【試合結果】2・11 アイスリボン道場マッチ 世羅りさ&雪妃真矢vs藤本つかさ&テキーラ沙弥 つくし&柊くるみvs弓李&尾崎妹加
『アイスリボン785~ちょっと早いバレンタインリボン』
日程:2017年2月11日(土)
会場:アイスリボン道場
開始:18:00
観衆:126人(超満員札止め)
▼シングルマッチ10分1本勝負
●長崎まる子
7分31秒 スクールボーイ
○松屋うの
▼トライアングルリボン15分1本勝負
●星ハム子
10分2秒 みやここクラッチ
○松本都
※もう1人は宮城もち
▼タッグマッチ15分1本勝負
[アジュール・レボリューション]○世羅りさ/雪妃真矢
11分36秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
藤本つかさ/●テキーラ沙弥
▼タッグマッチ20分1本勝負
[THIS IS ICERIBBON]○つくし/柊くるみ
13分36秒 ダイビングフットスタンプ→片エビ固め
●弓李/尾崎妹加(フリー)
紫雷美央の29歳の誕生日をお祝い!THIS IS ICERIBBONが下克上タッグを圧殺!
第1試合
昨年9月24日アイスリボン757以来、5ヶ月ぶりに3度目のシングルマッチ。串刺しドロップキック、カウンターのドロップキックで先制攻撃を仕掛けるまる子に対して、逆エビ固め、場外にまる子を落としてのエプロンからのセイバーチョップで反撃に出るうの。リングに戻ったまる子はドロップキックからのまる投げ、さらにもう1発を狙うが、これをこらえたうのは連続スクールボーイ。全てカウント2で返したまる子の猪突猛進もカウント2で返したうのは、スピアーを決め、まる子を肩口に抱え上げる。いつもなら肩口に持ち上げて、すぐに俵落としの形でマットに叩き落とすうのだが、この日は抱えた状態でまる子を振り回してからマットに叩きつけた。目が回っている状態のまる子にスクールボーイでうのがカウント3を奪取。
初めて自分よりもキャリアの上の先輩を倒したうのはコーナーに駆け上がり喜びを爆発。敗れたまる子は「負けてしまいました。けっこうショックで言葉が出ない気持ちです。うの氏は自分と一緒に練習する相手。もっと練習して、うの氏に負けない先輩になります」とショックは隠し切れず。一方のうのは「勝ったぞーっ!先輩に勝ったーっ!やったーっ!めちゃくちゃうれしい。この調子でどんどん練習して、自分の良い所がもっと出せるように頑張っていきます。自信につなげます!」と座談会でも興奮冷めずの様子だった。
第2試合
らぶりーぶっちゃーずの2人と都によるトライアングルリボン。らぶっちゃの2人を相手に挑む都は、2人を束ねてのコブラツイスト、ジャイアントスイング(=1度も回せず)、みやここクラッチ、さらに2人をうつぶせに重ねての逆エビ&ラクダ固めと、様々なバリエーションで勝負に出る。一方のらぶっちゃは都を排除して、らぶっちゃ対決で会場を沸かせるが、最後はもちと都を並べて寝かせて放ったハム子のダイビングボディプラスすかされ、そこを都がハム子にみやここクラッチに決めてカウント3。
試合後、もち「トライアングル苦手です。でも戦っても相性が良い。組んでも相性が良い。こんなパートナー、他にはいないと思います。ねっハムさん。最近組めてないので、近々組めたら良いなと思います」と語り、ハム子も「今日、何年ぶりにトライアングルをしたんだろう。悔しいーっ。今日、都に負けたんだよ。最悪。本当に寝られない。本当にあり得ない。でも今日、都と久々に試合をして、トライアングルを、けっこう経験しているので、都は頭はいいなと思いました。プロレスはちょっとね、動け無いかもしれないけどね(笑)もちは戦っても良い相手だなって思ったし、もちとシングルをしたくなったし、タッグも組みたくなりました」ともちに同調。
都は「IQも高いし、頭もいいし、学歴も…(=後ろからハム子にはたかれる)痛っ!マイクに歯が…。頭良いので、トライアングルはすごく得意です。めっちゃ楽しかったです。熱帯雨林の中のたんぽぽのような気持ちだったんですけど。プロレス楽しいです」と喜びを語った。
第3試合
昼のWAVE後楽園大会で、WAVEタッグ王座に挑み、王座獲りならなかったアジュールレボリューション。仕切り直しの第1戦の相手は藤本&沙弥の同い年タッグ。アジュレボは要所要所でタッグとしてのコンビネーションを活かし、藤本をコーナーに釘づけにしておいて沙弥に攻撃を仕掛けていく。なんとか沙弥をアシストしタッチを受けると反撃に出る藤本だが、藤本の個人のインサイドワークに対して、アジュレボはタッグのインサイドワークで応戦。最後も世羅が沙弥に、雪妃が藤本に同時セラリズムを決める連係をみせ、世羅がダイビングダブルニーでフィニッシュ。WAVEでのタイトル戦に敗れたことを払拭する快勝だった。
フォール負けを喫した沙弥は「2月8日のよしもとさんとのコラボイベントをさせて頂いて、その時にはすごく輝いていたはずなんですけど。今日の試合は5月1日のよしもとさんとのイベントの時に漫才をやるメンバーだったんですよ。なので、今日も輝けるか?と思ったんですが残念でした」と苦笑い。「お昼にWAVEさんの後楽園大会に参戦し、タッグベルトに挑戦して来たけど、キスをされ、恥ずかし固めを掛けられ、ぞうきんで顔を拭かれ、散々な結果で帰ってまいりました。でも2人でアジュレボとしてドンドン色んな人と対戦して行きたいと思っております」と語る世羅に、雪妃も「夢に出てきそうな、色んな事が昼のリングであったんですけど、ベルトを獲らなかったのは残念ですけど、そんなに簡単に獲れるものでは無いので、これから何度でも色んなところで挑戦していけたら良いなと思っています。まだまだ進化します、アジュールレボリューション」と前向きに語った。
第4試合
前回の道場マッチで妹加との下剋上タッグを結成した弓李。その初陣の相手として指名したのは次期リボンタッグ王座挑戦チームのTHIS IS ICERIBBON。文字通りの下剋上を狙っての一戦となった。
開始早々、くるみを場外に蹴散らして、つくしにダブルのハイアングルキックを決めた下剋上タッグだが、奇襲攻撃でチームワークを分断できるほど、THIS IS ICERIBBONのチーム力は甘くない。あっという間に流れを戻し、つくしのハイスピードとくるみのスーパーパワーで下剋上タッグを追い込んでいく。しかし、下剋上タッグも初陣で簡単に破れる訳にはいかない。初タッグとは思えない連係、タッチワークを随所にみせ、堂々真正面から勝負に出る。下剋上タッグの持ち味は弓李のテクニカルな動きと切り返しで仕掛けていくグランド技のバリエーション、そして妹加のパワー。2人のスタイルが違うあたりはTHIS IS ICERIBBONとも共通する部分であり、試合は四者四様の持ち味が活きたメインに相応しい熱の入った攻防となった。最後は下剋上タッグを並べて寝かせたTHIS IS ICERIBBONが、それぞれ対角コーナーからつくしがダイビングフットスタンプを弓李に、くるみがダイビングボディプレスを妹加にほぼ同時に放つ豪快技でフィニッシュ。タッグチームとして一日の長があることをアピールした。
試合後、妹加が「今日はTHIS IS ICERIBBONから勝利を勝ち取って、最後に下剋上タッグが締めたかったんですけど、勝ちを取る事は出来ませんでした。まだまだ甘くないと思います。でも私たち下剋上タッグはまだまだこれからも下剋上していきます」と意欲的に語ると、弓李は「今、泣いていちゃダメなんですよ。もっと上を。ここで負けたから止まっているんじゃなくて、もっと下剋上して行きます。なので次はらぶりーぶっちゃーずと対戦がしたいです」と次の対戦相手にらぶっちゃを指名。名指しで指名されたらぶっちゃが「らぶりーぶっちゃーずも指名受けるようになったんですねえ。アイスリボンにもタッグチームが増えてきて、らぶりーぶっちゃーずが一番長いタッグチームだということを、一番浅いタッグチームに見せつけてやりたいと思います」(ハム子)と快諾したことにより、両チームの試合が18日の道場マッチで組まれることが決定した。
そして勝利したTHIS IS ICERIBBONはつくしが「下剋上タッグ、すごく良いですよね。あれ?皆さん。ホントです…皆さん…」と語るが観客の反応が今イチ。藤本が「つくしは何を言っても信用されてない雰囲気が。たぶんくるみが言った方が良いかな。もう1回、同じこと言って」とくるみに振る。くるみが「下剋上タッグ、めっちゃ良いですよねえ」と評すると観客席は大拍手。「すごい良かったので、リボンタッグのベルト、自分たち必ず巻くので。挑戦しても良いぐらいすごかったなって言いたかったんです」とつくし。くるみは「でもタッグっていうのは仲が良いだけじゃダメなんですよ。お互いライバル同士で意識しながらもタッグを組んでいった方が、もっと良いタッグになると思うので。2人にはお互いライバル関係でありながらタッグを組んで欲しいなって思いました」と下剋上タッグにアドバイスを送り「自分たちも、もっと上を目指して、プロレス界のトップに立ちたいと思います」と胸を張った。
そして座談会終わりで、毎年恒例となっている選手からお客さんへのバレンタインチョコのプレゼント抽選会があり、最後はリアルバレンタインデーが29回目の誕生日となる紫雷美央にバースデーケーキのプレゼント。「子供が出来たら、自分の誕生日なんて二の次なんで。このように祝ってもらう、最後の誕生日だと思っています。噛みしめて、今、ありがたいと思っています。みんなに祝ってもらえて本当にありがたいです。元気な子供を産みたいと思います」と美央。最後の円陣も美央が「バレンタインデーでハッピー!アイスリボン!」で締めた。