【試合結果】7・23 DDT後楽園ホール大会 【KO-D無差別級】竹下幸之介vs石井慧介 【EXTREME級】佐々木大輔vsジョーイ・ライアン 【KO-Dタッグ】入江茂弘&樋口和貞vs石川修司&マッド・ポーリー

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『ウチコミ!presents Road to Ryogoku 2017』
日時:2017年7月23日
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1253人(満員)

▼アンダーマッチ 15分1本勝負
○岩崎孝樹(DNA)
4分3秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
●下村大樹(DNA)

▼ヒラタコレクションA.T.&ゴージャス松野国外追放イタリア式エニウェアフォール・スクランブルバンクハウス・ストリートファイト・トルネード6人タッグマッチ 5分1本勝負
高木三四郎/大鷲透(フリー)/●ヒラタコレクションA.T.
4分43秒 ヒラタロックを切り返す→首固め
○男色ディーノ/アントーニオ本多(フリー)/大家健(ガンプロ)
※ヒラコレと松野は国外追放

▼スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
○高梨将弘/赤井沙希
6分35秒 どぶろく
●大石真翔/世志琥(SEAdLINNNG)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○遠藤哲哉
2分34秒 テツヤ・イン・ザ・スカイ→片エビ固め
●勝俣瞬馬(DNA)

▼Road to Ryogoku 4WAYタッグマッチ~ノータッチルール 30分1本勝負
○HARASHIMA/高尾蒼馬
7分53秒 蒼魔刀→エビ固め
マイク・ベイリー(フリー)/●MAO(DNA)
※残りの二組はKUDO&坂口征夫と彰人&ディエゴ(DNA)

▼KO-Dタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組】入江茂弘/○樋口和貞
11分32秒 轟天→体固め
【挑戦者組】石川修司(フリー)/●マッド・ポーリー
※第61代王者組が3度目の防衛に成功

▼DDT EXTREME級選手権試合~ラダーマッチ 60分1本勝負
【王者】○佐々木大輔
16分8秒 ベルト奪取
【挑戦者】●ジョーイ・ライアン(フリー)
※第39代王者が4度目の防衛に成功

▼KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○竹下幸之介
17分51秒 サプライズローズ→体固め
【挑戦者】●石井慧介
※第61代王者が5度目の防衛に成功

▼緊急決定試合 いつでもどこでも挑戦権使用~KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○竹下幸之介
11分0秒 ラリアット→片エビ固め
【挑戦者】●吉村直巳
※第61代王者が6度目の防衛に成功

竹下と遠藤が両国のメインへ!HARASHIMAが丸藤とタッグを組みKO-Dタッグ挑戦表明!ヒラコレ国外追放!

ダークマッチ

 岩崎がローキックを叩き込み、バックの取り合いから下村がロープに押し込むとエルボー。岩崎がロープに振ってエルボーも、避けた下村がランニングエルボースマッシュから低空ドロップキックを顔面に叩き込みフォールも2。
 下村がエルボー連打からロープに飛ぶが、岩崎はニーリフトで迎撃し背中にサッカーボールキック。岩崎は逆エビ固めも下村はロープへ。

 岩崎はミドルキックで倒し、再度ミドルキックでコーナーに押し込むが下村が逆コーナーに振り走り込むも、岩崎は足を伸ばしてカットし走り込むが下村はドロップキックで迎撃。下村はスワンダイブラリアットからフォールも2。
 下村はエルボー連打からエルボースマッシュ。さらにランニングエルボーからランニングジャンピングエルボー。フォールも2。
 下村はエルボーからエルボースマッシュ。岩崎がソバットで返しミドルキックで倒すとバックドロップを狙う。だが空中で切り替えした下村がフォールも2。下村はその場飛びムーンサルトからフォールも2。再度その場飛びムーンサルトも岩崎は剣山で迎撃しサッカーボールキック。フォールも2。
 下村はエルボー連打からエルボースマッシュも、岩崎は膝蹴りから浴びせ蹴り。さらに垂直落下式ブレーンバスターで叩きつけ3カウント。

オープニング

 「ウチコミ!」presentsということで、まずは総研グループの中野さんが登場し「ウチコミ!」と説明。美輪明宏さんの甥っ子である中野さんが2013年の両国や、さいたまースラムに登場した映像が流される。「ウチコミ!」は仲介手数料が無料の入居者希望者と大家を直接繋ぐサイトであると説明があった。

 続いて8月26日に後楽園ホール大会を行う東京女子から告知があるということで、センダイガールズの里村明衣子とシングルが決まっている山下実優がリングへ。
山下「8月26日東京女子プロレス後楽園ホール大会でセンダイガールズの里村明衣子選手との対戦が決まりました。先日の記者会見で泣いてしまって本当にかっこ悪い姿を見せてしまいました。試合前にこんなに悔しいという気持ちになったのは初めてで、いつまでもウジウジしてる場足じゃないと思っているので、里村選手にも記者会見で怒られましたけど目が冷めました。この気持ちを全部ぶつけて里村明衣子を倒したいと思います。東京女子プロレス一人一人皆さんが見に来てくれた皆さんを見に来てよかったと思える興行にしますので皆さん見に来てくださいよろしくお願いします」

 告知が終わると、勝俣瞬馬がリングへ。8月20日の両国国技館大会で勝俣瞬馬のシングルマッチが決定したという。対戦相手の入場曲がなると、大歓声とともにWRESTLE-1の黒潮“イケメン”二郎が入場。

 ホームのはずの勝俣がまるでアウェイのような空気になる中、なかなかリングに入らないイケメンに亜門GMがキレる。
勝俣「はい、えーとですね、まあ両国の相手がまさかイケメン二郎選手だとは思わなかったんですけど、今日は両国のメインに立つ男とシングルマッチするんで、遠藤さんに勝って波に乗って、この両国入場でも試合でもあなたを上回って勝ちたいと思います」
イケメン「ご指名ありがとうございます!両国で試合ができます!しかもシングル!しかも同い歳の勝俣選手と!(二人は)古の団体、SMASHの、練習生でした。その二人が両国でシングルマッチをします!楽しみにしておりますよろしくお願いします!」

 そして二人がオープニングコールを行うが、勝俣が「DDT後楽園ホール大会」と叫ぶとイケメンは「フィニーシュ!」と叫びDDT後楽園ホール大会はスタートした。

<コメント>
黒潮”イケメン”二郎
――両国大会で勝俣選手とのシングルマッチが決まりました
「非常に光栄なことです。両国国技館で、しかもシングルで試合ができるということで。しかも相手は同い年!24歳!勝俣瞬馬!元々SMASHの同門……古の団体で、僕はSMASHでデビュー、彼はDDTでデビューの二人が6年の時を経て両国国技館でシングルマッチ!これは大注目ですよ!楽しみです!」

――勝俣選手の印象は
「上手い選手ですね。上手いですね。で、人気……かわいい系。僕はかわいい系ではないので。イケメン系なので。勝俣選手の女性人気……『キャー!』を、歓声を、悲鳴に変えて見せたいと思います。フィニッシュ!」

第1試合

 高木組の誰かが破れた場合はヒラタが追放。5分1本勝負になり時間切れでもヒラタが追放となる。

 各選手がゆっくりとリングに入り、大鷲が自ら倒れアントンがフォールもヒラタがカット。三四郎が寝転がりアントンがフォールもなんとかヒラタがカット。

 ヒラタが三四郎と大鷲に抗議するが、アントンがマイクを持つと
アントン「おい、なんで仲間通しで喧嘩してんだ。ダメだろ、落ち着け落ち着け、ちゃんと試合しようぜ。5分しかないんだから。わかった。落ち着いてもらうために俺が夏っぽい昔話考えてきたんだ。すごい夏っぽくて落ち着くから聞いてください。パイレーツ・オブ・カリビアン!『こんにちわ、私の名前はジョニー・デップ、職業は海賊だっちゅーの!というわけで、今日は、今日は、カリビアンを探しに来たんだ!おいカリビアンどっかにいるだろ!』『(モクモクモク)ちょっとお姉ちゃんこの怪しいクッキー食べてEDMで踊らないかい!』『お前はカリビアンじゃなくてパリピアンやんか!』」とごんぎつね攻撃も、ヒラタがカットし、アントンのごんぎつねがアントンの乳首に吸い付く。ヒラタがロープに飛ぶも、エプロンからディーノが羽交い締めにし腰を振ると、アントンとディーノが交互にナックルパート。
 ディーノのやさしいキスからアントンがバイオニックエルボー。大家がヒラタにカミカゼからフォールも2。
 大家が炎のスピアーもヒラタが奇跡を呼ぶ一発逆転首固め。これは三四郎と大鷲がカット。

 ディーノとアントンがヒラタをコーナーに振り走り込むが、ヒラタが次々ラリアットで迎撃。だが大鷲と三四郎がガットショットからロープに振るが、平田はダブルラリアットでなぎ倒す。
 平田はメガネを装着するかに見せて、残り時間1分のコールを聞くとディーノにエルボー連打もディーノは股間を掴み怯ませて走り込むが、平田はストップ!エンズイギリ。ヒラタはロープ往復式の低空ドロップキックから、エプロンに登った選手を次々落としてディーノにパラダイスロックを仕掛けようとするが、ディーノが丸め込んで3カウント。

第2試合

 先発は高梨と世志琥。ロックアップからリストの取り合い。高梨は髪を掴んでいくが、これにキレた世志琥がショートレンジラリアットでなぎ倒し高梨を投げ捨て赤井を要求。高梨は赤井にタッチ。

 赤井のビッグブーツを避けた世志琥がラリアットでなぎ倒し顔面を踏みつける。世志琥はボディスラムからセントーンを投下も、避けた赤井がPK。高梨が出てきてダブル攻撃を狙うが、世志琥は赤井にショルダータックル、大石が高梨をダブルチョップでなぎ倒す。

 世志琥は赤井に串刺しラリアットから顔面ウォッシュ。世志琥は大石にタッチ。
 大石は赤井をロープに振ると、足を刈ってそこへ世志琥がセントーン。さらに大石がシーソーホイップから世志琥がバックフリップ。そこへ大石がボディプレスを投下しフォールも2。
 赤井はエルボーもガードした大石が顔面につばを吐きロープに飛ぶが、赤井は追走ビッグブーツからブレーンバスター。赤井は高梨にタッチ。

 高梨は大石にナックルから世志琥にもナックルを打つが、世志琥はこれをガードし投げようとするも高梨は世志琥の腕を巻き込んで倒すと、カットに来た大石の足を刈って世志琥に誤爆する。高梨はチンクラッシャーからトラースキックも、避けた大石がスタナーから世志琥にタッチ。
 世志琥はショルダータックルで高梨をふっ飛ばし、高梨は赤井にタッチ。

 赤井と世志琥はエルボーの打ち合いも、世志琥はエルボー連打から走り込む。これを赤井がジャンピングミドルで迎撃しサッキーカッターを狙うが、耐えた世志琥が担ぎ上げるも着地した赤井がサッキーカッター。赤井は新人賞を狙うが世志琥はコードブレイカーで迎撃しミドルキックで倒すとセントーンを投下。フォールも2。世志琥は大石にタッチ。

 大石はミラクルエクスタシーを狙うが、着地した赤井が後頭部にビッグブーツ。赤井は高梨にタッチ。

 高梨が大石を羽交い締めにするとブレーンバスターの体勢で担ぎ、そこへ赤井がダイビングクロスボディアタック。フォールも世志琥がカット。

 世志琥は赤井に走り込むが、赤井はロープをたゆませ場外に落とすとエプロンを走り込んでのサッカーボールキック。高梨は大石にタカタニックを狙うが、リバースした大石がミラクルエクスタシーを狙うが高梨はトラースキック。大石が直伝トルネード・クラッチも、これをどぶろくで切り替えした高梨が3カウント。

<試合後コメント>
世志琥
――久々に赤井選手と戦ったご感想を
「タッグだけど、こんな後楽園の、大勢のお客さんの前でウチらのチームが負けたっていうのがよ、マジで悔しいわ。まあ赤井には直接は負けてないかもしれないけど、負けは負けだろ。悔しいに決まってんだろお前」

――DDTのリングに上がるのも久しぶりだと思うんですが、雰囲気は如何でしたか
「やっぱDDTのお客さんは最高だよ。世志琥様のこと忘れてなかったじゃねーかよ。だからこそ今日、久々に上がった今日、自分の強さを改めてお客さんに見せてやりたかったんだけど……。まあでも、赤井沙希。改めてお前の名前をしっかりウチの中に刻んどいたから。夜道に気をつけろよ。そこんとこ、夜露志苦!」

赤井沙希
――久々に世志琥選手と対戦をしましたが如何でしたか
「一番最後に戦ったときと、今の私は経験も背負ってるものも違うと思うんです。あの時の私とは違うってことをリングの上で向こうも感じてくれたんじゃないかなと思います。自分にとって、自分のプロレス人生の中で執着し過ぎかもしれないんですけど、世志琥が一つの指針になっているので、今後も今日直接決着は付けられなかったんですけど、世志琥の背中を追いかけるばかりじゃなくて、追い越す事を考えて今後もいっぱいぶつかっていきたいと思っています」

――いずれまた世志琥選手とこういう機会が訪れると?
「自分にとって世志琥はライバルというか、自分の一つの成長できる相手なので。闘うと何か必ず自分の中に残していくので。今回も『この人ともっと戦いたい』とか『この人を超えたい』って……無謀だと思われるかもしれないけど、自分はそれに向けてビジョンは持っています」

第3試合

 遠藤が入場するなり勝俣がドロップキックで急襲しスクールボーイも2。かつまたは串刺しドロップキックから走り込んでコルバタで場外に落とすとトペ・スイシーダ。
 勝俣はミサイルキックからコーナー下に落としムーンサルト。避けた遠藤が勝俣のクロスボディをキャッチしボディスラムから近づくも勝俣は首固めも2。勝俣は前方回転エビ固めを狙うが遠藤が潰してフォールも2。
 遠藤がレフェリーを突き飛ばすが、勝俣が突き飛ばし返して遠藤がボディスラムをしようとするが、レフェリーが着地すると勝俣が丸め込み、そのまま腹へのフットスタンプ。フォールも2。
 遠藤は勝俣へレフェリーを突き飛ばし、勝俣はレフェリーと腕を組んで一回転。そこを遠藤がテツヤ・イン・ザ・スカイでフォールし3カウント。

<試合後コメント>
勝俣瞬馬
――今日の試合、遠藤選手との試合でしたが
「いやー……何もできなかった。言い訳かもしれないけど、流石にちょっと、自分はいけると思ったんですけど、身体に疲労が出てたのかなって。言い訳になっちゃうんですけどね。あと、今日両国でイケメンさんとのシングルが決まって、余計に気持ちが高まって空回りしちゃった部分があって、自分の技も失敗したし……なんか今日は調子が悪い」

――古の団体で一緒だったイケメン選手と両国でのシングルマッチが決定しました
「正直、イケメンさんとはホントすれ違いだったんです。僕が在籍しているかギリギリのラインでイケメンさんたちが入って、イケメンさんや土肥さんが入って、僕はそこで辞めちゃったので、接点はないんですけど、イケメンさんの活躍も見てますし、同い歳っていう部分で意識していたので。昔後楽園で、高木さんがXとして連れてきたのがイケメンさんだったんですよ。まあ、そのときに、食われましたね。両国でね、いかに自分がイケメン二郎に食われないか、まずそこを考えて、あの入場、そしてあの試合スタイル。あれを上回って、イケメン二郎に勝って、初の両国シングルマッチを締めたいなと思っています」

第4試合

 先発はディエゴ、ベイリー、高尾、KUDO。ディエゴとベイリー、KUDOが高尾をヘッドロックから走り込むショルダータックルで倒す。
 すぐに立ち上がった高尾とベイリーがそれぞれドロップキックで倒し、さらに高尾がドロップキックでベイリーを場外に出すと、ディエゴが高尾に低空ドロップキックからKUDOがミドルキックで倒しフォールもディアゴがカット。
 KUDOはディエゴを場外に投げ捨て坂口にタッチ。

 坂口はミドルキックで高尾を倒し、膝蹴りからエルボー。背中にサッカーボールキックからKUDOがニードロップを投下しフォールも2。
 MAOとベイリーが出てきてダブルの二段蹴りからMAOが高尾をフォールもディエゴがカット。
 ディエゴと彰人が合体フェイスバスターも、高尾は交互にエルボーを叩き込む。だがディエゴがエルボーも高尾はディエゴと彰人をまとめてDDTからHARASHIMAにタッチ。

 HARASHIMAは次々場外に叩き出すと彰人に串刺しビッグブーツ。さらにコーナーに乗せて投げようとするが、高尾が横に登り、そこをMAOとベイリーが3人まとめて投げ捨てる。フォールも酒呑童子がカット。

 坂口とベイリー、HARASHIMAがKUDOとミドルキックの打ち合い。HARASHIMAとKUDOはハイキックの相打ちで場外へ。ベイリーは左右のミドルキック連打から延髄斬りを叩き込んで場外に出すと、MAOとベイリーがコーナーに登り肩を組んでのダブルの場外ムーンサルト。

 リングに戻り、ベイリーがディエゴを担ごうとするが彰人がドラゴンスクリューでカット、KUDOが出てきて彰人にエルボーから膝蹴り。さらに走り込むが彰人がカニバサミで倒してディエゴとサンドイッチの膝蹴り。彰人とディエゴは合体式のハナマサも、高尾とHARASHIMAがそれぞれドロップキックでふっ飛ばし、ディエゴをコーナに振るとHARASHIMAが串刺しエルボー。高尾は串刺しエルボーからフェイスバスター。HARASHIMAがスワンダイブボディプレスからフォールもベイリーがカカト落としでカットし、その場飛びムーンサルト式のダブルニードロップ。高尾がベイリーにエルボーからローリングエルボーも、ベイリーはハイキックで倒し、串刺し旋風脚。ベイリーはコーナーに登るが、KUDOが掌底からコーナー上にセットし坂口が神の右膝。KUDOがさらに断崖式のダブルニードロップから坂口がフォールもMAOがカット。

 KUDOと坂口がMAOにダブルのミドルキックからサンドイッチ攻撃を狙うが、MAOがカポエラキックをKUDOに叩き込み坂口にサイドバスター。 HARASHIMAがMAOにミドルキックも、MAOがガードし走り込むが彰人がニーアッパー。HARASHIMAが串刺しダブルニーもこれが彰人にヒットし、MAOがHARASHIMAを丸め込むが2。再度丸め込むが、切り替えしたHARASHIMAがバズソーキックから蒼魔刀。これで3カウント。

第5試合

 入江が握手を要求。ポーリーはその手を笑顔で握り返す。

 石川と樋口がショルダータックルのぶつかり合いからエルボーの打ち合い。お互い走り込んでショルダータックルの相打ちとなるが、石川が樋口のチョップを貫いてショルダータックル。だが樋口もドロップキックで吹っ飛ばす。両者タッチ。

 入江とポーリーもショルダータックルのぶつかり合いからエルボー合戦。ポーリーがベイダーハンマーからコーナーに振って串刺しボディスプラッシュ。入江が避けて走り込むが、ポーリーはルーテーズプレスで迎撃しフォールも2。そのまま場外乱闘へ。
 カウント16で入江がリングに戻ると、ポーリーは踏み潰しその背中に石川が乗る。
 降りたポーリーがエルボードロップからフォールも2。ポーリーは石川にタッチ。

 石川はフェイスロック。抜けるとエルボーの打ち合いから石川がヘッドバッド。石川が走り込むも入江はエルボーで迎撃し投げようとするが、石川はブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。
 石川は串刺しラリアットから投げようとするが、入江がコーナーへのブレーンバスターから樋口にタッチ。

 樋口は串刺しラリアットからチョップ連打。さらにオクラホマスタンピードからフォールも2。
 樋口はチョップでコーナーに押し込み、串刺しラリアットを狙うが足を伸ばしてカットした石川がミサイルキックでふっ飛ばしポーリーにタッチ。

 ポーリーは串刺しラリアット2連発からフォールも2。ポーリーはフィッシャーマンバスターからフォールも2。
 ポーリーと石川はダブルのショルダータックルからダブルのボディプレス。フォールも2。ダブルのチョークスラムからポーリーがフォールも入江がカット。

 ポーリーと樋口はラリアットの相打ち。再度相打ちもポーリーが打ち勝つが、入江がポーリーをラリアットでなぎ倒すも石川が入江を投げ捨てドラゴン。だが入江はすぐに立ち上がりラリアットで石川をなぎ倒す。4者ダウン。

 ポーリーのエルボーと樋口のチョップの打ち合い。樋口はチョップ連打からダブルチョップ。さらにぶちかましも避けたポーリーが投げ捨てジャーマンから石川がランニングニー。そこへポーリーがボディプレスからフォールも入江がカット。
 入江が石川にエルボー連打も石川は入江にファイヤーサンダー。ポーリーは樋口をラリアットでなぎ倒しフォールも2。ポーリーは樋口をコーナー下にセットしリバーススプラッシュからフォールも2。ポーリーは樋口を担ごうとするが入江がエルボーでカットしヘッドバッド。ポーリーは入江に追走ボディスプラッシュも入江もポーリーに追走ラリアットから石川にトペスイシーダ。樋口も石川にトペ・スイシーダから入江がポーリーにラリアット。樋口はポーリーにぶちかましから入江が大暴走。樋口がポーリーに轟天からフォールし3カウント。

 試合後、『ウチコミ!』を運営する総研グループの社員であり第3代OPBF東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者の後藤あゆみがベルトを贈呈した。

 次の挑戦者としてHARASHIMAが登場。
HARASHIMA「僕はDDTがより盛り上がるために組む相手はこの人です!プロレスリングNOHAの丸藤正道選手です!僕は丸藤選手とは一度だけ対戦したことがあって、組んだことはないんだけど、今はそんな不安よりも組めて色んな面白いことができるんじゃないかっていうワクワクで、ワクワクが溢れちゃってます!丸藤選手よろしくお願いします!」
丸藤「DDTファンの皆さんこんにちは。プロレスリングNOAHの丸藤です。このリングに上がるからには、俺はゲスト参戦で終わるつもりはないんで。折角指名してもらったんで、俺も本気でそのベルト取りにいきたいと思います」

入江「やりましょう。HARASHIMAさん、丸藤さん、僕はあなたたちをリスペクトしてます。リスペクトを持って両国で叩き潰しますよ」
樋口「きにくわねーな。HARASHIMA、あんたのその笑顔も、丸藤正道、DDTのリングに土足で上がったのは気に食わねーな。8月20日、あんたら二人覚悟しとけよ」

<試合後コメント>
HARASHIMA&丸藤正道
――何がきっかけで丸藤選手と組むことになったのでしょうか
HARASHIMA「前に一度しか対戦したことがなくて、リングで合うことは殆どなかったんですけど、常に面白い試合を作り上げていらして、今回両国に参戦は決まっていましたが、カードは決まっていなかったので、早い段階で動けば組めるんじゃないかと。そこで動いてぎりぎり間に合ったかなと。組みたかった人とかもどんどん埋まっていたし、いいタイミングで行けて、なんか今すごくワクワクしてますね」

――丸藤選手、HARASHIMA選手のラブコールを受けてタッグを結成したということですが
丸藤「さっきも言ったように、単なるゲスト参戦で終わらせるつもりもなかったので、HARASHIMA選手から声がかかったときは非常に嬉しいなと思いましたし、今DDTさんにはホントにいい選手がたくさん揃ってますし、相手のチャンピオンもデカいですからね。デカくて動ける。そういうレスラーと試合をしてみたいなと気持ちもありましたし」

――HARASHIMA選手とKO-Dタッグ王座戦に臨むにあたっての懸念材料は。また、チャンピオンチームへの印象は
丸藤「HARASHIMA選手に対する不安はないですね。なぜなら二人共ワクワクしているから。相手に関しては、先程試合を見させてもらいましたけど、素晴らしい選手だと思いますし、彼らが味わったことのないプロレスを見せて勝ちたいと思います」

――HARASHIMA選手は王者チームのことをよく知っていると思いますが
HARASHIMA「あれだけの体格で動けて、ホントにパワーもあって強いタッグチームだと思います」

――丸藤選手とのタッグで勝つ自信がある?
HARASHIMA「丸藤選手も体格は僕とあまり変わらないですけど、ヘビー級との選手とのアレは……スゴイじゃないですか」
丸藤「(笑)」
HARASHIMA「全く心配ないですね!」

入江茂弘&樋口和貞
――DAMNATIONと戦って防衛に成功しました
入江「中々当たることのないあの大きさ……もう僕が一番小さいという中でも、僕はどんなに大きい相手にやられても負けないから。僕はタチムカウ。その気持でずっとプロレスを続けてきて、今こんな状態ですけど、なんてことないですよ。プロレスラーですから。これからも俺達は、両国終わってもこのベルト持ってるから。なあ、樋口?」
樋口「はい!確かに強かったですよ。大阪でも石川さんとシングルやったし、ポーリーとも当たってるんですけどね。入江さんとのタッグでは負ける気がしません。これからもよろしくお願いします!」

――HARASHIMA選手が新たなパートナーとして連れてきたのが、NOAHの丸藤選手でしたが、改めてこのHARASHIMA&丸藤組に対する印象は
入江「僕たちは、BOYZと呼ばれるイケメン集団と試合をしてきたんです。今回は、BOYZ代表のHARASHIMA、そして、NOAHを代表する……もしかしたら全プロレス界を代表するBOYZである丸藤。野郎Z対BOYZの対抗戦。これは絶対に負けられないと僕は思ってるから、野郎Zの力で……僕達だけじゃない。高木さんもいる、大鷲さんもいる、みんないる。野郎Z全員の力で倒します」
樋口「自分もね、その気持はあります。でも、美味しいですねぇ。美味しいの来たなって。両国で。あんなでっかいところであの二人と戦って。自分も気に食わないんで、あの笑顔。そして、DDTのリングの上に土足で上がった丸藤正道、気に食わないんで、覚悟しといてもらいますよ」

第6試合

 入場しようとリングサイドに佐々木が来た瞬間にジョーイがトペを発射し襲撃。ジョーイはラダーをセットしベルトを奪おうとするが、佐々木はリングに飛び込みジョーイを落とすと、ラダーをコーナーにセット。だがジョーイは佐々木をコーナーのラダーに叩きつけナックル。佐々木はジョーイをロープに降ってマンハッタンドロップも、ジョーイのチンコの硬さに自爆。ジョーイは走り込むも、佐々木はドロップキックで迎撃しコーナーに押し込むと、ラダーでチンコを攻撃。だがジョーイのチンコの硬さに佐々木の腕がしびれ、そこをジョーイがラリアット。ジョーイは再度走り込むが、佐々木がフランケンで場外に投げ捨て場外乱闘へ。

 リングにジョーイが先に戻るとラダーを立ててベルトを取ろうとするが、佐々木はジョーイの嫁のローラ・ジェームスの写真にキスをし、それを止めに入ったジョーイが、遠藤と写真の奪い合い。佐々木がそこへトペを発射し、リングに投げ入れるとダイビングナックル。佐々木はローラの写真にキスをしコーナーに置くと、アルミバケツ攻撃からラダーへの河津落とし。さらにアルミバケツをジョーイの腹に乗せてチェーンを腕に巻きつけるとダイビングフィストドロップ。これをジョーイが避けてラダーへ自爆。

 ジョーイはラダーを立ててベルトを取ろうとするが、遠藤が違うラダーをリングに投げ入れると佐々木が横にラダーを立ててラダー上でナックルの打ち合い。ジョーイが佐々木のナックルをキャッチしチンコ投げの体勢。ラダー上からのチンコ投げも、佐々木がロープに落下しその反動でラダーに返ってくるとラダーが倒れジョーイも落下。

 ナックルの打ち合いから佐々木がソバット。佐々木はコーナーのおラダーに叩き込もうとするも、ジョーイがボールスープレックスでラダーに叩き込む。
 ジョーイはラダーに登るが、佐々木がラダーを倒してジョーイもロープに落下。佐々木はジョーイをロープにまたがせるが、ジョーイはすぐにリングに戻りキャンディーを加えさせるとスーパーキック。これを遠藤がキャッチし逆にスーパーキックをお見舞いすると、チェーンを腕に巻きつけて串刺しラリアット。さらにチェーンを使ったクロスフェイス。これを離した佐々木はリング下から有刺鉄線バッドを持ち出し、有刺鉄線バッドをライアンのコスチュームの中に突っ込むと、その前にアルミバケツを置いてトカレフを発射。しかしライアンのチンコはこれすら弾き返し、立ち上がったライアンが画鋲が付いたキャンディーを取り出すと佐々木の口に突っ込みスーパーキック。

 ジョーイはレゴブロックをリング上にぶちまけると、その上にチンコ投げを狙うが佐々木はナックル。ならばとバックを取るが、耐えた佐々木の背中にエルボーからボールスープレックスでレゴに叩き込む。
 ジョーイはラダーを登るが、佐々木はもう一本のラダーを担ぎジョーイを殴ると、ラダーとロープを繋ぐようにラダーをセットし、そこへの雪崩式ブレーンバスターを狙う。耐えたジョーイのチンコに佐々木が噛み付くが、耐えたジョーイを佐々木はそのままリバース。佐々木はそのままラダーを登りベルトに手をかけると、見事ベルトを奪った。 

佐々木「次は、アメリカだ!キャンディスと防衛戦だ!(彰人が登場)」
彰人「GM、ずっと挑戦させてって言ってんのにいつやらせてくれんの?」
亜門GM「確かに彰人くんが挑戦表明してることは把握してました。博多で引きわけでリマッチを要求されたからここでやらないといけなかったんです。KODトーナメントで破ってるから挑戦する実績は十分です」
佐々木「テメー何しに来やがった!一回、勝ったぐらいで、挑戦者面してんじゃねーよ!テメーが抱いてきた女とは俺はちげーんだ!トーナメントで、トーナメントで負けました。シングル挑戦して負けました、タッグ挑戦して負けました。スマスカやめました、名古屋やめました。都合のいい野郎だな!」
亜門GM「チャンピオンOKしていただいたので(佐々木が蹴りつける)」
佐々木「勝手に決定してんじゃねーよ!彰人テメーやれんのか!おい」
彰人「何を」
佐々木「覚悟あんのかテメー」
彰人「あるに決まってんだろ」
佐々木「あんならよ、この髪の毛かけろ」
彰人「おうやってやるよ髪の毛かける覚悟ぐらいできてんだよ」
佐々木「おいやるの待て待て待て」
亜門GM「両者の合意がありましたのでエクストリームマッチはカベジェラ・コントラ・カベジェラで決定します」
彰人「おいチャンピオン、チャンピオンよ、両国でタイトルマッチやるっていうのはそれなりに度胸がいるんだよ。覚悟いるんだよ。そんな覚悟とっくに決めて来てる。その覚悟、お前もこの髪の毛かけろよ。後もう一個言っとくぞ佐々木大輔、そのエクストリームのベルトは俺のもんだ。さっさと返せ。以上!」

<試合後コメント>
ジョーイ・ライアン
――佐々木選手とのタイトルマッチを終えられての感想は
「激しい試合だった。身体も痛い、ぶん殴られてボコボコになった。でも、すべてを出して戦ったから、この試合に誇りを持っている。ベルトは獲れなかったけど、私のペニスは破壊できないことは十分証明できただろう」

佐々木大輔
――今日はラダーマッチで見事防衛に成功しました
「ラダーはね、痛い。ジョーイのちんこは、硬い。非常に」

――試合後KO-Dトーナメントで負けている彰人選手から挑戦を受けて、話の流れ上、髪の毛を賭けることになってしまいました。言い出したのは佐々木選手……
「俺は認めないよ!あんなヤツ認めないよ」

――言い出したのは佐々木選手ですよね?
「言ってみただけだよ。言っただけだよ。一回言っただけだよ」

――GMが正式決定と言っちゃいましたけど
「認めないよ。俺はアメリカだよ。キャンディスと防衛戦をするって決めてるんだよ。うん」

――もし彰人選手と髪の毛をかけてやることになったらどうしますか
「やることになったら!それは大変だ。そんなことして負けたらどうしてくれるんだ」

――髪の毛を切ることになったのでは
「嫌だね。やらないよ。俺が負けたらポーリーが切るよ」

――ポーリー選手は元から坊主では
「坊主じゃないだろ。ポーリーは髪の毛なんて無いよ」

――佐々木選手にとっても髪の毛は大事なんですね
「そんなこともないんですけどね」

彰人
――ようやく佐々木選手への挑戦が決まりました
「滑り込んでタイトルマッチを両国で出来ますね。両国のリングに立とうと思った段階で、もう覚悟は出来てたし。佐々木さんに何を言われようが受けてやろうと思ってて、佐々木さんが『髪の毛賭けれんのか』と。全然坊主になってもいいんですよ。髪の毛なんでどうせすぐ生えるんだから。覚悟はいくらでも出来てる。ただ、僕らにとって、僕と佐々木さんにとって、結構アイデンティティみたいなところがあって、DDTには有象無象いろんな選手がいて、初めて見に来てくれたお客さんが何で覚えてくれるかって、見た目だったりするわけですよ。僕とかはコスチュームが変わってたり、髪型がこれだから、『髪の毛長い人』って覚えてくれたりするわけですよ。それってレスラーにとって大事なことで、僕はこの髪型で6年くらいやって来て、佐々木さんも同じくらいあの髪型でいて、『彰人といえばあの髪型』『佐々木といえばあの髪型』ってあるんですよ。それを賭けるっていうのは結構な勇気がいることだし、覚悟もいることなんですけど、両国でタイトルマッチするっていうのは、ものすごく覚悟がいることじゃないですか。だからいくらでも髪の毛賭けてやるって言いました。ただ、それは一つのアクセントとして。別にルールは一つじゃなくてもいいんですよ。佐々木さんはそれだけじゃない色んなルールを出してくれると思ってるし、もし彼がやらないなら、僕がプラスでこのルールでやろうって言いますし、両国までに考えていきたいと思います」

第7試合

 石井がロープに押し込むがクリーンブレイク。竹下はヘッドロックで捕らえ石井のラリアットをスカすとスライディングで睨み合う。
 グラウンドの攻防から石井がリバースインディアンデスロックで捕らえ後頭部をはたく。

 竹下は立ち上がると強烈なエルボーで石井を倒し、場外に投げ捨て場外乱闘。
 リングに戻ると竹下がヘッドロックで捕らえるが、バックエルボーで逃れた石井が走り込むも竹下はゼロ戦キックで迎撃しフォールも2。
 竹下はコーナーに押し込みエルボーからチョップ。逆コーナーに振って串刺しエルボーからブレーンバスター。竹下は逆片エビ固め。石井はロープへ。

 石井はエルボーを打ち込んでいくが、竹下はヘッドバッドから走り込むも石井はドロップキックで迎撃。エプロンに降りた竹下を石井はビッグブーツで場外に叩き出すと、エプロンに顔面を連続で叩きつけ、鉄扉へのネックブリーカードロップ。
 石井は首投げからフェイスロック。下から竹下が蹴り上げるが、石井が左右のミドルキックから延髄斬り。石井はヘッドシザースホイップからそのまま締め上げるが、竹下はロープへ。

 石井は蹴り上げエルボー連打。さらにラリアットも避けた竹下がバックを取るが、抜けた石井がロープに飛ぶも竹下はビッグブーツからラリアット。避けた石井がチョップから後頭部にラリアット。竹下は場外に吹っ飛ぶ。
 石井はエプロンでダブルアームを狙うが、耐えた竹下がブレーンバスターを狙うが、着地した石井が投げ捨てジャーマン。石井はリングに投げ入れるとフォールも2。

 石井はダブルアームの体勢も、暴れた竹下がエルボー。だが石井がファルコンアローからタイガースープレックスホールドも2。
 石井はコーナーに座らせ、雪崩式タイガーを狙うが耐えた竹下がラリアットで叩き落とす。
 竹下は串刺しビッグブーツからバックドロップを狙うが、石井はエルボーから竹下のバックドロップを切り替えしてのDDT。さらに側頭部にスライディングニーを叩き込んでフォールも2。石井は胴絞めDDTからフォールも2。

 石井は走り込むも竹下がラリアットで迎撃し両者ダウン。
 膝立ちでのエルボーの打ち合いから石井がエルボー連打。さらにオーバーヘッドキックも避けた竹下が後頭部にランニングニー。竹下が投げようとするも石井が丸め込むが2。
 石井はニーアッパーから投げようとするが、竹下がリバースし変形サイドバスター。フォールも2。

 竹下はジャーマンスープレックスホールドも2。竹下は走り込むが、石井はビッグブーツで迎撃し走り込むも竹下はラリアットでなぎ倒しランニングニー。フォールも2。
 竹下はビッグブーツからサプライズローズ。これで3カウント。

竹下「石井さん、僕は、世代とか関係ないと思ってるんで、おれがDDT、トップで引っ張っていくんで、石井慧介、入江茂弘、お前ら、来れるもんなら来てみろオラ」

吉村「(リングに走り込んでラリアットでなぎ倒し)おい竹下!今日は、お前の命日だ!今日は、お前の大事な大事なこのベルトを取りに来た!」

<試合後コメント>
石井慧介
――竹下選手とのKO-D無差別級の試合を終えられて如何ですか
「負けたのは、ショックですね。でも、なんでしょう。ショックだったけど、試合後に自分らの世代に挑戦してきたんで、またやってくんじゃないですか。また両国のメインには届かなかったですけどね。でも、いつでもKO-Dまた挑戦できるっていう自信もコンディションも作ってるんで、またチャンスを早めにつかみたいです。今日沢山声援貰ったのは嬉しかったし、自信にもなりましたね」

――改めて、シングルで当たってみて竹下幸之介はどういう選手だと思いましたか
「やっぱすごいタフだなと思いましたね。だからこっちも、壊すつもりで行った部分もあったかもしれないし、やっぱ今日やってみて弱点がないわけではないなと。素晴らしいチャンピオンですけど。ショックはありますけど、また竹下とシングルやりたいです。またあると思ってます」

――入江選手がセコンドに付いていましたが
「姿は見えました。やっぱあの世代の絆っていうのは嘘でもなんでもなくて、ホントのものなので。セコンドに入江くんの姿が見えて、それで更にテンション上がったっていうのもあったんで、感謝してます。だけど、勝てなかったのは申し訳ないです。勝手に、勝手にですけど、この世代を背負って戦ったので、それは申し訳ないです」

緊急決定試合

 吉村がボディスラムから蹴りつけるが、竹下はエルボー連打からビッグブーツ。これを吉村がキャッチし空中に投げ捨てラリアットからフォールも2。
 吉村は走り込むが竹下はフランケンを狙うが、力づくで吉村はキャッチも竹下は強引にフランケン。場外に降りた吉村に竹下がトペ・アトミコも、吉村はキャッチし場外ボディスラム。吉村は机を持ち出し竹下に投げつけると、場外マットを引き剥がし机をセット。吉村はそこへのパワーボムを狙うが、エプロンに竹下は着地しロープを掴む。吉村はエプロンに登り竹下のエルボーと吉村のチョップの打ち合い。吉村はショートレンジラリアット連発から、場外の机に向けて投げ捨てパワーボム。

 場外カウント19でリングに戻った竹下を吉村がラリアットで一回転させフォールも2。吉村は走り込むが、竹下はビッグブーツ。だが吉村はそのままタックルでコーナーに押し込みショートレンジラリアット連発からロープに振ってパワースラム。フォールも2。
 吉村はコーナーに登るも、竹下は正面に登り雪崩式ブレーンバスター。吉村もブレーンバスターを叩き込むが、竹下もブレーンバスターでお返し。お互いブレーンバスターを叩き込み合うと、ショルダータックルのぶつかり合いとなり相撲対決へ。竹下がロープに押し込むも吉村が上手投げで土をつかせる。
 ラリアットの相打ち連発から吉村のラリアットを避けた竹下がラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 ラリアットの相打ちを吉村が制し、サイドバスターからフォールも2。

 吉村はフロントネックからパワーボムを狙うが、竹下はリバースしチョップ合戦。竹下はローリングエルボーからランニングニーも、吉村はキャッチしチョップを叩き込むとロープに飛ぶが、竹下は追走ビッグブーツから投げようとするが、バックエルボーで返した吉村がショートレンジラリアットでなぎ倒し再度ショートレンジラリアット。避けた竹下が投げ捨てジャーマンからランニングニー。フォールも2。
 竹下はラリアットも相打ち。だがすぐに竹下はラリアットでなぎ倒し3カウント。

<試合後コメント>
吉村直巳
――今日、石井戦が終わった後にいつどこ権を使おうと決めていたんでしょうか
「……両国がアカンって言われたから、ビアガーデンよりも客が入る後楽園で……。前哨戦でも場外ダブルダウンとかあって、今日の試合後は竹下が一番弱るポイントだと思って……」

――今まで散々「大切なものを盗んできた」と言っていましたが、改めてリング上で向き合ってみて如何でしたか
「俺は結局アイツに何も返せてないし、一番大事なベルトも奪われへんかったけど、今日はとりあえずそれとして、俺はまた必ずアイツの前に立つ。それだけは覚えとけよ。俺はまた、必ずお前の対角に立ったるからな」

――途中で相撲勝負を挑まれたと思うのですが、相撲勝負では勝っていたと思います。それに関しては
「それはお前の判断やろ。俺はもう、とにかく今日は今日として、8月5日、DNAのプロレス甲子園、樋口が抜けた今、一番は俺やねん。一番の俺が結果を残す場として、DNAのプロレス甲子園全員蹴散らして一番になって、また竹下の対角線立ったるからな。それだけ!」

エンディング

亜門GM「竹下、おつかれさん、そしておめでおう。これでいつでもどこでも挑戦権6つ全て行使されましたので、両国大会メインのカードが決定しました。遠藤、リングに上ってください。8月20日両国大会メイン、竹下幸之介対遠藤哲哉に決定です」

遠藤「またおまえかよ。うーん個人的にはね、吉村に勝ってもらったほうが面白いかなと思ったんだけどね。まあでも、こうなるだろうなと思ってたよ。一年前の事覚えてるかお前?ちょうど、俺が、ダムネーションに入った頃だ。今は、こんななりして変わったと思うかもしんねーけど、ひとつだけかわんねーことがあんだよ。一年前、俺は、お前に、こう言ったんだよ。俺は、そのベルトが、欲しい!ってな。これだけは一年たっても変わんねー唯一のことだ」

竹下「遠藤哲哉、俺も、またおまえかと思ったけどな、次の両国で俺に負けたら、もう、俺が今ベルトを持ってる間は挑戦しないでくれ、それぐらいの覚悟で両国来てほしいんだけどどうかな?」
遠藤「答えづれーな。まあでも、チャンピオンがそう言うなら、俺はそれに従うよ」
竹下「もう頭打ってよくわからんから、あとでレポートを見て、お前のコメント思い出すよ。まあ、両国は60分の続きでいいから正々堂々やろうや」

 竹下は握手を求めるが、遠藤は顔面にツバを吐きリングを去ろうとするが、竹下は髪を掴んで引きとめるとショートレンジラリアット。だが避けた遠藤がハンドスプリングオーバヘッドキックからコーナーに登りシューティングスタープレスを叩き込む。

遠藤「正々堂々だ?ふざけんじゃねーぞこの野郎!プロレスはスポーツじゃねーんだよ!闘いなんだよ!一年前!お前が俺に言った言葉、覚えてるか?その言葉、そっくりそのまま返してやるよ。ナメんなよ」

<試合後コメント>
竹下幸之介
――石井選手との防衛戦は如何でしたか
「試合のことはあまり覚えてないんですけど、僕が一回勝ったからって、終わりじゃないし、ここで腐るような人じゃないと思うんで。次、後楽園のメインなり両国のメインなり、石井さんと当たる時が楽しみです」

――試合前から、竹下選手は「個人」として、石井選手は世代の「代表」として闘うという言葉がありましたが
「世代とかあまり関係ないと思ってるんで。時代っていうのはその時その時あるもものだと思うんで。昭和が偉いとか、平成のプロレスが強いとか、そういうのは思わないんで。今には今のプロレスがあって、2012年にデビューした僕らには僕らのプロレスがあるし、若手通信なら若手通信でしか見られなかった試合もあると思うし、それは別物なので。ただ、今、竹下幸之介対石井慧介とか世代関係なく、どちらがDDTを背負っていきたい気持ちが強いかっていう。多分、お互い両国のメインに立ちたいって気持ちは、僕も相当強いですけど、もしかしたら五分だったかもしれない。でも、DDTを引っ張っていきたいんだ、守っていきたいんだって気持ちは、僕のほうが今日は勝っていたと思います」

――その試合後、世代的には竹下選手の下の世代に当たる吉村選手がいつどこ権を行使して向かってきましたが
「うーん……シングルは、せっかくだからちゃんとやりたかったですけどね。でも、いつどこっていう特殊なルールが有るわけで、その中でアイツが持っていて、僕にイチャモンつけて、いつかは挑戦するって分かってたと思うんで。まあ、ビアガーデンっていう手もあったと思うんですけど、アイツが後楽園を選んだその度胸は買いたいですけどね。僕、試合中に相撲取りましたけど、相撲でも負けてなかったと思います(笑)リングは土俵じゃないですし、まあ、ロープが土俵際としてくれたなら僕が押し出しで勝っていたんじゃないかと思いますけど。まあ、相撲でもプロレスでも僕が負けることはないです。まあ、もうちょっとかな」

――石井選手、吉村選手を下したことで両国のメインが遠藤選手との防衛戦になりました。改めてリング上で対峙した感想は
「前にタイトルマッチやったときも、タイトルマッチ前から僕はやりたくないって行ってたんですけどね。今回はトーナメント突破してきてますからね。必然というか……。もうやりたくないですね。ホントに、これすら言いたくないレベルでやりたくないですけど、これはまあ、しょうがない。この両国は60分の後楽園の続きなのか、もう一回新しい戦いなのかは分からないですけど、まあ、僕が負けることはないですね。例年、トーナメントで優勝してる人が両国のメインで勝ってますよね?そういうジンクスみたいなものなので、絶対ではないし。両国で挑戦者が勝つっていうのは、単純にトーナメントを突破した勢いそのままで勝つっていうのが多いと思うし、去年に関してはそれで石川さんに負けてますからね。でも、僕も勢いでは負けてないから。今日石井さんにも吉村にも勝って、僕が負けてる要素は無いかなって。どんな戦いだろうが、僕は楽しみです」

――先程、奇襲攻撃でレッグラリアートからのシューティングスターを受け、「ナメるな」という言葉がありました
「全然ナメてないでしょ(笑)どう考えても、今の二試合でナメてないでしょ。全然、言葉の意味がわからなかったですけど、体が動かなかったので。でも、シューティングスターもらったら、100%の僕でも終わりますね。身体動かなくなったんで。技の威力が純粋に上がってると思ったし、体重も増えたなと感じたし、声援も遠藤寄りになってると思うんで……燃えますよね。プロレスが戦いだと言うなら、強いやつが勝つのが戦いなので。『どっちが強いかお前ら見たら分かるやろ』です」

――そんなに遠藤選手とやりたくない理由はなんなのでしょう
「うーん……そんなにポンポンするものじゃないかなって。10年に1度くらいでいいかなって。やったとしてもオリンピックくらい。4年に1回くらい。もっとやったとしても、夏季・冬季で2年に1回くらい。でないと、こんな1年に何回もやってると、竹下vs遠藤の価値っていうものが失われるような気がする」

――それだけ特別な相手ということでしょうか
「特別な相手ではありますよ。やっぱ2012年でデビューしてるし、間違いなく2012年だけを見たら僕のほうが早くも上回ってますけど、それに追いついてきていますからね。追い抜かれたことはないですけど。両国に関しては、スゴイ戦いになると思います。それが楽しみだし、ちょっと怖いって感じですね」

遠藤哲哉
――今日、竹下選手と石井選手、吉村選手の試合を見てどう思いましたか
「ぶっちゃけ、石井さんも吉村も、あの竹下には勝てないだろうなあと思いました。だって単純に、アイツ強いもん。DDTの中だけじゃなくて、プロレス界全体を見ても相当強い部類に入るんじゃないかなって。スタミナもあってスピードもあってパワーもあって。プロレスに必要なものを兼ね備えてる。終始攻められることは多かったけど、それでも余裕はあるように見えたかなって」

――それだけ実力を認める相手に両国で挑戦することが決まったわけですが
「俺はDAMNATIONになって、アイツから3取られたことは一回もないかな。逆にアイツも俺に勝ったことはないし、だから、リング上でアイツが、『俺が両国で勝ったら俺がチャンピオンの間は挑戦して来んな』って言ったけど、逆に、言いたいよねそれを。『俺が両国で勝ったら俺がチャンピオンの間は挑戦して来んな』ってさ。チャンピオンだから立場を上に感じてるのかもしれないけど、戦績で言ったらDAMNATIONに入った後の俺の戦績のほうが上回ってるし、実力だって4月は60分やって、結果はドローだけど、時間が仮に無制限だったら俺が勝ってた自信もあるし。だから両国では完全に決着を付けます。俺が3を獲りますよ」

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