引退を控えた豊田真奈美へ全女メンバーがメッセージ!
9月2日、堀田祐美子自主興行『暴走集会PREMIUM~一夜限りの新生全女~』が新宿FACEにて開催された。
メインイベントでは“赤いベルト”ことWWWA世界シングル王座ベルトが復活し、豊田真奈美と堀田祐美子がシングルマッチ。試合前に過去のWWWA王座戦のVTRが流され、一夜限りの赤いベルトを賭けての戦いということでタイトルマッチと同様にリングの四方を向いて記念撮影の時間が設けられる。
試合はお互いの得意技を容赦なく繰り出し、10分経過時に豊田がジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックスホールドで3カウントを奪った。
豊田に赤いベルトが巻かれると、元全女メンバーがリングに上がり、11月に引退を控える豊田に各々メッセージを送った。
高橋奈七永「豊田さん!全女のお母さん!堀田さんは、お父さん!お父さんとお母さんの子供が、高橋奈七永!娘は、今も元気に頑張っています!それは、お父さん、そしてお母さんが偉大な道を築いてくださったからです。大事な女子プロレスという道を私はこれからも守っていきます。努力していきます。引退されてもずっと見守っていて下さい。ありがとうございました!」
前川久美子「豊田さんお疲れ様です。引退までそんなに日がないですが、体ボロボロですが、最後までがんばってください。見守っています。お疲れ様です」
伊藤薫「とりあえず今日はお疲れ様でした。豊田さんの引退って言ってもちょっとピンと来なくて、引退って聞いてやりたいことたくさんあるなーって思ったんですけど、ホントにフリーダム・フォースとか一番つらい時期を一緒に笑いながら過ごしてきたので、色んな思い出があります。自分の興行で10月20日にここでやるんで、ホントは豊田さんとか出てもらって、最後にフリーダム・フォースやりたいなと思ったんですけど、それもスケジュールが会わないみたいでアレですけど、9月18日にOZの方でシングルマッチやらせてもらうんで、そのときは思い切り行かせてもらうんで、よろしくお願いします!」
渡辺智子「Marvelousの渡辺智子です。……まだ終わりじゃないですよね?豊田真奈美の思い出といえば、顔面蹴られて前歯が3本飛んだりとか、ムーンサルトが飛んできてヒザが鎖骨にあたってボッキリ行ったりとか、場外にプランチャ飛んたときに足に乗っかって足首骨折したりとか……すみません、そんな思い出しか無いです!(笑) 今だから言いますけど、そんな思い出しか無くてすみません(笑)すべてがちょっと強烈で……ただ、一個だけ言わせて下さい!お酒の飲み過ぎには注意して下さい!(笑)」
井上貴子「豊田さん、お疲れ様でした。10代、20代、30代……今40代ですよね?40代までずっと一緒に居て、対抗戦とか低迷時代もずっと一緒に過ごしてきて、一つだけ疑問があるんですけど……豊田さんが赤いベルトをあんなに何代、何代って持ってるのに、なんで私は一度も挑戦させてもらえなかったんですかねー?(笑)だからさっきのトークショーにも参加できなかったんですよねー。(ドッと笑いが起きる観客席へ同意を求める)ね~? ということで、残り少ない試合を怪我しないように頑張ってください」
ここで、ビデオメッセージで中西百重、藤井巳幸、西尾美香、納見佳容らから引退を控えた豊田への思いが語られる。そして最後に、感動で涙ぐむ豊田がマイクを取る。
豊田「今日は皆さんありがとうございました。あと2ヶ月ちょっとでプロレス生活を辞めちゃうんですけども、ホントにこんな素晴らしい仲間に囲まれて、私は本当に、皆に支えられたからこそ、このリングでずっと頑張ってこれたんだって今思っています。後2ヶ月でやめちゃいますけど、皆これからもプロレス頑張ってくれると思うので、私は皆さんと同じ立場、客席で皆のことを見守っていきたいと思いますので、皆さん、これからもプロレスの応援をよろしくお願いします。それで、今日この大会を皆でやっていただいて、特に堀田さん、急に無茶振りしてこの大会をやってくださいって言って、ほんとうに大変だったと思うんですけど、本当にありがとうございました!今日は本当にありがとうございました!」
豊田は堀田に深々と一礼。最後に堀田が「今日は本当にありがとうございました。新生全女の皆も、ホント無茶言って、ありがとうございました。豊田はね、11月に引退しますが、私達はまだこの気持を持ってこのリングで戦っていきます。今日は今日、明日は明日、また皆でライバルとして戦っていこうね!豊田の分も!頑張って、私達ができるプロレス。心のプロレス、そして、情熱のプロレスをお見せしていきたいと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします!ありがとうございました!」と挨拶した。
11月3日の豊田真奈美引退興行まで残り2ヶ月。全女勢の思いを受け、豊田真奈美の引退ロードが遂に佳境を迎える。