【試合結果】1・9 JWP川崎大会 Sareee&万喜なつみvs勝愛実&藤ヶ崎矢子 コマンドボリショイ&Leonvs中森華子&木村響子
『2017年開幕戦!!』
日時:1月9日(月・祝)
開始:13:30
会場:神奈川・ラゾーナ川崎プラザソル
観衆:179人(超満員札止め)
▼ビジュアルハンター矢子の仁義なき戦い 20分1本勝負
○藤ヶ崎矢子
11分48秒 旋回式ダイビング・ボディープレス→片エビ固め
●中野たむ(Beginning)
▼新春スペシャルシングルマッチ 20分1本勝負
○藪下めぐみ(フリー)
9分42秒 上から押さえ込む→エビ固め
●ライディーン鋼
▼新春スペシャルシングルマッチ 20分1本勝負
○KAZUKI
11分40秒 ダイビング・ダブルニードロップ→体固め
●下野佐和子(OSAKA女子)
▼勝愛実復帰戦・20分1本勝負
○Sareee(ディアナ)/万喜なつみ(Beginning)
13分54秒 裏投げ→片エビ固め
●勝愛実/藤ヶ崎矢子
▼JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合 30分1本勝負
コマンドボリショイ/○Leon
20分56秒 キャプチュードバスター→片エビ固め
●中森華子/木村響子(フリー)
※中森&木村が3度目の防衛に失敗、ボリショイ&Leonが第49代JWP認定タッグ&第22代デイリースポーツ認定女子タッグ王者組となる。
ボリショイ&Leonがタッグベルトを奪取し闘病中のRayにエール!1・29両国大会で中森vsLeonの無差別級王座戦が決定!
第1試合
旗揚げ25周年イヤーとなる2017年が開幕。オープニングマッチではビジュアルハンター継続を宣言した藤ヶ崎矢子が、Beginningから初参戦を果たす中野たむと対戦。バックフリップやラリアットなど中野の技を受け切った矢子は、コーナー最上段からのダイブ2発で試合を決める。
第2試合
ライディーン鋼とのシングル戦を制した藪下めぐみは、「私さ、去年WANTEDに借りがあるんだよね。1月29日、空いてるからさ。同じ場所で柔道着持って待ってなよ。KAZUKIにも伝えといて」と、昨年9月に両国KFCホールで行なわれたものの、藪下が肩を脱臼して不発に終わった柔道ジャケットマッチの再戦をアピール。鋼も「やってやるよ」と応じた。
第3試合
KAZUKIは2月からの無期限休業を控える下野佐和子との対戦に、互いにニーアタックからのアピールを応酬するなど会場を沸かせると、最後はダブルニードロップで快勝。試合後は笑顔で握手を交わした。
第4試合
セミファイナルでは腰の負傷により欠場していた勝愛実が1ヶ月ぶりに復帰。パートナーを務めたこの日2試合目の矢子は、Sareee&万喜なつみをブス呼ばわりして猛攻を見せるが、怒ったSareeeの倍返しに遭ってしまう。タッチを受けた勝はSareeeに吊り天井を決めると、おてんばダッシュやダブルアーム式バックブリーカーなど得意技を次々と放ち、ブランクを感じさせないファイトを展開。万喜とSareeeは2人で1つのコーナーに登ると「ぽっぽー!」とアピールしてからのボディープレスを連弾で決めると、最後はSareeeが裏投げで矢子を仕留めた。
<試合後コメント>
藤ヶ崎矢子
――初対決の中野たむの印象は?
「パワーもあってメッチャいい選手だなって思いました、ビジュアルとか関係なく。それよりもセミで勝てなかったことが私にとっては…後輩に勝つのは当たり前だと思ってるんで。ハントしたところで先輩に勝ってないから、そこまで嬉しいって思えないんですよね」
――セミファイナルのSareee&万喜なつみ戦について。
「Sareeeさんの攻めが1つ1つ痛くて重くて…ビジュアルハントどころじゃない、“このままじゃ死ぬ”と思って…(苦笑)」
――ジュニア王者として新年を迎えたが。
「チャンピオンになったんですけど、まだ私の中で“この子とやりたい”という相手が見つかってなくて。誰か見つけて指名したいと思ってます」
勝愛実
「なんか1ヶ月空いてしまうだけでこんなに感覚が違ってくるんだと思うぐらい戸惑うところもあったんですけども、対戦相手にはSareeeと今回初対戦の万喜なつみ選手ということで、復帰戦からバチバチやり合えたので楽しかったです。またSareeeとはシングルで闘っていきたいと思います」
――この1ヶ月をどんな気持ちで過ごしていた?
「やっぱりとても悔しかったですし、リングに立てないことがこんなに辛くて、とても長い期間に感じて…リング上が遠い雲の上の存在みたいな感じで(笑)。早く復帰したいなっていう気持ちを胸に、日々練習をしてきました」
――人数が少なくなった中での新たなスタートとなったが。
「そうですね。寂しいと思う人もたくさんいると思うんですけど、そう思わせないように。2017年、新しいJWPは中森華子だけじゃないんだぞというのを…勝愛実もいるぞということを、リング上から示していきたいと思ってます」
第5試合
メインイベントは中森華子&木村響子の持つJWP&デイリースポーツの2冠タッグ王座に、ボラドーラスのテーマ曲で入場したコマンドボリショイ&Leonが挑戦。病気と闘うRayに勝利を捧げたい挑戦者チームは、ボリショイが側転からのエルボーアタックを決めると、2人でRayのポーズを作るなどリング上から強いメッセージをアピール。4人が激しく入り乱れる中、ボリショイのピコニー・スマッシュからLeonがキャプチュードバスターを決めて無差別級王者・中森から3カウントを奪取した。
マイクを持ったLeonは「タッグのベルト獲ったぞーっ!! 今、Rayは病気と必死に闘っています。私はRayにこのベルトを巻かせてあげます。Rayは必ず帰ってくると信じているので、必死にこのベルトを守り続けます。ボリショイさん、私たちもっともっと進化して、2人にしかできない最強のマスクウーマンタッグになりましょう。それから中森! JWPのベルトを持ったヤツが1番強いんだよな? 私は今日オマエからこの2つのベルトを獲った。私が本当の強さというものを証明してやるよ。オマエの無差別のベルトに挑戦させろ」と対戦要求。
わずか12日間の3冠王となってしまった中森は、「今日は取り返しのつかないことをしてしまいました。負けました、Leonさんに。それは認めます。でも私が言った“JWPのベルトは1番、そのベルトを巻いたヤツが1番強い”っていう気持ちは変わりません。無差別のベルトの1番最初の防衛戦はJWPの選手と…って思ってました。やりましょう」と応じ1・29両国KFCホール大会でのタイトルマッチが決定。
Leonは「私が3冠王になってJWPを引っ張っていく!」と宣言した。ボリショイは「私とLeonでこのタッグのベルト、新時代を作っていきます。今ガンと闘っているRayにこのベルトを捧げて、私たちの闘う姿がRayの励みになるように頑張っていくので、皆さん一緒に私たちと闘ってください」と、「VIVA Ray! VIVA Ray! ガンバRay!!」のかけ声で締めると、今日が最後のJWP参戦となった木村響子をリングに招いて花束が贈られた。