたよなぁ?(ガッツのヒザを叩きながら)」
ガッツ「あっ!ホントですか!ありがとうございます!」
雁之助「ホント継続は力だからさ、13年ミソクソ言われた時代から考えると、最初の方とかね……これされてた時代あったから(「あっち行け」のジェスチャー)。それをメゲずにずっと13年続けて、最後これだけのお客さん呼ぶっていうのは中々出来ないことで。みんなやっぱりプロレス上手いし、ガッツワールドで育ったっていう、ガッツワールド所属っていうのをみんなさ、『ガッツワールドの選手』って言われるんだから、どこ行っても。その名前を汚さないように、今後のプロレスに精進していって下さい」
ガッツ「ガッツワールド、13年間ありがとうございました!ホントガッツワールドをやってよかったです。今後のプロレス人生の支えになると思いますんで」
雁之助「これで終わりじゃないからな、お前は。俺は終わりだけどお前はまだあるんだから」
ガッツ「プロレス、まだまだ頑張っていきますんで、今後もよろしくお願いします!センッキウ!」

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