【試合結果】5・23 WAVEアイスリボン道場大会 長浜浩江vs大畠美咲 春日萌花vs門倉凛 山下りなvs桃野美桜 宮城もち&長崎まる子vs沙紀&ERINA
- 2017-5-24
- 試合
- プロレスリングWAVE
CATCH THE WAVE 2017『Bracken3』
日時:5月23日(火)
開始:19:30
会場:埼玉・レッスル武闘館
観衆:68人
▼スクランブルWAVE 20分1本勝負
宮城もち(アイスリボン)/○長崎まる子(アイスリボン)
12分19秒 猪突猛進→エビ固め
沙紀(フリー)/●ERINA(K-DOJO)
▼ヤングWAVE 15分1本勝負
○山下りな(OSAKA女子)
8分22秒 胴締めスリーパーホールド
●桃野美桜(Marvelous)
▼公式リーグ戦 15分1本勝負
△春日萌花【5点】
時間切れ引き分け
△門倉凛(Marvelous)【7点】
▼公式リーグ戦 15分1本勝負
○長浜浩江【7点】
8分33秒 裏カサドーラ→ジャックナイフ式エビ固め
●大畠美咲【7点】
長浜が大畠に初勝利しCATCH THE WAVE優勝に向け躍進!門倉が決勝トーナメントに駒を進め打倒・山下を誓う!
第1試合
トーナメント出場に可能性を残す宮城もちが第1試合に登場。先発を買って出たもちは、リーグ戦では封印していたセクシーポーズをWAVEで解禁。KAIENTAI DOJOのERINAを集中的にいたぶっていく。
防戦一方のERINAだったが、もちをボディースラムで叩き付け、ようやく沙紀と交代する。やる気モード全開の沙紀はカンパーナを仕掛けようとするがこれは未遂。逆にもちがバックドロップ、ランニングヒップドロップでカウント2。
だが、沙紀も諦めておらず、カンパーナを成功させるとERINAがもちの顔面に低空ドロップキックをお見舞いする。
このピンチをもちが凌いで、まる子と交代。まる子は串刺しドロップキックを放って行くが、沙紀もアトミックドロップ、ビッグブーツでカウント2。続くERINAがクロスボディーを放って行く。さらにグラウンド卍固めで捕獲するも、耐えきったまる子がもちのバックドロップからダブルのボディープレス!
すぐさま水車落としを試みるまる子だったが、そこからエビ固めの応酬に発展。いずれもカウント2に終わると、まる子は猪突猛進へ。沙紀にカットされると再びロープに走る。これも沙紀が妨害してERINAとツープラトンのブレーンバスター! すかさずERINAがダイビング・クロスボディーを投下させるもカウント2。もう一発クロスボディーを放つERINA。だが、これをまる子がフォーアームで迎撃。最後は猪突猛進に繋げて3カウントを奪った。
第2試合
開始早々、桃野がスクールボーイ、首固め、逆さ押さえ込みであわやのシーンを連発。山下がラリアットで突っ込むと、かいくぐってスクールボーイ。キックアウトされると首固めを狙うが、踏ん張った山下がボディースラムで叩き付ける。そしてエルボーの打ち合いへ。そこから山下がサソリ固めでステップオーバー。
ブレイクした桃野はドロップキック、小刻みエルボーで反撃にかかる。ボディースラムの掛け合いは桃野に軍配。そこから押さえ込みでしつこく勝利を目指すが……。
山下が串刺しラリアットで流れを変える。バックドロップを狙うが、切り返した桃野。ドロップキック、ダイビング・クロスボディーで攻勢に。
しかし山下もバックドロップからスリーパーへ。ブレイクされると後頭部へのランニングニーをお見舞い。ラリアットで突っ込むも、かいくぐった桃野が回転エビ固め、カサドーラ、ヨシタニックの体勢。これを回避した山下がラリアットを狙う。これもかいくぐった桃野だったが、山下が厳しいヒザ蹴り! 間髪入れずに胴締めスリーパーに持ち込みギブアップを奪った。
第3試合
Sareeeの1位通過が決まっているOTHER THANブロック。沙紀がすでに脱落しているため、残りの1枠は門倉凛、宮城もちのどちらかに絞られた。門倉はこれまですべて引き分けだが、確実に点数を重ねて試合前の時点で6点。最終戦となる春日萌花戦に引き分け以上で2位通過が決定する。逆に負けると、もちと同点となり決定戦に進むこととなる。
是が非でも勝利が欲しい門倉が、ゴングと同時にドロップキックを連発。そしてしつこい押さえ込みで春日を追い込んで行く。凌いだ春日もフロントネックロックで捕獲。
これを脱出した門倉が馬乗りエルボーを乱発していく。そして、クロスボディーを放つが、かわした春日が門倉の顔面を踏みつける。攻勢をキープする春日はキャメルクラッチ、背中へのフットスタンプ、ボディースラムと波状攻撃。
エルボーのラリーから再び春日がボディースラム。逆エビ固めへ。このピンチを耐えきった門倉が逆エビ固めでお返し。ブレイクされると低空ドロップキックを狙うが、かわした春日がランニングニー。エルボー合戦から門倉がドロップキック。
すぐに春日もダイビング・ボディープレスを投下するが、かわした門倉がボディースラム。そして、ミサイル3連発!
キックアウトした春日はフットスタンプ5連発で反撃。だが門倉もDDTでやり返す。ならばと春日はダブルリストアームサルトでカウント2。ダイビング・フットスタンプを投下するが、かわした門倉が首固め。スクールボーイ、逆さ押さえ込み、ウラカンラナも決まらない。最後は門倉のスクールボーイで時間切れを迎えた。この結果により、門倉が7点となり2位通過が決定した。
<試合後コメント>
門倉凛
——最後の試合もドローに終わりました。
「あー、なんか正直言うと、言葉は悪いですけど、後味悪いですよね。悔しいです。自分はこのリーグ戦で1勝をあげるために頑張ってきたのに、全部ドローという悔しさがモヤモヤしてて、なんか笑えないです。結果はよかったかまだわからないですけど、なんか笑えないです。モヤモヤしています」
——この面子で負けなかったのは大きかったが。
「あ、もうこれは間違いなく自分の自信です。自信持って、次も試合できると思うので、それは凄くよかったと思います」
——春日戦はいかがでしたか?
「いやー、なんて言うんですかね、春日さんとはタッグで当たったことあるんですけど、シングルははじめてで、試合は一杯見てきてたんですけど、いざ自分が当たるとなると、なんか自分は相手を探っている部分がありました。向こうは点数が欲しいので勝ちにきたと思うんですけど、自分もそこは譲れなかったので、負けたくなかったので自分もガンガンいっちゃいました」
——試合後もバチバチやっていたが。
「はい、ちょっと。なんか燃えました、自分も」
——これでトーナメント行きが決定しました。
「決定ですか! ありがとうございます、うわー、凄いです。次、後楽園ですかね。後楽園こそ絶対勝ちたいと思います」
――これでトーナメント決定したのは、Sareee選手、門倉選手です。
「ZABUNブロックは?」
——山下選手の2位以上が決定しています。残りは大畠選手か長浜選手のどちらかです。
「自分が狙っている山下選手が確定しているのであれば、私は山下選手を狙いにいきたいと思います、絶対そこは外せないです」
第4試合
ZABUNブロックは、リーグ戦を8点で終了している山下りなの2位以上が決定。残る1枠を、大畠美咲と長浜浩江が争う状況だ。長浜は、自力優勝はないものの、この試合に勝ち、さらに5・28名古屋で大畠がSareeeに負ければ大畠と同点決定戦に進むことができる。一方、大畠は残り2試合のうち、引き分け以上(1点獲得)でトーナメント進出が決定する。
ゴングと同時に長浜がドロップキックを放つが、かわした大畠が低空ボディーアタック。そして顔からバン3連発! キャメルクラッチで捕獲する。さらにボディースラムで叩き付ける大畠。
長浜も焼豚を狙うが、かわした大畠がドロップキック。逆エビ固めで絞り上げる。ブレイクした長浜はカウンターのサクラ落とし。カサドーラを狙うが、フェースクラッシャーに切り返した大畠がCRBへ。そして背中へのセカンドロープからのボディープレス。すかさずダイビング・ボディープレスを投下する。
ジャーマンを狙う大畠だったが、切り返した長浜が丸め込みを連発。キックアウトされると何度も何度もカサドーラで攻め込んでいく。
一方、大畠もバックブローで流れを変えようとする。だが、かいくぐった長浜がエルボー。そして裏カサドーラからのジャックナイフエビ固めで3カウント!
この結果により長浜は7点でリーグ戦を終了。最終戦となる大畠vsSareeeの結果を待つこととなった。試合後、大喜びの長浜はマイクを握る。
長浜「大畠美咲に勝ったぞーーー! 本当に今日勝たないと、もうあとがなかったんですけど、勝ったんでまだまだ上にいける可能性は自分にあります。28日、大畠さんvsSareeeさんの試合ですべてが決まるので、私は全力でSareeeさんの応援をします。絶対にSareeeさんに勝ってもらって、もう1回大畠さんとどっちが上がるか決めたいと思います。今日は本当にご来場ありがとうございました!」
そして大興奮の長浜が「これがWAVEだ!」で大会をしめくくった。
<試合後コメント>
長浜浩江
——大畠選手からの初勝利。いかがでしたか。
「もうとにかくうれしくて、なんか終わった瞬間に取ったのもウソかなって思うくらい。でも石黒さん、スリーって言ってて、うれしくて涙が出て、もうとにかくうわーってどうしたらいいかわからないです。嬉しさの表現の最上級がわからないんですけど、とにかく勝てて良かったです!」
——カサドーラの連発とかいろいろ狙っていたところありましたか?
「そうですね。やっぱり自分はずっとデビューしてすぐからカサドーラっていう技を大事に使ってきて、カサドーラで狙っているのもあって、でも最近は新しい丸め込みもあったんですけど、やっぱり大畠さんは切り返してきて、でも、そこは大畠さんなら返してくると思っていたので。でも最後はちょっと違うけど、カサドーラって技にこだわって勝てたのは嬉しいです」
——首の皮一枚を残して。
「本当にスタートダッシュが遅い(苦笑)、ギリギリのところでいま残っているんですけど、とにかく28日は全力でSareeeさんの応援をします。そのあとどうやって次、行くのを決めるかわからないですけど、私はとにかく全力でSareeeさんに大畠さんから勝ってもらいたいと願っております」
——リーグ戦全試合終わったが。
「やっぱり去年もなんですけど、リーグ戦っていうものには凄く成長させてもらってて、でも、そのリーグ戦のあとに成長が続かないのが去年のパターンで、今年はこれからもっともっと成長し続けられるように、このリーグ戦、まだあと少しありますが、そのあとも成長していけるように頑張りたいと思います」