上野勇希が5・1横浜武道館で遠藤哲哉の持つKO-D無差別級王座に挑戦!「無差別のチャンピオンとしてDDTを引っ張っていく」
DDTプロレスが3月27日、東京・後楽園ホールで「Day dream Believer 2022」を開催。上野勇希が新KO-D無差別級王者の遠藤哲哉に挑戦を表明し、5月1日、神奈川・横浜武道館で挑むことが決定した。
この日のオープニングで3月20日の東京・両国国技館で同王座から陥落した竹下幸之介が4月10日の後楽園大会を最後に米AEWに長期遠征することを発表。そんななか、メインイベントでは竹下、上野、小嶋斗偉のサウナカミーナが遠藤、岡田佑介、高鹿佑也のバーニングと全面対抗戦で激突。
試合は一進一退の白熱の攻防が続き、若手の小嶋と高鹿は激しく意地をぶつけ合った。20分過ぎ、その2人は強烈なエルボー合戦から、高鹿がムーンサルトプレスを決め、チキンウイング・アームロックで絞め上げた。そこでスルリと体勢を入れ替えた小嶋は青木真也直伝の三角絞めに入ると、高鹿がたまらずギブアップ。後輩の高鹿に負け続けていた小嶋はようやく一矢を報いた。
小嶋は「やっと高鹿から勝ちました。この三角絞めは青木さんにアドバイスをもらって練習しました。僕はまだまだ弱いです。サウナカミーナの先輩たちに比べたら弱すぎます。だから練習を重ねて強くなりたい」と歓喜。
マイクを持った上野は「小嶋を頑張れと応援したつもりが・・・。タケちゃんがこれから世界に挑戦していく姿を、MAOがUNIVERSALで存在感を残していく姿を、勝俣(瞬馬)さんが頑張ってる姿を・・・。戦ってるみんながパワーをくれて。無差別を持って、いっぱい防衛して、強いDDTを本気でつくりたいと思ってるから」と涙で胸の内を吐露。
竹下が「俺も世界に挑戦するから、オマエも挑戦しろ」と後押しすると、上野は退場していた遠藤を呼び寄せ、「そのベルトに挑戦させてください」と直訴。遠藤は「両国の遠藤と竹下、超えられる自信があるなら。断る理由はない。やりましょう」と受諾し、5・1横浜武道館での王座戦が決まった。
挑戦が決定した上野は「僕は遠藤さんとタケちゃんの試合だけと戦うんじゃないんです。僕は未来に向けて戦うんで。だから遠藤さんを倒します。僕が遠藤さんを倒して、無差別のチャンピオンとしてDDTを引っ張っていくんで。タケちゃん、もっともっと大きくなって帰ってきてください。その頃には俺がチャンピオンとして頑張ってるから」と力を込めた。
バックステージで上野は「小嶋の頑張りを見て、僕がタケのようにDDTを背負って引っ張りたい。タケは世界に挑戦したり、DDTでもこれからもたくさん試合してくれると思うけど、DDTを見たときにチャンピオン上野が戻ってきたい理由の一つになるように。明るくて激しくて楽しくて強いDDTにするために僕は獲りたい。5月1日、絶対獲ります」とベルト奪取を誓った。
竹下は「僕はしばらく米国に行きますけど、帰ってきたときに上野勇希がチャンピオンで、挑戦者になれたら。それが竹下幸之介のシーズン2の物語の始まりだったらおもしろい」と話した。
一方、受けて立つ遠藤は「もっと俺たちは強くなれる。無差別だけじゃなく、タッグも6人タッグも。ユニットとしてもトップ取りたい。上野が挑戦に名乗り出てきたけど、アイツにDDTを背負う覚悟はあるのか? 25年の歴史、ムチャクチャ重いぞ。このベルト、肩にかけてると体が傾いちまうんだよ。それ相応の覚悟、緊張感をもって挑戦してこい」と臨戦態勢だった。
また、9月18日、後楽園で「秋山準デビュー30周年記念大会」を開催することが決まった。