丸藤正道が『THE MOMOTAROH』のモモタロウに扮し、イワン・シュテンドルフからストライク・スリーで勝利!
27日、かつて週刊少年ジャンプで連載されていたにわのまこと先生の『THE MOMOTAROH(ザ・モモタロウ)』が、にわの先生の漫画家業30周年を記念し、一夜限りのリアルプロレスイベントを開催。映像とプロレスがミックスした新感覚イベント2.5次元プロレス『夢幻大戦』(監督・脚本 にわのまこと)企画が立ち上がり、クラウドファンディングで700万以上を集めてこの日を迎えた。
鬼ヶ島ブラザーズ(不動力也&若鷹ジェット信介&RYO)が宮川三郎太(旭志織)、ザ・グレート・ベンケー(樋口和貞)、ウラシマ・まりん(高尾蒼馬)を倒し、カグヤ・ザ・ムーンバトラー(夏すみれ)も羅生門エミー(雪妃真矢)に倒されピンチになる太平プロレスリング。松平美樹(関谷真由)が連れ去られてしまう中、メインイベントではイワン・シュテンドルフ(崔領二)とモモタロウ(丸藤正道)が対峙した。
モモタロウをパワーで押し込み、場外でも暴れまわるイワン。為す術もなく甚振られるモモタロウを見て、エミーが「モモタロウ、珍しく真面目なの?ばっかみたい!」と嘲笑い、美樹は「ごめんなさいモモタロウ、私に構わずに!」と健気な叫び。イワンは容赦のないバックドロップを叩き込むと、モモタロウはそのまま場外に落下する。コーナーにもたれかかりイワンはモモタロウが上がってくるのを待つが、上がってきたのはもんがー。
「おしりフリフリモンガモンガ」と踊るもんがーをイワンがビッグブーツで場外に吹っ飛ばすと、モモタロウは元に戻りコーナーからミサイルキック。モモタロウはクロスライダー・スープレックスを狙うが、イワンは逃れてクロー攻撃。さらに鬼ヶ島ブラザーズが乱入しリンチ状態になると、ピンチになったモモタロウは「ピーチエンブレム!オープン!」と叫び、そこに現れたのはDDTプロレスの高木三四郎。
今回のイベントで唯一実名での登場となる三四郎が次々スタナーで鬼ヶ島ブラザーズを迎撃し「モモタロウ、後は任せたぞ!」と叫ぶと姿を消す。ピンチを脱したモモタロウはモモタロウ・ファイナル・エルボーを叩き込み、モモタロウ・ストライク・スリーで3カウントを奪った。
坂田鋼鉄郎(富豪富豪夢路)が「美樹ちゃんは無事だス!!」と美樹をリングへ連れてくると、美樹は「私は、あなたがた鬼の皆さんにも感謝しているんです。特にシュテンドルフさん、本日は本当に、たとえ思いはどうであれ、あんなに熱い気持ちの篭った試合を本当にありがとうございました」と頭を下げる。モモタロウも「シュテンドルフ、過去や歴史なんて関係ない。お前たちと闘うのはしんどいけどな、でも、楽しいプロレスなら俺は大歓迎だ。ありがとうシュテンドルフ。ありがとうプロレスファン!」とアピール。
最後はにわの先生が「ご来場の皆さん、レスラーや関係者の皆さん、本当にありがとうございます。僕の予想以上にレスラーの方も俳優さんの皆様も、脚本は多少書いたんですけどそれを上回る出来で、一観客として本当に楽しまさせてもらいました。ありがとうございました。僕の漫画を見てきてくださった読者の皆さん、集英社さん、サイゲームスさん、アサツー ディ・ケイさま、今回の夢に力を貸してくださってありがとうございました。本当感激です。これからもよろしくお願いします、ありがとうございました」と挨拶し、会場一体となって『日本一のっ!モモタロウ!』と叫び夢のイベントは幕を閉じた。