DDTの未来を担う二人が王座戦で60分時間切れドロー!次期挑戦者は高山善廣!
29日、後楽園ホールにて開催されたDDT『MAX BUMP 2017』。メインイベントでは、竹下幸之介が持つKO-D無差別級王座に遠藤哲哉が挑戦した。
かつては同じユニットで活動していた二人だが、昨年7月に遠藤は“カリスマ”佐々木大輔を信奉した結果ヒールユニットDAMNATIONに所属し悪の道へ。対する竹下幸之介は先月のさいたまスーパーアリーナ大会にてHARASHIMAを倒しKO-D無差別級王座を戴冠した。“DDTの未来”と言われている二人が対峙するこの日、後楽園ホールには1635人・満員の観客が詰めかけその結果を見守った。
じっくりとした立ち上がりを見せた序盤だったが、場外戦になると客席でのDDTやステージ場からのケブラーダなど飯伏vsケニー戦に近い激しい攻防へ。リングに戻ると遠藤は雪崩式テツヤイン・ザ・スカイ(=スパニッシュフライ)で決めにかかるが、竹下も雪崩式ブレーンバスターで叩きつけ一進一退。遠藤はカリスマの技であるクロスフェイスで絞り上げるが、決着つかず60分時間切れドローに。
この結果に竹下は「僕たちは追いつけ追い越せで切磋琢磨してきたのかもしれないですけど、そこまで僕たちは拮抗しているということです。またいつか、このベルトを懸けてでもどんな形であっても試合したいと思いますけど、取っておきのカードにしたいっていうのもあるんでいつかいいタイミングでできたらいいなと思います」とコメント。
そんな竹下を休ませる暇なくリング上に現れたのは、セミファイナルで船木誠勝にキスをしタッグ王座を奪取した“プロレス界の男色帝王”高山善廣。
高山は「すごいチャンピオンだよ。俺の甥っ子ぐらいだぜこいつ?俺もさ、GHC、IWGP、NWF、三冠、コレクションしてるんだよ。その中にさ、KO-D無差別も入れておきたいなと思ってるんだけどどう?」と挑戦表明。これに竹下は「高山善廣、プロレス界の帝王学、俺に教えてみろよ」と呼応し、5月28日の後楽園ホール大会で竹下幸之介vs高山善廣のKO-D無差別級王座戦が決定した。