【試合結果】2・19 DDT後楽園ホール大会 高木三四郎&大鷲透&平田一喜&赤井沙希vs中澤マイケル&高梨将弘&松永智充&チェリー 男色ディーノvsコルト・カバナ

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『Into The Fight 2017』
日程:2017年2月19日
開始:12:00
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1280人・満員

▼ダークマッチ キング・オブ・ダーク選手権試合 60分1本勝負
【王者】○島谷常寛(DNA)
5分1秒 高角度前方回転エビ固め
【挑戦者】●伊橋剛太
※島谷が12度目の防衛に失敗。伊橋が第19代王者へ

▼3WAY6人タッグマッチ 30分1本勝負
岩崎孝樹(DNA)/●渡瀬瑞基(DNA)/ワンチューロ(DNA)
8分7秒 ハナマサ→片エビ固め
[スマイルスカッシュ]高尾蒼馬/○彰人/ヤス・ウラノ
※もう一組は大石真翔&勝俣瞬馬&MAO

▼高木軍vsマイケル軍敗者国外追放マッチ 30分1本勝負
[高木軍]高木三四郎/大鷲透(フリー)/○平田一喜/赤井沙希
10分8秒 奇跡を呼ぶ一発逆転首固め
[マイケル軍]●中澤マイケル/高梨将弘/松永智充/チェリー
※マイケルが国外追放となる。

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権3WAYマッチ 60分1本勝負
【王者】○こたつ
9分1秒 押さえ込む→体固め
【挑戦者】●アントーニオ本多(フリー)
※もう一人は【挑戦者】石井慧介
※第1208代王者が防衛に成功

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○高山善廣(高山堂)/樋口和貞(DNA)
10分4秒 エベレスト・ジャーマン・スープレックス・ホールド
[DAMNATION]佐々木大輔/●マッド・ポーリー

▼DDT UNIVERSE加入者促進ワールドワイド・スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
男色“Bin Bin”ディーノ
9分23秒 収拾つかず→無効試合
コルト“Boom Boom”カバナ(フリー)

▼ROAD TO SSA COUNTDOWNスペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
[酒呑童子]●坂口征夫
12分39秒 スカイツイスター・プレス→片エビ固め
[DAMNATION]○遠藤哲哉

▼DDTプレ20周年記念スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
○HARASHIMA/KUDO
20分54秒 蒼魔刀→体固め
●竹下幸之介/ディック東郷(フリー)

KO-Dたまアリ前哨戦をHARASHIMAが制す!アイアンマンをこたつが防衛!久々に帰ってきた中澤マイケルは国外追放

ダークマッチ

 野郎Z興行で素人童貞であることが暴露された島谷が後楽園ホールに登場。伊橋も野郎Zのレギュラ―であるため、野郎Z延長戦とも言える戦いに。

 伊橋が足を刈って倒すとドロップキックで場外へ叩き出す。伊橋はトペに見せかけてロープの反動でリングに戻るが、島谷がリングに駆け上りそのまま丸め込むが2。

 島谷はエルボー連打でコーナーに押し込み串刺しバックエルボーから走り込むが、伊橋がミドルキックで迎撃し背中にサッカーボールキック。伊橋はそのまま正座して上に乗りフォールも2。

 エルボー合戦から伊橋が膝蹴りをボディに叩き込む。島谷はエルボー連打からドロップキックも伊橋はこれを避けてエルボーから走り込む。島谷はドロップキックで迎撃し、串刺しダブルニーも伊橋はキャッチしコーナーに座らせると走り込む。だが足を伸ばしてカットした島谷がダイビングクロスボデイからフォールも2。スクールボーイも2。ラ・マヒストラルも2。
 島谷はロープに飛ぶも伊橋は追走ボディスプラッシュからレッグラリアート。伊橋はブレーンバスターからムーンサルトを投下も島谷はこれを避けてその場飛びシューティングスター2連発からフォールも2。
 島谷はコーナーに登り飛びつきスイングDDTからフォールも2。島谷はエルボー連打から走り込むと、伊橋のラリアットを避けて飛びつき前方回転エビ固め。これで3カウントを奪い、伊橋が新王者となった。

島谷「勝ちました!これでようやくDNAに出場することが出来ます。DNA、新体制一発目、対戦相手?レッカとワンチューロ?あの二人は仲良いらしいけど、俺とタッグ組む下村だってな、同じ日にデビューした、ただそれだけなんですけど…まあ、ワンチューロとレッカに一つ言っておくことがあるとしては、俺はもう最弱じゃない!いつまでも結果が同じだと思うなよ。2月23日楽しみにしとけ」

オープニング

 前説が始まり、『女子プロレス大戦 リングドリーム』からお知らせということで、松田プロデューサーが登場。
 第六弾として2月23日より高尾、大家、彰人がゲーム内に登場するとのこと。あわせて東京ゲームショウ2016の大会で美少女化兼争奪バトルロイヤルに勝利したチェリーの美少女化も完成したとのことで、モニターに映された美少女化はなんとセーラー服!チェリー自体もセーラー服でリングに登場。
 ノス(タルジック)カワイイをイメージし、プラレス3四郎の神矢みのる先生が柔道着バージョンも描き下ろした。
チェリー「いやあの、写真かと思うぐらいソックリでビックリしました!」

 なんとこの日、2014年から3年かかり、第一弾の中澤マイケル美少女化Tシャツが完売したとのこと!松田Pは3回目の主催興行も予告した。

 続いて新生DNAで戦う樋口と吉村が登場。
吉村「なんかさ、曙のことばっか話題になってるけどさ、俺が狙ってるの樋口やからな。勘違いすんなよ。樋口潰すために曙が邪魔やから投げるって言っただけや。わかってる?俺がデビューしたんや、DNAにスーパーヘビー二人もいらんねん、オレ一人で十分や。なぁ、樋口お前潰したるからな。なんやったら今ここでやってやってもええねんぞ」
樋口「相変わらず大層な自信だけどな、今ここでやるか?まあでも決戦は2月23日新宿FACEだ。お前の全部受けきって、新しいDNAでも俺が一番強い、それを証明してやる」

第1試合

 まずはNωAのライブからスタート。高尾蒼馬がスマイルスカッシュとして初登場。

 先発はヤスとMAOとワンチューロ。ロックアップからバラバラにリストの取り合いとヘッドロックの応酬。次々グラウンドの応酬から睨み合うと三者ともタッチ。
 大石が二人まとめて低空ドロップキックからナックル。ロープに飛ぶがヤスがエプロンから蹴りつけ羽交い締めに。そこへ高尾がエルボーも大石が避けてヤスに誤爆。
 高尾が渡瀬を羽交い締めも彰人のエルボーが高尾に誤爆。各々出てきて乱戦からスマイルスカッシュをロープに振るが、各々を羽交い締めにして誤爆させる、NωAがドロップキックで他の選手を場外に出すとそれぞれ別方向にトペを発射。

 リングに戻り、ヤスにNωAが連携攻撃からトレイン攻撃。MAOがウルトラタイガードロップからフォールもワンチューロがカット。DNAがヤスに連携攻撃からフォールも2。
 岩崎が串刺しニーからブレーンバスター。フォールも2。ヤスがエルボー連打も岩崎がエルボー。岩崎のラリアットを避けたヤスがランニングエルボーで倒し高尾にタッチ。

 高尾はラリアットも避けた岩崎がトーキックからコーナーに振るが、足を伸ばしてカットした高尾が背中にダイビングフットスタンプから飛びつきDDT。高尾はトラースキックもキャッチした岩崎が走り込む。これを高尾がエルボーで迎撃すると、大石が出てきてエルボーで高尾を倒す。大石にワンチューロがアサイDDTも、ワンチューロをヤスがドロップキックで叩き出し、勝俣がダイビングクロスボディをヤスに投下し岩崎が勝俣をバックドロップ。MAOが岩崎にロックボトムから渡瀬がMAOにリバースDDT。彰人が渡瀬に足横須賀からシャープシューターもNωAがトリプルサンドイッチミサイルキックでカット。

 高尾とMAOがエルボー合戦。MAOが走り込むもトラースキックで迎撃しフォールもNωAがカット。スマイルスカッシュが各々決め技をNωAに叩き込むがDNA勢がカット。彰人が渡瀬に低空ドロップキックから延髄斬りを避けてアンクルホールド。さらにハナマサを叩きこもうとするが渡瀬は着地しドロップキック。渡瀬は延髄斬りから走り込むが、彰人と高尾がダブルのニーアッパーから彰人がハナマサ。これで3カウント。

<試合後コメント>
NωA
大石「イエーーーイ!!決まったぜ!!イエーーーイ!!!何が決まったかというと!KO-D6人タッグのベルトに、さいたまスーパーアリーナで挑戦することが決まったぜイエーーーイ!!ヤッターー!!今日勝ってねぇのに!!勝ってねぇのに決まった!!」
勝俣「挑戦できるー!!」
大石「アピールしてみるもんだぜ!イエーーーイ!!」
勝俣「しかも!さいたまスーパーアリーナ、ビッグマッチィ!」
大石「ここで獲るのが、我々アイドルの使命だと思います」
勝俣「その通り!」
MAO「アイドルですからね!」
大石「あんなデカい箱で、獲っちゃうんですよ。なぜなら我々は、アイドルだから!」
勝俣「そしてベルトを獲って、さいたまスーパーアリーナで歌を一曲歌うんスよ!」
大石「歌っちゃおう!」
勝俣「僕たちはさいたまスーパーアリーナでライブをしたアイドルになるんです!」
MAO「ウォー!スゲー!」
大石「スッゲーーーー!!超カッコイイーーー!!」
勝俣「考えただけでテンション上がるよ!!」
大石「絶対勝つぞ、絶対勝つぞ!!」
勝俣「よっしゃ!じゃあいつもので行くぞ!」
大石「よっしゃ行くぞ!よっしゃ行くぞ!」
勝俣「N!」
大石「ω!」
MAO「A!」
三人「エイ!エイ!オー!」

樋口和貞&渡瀬瑞基&岩崎孝樹
――さいたまスーパーアリーナ大会で、NωA相手に防衛戦が決まりました
岩崎「何すか、最後のあの腐れアイドルがしゃしゃり出てきて。こっちはさ、酒天童子に正面突破して防衛して来てんだからよ。あいつら、負けてんだろ。こないだ1月に簡単にやられてんだろ。ふざけんじゃねぇって。簡単にそんな挑戦できるもんじゃないんだよ。決まった以上はあの腐れアイドルと……あと、なんだあの……さわやか軍団。3WAYだろうが4WAYだろうがこっちはもう酒天童子正面突破してきてるから。3WAYだろうが4WAYだろうが5WAYだろうが、やってやるって。さわやかさだと負けてないでしょ、二人も。なんとかスマッシュに。負けてると思わないですよ僕は」
渡瀬「そうですね、負けてないですし、今日、スマスカは今日俺が直接やられちゃったんで、もう自らもう一回スーパーアリーナでやらせてくれって思ってたところだったんで、ちょうどよかったですね。NωAに関してはよく分かんないんで。まあまあまあ、アイドルっていっても、うちの樋口さんの方がアイドルだし」
樋口「どういうことだよ……。まあでも、二人のコメントをね聞いてもらえば分かるようにね、負けるつもりなんてさらさら無いからね。スマイルスカッシュが来ようが、NωAが来ようが、俺達はこのベルト防衛してみせますよ。DNAも迫ってきてるし、やっぱりベルトを持ったままそこに行けるというのは意気込みみたいな所あるからね。渡瀬はLEONA、岩崎さんは桜庭和志、俺は吉村直巳と岡林裕二倒して、DNAでそれぞれ頭角を現して、それで、さいたまスーパーアリーナに繋げたいと思います」

スマイルスカッシュ
――高尾選手、スマイルスカッシュに加入して戦ってみて率直な感想は
ヤス「すごく楽しかったです」
高尾「すごく楽しかったです」
彰人「すごく楽しかったですね」
高尾「……以上です」
彰人「いやいやいや、もっとあるだろ!(笑)」
高尾「まあ、そうですね。僕はユニットというものには入ってなかったんですが、非常にやりやすくて、彰人さんとも最後上手く連携ができたので、やれてよかったと思います」

――早速さいたまスーパーアリーナでは3WAYですが、KO-D6人タッグに挑戦することになったわけですが、トリオを組むことに関しては
彰人「今日勝ったのを見て分かるように、別んいチームワークが入ってすぐだから不安というのは全く無いんで。今日の勢いでさいたまスーパーアリーナでベルトを獲れたらなと」
ヤス「やってみて、すごくバランスがいいよね。個人個人ではなんとも言えないですけど、この三人がDDTの中で一番強いチームになれるというのは、確信してます」
高尾「まあ、ユニットは違うんですけど、6人タッグ、最多戴冠数のはずなんで」
ヤス「ヒィーッ!」
彰人「我々は一回も巻いてないのに!」
高尾「5回か6回は獲ってるんじゃないかなと。覚えてないですけど」
彰人「1回くらい分けてくれよ」
高尾「自信を持って、挑みたいと思います」

第2試合

 中澤マイケルが久々にDDTリングに登場。スクリーンには日本が寒く熱くなれないとなげくマイケルをなんとか熱くさせようと頑張る面々が映し出されるが、マイケルはタイシックが抜けない様子で試合へ。

平田「おいおいおい、まずな、ババア!映像で事故ってんじゃねーぞこの野郎!ったくよ!おいおいおいそしてな、中澤さんよ、この野郎、お前のせいでな、国外追放マッチ?とんでもねえのに巻き込んでくれたなこの野郎。会場の殆どが今日平田が負けると思ってる。おい!このリアクション!ほんとにそう思ってんじゃねーよ!いいか!俺は勝つからな!俺が勝って追放されるんのはあんただよ中澤さん!中澤さんが負けて追放される!そうでしょお客さーん!」
 と平田がアピールしてる所を松永がスクールボーイも2。チェリーがファンタジックイリュージョンも2。松永がボディアタックからフォールも2。高梨が首投げからフォールも2。高梨がマイケルを呼び込むが、マイケルは拒否。高梨はストンピングからヘアーホイップで叩きつけると会場から「平田が追放」コールが起きる。
 高梨は鼻を掴んでからコーナーに振るが、足を伸ばしてカットした平田がミサイルキック。平田は三四郎にタッチ。

 三四郎はドラゴンリングインから松永にドラゴンスクリュー。マイケルにもドラゴンスクリューも、チェリーと高梨がカット。三四郎は二人をコーナーに振ると、二人まとめて串刺しショルダータックルから二人まとめて担ぎ投げ捨てる。

 場外の松永とマイケルに赤井がダイビングクロスボディアタックから、三四郎が高梨を肩車。平田がタッチを要求すると、三四郎が気を取られた隙に高梨が着地し投げようとする。だが大鷲が出てダブルのブレーンバスターで高梨を投げ捨てると、大鷲がコーナーに登るが平田がタッチを要求。
 平田は「この流れを楽しみに来ている人もいるんです!タッチを!」と叫ぶと三四郎は平田にタッチ。

 平田は高梨に走り込むが高梨はボディブロー。松永とチェリーが出てきて、平田にトレイン攻撃。だが平田が次々手刀で叩き伏せると、マイケルへ。
 平田はマイケルにエルボーもマイケルは熱くなれない。それを見かねた島谷が「マイケルに憧れてDDTにいる」と脱いでパンツ姿になると、木曽レフェリー、サムライTVのマタロウ、亜門GM、新道リングアナ、レッカと脱ぎ、これを見て熱くなったマイケルが脱ぐ。

 マイケルはアルティメットベノムアームの体勢に、そこに先ほど抜いだメンバーが次々パンツを合体させ、最後にマイケルの嫁がパンツをかぶせて元気玉ベノムアームが完成。
 マイケルの嫁が平田を羽交い締めにし元気玉ベノムアームを叩き込むが、平田はこれを避け嫁に誤爆。呆然とするマイケルに嫁が強烈なビンタを叩き込み、ふっとばされた平田が奇跡を呼ぶ一発逆転首固め。これで勝利しマイケルが国外追放となった。

マイケル「皆さん、久しぶりの僕の試合、面白かったでしょ?面白かったでしょ?それでは皆さん、おしマイケル」

<試合後コメント>
中澤マイケル
――久々にDDTで試合をした感想をお聞かせ願います
「いやー、パンツを脱ぐのに手間取ったあたりがブランクといいますか、やっぱりリングから遠ざかってると駄目だなって思いました。タイでも試合をする機会はありますので、これからも試合をし続けていきたいなと思っております」

――久々に帰ってきたDDTの雰囲気は如何でしたか
「お客さんも温かくて、お陰様で最後僕も熱くなることが出来まして。今後も「熱くなってきたぜ!」を続けていきたいと思います」

――平田選手と試合後にアイアンマンを巡って争いがありましたが
「そのままタイにベルトを持って帰ろうと思ってたんですけど、タイでもプロレスは少しずつ盛り上がってきているので。つい一週間前もみちのくプロレスが来て、そこでも試合させてもらいましたけども、今後定期的にタイでも試合が行われるんじゃないかなと思っているので、そこにベルトが一本あるだけで盛り上がるかなと」

――今日の試合負けてしまったことで国外追放となり、またタイに戻ってしまうわけですが
「そうですね……わけ~のわからぬことばかり~♪言ってるうち~に別れのときが来た~♪グッバイ♪さよなら♪サイチェン♪アディオス♪まった会う日~まで~♪ララララン、ヘイ!♪」

第3試合

 王者のこたつにじわじわ距離を詰めるアントンと石井。アントンと石井がロックアップからリストの取り合い。グラウンドの攻防から睨み合う。こたつは微動だにせずその様子を伺う。

 アントンは石井に握手も、手を握るとごんぎつね。石井はたまらず場外へ。
 アントンはこたつに手刀からグラウンドで潰して上を回る。石井がリングに戻りアントンにトーキックから走り込むと、アントンと石井はこたつの上にのりエルボー合戦。両者こたつから落下すると、こたつは石井とアントンを自らの中に引き込む。
 アントンと石井はこたつに足をロックされながら殴り合い、お互いダウンするとこたつがそのままダブルフォールも2。再度殴り合いダブルダウン。こたつがダブルフォールも2。

 こたつから二人が這い出ると、アントンが石井をナックルで倒し、こたつを担ぐとコーナーに逆さ吊りに。
 アントンは石井を振るが、直前で耐えた石井。アントンも走り込むと直前で耐え、アントンは走り込んだ石井をカニばさみでこたつに叩きつける。
 アントンはこたつにロメロスペシャル。これは石井がカット。

 アントンが「まずはこたつからいこう」と石井と手を組みストンピングからダブルのエルボードロップ。だがこたつはガード。
 ダブルのブレーンバスターを狙うがこたつは逆に二人まとめてDDT。
 アントンが石井にナックルからエルボー。アントンがバイオニックエルボーを狙うが石井が強烈なチョップ。だがアントンは石井にベアハッグスープレックスから、こたつを背負って石井にバイオニックエルボー。だが石井はトーキックでカットしアントンに延髄斬りからニールキック。だがアントンは背負ったこたつでガード。のたうつ石井をこたつの上に載せ、アントンはコーナーに登るとフィストドロップを投下。石井は避けてこたつに直撃すると、アントンはあまりの硬さにのたうつ。

 石井はこたつを座らせるとスライディングキック。さらにサイドバスターからフォールもアントンがカット。
 石井はアントンにエルボー連打からこたつに向かってフィッシャーマンバスターを狙う。だがアントンが逆に石井を担いでみちのくドライバーをこたつに向かって叩き込む。
 アントンはこたつを担ぐと石井に突撃。だが石井が避けて、こたつがロープの反動を使ってバウンドしアントンにボディプレス。そのままフォールし3カウント。

 平田がリングに現れこたつにストンピング。だがマイケルがカットし、こたつに握手を要求。こたつにガットショットからアルティメットベノムアーム。そのままフォールも平田がカット。平田はこたつに手刀からフォールもマイケルがカット。平田の手刀を避け、マイケルのベノムアームを避けるが、平田とマイケルは相撃ち。リングに倒れると、こたつは何事もなかったかのようにベルトを持ちリングを後にした。

第4試合

 DAMNATIONが急襲し、高山にトレイン攻撃。佐々木が首投げからポーリーがボディプレス。フォールも2。ポーリーは佐々木にタッチ。
 佐々木はTシャツでチョークからナックル。高山は受け切るとボディスラムで叩きつけ樋口にタッチ。

 樋口は佐々木を担ぐとコーナーに叩きつけ走り込むが、佐々木は低空ドロップキックで倒しエルボードロップ。佐々木はポーリーにタッチ。
 ポーリーはストンピングから足にヘッドバッド。樋口はロープを掴む。

 ポーリーはボディスラムからエルボードロップ。フォールも2。ポーリーは佐々木にタッチ。
 佐々木はローキック連打からエプロンの高山も落とし、Tシャツを脱ぎ捨て樋口にナックル。樋口はチョップで返していくが、佐々木はソバットからサミング。走り込むが樋口がダブルチョップで迎撃し高山にタッチ。

 高山はダブルアームスープレックス。佐々木をコーナに乗せるとエプロンに着地した佐々木は延髄斬りから場外へのブレーンバスターを狙う。耐えた高山はリングに着地するが、佐々木は飛び越え丸め込むが1。佐々木はフェイスロックも、高山はそのまま立ち上がりバックドロップ。高山は樋口にタッチ。

 樋口はチョップ連発からコーナーに振ると、串刺しラリアットからボディスラム。フォールも2。
 樋口は轟天を狙うが、着地した佐々木が走り込むも樋口はチョークスラム。樋口はシコを踏んで走り込むが、佐々木は避けてレフェリーに突き飛ばし、耐えた樋口にコルバタを狙うが力づくで動きを止めた樋口に佐々木はフェイスバスター。佐々木はポーリーにタッチ。

 ポーリーは串刺しボディスプラッシュからフォールも2。ポーリーはフルネルソンからジャーマンを狙うが、耐えた樋口がバックエルボーからロープに飛ぶもポーリーは追走ボディスプラッシュ。樋口は突っ張りでコーナーに押し込むが、ポーリーが逆にコーナーに振る。走り込むが、避けた樋口が突っ張りから走り込むもポーリーはショルダータックルで吹っ飛ばす。だが樋口もすぐにショルダータックルでふっ飛ばし両者ダウン。樋口は高山にタッチ。

 高山は上手投げ2連発からバックドロップ。高山は首投げから走り込むとポーリーはルーテーズプレス。佐々木がエルボードロップからフォールも2。
 ポーリーはラリアットで叩き伏せてフォールも2。ポーリーはリバーススプラッシュも高山は剣山で迎撃し、樋口とともにポーリーにダブルのチョークスラム。高山はフォールも佐々木がカット。
 樋口と高山はダブルのブレーンバスターで佐々木を叩き伏せ、ポーリーが高山にベイダーハンマーも高山はニーリフト。高山はエベレストジャーマンスープレックスホールドをポーリーに叩き込んで3カウント。

高山「おい、さっさと片付けろそれ(ポーリー)を。今日は大事なお客さんが来てるんだよ。大山くん、久しぶりじゃねーか。ちょっと来いよ」
 リングに大山が上がると高山はエルボーからビッグブーツ。大山は避けてスリーパーで高山を失神させリングを後にした。

<試合後コメント>
高山善廣&ディック東郷
――高山選手、本日大山選手をリングに呼び込んで、襲撃されることがありましたが
高山「襲撃されたんじゃない。俺が襲撃したんだ。今までずっと放っといたら優等生のお坊ちゃんだった。あいつは戦う男じゃない。俺はあいつが戦いの本能を呼び覚ましたんだ」

――東郷選手、大山選手と高山選手の絡みを見て何を思いましたか
東郷「俺は大山選手に関しては、あんまり予備知識はないんで。でも総合で強かったっていうのは耳にしました。ただ、一つ言えることは、いくら総合で強くてもプロレス界では新人だよね。まあ、プロレス界の帝王とプロレスリングマスターがプロレスを1から教えてやるよ」
高山「しかもあいつ、総合のときは所詮俺の前座でしかない。俺がメインのときに前座だあいつは」
東郷「話にならないですね。勝負アリじゃないですか?」
高山「それを、東郷さんと俺が、下に降りて相手をしてやるんだ。デビュー戦、喜べよお前!ギタギタにやってやるからな!」

第5試合

 BOOM BOOMコールとBIN BINコールの応酬からカバナのエルボーにディーノは股間へのソフトタッチで返す。
 カバナはバイオニックエルボーを狙うがディーノはソフトキスでカット。カバナはガットショットからバイオニックエルボーを狙うが、さっきより強いキスでディーノはカット。
 ディーノは股間へのソフトタッチでバイオニックタッチを狙うが、カバナはキスでカット。

 ロックアップからディーノがリップロックを狙うが、耐えたカバナがバックを取る。ディーノが尻を出すが、カバナはリストを取り、リストの取り合いへ。カバナはディーノに股裂きから距離を取ると、ディーノはそのまま股間に顔を埋めようとするが、髪を掴んでカットしたカバナは「ホシイカ!」と腰を振り前方回転エビ固めの体勢へ。耐えたディーノがナイトメア。だがカバナは丸め込むが2。
 ディーノが走り込むとカバナは「チョットマッテ!」ととめるも、ディーノは男色クロー。だがカバナは力を入れ耐えると股間投げを狙う。だがディーンはそれに耐え男色スクリュー。

 ディーノはファイト一発から男色ドライバーを狙うが、耐えたカバナがスーパーマンダイブ。返されるとバイオニックエルボーを叩き込む。膝をついたディーノはそのままカバナの股間に顔を埋め、急所蹴りからファイト一発。男色ドライバーを狙うがカバナは耐えてコルバタで投げ飛ばす。
 ディーノがカバナに走り込むが、カバナが避けてレフェリーに誤爆。さらにカバナが串刺しバックエルボーもディーノが避けてレフェリーに誤爆。これでレフェリーは失神。
 ディーノがコンプリート♂ショットからフォールもレフェリーが失神しているためカウントは叩かれず。ディーノは男色スクリューを狙うが、耐えたカバナを強引にパンツに押し込み男色ドライバー。フォールもカウントは叩かれず、木曽レフェリーがリングに入ってきてカウントを叩くが2。
 木曽レフェリーが松井レフェリーを起こそうとするが、カバナにディーノが走り込むもこれが木曽レフェリーに誤爆。カバナが串刺しバックエルボーも木曽レフェリーと松井レフェリーに誤爆。
 ディーノはカバナにホモイェ。四つん這いになる3人の尻を品定めしたディーノは木曽レフェリーのバックをとり腰を振る。そこへカバナがダイビングボディプレスを投下もディーノは避けて木曽レフェリーに誤爆。ディーノはカバナを木曽レフェリーの股間めがけてDDT。
 ディーノはカバナを脱がすと自らアンダーショーツを脱ぎ全裸になろうとするが、これが生放送があるという理由でノーコンテストに。 

ディーノ「後楽園中から聞こえるBinBin!カバやん、これが、DDTの世界戦略よ。まあ、さいたまスーパーアリーナでは、こんなもんじゃ終わらせないわ。UNIVERSEの時はそういう風にやればいいんじゃない。会場では、いや私は、宣言するわ。会場に来てくれた人に見せるべきものを見せる。カバやん、今日は、こうやって法律の壁に阻まれたけどあんたとは、まだ決着がついてないわ。今日でカバやん、とりあえずはDDT最後かもしれないけど、必ずも遠ってきてよ!その時に、英語で言うとプリーズカムバック!カバやん!これが、DDTの、あんたへの評価よ」

カバナ「ディーノ、アリガトウゴザイマス。アイシテマス、プロレス。アイシテマス、DDT。アイシテマス、コウラクエン。アイシテマス、DDT UNIVERSE!アイシテマス…(ディーノを見て)NO。Next Time、You Know me This you」

<試合後コメント>
コルト“Boom Boom”カバナ
――男色ディーノ選手と戦って如何でしたか
「俺はDDTのことがホントに、スーパー、超、めっちゃ好きだ。DDTの世界で自分のスタイルは合っていると思う。DDTのリングに上がるまで19年かかったよ。そして、今日やっとディーノと試合が出来てとても嬉しく思う。そして、ディーノも少し違うが、自分と似たスタイル。彼はちょっと……ホモっぽいけど、マインドがすごい。だから今日試合が出来てとても嬉しい。でも……ディーノハ、ヤバイ!!バカ、ヤバイ!バカ、ヤバイ!ホモ!リングでホモ○ックスをやるな!!家でやれ!!」

――本日の男色ディーノ戦で、ディーノ選手がさいたまスーパーアリーナで対戦するジョーイ・ライアン選手の使うち○こ投げを使用していましたが
「アメリカで、ディーノとジョーイの試合を見た。あの試合は世界中でビッグニュースとして扱われていた。さいたまスーパーアリーナでもう一度シングルマッチがあるが、その試合はプロレスの、レスリングの、ルチャ・リブレの歴史に残る試合になるだろう。そして、アメリカ人だから、アメリカの友人たちもジョーイが勝つと思っている」

男色ディーノwith大石真翔
(全裸のディーノの股間を大石が自分のタオルで隠しながら登場)
――カバナ選手と対戦した感想をお願いします
ディーノ「まあ、こういう結果だから。消化不良っていうか、出し尽くしてない。まだまだいっぱい出すものはお互いあるんじゃないかしら。まだまだ出てない。だから、今日で一旦、カバやんは帰るけど、まだ私達の戦いは続くわ。10年20年、その先だってお互いが生きている限りは……ちょっと、段々(股間を隠すタオルが)遠くなってる!涼しくなってる!」
大石「……このタオル使おうと思ってたのに(泣)」
ディーノ「使えよ!」
大石「やだよぉ……」
ディーノ「タオルは汗を拭うためにあるんだぞ」
大石「でめぇのち○こ拭いたタオルで……体拭けるか!」
ディーノ「……ということです。まあこれで、さいたまスーパーアリーナでは……(大石のタオルを股間に深く挟み込む)」
大石「ああああああ……あああああ……」
ディーノ「さいたまスーパーアリーナでは、まだまだ私ホント出し尽くしてないから!もっとひどいことが起こるに違いないわ!DDT UNIVERSEだと見せられないかもしれないけど、会場に来ないと見れないものは必ずあるはずよ。……みんな、出してこ?心の中をさらけ出していこ!プロレスの会場に来ている、せっかく余暇と自分の財布を費やすんだから、さらけ出して!さらけ出してさらけ出して、楽しんでもらえばいいじゃない!そういうことです」

――カバナ選手も前回のジョーイ・ライアン選手とディーノ選手の試合を見て、今日本当にディーノ選手と戦いたかったと言っていました。そして、さいたまスーパーアリーナでの試合はとんでもないことになると
ディーノ「まあまあまあ、ジョーイ・ライアンの次は、カバやん、またアンタ。私の掘るリストからはまだ全然削除されてないから。その辺覚えといて。また来たときに決着付けてやるわ」
大石「もういいんじゃないですか?もういいんじゃないですか?……もういいんじゃないですか?!」
(ディーノが無言で大石のタオルを尻まで挟み込む)
大石「ああああああ……あああああ……」

第6試合

 開幕遠藤が走り込みジャーマン。さらに場外に転げ出た坂口にノータッチトペを発射し、アルゼンチンで抱えると鉄柵に叩きつける。

 リングに戻りフォールも2。遠藤は首投げからボディシザース。坂口はロープへ。遠藤はエルボードロップも、起き上がった坂口がコンビネーションキック。走り込むが遠藤がカニバサミで倒し低空ドロップキック。フォールも2。

 遠藤はストンピング連打からボディスラム。エルボードロップを投下し、フットスタンプからニードロップ。ロープ際で潰していくが、坂口がエプロンに落としハイキックで叩き伏せると、場外に落ちた遠藤にトペ・アトミコ。坂口はエプロンを走り込んでのサッカーボールキック。
 リングに戻り、坂口がミドルキック連打からジャンピングキック。フォールも2。
 坂口は腰投げからスリーパー。遠藤は抜けてブレーンバスターを狙うが坂口は着地しスリーパー。遠藤は後転し抜けるとその場飛びショーティングスタープレスからブレーンバスターで叩きつける。

 遠藤はコーナーに振って串刺しバックエルボー。スワンダイブエルボーからフォールも2。
 遠藤はアルゼンチンも着地した坂口がスリーパー。返した遠藤がスリーパーも坂口はバックドロップ。坂口はPKからスリーパー。遠藤はコーナーに下がり潰して逃れると、坂口はエルボーからコーナーに寝かせ串刺しニー。フォールも2。

 坂口はハイキックもガードした遠藤が足を刈って倒しダブルフットスタンプ。遠藤はストマックブリーカーからフォールも2。
 遠藤はスワンダイブもかわした坂口がナックル。左右の掌底からソバットを叩き込み浴びせ蹴り。坂口はスリーパー。これを離すとロープに飛ぶが、バックエルボーで迎撃した遠藤がハンドスプリングエルボー。これをスリーパーで坂口がキャッチし胴締めスリーパーも遠藤はロープへ。だが遠藤はダウン。
 坂口は近づくが遠藤は首固め。遠藤はレフェリーを坂口に突き飛ばしハンドスプリングレッグラリアートからトーチャーラックボム。遠藤はスカイツイスタープレスで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
DAMNATION
――坂口選手とのKO-Dタッグの前哨戦に勝利しましたが
遠藤「征夫ちゃん、駄目だよ気ィ抜いちゃ。リング上では何が起きるか分かんないんだから。さいたま、本気で殺しに来い」

――ポーリー選手は高山選手に敗れてしまいましたが、さいたまスーパーアリーナに向けて、DAMNATION、如何ですか?
佐々木「まあ、さいたまスーパーアリーナ、俺はエクストリーム獲って、哲哉と巨人が、KO-Dタッグ獲って、またDAMNATIONにベルトが集まってくる」

――それは確実だと?
佐々木「もう確定だな。今日の樋口&高山相手に俺のハードコアな肉体を見せつけたぜ。見てただろ?見てただろ?!」

――さいたまスーパーアリーナに向けて葛西戦がありますが、何か秘策などは
佐々木「秘策……。毎日毎日、ホームセンターに行ってるよ。あ、これ言っちゃ駄目じゃん。秘策じゃん」

――ルール的にはホームセンターの中にあるアイテムを使っていくと
佐々木「親父が大工だから。親父、ホームセンター大好きだから。親父に相談して、使えそうな武器聞いてくるよ。あと、親父が欲しいものもついでに買ってくる」

坂口征夫
――KO-Dタッグの前哨戦、敗れてしまいましたが如何だったでしょうか
「まあ、舐めてた部分はすごくあったんで。アイツの隣りにいるでっかいのしか目に入ってなかったんで。「あんな坊っちゃんが」って思って今日、色々と引き出し開けてやってみたんだけど、正直強かったし、今日は俺の負け。それは認めます。ただまだこれからいっぱい前哨戦もあるんで、一つ一つ借りを返して、さいたまスーパーアリーナでは「もう二度とやりたくありません」って状況に持ってってやろうかと。簡単に言えば、お前も殺るリスト入ったから。それだけ覚えとけ」

第7試合

 先発はHARASHIMAと東郷。ロープに東郷が押しこむがHARASHIMAが体勢を変える。これはクリーンブレイク。リストの取り合いからグラウンドの攻防へ。両者タッチ。

 KUDOはローキックで牽制し竹下は手4つを狙うがKUDOは切っていく。竹下がチョップから走り込むがKUDOは低空ドロップキックで倒し足にストンピング。KUDOはHARASHIMAにタッチ。
 HARASHIMAは足を刈って倒しストンピング連打。HARASHIMAはKUDOにタッチ。KUDOはロープを使ったアンクルホールド。これを離すと竹下がエルボー連打。KUDOはエルボーからロープに飛ぶも竹下はゼロ戦キックで迎撃し東郷にタッチ。

 東郷はナックルからドロップキック。フォールも2。東郷は首投げからフィストドロップ。フォールも2。東郷は腕固めもKUDOはロープへ足を伸ばす。東郷は竹下にタッチ。

 竹下はKUDOの腕にハンマーを落としショルダーアームブリーカー。アームホイップから再度ショルダーアームブリーカー。竹下はエプロンのHARASHIMAを落としボディスラム。竹下は東郷にタッチ。

 東郷はシルバーブレッドからフォールも2。再度フォールも2。首投げからスリーパーも、バックエルボーで逃れたKUDOが走り込むが東郷はショルダータックルで迎撃しローキック。東郷は竹下にタッチ。

 竹下のチョップにKUDOがエルボー連打。竹下は強烈なエルボーを叩き込み走り込むが、KUDOは追走ニーからミドルキックで倒しHARASHIMAにタッチ。

 HARASHIMAはライダーキックから串刺しビッグブーツ。竹下をコーナーに座らせ雪崩式ブレーンバスターから倒立ボディプレス。フォールも返されるとアンクルホールド。竹下はロープへ。
 エルボーの打ち合いからHARASHIMAがローキック。HARASHIMAはKUDOにタッチ。

 HARASHIMAがコーナーで振り子式ダブルニー連発からKUDOが8×4。KUDOはスタンディングダイビングダブルニーアタックからフォールも2。
 KUDOはバズソーキックも避けた竹下がバックを取る。逃れたKUDOが走り込むも竹下はフロントスープレックスで投げ捨て東郷にタッチ。
 東郷のナックルにKUDOはエルボー。東郷はエルボースマッシュもKUDOはコンビネーションキック。東郷はミドルキックをキャッチしオーバーヘッドキックからドロップキックで場外に叩き出しトペ・コンヒーロ。
 東郷はペディグリーを狙うがKUDOが丸め込むが2。KUDOは走り込むが東郷はラリアットで迎撃しペディグリー。東郷はコーナーに登るが、KUDOは正面に登る。東郷はヘッドバッドで落とすが、HARASHIMAが飛び蹴りから正面に登り雪崩式ブレーンバスター。竹下が走り込むがHARASHIMAはトーキック。だが竹下が垂直落下式ブレーンバスター。KUDOが後ろ回し蹴りも竹下はショートレンジラリアットで叩き伏せる。4者リングに倒れる。

 KUDOはコーナーに登るが東郷が正面に登る。KUDOはエルボーで東郷を落とすと、竹下が正面に登るがHARASHIMAがこれを落とす。KUDOは二人まとめて断崖式ダブルニードロップからフォールも2。
 KUDOとHARASHIMAは東郷にダブルのトーキックからサンドイッチキック。KUDOがボディスラムからHARASHIMAがスワンダイブボディプレスでフォールも2。
 HARASHIMAは山折りから蒼魔刀も、東郷が避けてクロスフェイス。これはKUDOがカット。

 竹下がHARASHIMAをコーナーに振り串刺しビッグブーツから旋回式ブルーサンダー。フォールも2。
 竹下はバックを取るが、エルボーで逃れたHARASHIMAがミドルキック。竹下は膝をつき受け切るも、HARASHIMAはミドルキック連打で倒す。竹下はHARASHIMAのミドルキックをキャッチするとエルボーで倒し、肩車すると東郷がダブルインパクト。フォールもKUDOがカット。
 竹下はバックを取るが、HARASHIMAは前方回転エビ固め。返されると後頭部に蒼魔刀。両者ダウン。
 HARASHIMAはファルコンアローからフォールも東郷がカット。KUDOが東郷を場外に投げ捨てトペ・スイシーダ。
 HARASHIMAが投げようとするも着地した竹下がバックを取りドラゴンスープレックスから走り込むがHARASHIMAは延髄斬りで迎撃。HARASHIMAは走り込むが竹下がラリアット。これを避けたHARASHIMAが後頭部に蒼魔刀からフランケンで投げ捨て蒼魔刀。これで3カウント。
 

エンディング

 さいたまスーパーアリーナ前の後楽園ということで全選手リングへ。
三四郎「皆さん、今日2月19日がなんの日か知っていますか?(プロレスの日)1955年、蔵前国技館で2月19日、日本で初めての国際的な試合が行われたということで、力道山先生と木村政彦さん、そしてシャープ兄弟の一戦が組まれた日でもあります。そんなことほんとにどうでもよくて、20年前の2月19日、俺は何をやっていたかというと、1ヶ月後3月25日に控えてるDDTプレ旗揚げ戦のビラを撒きに有楽町でビラを撒いてました。あの頃、本当に吹けば飛ぶような存在だったこのDDTが、20年経ってこんなに大所帯になってそして、3月20日、さいたまスーパーアリーナに初進出します!ひょっとしたら日本のプロレスの歴史から僕らはいなかったかもしれません。でも諦めなかったからこうやってリングに立っています!諦めずにプロレスをやれたのは、応援していただいているファンのみなさんのおかげです!ファンの皆様に、そして一緒にやってきた仲間たちのために、3月20日、DDT20年の集大成をお見せします。どうかよろしくお願いします」
HARASHIMA「本日はご来場ありがとうございます!DDT、20周年、今度20年、もっともっと先も、皆違うDDT突っ走っていくんでみんなついてきてくださーい!20周年、から、先も、皆どんどんついてくるさー!(なんでー?)さいたまスーパーアリーナ大成功させてやるさー!(なんでー?)30周年、40周年、50周年もやってやるさー!(なんでー?)なんでかって?それは鍛えているからだー!」

<試合後コメント>
KUDO&大山峻護
――本日プレ20周年興行ということで、久々にHARASHIMA選手とタッグを組んで如何だったでしょうか
KUDO「ホントに思い入れのある選手で、楽しかったですね。なんか昔の感覚を思い出しました」

――今日対戦した竹下選手と東郷選手、竹下選手はさいたまスーパーアリーナのメインが決まっていますが、やってみた感想はいかがだったでしょうか
KUDO「僕は前回、あいつに負けてるんで、竹下から奪ってやろうかと。もっと当たりたかったんですけど、まあそれはやっぱ、HARASHIMAさんがやりたがったんですよね。HARASHIMAさんがいい感じに熱い試合してましたね。まあ、さいたまに関しては、東郷さんと当たるんで、東郷さんは皆さんご存知かと思いますが、DDTのプロレスを見てくれた先生なんで。もちろん私の師匠ですし。まあ今日、HARASHIMAさんの力で勝ちましたけど、さいたまでも必ず勝ちたいと思います。さいたまでは、頼もしいパートナーがいるんで。大山さん!」

――本日、リング上で高山選手に襲撃されてスリーパーで切り返す場面がありましたが
大山「そうですね、戦いは始まってるんだなということを教えてもらいましたね。まさかの攻撃だったので」

――メインではKUDO選手と対戦していた東郷選手を見ていたかと思いますが、如何だったでしょうか
大山「やっぱり、奥が深いですね。すごい深いですよね。プロレスを知り尽くしている方なので、僕がそれにどこまで食らいついていけるか。もう高山さんのパワーと、東郷さんの奥深さを間近で見させてもらったので……緊張しますね」

――KUDO選手から見て、大山選手のデビュー戦に向けての仕上がりはどう思いますか
KUDO「まあ、今までの経験があるんで。今日の切り返しもそうですけど、なんでも来いって感じですよね。大山さん何来ても切り返せると思うし。最近二人でプロレスの練習もしますし、プロレスの連携なんかもいっぱい出したいなと思います。高山&東郷、高い壁ですけど、今日の大山さんの活躍見たら、デビュー戦だけど勝てるんじゃないかって、そんな気になったんで、必ずあの二人を倒して、頑張りたいと思います」

竹下幸之介
――さいたまスーパーアリーナ前哨戦としてHARASHIMA選手と当たって、ピンフォールを奪われてしまいましたが、試合の感想は
「前哨戦ではありますけど、すごくスペシャルなタッグマッチだと思うんで。例えば、プロレスファンの竹下少年から見たら考えられないタッグマッチの中に入ってて、それが後楽園のメインでっていう。単純にそこは興奮するものがありましたし、自分以外の3選手、特にパートナーの東郷選手からは学ぶことも多かったし。語弊があったらアレですけど、楽しかったですね。前哨戦ってのを忘れるくらい、プロレスはやっぱ面白いなぁ、DDTはやっぱり面白いなあって思ったし、やっぱり自分はDDTが大好きだしって、変な感覚になりましたね。でも前哨戦であることには変わりないんで、まだまだ手の内は出してないですよ」

――「楽しめた」という発言がありましたが前哨戦とはいえ、HARASHIMA選手に直接敗れてしまったことがさいたまスーパーアリーナに向けてプラスになりますか、それともマイナスになりますか
「うーん、まあ、どちらでもないですね。もちろん、HARASHIMA選手も出し切ってるわけではないと思いますし、今日はタッグだし、HARASHIMAさんのビッグマッチのシングルの戦い方ってのもあると思うんで、それはこれと全然別物であって。でも、今、自分がこうしたらああするんだろうなってのを確かめたかったし、今日に関しては負けてしまいましたけど、やっぱHARASHIMAさんは強い。めちゃくちゃ強いし、無敵なんですよね。やってもやっても這い上がってきて。蒼魔刀だけは貰わないように気をつけてたんですけど、実際蒼魔刀もらって負けてるんで。こういう強さなんだ、って。いろんなHARASHIMAさんのタイトルマッチ見てて、どこが強いんだろうって。どういう部分が上手いんだろうっていうのはやってみないとわかんないんで。見てるだけじゃ。やってみてわかりましたね、「あっ、これか」って。まあ対策の立てようはあると思うんで、さいたまスーパーアリーナまで前哨戦もまだありますし、前哨戦は前哨戦で楽しみたいと思います」

HARASHIMA
――KUDO選手と久々にタッグを組んでみて、如何でしたか
「懐かしい感じと、ちょっとした安心感と。まあ、勝てて良かったです」

――さいたまスーパーアリーナで当たる竹下選手とも当たりましたが、如何だったでしょうか
「そうですね、やっぱり強さはありますし、その中でも今日は自分のパターンに持ち込んで勝てたんでよかったですね。あと、久しぶりに東郷さんとも当たって、いい刺激を受けましたね」

――さいたまスーパーアリーナでの20周年大会に向けてエンジンをかけていくと言っていましたが、機運は高まっているでしょうか
「そうですね。ホントあと一ヶ月なんで。この一ヶ月で自分コンディションもっともっと上げて最高潮にして、試合に臨みたいと思います」

高木三四郎大社長総括

高木三四郎
――さいたまスーパーアリーナの全カードが発表になりました
「そうですね。全カードが出まして。DDTらしいカードといいますか、ほぼほぼDDT現有の戦力で挑もうかなと思っています。やっぱり、器が僕らがいつもやってる両国より大きいんで、まあ色んなことは考えたんですけど、普段通りのDDTで行こうと思っています。今、20周年とリング上では言いましたけど、プロレス界の歴史とか流れの中で、たまに思う時がるんですよ。「俺達は本当に必要とされているんだろうか」と。歴史の流れの中で、どうなのかなって思うときはあったんですけど、さいたまでやるって決めて、両国も成功させて、後楽園でもある程度成功しててという状況の中で、自分たちがやってきたことは間違ってなかったんだなと改めて思っているわけなんですけども、今まで支えて頂いたファンの方や選手、スタッフで、さいたまスーパーアリーナで20周年の集大成を見せたいなという思いですね。今年一年間が20周年なんでね、集大成を見せて今年いっぱい打っていきたいなと思っています。今のDDTが出せる最高のカードが揃ったんじゃないかなと思っています」

――メインのHARASHIMA選手と竹下選手の試合についてはどう思いますか
「単純な構図を見ても、HARASHIMAもリングの上で年齢は関係ないって言ってましたけど、竹下もいろんなこと言ってましたけど、簡単な世代交代とか世代抗争がどうのってことじゃなくて、二人共生き様を見せてほしいなというのが自分の想いです。やっぱりプロレスはリング上で人生が出ると僕は思っているので。HARASHIMAはHARASHIMAの20年があっただろうし、竹下は21歳ですよ。竹下には竹下の20年があったと思うんですよ。やっぱそれを見せてほしいなと思いますね。今日はHARASHIMAが勝ちましたけど、明日はどうなるかわからない。そういう色んなものが見えた試合だったかなと思ってますね。だから、二人には勝った方がDDTのどうのっていうのは自分の中では本当にどうでもよくて、二人が今までの人生のすべてをさいたまのリングにぶつけて欲しいなと思うんですよ。そうしないと、やっぱり彼らの20年って何だったのかなって。もちろんDDTにも20年はありましたけど、彼らだって20年があって。やっぱりそれをすべてぶつけるような試合をしてほしいかなと思っています」

――団体が20周年だからとあまり意識しないようにということでしょうか
「意識しないでね、良い物提供すればいいんですよ。良い物提供すればいいんすよって軽い言い方ですけど、僕ら毎回勝負でしたからね。20周年だから特別なものを見せるっていうのだと、団体もう終わってると思うんですよ。もう、毎試合毎試合が20周年のつもりでね、いいものを見せて、見に来たお客さんを返さない。新規のお客さんにはプロレスのすばらしさを味わってもらって。それなりに見てきた人達にはDDTのすばらしさを味わってもらうっていう部分で勝負してるんで。やっぱり、自分からすればね、そんな小さなことじゃなくて、お互いの築き上げたものをぶつける場にして欲しいなと思います。僕は僕で自分の中での20年というのがあるんで。自分がやっぱり、武藤敬司さん、飯伏幸太、秋山準、関本大介、木高イサミとね。その中で戦います。コーエーにはコーエーの20年があって、シブサワコウさんは35周年って言ってますけど、俺からすればナンボのもんじゃいって感じですよ本当に。そんな感じで、みんなそれぞれの20年をぶつけるようなすごいもの見せたいと思ってますよ。負けないですよ。負けてないです。DDTの、そして高木三四郎の20年をぶつけるつもりで挑みます」

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