【試合結果】12・25 BASARA後楽園ホール大会 【ユニオンMAX】木高イサミvsトランザム★ヒロシ 【横浜ショッピングストリート6人タッグ】小林&植木&高橋vs金本&関根&中津
- 2016-12-26
- 試合
- プロレスリングBASARA
『伐折羅・弐拾伍~疾風迅雷~』
日程:2016年12月25日
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:823人
▼タッグマッチ 30分1本勝負
[SOS]○ツトム・オースギ(フリー)/ヘラクレス千賀(フリー)
9分4秒 ウラカンラナ・インベルティダ
●風戸大智/岩本煌史(スポルティーバ)
▼大逆転プロレス裁判~容疑者Xの献身~ 30分1本勝負
<容疑者>○X=佐藤耕平(ZERO1)
11分28秒 無罪
<弁護人>●竜剛馬
<検察官>●丸山敦(フリー)
<証人>●吉野達彦(フリー)
※<裁判長>和田京平。この結果により、弁護人、検察官、証人は有罪。
▼スペシャルシングルマッチ 30分1本菖蒲
●塚本拓海
12分30秒 Perfect5→片エビ固め
○トランザム★リュウイチ(大日本)
▼What is METAL?~本物のメタルレスラーとは?~ 30分1本勝負
葛西純(FREEDOMS)/MIKAMI(フリー)/●タノムサク鳥羽(フリー)
13分27秒 Jaw Breaker→エビ固め
[IRON PRIEST]○FUMA/円華(フリー)/久保佑允
▼SAGAT一世一代の大勝負! 30分1本勝負
○秋山準(全日本プロレス)
13分43秒 エクスプロイダー→片エビ固め
●SAGAT
▼横浜ショッピングストリート6人タッグ選手権試合 30分1本勝負
【王者組】○アブドーラ・小林(大日本)/植木嵩行(大日本)/高橋匡哉(ASUKA)
15分42秒 ダイビング・バカチンガーエルボードロップ→体固め
【挑戦者組/騎馬隊】金本浩二(フリー)/●関根龍一/中津良太
※第8代王者組が4度目の防衛に成功
▼第6代ユニオンMAX王座決定戦 時間無制限1本勝負
●トランザム★ヒロシ
19分33秒 勇脚・斬→片エビ固め
○木高イサミ
※イサミが第6代王者となる
ユニオンMAXの封印が解かれ木高イサミが新王者へ!秋山準の王道に真正面から対峙したSAGATは「俺なりの邪の道を行く!」
オープニング
BASARA初の後楽園ホール大会は、まずは竜剛馬と欠場中の河村知哉が途上し前説。
竜のグッズ紹介の後、河村が「今まで肩を怪我して欠場しておりました。実際の所わかりづらいかもしれないですがあまり良くない状態です。怪我をして手術をしたけどまたすぐ手術をするわけにもいかなくて、時間がかかります。皆さんと相談して決めたことがありまして、河村知哉、プロレスラーとして休業するということになりました。ファンの方々申し訳ありません。ですが、まだ、辞めたわけではないです。絶対に辞めるわけない。せっかくBASARAに所属できたので、少しでも早くここに戻ってきたいと思ってますのでよろしくお願いします」と挨拶。
第1試合
岩本がスキンズ岡田レフェリーの横断幕があることを指摘し、SOSが岡田レフェリーをコーナーに追い詰める。
先発は風戸と千賀。なぜか会場からは「岡田」コール。グラウンドでの攻防から風戸が腕ひしぎを狙い、千賀がそれを丸め込んでフォールも2。
リストの取り合いから千賀がヘッドロック。そのまま千賀がオースギにタッチ。風戸も岩本にタッチ。
オースギがヘッドロックからショルダータックルも岩本は受け切り、再度ショルダータックルを受け切ると走り込んでラリアットを避けてのショルダータックルを打ち込みオースギを吹っ飛ばす。
岩本が走り込むもSOSがダブルのドロップキックでふっ飛ばし、岩本の背中に風戸がタッチし走り込むがSOSはダブルのアームホイップで叩きつける。オースギはガットショット連発から千賀にタッチ。
千賀は座り込む風戸にトラースキックからフォールも2。千賀はスリーパー。オースギが入れ替わりスリーパー。風戸はなんとかロープへ。オースギは千賀にタッチ。
千賀のナックルに風戸はチョップで返していくが、千賀はガットショットから走り込むが風戸はドロップキックで迎撃し岩本にタッチ。
岩本は次々ボディスラムから千賀にボディスラムを狙う。これはオースギがカット。SOSがトレイン攻撃を狙うが、岩本はこれを交わして次々エルボーで倒す。千賀にブレーンバスターからフォールも2。
千賀が走り込んできた岩本をロープをたるませエプロンに落とすと、トペを狙うが風戸が走り込んで立ち上はだかるが、千賀がエルボーからオースギをトスしてオースギが風戸にミサイルキックで場外に落とす。そこへSOSが同時とトペアトミコも、これを避けた岩本が二人を羽交い締めにしてそこへ風戸がケブラーダ。
リングに戻った岩本は千賀が転がり込むとファルコンアローで突き刺しフォールも2。
岩本が走り込むが、千賀は足を伸ばしてカットしミサイルキック。千賀はオースギにタッチ。岩本も風戸にタッチ。
エルボー合戦からオースギが走り込むが、風戸がショルダースルーでエプロンに落とすがオースギはスワンダイブ式の前方回転エビ固め。お互い切り返しあうと、オースギは走り込みラリアットも避けた風戸がジャンピングラリアットで倒しフォールも2。
岩本がgo 2sleepから風戸がバックドロップでフォールも千賀がカット。
風戸が串刺しアックスボンバーからダイビングアックスボンバー。避けたオースギが風戸の腕を掴み千賀が延髄斬りからオースギがウラカンラナ。これで3カウント。
第2試合
丸山が起訴状を読み上げると、竜が異議を申し立てる。吉野が「暴力団じゃない。アニキはパリピだ!」と証人として発言するが「お前もパリピがわからなくて試行錯誤してるんじゃないのか?」と追い詰めラリアット。吉野はこれを避けてゲスっぷりをアピール。竜が被告人をかばうと丸山が被告人を呼び込む。
入場曲が流れ現れたのは佐藤耕平。
竜が「悪ふざけに巻き込んで良い人と悪い人がいるぞ」と困惑するが、とりあえず耕平を着席させる。
丸山が「カタギに見えますか?」とお客さんに共感を呼び、8月20日、後楽園のリング上において刃渡り80cmの刀持ってたでしょ!」と指摘するが流派「火祭り等だろ!」と指摘し、吉野も「模造刀だろ!」と叫ぶ。
丸山は「俺たち遠征でスーパー銭湯だったのにこの人入れないからこの人だけホテルトッてもらって」と指摘するが、竜は「どこでとまってもいいだろ!」と反論し、証人も「ファッションタトゥーだ!」と叫ぶ。
丸山は証拠は佐藤耕平自身だと叫び、色々あってリング上が困惑し始めると、丸山が証人軍団を呼び込む。現れたのは千賀、オースギ、関根、岡田レフェリー。
丸山「ある打ち上げの席で後ろからローキックされたんだ!2週間歩けなかったんだ!その時の気持ちどうだった!」
千賀「殺されるんじゃないかと思いました」
丸山「その時この人の職業どう思った?対戦した時どう思いました?」
千賀「ヤ●ザだと思いました」
丸山「今日会場入りした時どう思いました?」
リュウイチ「ヤ●ザだと思いました?」
丸山「佐藤耕平という名前を見てどう思いました?」
三人「ヤ●ザだと思いました」
ここで耕平がおもむろに立ち上がると証人軍団は急いでリング下へ。
丸山は耕平を罵倒し突き飛ばすと、耕平はエルボーで倒し、竜にもヘッドバッド、吉野にバックエルボーから走り込むが、吉野は土下座し「僕だけ半味方って言ったじゃないですか」と急所攻撃から走り込むが、耕平はニーリフトからパイルドライバー。耕平は京平レフェリーに詰め寄ると京平レフェリーは「無罪!」と叫び試合が終了。
この結果、竜、丸山、吉野の三人は有罪となった。
第3試合
ゆったりとした立ち上がりからリュウイチがロープに押し込みクリーンブレイク。
リストの取り合いからリュウイチがヘッドロックで捕らえショルダータックルで倒すと腰を振ってポージング。
場外に降りた塚本の手を掴みエプロン渡り。リバースすると、塚本の顔面を蹴り上げハンマーブローを投下するが、塚本はカウンターのボディブローからトペ・アトミコ。
リングに投げ入れ、ストンピングから首投げで倒しスリーパー。リュウイチはロープへ。
塚本はコーナーに叩き込みチョップからガットショット。ヘッドロックで捉えるとそのままコーナーに突っ込み頭頂部を殴打する。再度別コーナーに叩き込むとブルドッキングヘッドロック。
リュウイチはチョップから走り込むが、塚本はスリーパーでとらえる。リュウイチは落ちる寸前で復活し、バックエルボーで逃れると指差してからエルボーをガードしナックル。再度ガードしてナックル。再々度ナックルを叩き込んで倒す。
リュウイチはボディスラムからフォールも2。リュウイチはコーナーに振って串刺しエルボーも、避けた塚本がトラースキックから生月スプラッシュ。フォールも2。
塚本は投げようとするが、耐えたリュウイチをロープに突き飛ばし、コケさせてからトラースキック。更にフィッシャーマンスープレックスホールドも2。
塚本はタイガースープレックスホールドを狙うが、耐えたリュウイチに延髄斬りからトラースキックを狙うが、リュウイチは「NO!」と叫び動きを止める。塚本はローリングエルボー。エルボー合戦となり、リュウイチが打ち勝ち、ラリアットからフォールも2。リュウイチはバーディクトで叩きつけて3カウント。
<試合後コメント>
塚本拓海
――BASARA初の後楽園、トランザム★リュウイチ選手と戦って敗れてしまいましたがいかがだったでしょうか
「まあ自分で言い出して負けてしまって、メチャクチャ悔しいんですけども、河上隆一っていう、自分が大日本にいたころの先輩でちょっと試合を来て欲しかったなというのが、試合するまですごく強く思ってて、でもトランザム★リュウイチっていうのもある意味河上隆一の本質なのかなっていうのは試合して感じたので、ある意味では河上隆一で来てくれたのかなっていうのは強く試合して感じましたね。多分河上さんも大日本の中で大日本だけで試合したりとか、他団体にも出てると思うんですけど、それだけで試合してたら自分の良さとか殻を破れない部分ってのは強く感じてると思うんで、それは僕も同じなんで、そこはお互い分かって、分かり合えたってわけではないと思うんですけど、試合後握手して、河上さんの本質っていうものを知れた日だったのかなと思いますね」
――BASARAが今年旗揚げしましたが、来年に向けて抱負などは
「勢いは自分で言うのもなんですけど、勢いはあると思うんで、今年後半にかけてものすごくコンディションもよくていい成績も残せたんで、もちろんBASARAタッグリーグもそうだし、ZERO1のタッグも巻けたんで、イサミさんともやっていくっていうのも、来年の目標としてあるんですけど、シングルプレイヤーとしてもちょっとやっていきたいなっていうのは自分の中ではありますね。団体とかはあれですけど。なんかそういうのもやっていけたらいいかなと。今のところ僕、大日本でもそうだし、BASARAでもタッグ屋みたいなイメージがあると思うんで、もちろんデスマッチだけじゃないしストロングでもシングルでもできるんだってことを来年は強く見せていきたいなと思います」
トランザム★リュウイチ
――BASARA初の後楽園大会で塚本選手と対戦しましたが、如何だったでしょうか
「如何……。最高。やっぱりね、このBASARAの舞台、そしてトランザム★リュウイチ。もう、ちょっとね、ヒロシには悪いけど本家を食い気味なんだよね。ちょっとこれはね、多分ヒロシも薄々ね、感じてるかもしれないけど、若干本家を食い気味……本家を食っちゃってる気味がちょっと不安で……あんまり目立つと呼ばれなくなるんじゃないかっていうね(笑) まあそんな冗談もありながら、大日本では一応ストロングBJみたいな感じでやってますけどね。これも僕の正体の一つですね。内に既にこういうことを秘めている人間ですから僕は。またもう年の瀬で今日はクリスマスで年末ですけど、来年になっちゃいますけど、来年はヒロシとダブルトランザムでね、本格的にね。本当は年越しに出たかったけど、何の策略か出れなくなってしまったけど、来年からは二人のダブルトランザムでね本格的にタッグチームとして始動していく。そして今日対戦した俺の後輩塚本、久しぶりに。まあ見てて正直元気がない感じがしたし、俺より若いのに、俺より後輩なのに、俺よりどんどん老け込んでる感じがして。俺は、身内にも会うたびに『隆一は会うたびに若返ってるね』って言われてるくらいなのに、25,6で、まだまだ俺より後輩で老け込んでちゃダメだよ塚本。そういう意味を込めて今日はあいつにそういうメッセージを体に叩き込んだつもりです」
第4試合
IRON PRIESTが急襲。リングにはMIKAMIと久保が残り、MIKAMIがフランケン。走り込むと久保がカニばさみからFUMAがエルボードロップ、円華がギロチンドロップと投下し3人でポーズを決める。久保はFUMAにタッチ。
MIKAMIはロープに振られると、FUMAを蹴倒しストンピングから葛西にタッチ。
FUMAと葛西はお互い決めポーズをすると葛西がヘッドバッドからコーナーに叩き込み鳥羽にタッチ。
鳥羽は首相撲からニー。さらにハンマーブローからフィストドロップ。膝蹴りで倒すとローキック連打。右ストレートからMIKAMIにタッチ。
MIKAMIはブロンコバスターからフォールも2。MIKAMIは葛西にタッチ。
葛西は首投げから顔面にドロップキックを叩き込んでフォールも2。
FUMAはエルボー連打も葛西はエルボーで返しフォールも円華がカット。葛西はMIKAMIにタッチ。
MIKAMIはフロントネックロック。FUMAはなんとか抜けてMeloik Attackで倒し円華にタッチ。
円華はフロントスープレックスからフォールも、返されると腕固め。MIKAMIはロープへ足を伸ばす。
円華はバックブリーカーからムーンサルト。MIKAMIは避けてガットショットからロープに飛ばそうとするが、久保も出てきてダブルのフラップジャック。円華は久保にタッチ。
久保はペディグリーを狙うが、MIKAMIは逃れるも久保はMIKAMIの膝を痛めつける。MIKAMIはバックキックを久保の顔面に叩き込み葛西にタッチ。
葛西は串刺しスピアーから低空ブレーンバスター。さらにコーナーに上るが、久保がロープをたゆませ葛西は落下し急所を打ち付ける。久保が雪崩式ブレーンバスターからFUMAにタッチ。
FUMAはミドルキック連打から、走り込んできた葛西を避けて串刺しラリアット。
FUMAはヘドバンからラリアットも、避けた葛西がバックエルボー。だがFUMAはHeavy Metal ThunderからHeavy Metal Sword。フォールも2。
FUMAは串刺し攻撃を狙うが、避けた葛西が串刺しラリアットからラリアット。これは相打ちも、再度ラリアットで葛西がなぎ倒しフォールも円華がカット。葛西は鳥羽にタッチ。
鳥羽は右ストレートからパンチのラッシュでコーナーに押し込み顔面にフック。鳥羽は首相撲からニーで座らせるとバズソーキック。フォールも2。
鳥羽はパンチのラッシュからソバット。キャッチしたFUMAがエクスプロイダーで叩きつける。円華と久保が合体技からFUMAがHeavy Metal Anthem。フォールもMIKAMIがスワンダイブで飛び込みカット。
FUMAがボディスラムからバズソーキック。さらにMetal Fire from Hellを狙うが、鳥羽がカウンターの右ストレート。MIKAMIのミッキーブーメランと鳥羽のドロップキックのサンドイッチから葛西がパールハーバースプラッシュ。そこを鳥羽がフォールも円華がカット。
鳥羽は左右のパンチラッシュからバックブローも避けたFUMAがハイキック。これを避けた鳥羽が右ストレート。鳥羽の右フックとFUMAのハイキックの打ち合い。FUMAが打ち勝ちJAWBREAKERからフォールし3カウント。
<試合後コメント>
IRON PRIEST
FUMA「まあ今回のこれで、彼らに、リスペクトするバンドであるあの6人タッグチームに勝ったとは思えないわ。これが我々の2016年、IRON PRIEST始動、一年目のここがスタートだと思っている。今後もこの勢いでプロレスリングBASARAをインディープロレス界、プロレス界をヘビーメタルで征服しましょう!」
久保「そうだね」
FUMA「じゃあいつものやつでパッと、カッコよく一発で行きましょう」」
円華「オーケーィ!」
三人「軟弱な心に棘と鎖を! KEEP ON ROCKIN’ Heavy Metal Anthem! We are IRON PRIEST!」
第5試合
ロックアップからSAGATがロープに押すも、秋山が体勢を入れ替えロープに押し込むとクリーンブレイク。
グラウンドの攻防から秋山が腕ひしぎ。SAGATはロープへ。
SAGATはエルボーを打ち込んでいくが、受けきった秋山が強烈なエルボー。エルボーの打ち合いになり、SAGATがエルボー連打からランニングエルボーで倒す。
SAGATはフォールしようとするが、秋山は下から蹴り上げ場外に叩き出す。場外戦から秋山がSAGATを上半身を外に出す形でエプロンに寝かせて後頭部にニードロップ。そのままSAGATは落下。秋山は場外でDDTからリングに戻り、カウント19でSAGATはリングへ
秋山はランニングニーからフォールも2。四つん這いのSAGATをコーナーで踏み潰した秋山は串刺しニー。再度串刺しニーからパイルドライバー。フォールも2。秋山はフェイスロックで捕らえるがSAGATはロープへ。
秋山は下から蹴りつけ、ストンピングからコーナーに押し込み顔面を張る。SAGATも睨みつけてエルボーを返していくが、秋山は突き飛ばしコーナーに押し込む。秋山のエルボーでへたり込んだSAGATにランニングニー連打から顔面に低空ドロップキック。
秋山はコーナーに振り走り込むが、SAGATはカウンターのショルダータックルから改めてショルダータックルで倒す。両者ダウン。
SAGATはエルボー連打からランニングエルボーで倒し、串刺しラリアットから裏投げ。フォールも2。SAGATはセントーンからフォールも2。
SAGATはエルボー連打からロープに飛ぶが、秋山はカウンターのラリアットからランニングニー。フォールも2。秋山は胴締めフロントネックロック。秋山はこれを離してフォールも2。
秋山はエクスプロイダーを狙うが、噛み付いて耐えたSAGATが首にも噛みつきコーナーに押し込むとナックル。
SAGATはエクソシスト式串刺し攻撃を狙うが、秋山はこれをチョークでおさえるとゼロ距離ニー。フォールも2。
秋山は投げようとするがSAGATが逆にブレーンバスター。SAGATがゴアを狙うが秋山はカウンターのニー。秋山はSAGATの髪を掴んでニー連打からフォールも2。
SAGATはエルボーも秋山はエルボー連打からニーリフト。ふらつくSAGATをエクスプロイダーで叩きつけてフォールし3カウント。
<試合後コメント>
秋山準
――プロレスリングBASARAに参戦してSAGAT選手と戦っていかがだったでしょうか
「まあ、噛みつかれはしましたけど、怪奇派と思ったけど、しっかり俺相手に真正面からぶつかってきたんで。俺今日、年末最後の試合なんですけど、最後にふさわしいんじゃないかと思ってます」
――SAGAT選手はBASARAで自分のスタイルに迷っているというか、どうやっていいのかわからない中で秋山選手との試合を迎えたのですが、今後SAGAT選手へのアドバイスはありますか
「アドバイス? 自分の信じる道を行けばいいんじゃないですか。あとは、いい相手に恵まれていけば。行けんじゃないですか」
――プロレスリングBASARAという団体の雰囲気は如何でしょうか
「いいんじゃないですか。みんな若い子たちで、元気あるし。いい明るさがあったいいんじゃないですか」
――エクスプロイダーを噛み付きで返されたというのは初めてですよね?
「噛み付きは反則なんで。もちろん、25年目にして初めてです」
――その時は「やられた」という感じですか?
「いや、その時は痛かっただけです」
――ブリッジして迫って来ましたけどもいかがでしたか
「彼が何するかってのをYouTubeで色々調べたんですけど、ほとんどアレしか出てこないんですよね(笑) まあだからね、アレはやるのかやらないのかっていう。……適当にやっているように見えて僕も色々リサーチはしてるんで。ただもうちょっと俺を弱らせないと、アレは無理っすね」
SAGAT
――全日本プロレスの秋山準選手と対戦したわけですが、如何でしたか
「あれが……あれが、本物なんだろうな……。ちゃんと二十何年間、王道というまっすぐな道を曲がりもせずひたすらまっすぐ進んだ、あれは本当のエリート、本当の王道なんだろうな……。それに比べて俺は何だよ。人の首も頭も噛み付いて、それで客をギャーギャー言わせたと思ったら、塚本さんに『お前はそれでいいのか』と言われ……俺はその時、自分の道を疑った。だからこそ、こういう出会いもある。塚本さんみたいな人とも組めたし、それで成長もできた。でも人からしたら迷走かもしれないじゃねぇかよ。今日結局、まっすぐ行ったってどう足掻いても勝てねぇ。だから、俺の、俺なりの邪の道を行った。でもそれも潰された!!……ハハハ!ハハハ!笑えるよ!ほんのちっちゃな器がものの見事に壊されたよ。中身が空っぽの器が壊されたよ。だけどよ!!その器の破片は!!まだ残ってんだよ!!破片がほんのひとかけらでも残ってりゃ俺は生きてられんだよ。上等じゃねぇかよ!迷走?邪道?あぁ?だからどうしたオイ。中途半端?上等じゃねぇかよ。もう迷わねぇよ!!上等だ!!俺は欲張りなんだ。俺は両方やってやる。灰色の、この紫の、いばらの道を、這いつくばっても進んでやる!!そして俺は勝つんだ!!畜生!!」
第6試合
先発は中津と小林。中津がリングを駆け回り翻弄。串刺し攻撃を狙うが小林はブレイクと叫び続ける。中津はローキックから猪木アリ状態で進むが小林はコーナーでロープを掴む。小林は高橋にタッチ。中津も関根にタッチ。
バックの取り合いから関根が腕を取っていくと、高橋がリストを取ってヘッドロック。関根はヘッドシザースから高橋が抜けて向かい合う。両者タッチ。
金本がジャブで牽制。エルボーの打ち合いから植木がエルボー連打。金本がナックルからコンビネーションキックを叩き込み、ミドルキックで倒すと、騎馬隊ポーズ。金本は中津にタッチ。
植木がエルボー連打からチンクラッシャー。さらにDDTで叩きつけてロプにフルと、エルボードロップで倒し小林にタッチ。
小林はダイビング空手チョップから地獄突き。さらにフェイスロックでとらえ植木にタッチ。
植木はコーナーに押し込みTシャツを脱ぐと胸毛ウォッシュ。フォールも2。
エルボーの打ち合いから植木がヘッドバッドを狙うが、中津が胸毛をひねりミドルキックで倒す。中津は金本にタッチ。
金本は次々ミドルキックも、植木は金本をコーナーに押し込み胸毛ウォッシュ。だが金本はビッグブーツで迎撃し、植木に顔面ウォッシュ。
金本はコンビネーションパンチから植木の串刺し攻撃を避けてバックブロー。金本は中津にタッチ。
中津はライダーキックからコーナーに振って串刺し攻撃を狙う。だがバックブローで迎撃した植木がダイビングクロスボディアタックから高橋にタッチ。
高橋はロープに振って追走エルボーからブレーンバスター。フォールも2。
高橋は走り込むが、関根がでてきてミドルキックで倒すと、中津の膝に向かってカミカゼ。さらに金本がサッカーボールキックから中津がフォールも2。中津は走り込むも高橋はドロップキックで迎撃し小林にタッチ。中津も関根にタッチ。
小林は中津をロープに振るが、関根は下から蹴り上げボディスラム。関根はサッカーボールキックからフォールも2。再度サッカーボールキックからフォールも2。
関根はカミカゼを狙うが、小林は地獄突きからヘビーローテーション・ネックブリーカー。さらにカモイェ。フォールも中津がカット。
小林の後頭部に関根がエルボーも、小林がエルボーからローキックで倒しバカチンガーエルボードロップ。小林は逆エビ固めも金本がカット。
大日軍はトリプルドロップキックからダイビングバカチンガーエルボードロップ。これで3カウント。
植木「おい騎馬隊、いや関根、お前はベルトを持てなかったようだな。ちょっと、金本さんは、どいてもらっていいですか?おい持てたのは俺だぜ、ベルトを持てたのはな。お前の人生それでいいのか!」
小林「全国区のスター、金本さんがいるチームに勝ったんだ!多分今日の夜は持ち帰りし放題だ。ベルトも持てる、女にも持てる!今日植木に持ち帰られても良い人!挙手!(男だけ手を上げる)植木、帰ろう」
<試合後コメント>
金本浩二&関根龍一&中津良太
関根「すみません!総大将!すみません、せっかくはるばる来てくれたのに……」
金本「あぁ、俺もよ、手助けちょっと遅れちゃったものだからよ。しゃーないしゃーない」
関根「総大将、どうですか。もっともっと完成系行けると思うんですけど」
金本「おう、もっと行ける。まだ発展途上だよ。まだまだ。すごいね。大阪出て、お前ら二人と組んでな、めっちゃ楽しいわ俺」
二人「ありがとうございます!」
関根「自分らもめっちゃ楽しくて、勉強になります!」
金本「また呼んでくれまた呼んでくれ!」
二人「ウオオオオオ!!」
関根「また、一歩一歩っすよね。この前は馬がなくて、今回は馬ができて」
金本「次はどうすんねん」
中津「馬を装飾しましょう!!」
関根「総大将用にするんだよ!」
中津「なんていうんですか、この……」
関根「馬の……顔に着ける、猿轡みたいな……」
金本「猿轡じゃあねぇだろ」
関根「みたいな……アレをつけたりして。でね、クリスマス、別にモテなくてもいいけどこうやって、うちらは友情という新しい先輩後輩っていう……」
中津「絆が」
関根「そう、絆っていうのが出来たんで別にクリスマスなんてモテなくてもいいんですよ。一人ぼっちのクリスマスでもいいんですよ」
金本「二人は……何年?今?」
関根「私は来年で9年、10年くらいになりますけど」
中津「今3年目です」
金本「3年目?!お前。いやいや、俺もう27年目だよ」
関根「あああああ!!図が高くてすみませんでした!!(土下座)」
中津「すみません!!(土下座)」
金本「いやいや、いやいや(笑)」
関根「今後とも、今後ともよろしくお願いしますよ!!もっともっと、いろんな勉強させてもらいますよ!!キックとかね、一番組ませてもらうと身近に見えるんで」
金本「よし、俺ら三人でもう一回獲ろう、もっかい!!」
関根「よっしゃあ!三人でベルト獲ってやりますよ!!見とけよお前ら!!ささ、最後あれで行きましょ」
三人「騎・馬・隊!」
(締めと同時に王者組がインタビュー会場へ乱入)
アブ小「金本さん責任取ってくださいよ!!ちょっと!!植木来いよ!!」
植木「決着ついてねぇすよ!!かっ、金本ォ!」
アブ小「そんなことより持ち帰るなよ!!俺らは金本さんに勝って!!日本一の男になるって言ったのに!!」
中津「金本さんには勝ってないだろ」
関根「そうだよお前獲ってねぇだろ」
中津「今やんのか?今やんのかオイ?(挑戦者組が植木に詰め寄る)」
植木「ちょっ……リングの……リングの上で……!」
アブ小「今決着つけろお前」
植木「えっ……ちょっ……金本ォ!!……さん。あの、リングの上でだったら、いくらでも……あのぅ、受けてあげて……いや、すみません……受けて、しても、大丈夫です……(金本に睨まれながらどんどん萎縮していく)」
中津「おう、お前逮捕してみろよ~(笑)逮捕してみろよぉ~(笑)」
植木「お前に用は無いんだよ!!お前には!!」
高橋「逮捕しろ逮捕しろ」
アブ小「逮捕しろ逮捕しろ」
植木「ちょっ……なんでなんで?仲間でしょ?!あなたたちは!……おい関根!お前!俺とお前の因縁の対決は決着まだ着いてないぞ」
関根「俺の方がモテてたぞ」
植木「おッ……も、持ってねぇだろお前はこのベルトをよ!」
関根「俺らは男の友情ってのをゲットできたんだよ。お前みたいにアレじゃねぇんだよ。俺らは友情が出来て、お前は一人ぼっちだよ」
植木「ちょっ……なんだよ、なんだよ……」
アブ小「知ってる?さっき公開でね、「植木持ち帰る人?」って言ったらね、手を挙げたの男一人」
(一同爆笑)
関根「俺らは戦って友情出来たからいいんだよ」
アブ小「男か!男か!」
高橋「男!男!」
植木「ちょっと!!なんで二人がそっち側いるんですか!!ちょっと!!」
関根「うちの総大将は忙しいんだ。どけよ!!」
(挑戦者組、退場)
アブ小「お前の友達は右手だけなんだよ」
高橋「お前の恋人は右手だよ」
植木「なんで二人そろって……あっ、(挑戦者組が)帰っちゃった!!」
アブ小「まあ座れよ!!お前には右手しかいねぇんだから!!」
植木「なんで……なんで……」
アブ小「落ち着けお前。先輩立てるんだよ。縦社会だから。スポーツ界も警察も縦社会だろ?先輩に気持ちよく大阪に帰ってもらいたいじゃん。立てた方がいいって。勃てた方がいいって(何かを握るジェスチャー)」
高橋「お前あれだろ?来る前右手とデートしてきたんだろ?」
植木「ちょちょ、もう……4回くらい……」
高橋「4回もデートしてきたのか」
アブ小「誰とだ。誰とデートしたんだ」
植木「ライトハンドです」
アブ小「右手か。聞き手右手かお前?」
植木「いや、左手も、たまには……」
アブ小「あの、公開お持ち帰り企画、失敗しちゃいましたね。こんだけ煽ったのにね」
植木「なんすか、男って。なんで、おっ、男って……意味わかんないですよ」
アブ小「あの男持ち帰ってやろうか!!」
植木「売店来たらホントもう……」
高橋「場所大体わかってんだろ。南の奥の方だろ?」
アブ小「南中段だよ、南中段」
植木「今メインイベント始まって、油断してるんで、その内に上からサンタクロースの袋かぶせて窒息死させて……容赦しない。ベルトで殴打して……」
アブ小「もう持ち帰ってやれよあの男」
高橋「持ち帰ったらどうすんだ」
植木「クリスマスやることって言ったら一つしかないじゃないですか!!」
アブ小「ケーキ作りか」
植木「……その後があるじゃないですか!!」
高橋「ツリーに飾り付けるのか」
アブ小「飾り付けか」
植木「飾り付けは終わってますよ!!とうに!!」
アブ小「キリストさんにお祈りか」
植木「それはもう……朝にしないといけないやつ。朝に。ミサかなんか行って」
アブ小「じゃあお前は何をするんだ、聖なる夜に」
植木「ケーキもある、ツリーもある、お祈りもした……そしたら……イエーイ!イエーイ!クラッカー、シャンパン、イエーイ!!」
三人「イエイイエイイエイ!!(笑)」
植木「見ました?あの、金本……さんに、大スターに、カリスマに……」
アブ小「カリスマ!!カリスマに勝った俺はカリ太だぞ!!カリスマに勝ってんだ!!」
植木「飲み込んでやりましたよ、カリ太を」
アブ小「お前どうすんだ、着いてくるのは男だけだぞ。俺と方面一緒だぞ。高橋は逆方面だけどな。俺横浜だし、一緒に帰るか」
植木「東急乗り継いで……」
アブ小「菊名乗り換えで鴨居か」
高橋「鴨居に誰かいるかもしれない」
植木「鴨居には……えっと、野村とかいます」
アブ小「野村か」
高橋「野村ですね」
植木「今日は……野村もなんか、神谷さんとニコ生?とかやるって……」
高橋「生やるって言ってた」
アブ小「生!!生でヤる!!」
高橋「あいつら生でヤるのか……」
植木「ちょっと悔しいですね、どいつもこいつも……。野村にも先を越されたんですよ私は!!野村は生でヤってんですよ。失うものは何もないんです本当に……以上、警視庁からのお知らせでした(敬礼)」
第7試合
ユニオンの解散とともに封印されたユニオンMAXのベルトが復活。
ヒロシがロープに押し込みクリーンブレイク。バックの取り合いからリストの取り合いを経て、イサミが足を刈って倒しフォールも2。
イサミはそのままアキレス腱固めもヒロシはヒールホールドで切り返し、お互い一度距離を取る。
イサミが膝を叩き込んでからエルボー。イサミが走り込むもヒロシはショルダースルーからフォールも2。
ヒロシはハンマーブローから背中にエルボー。イサミがガットショットもヒロシはサミングからストンピング。ヒロシはハンマーブローからボディブロー。さらに逆水平チョップから走り込むが、ヒロシはショルダースルーでエプロンに落としエルボーからビッグブーツ。その足をイサミはキャッチしドラゴンスクリュー。イサミはコーナーに上るとダイビングクロスボディプレスでフォールも、返されるとヒールホールド。そのまま逆エビ固めもヒロシはロープへ。
イサミはヒロシの膝裏を踏みつけリングに叩きつけると、その足へスライディングキック。ヒロシは足を引きずりながらボディブローも、イサミは足を蹴りつけ倒すとその足にニードロップからアンクルホールド。イサミはボディスラムからフォールも2。
イサミはストンピング連打もヒロシは強烈なチョップ。再度強烈なチョップを叩き込むと、イサミはニー。イサミはトーキックも博士はキャッチし強烈なチョップ。さらに走り込んできたイサミにダブルチョップを叩き込んで倒す。
ヒロシはコーナーに登り飛び込むもイサミはボディブローで迎撃し二段蹴り。
イサミは投げようとするが、ヒロシが逆に投げようとするもイサミはSTF。ヒロシはロープへ。
イサミはコーナー下に寝かせるとダブルニードロップも、避けたヒロシがイサミをコーナーに叩き込み、エプロンに降りたイサミにヒロシはエルボーもイサミは顔面にニーからエプロンでのブレーンバスター。ヒロシはエプロンを走り込んでのドロップキックを叩き込み両者場外に落下。
リングに戻るとヒロシがしつこくフォールも全て2。ヒロシはスリーパー。
イサミはバックブローで逃れて走り込むが、ヒロシはスリーパーで再度捕らえる。
イサミはヒロシをコーナーに振りドラゴンスクリューから膝へのミサイルキック。
イサミはショーンキャプチャーを狙うが、ヒロシは強引にバックドロップ。ラリアットの相打ち2連発からイサミがジャンピングニーもヒロシがラリアットで叩き伏せフォールも2。
ヒロシが串刺し攻撃を狙うがイサミが避けて延髄斬りからゼロ距離波動拳。そのまま雪崩式フランケンで叩きつけてダイビングダブルニードロップ。再度ダブルニードロップを投下するが、イサミは見下ろしフォールせず。
イサミが走り込むもヒロシは払い腰から腕ひしぎ。イサミはそのままフォールもヒロシは腕を伸ばす。イサミはロープへ。
ヒロシは投げようとするが、耐えたイサミにベイダーハンマーからローリングナックル。イサミはナックルから走り込むが、ヒロシは両手刈りで倒しラリアットからパーフェクトプレックス。だが2。
ヒロシは大外刈りを狙うが、耐えたイサミがジャーマンスープレックス。さらに絶槍。イサミはカカト落としから絶槍を狙うが、ヒロシがラリアットからパーフェクトプレックスを狙うも、イサミはブレーンバスターで叩きつけてから後頭部に勇脚・斬。さらに勇脚・斬を叩き込んで3カウント。
エンディング
イサミ「ヒロシよ、まだまだみてーだな」
ヒロシ「広い、広いっす」
イサミ「広いだろ。何がだ」
ヒロシ「天井です」
イサミ「なるほど、お前に見えてんのはまだ天井だろ。俺が見てるのはna,
会場全部だ。まだまだ広いなこの会場」
ヒロシ「俺も見てやろう。畜生、視界が悪い」
イサミ「おかげさまでこのざまだよ。まだまだ広いな、後楽年ホールは広いな。遠かったな後楽園ホール。でもさ、別によくない?なんで?挑戦しちゃなんか悪いことあんの?どこがさ、誰が苦しまずにさ、今の地位上り詰めたの?みんなそうだったでしょ。俺は約15年、色んな人の色んなツライこととか引退していった先輩とか仲間たちとか無くなっちゃった団体とかいろんなの知ってんだよ。色々知ってるからさ、まだ一個しか知らないお前に負けるわけにはいかねーんだわ。なあヒロシ、BASARAやり始めてさ、一年経ってさ、こうやってやってみてもさ、一年前だったらさ、ユニオンMAXメインで獲られたやつと、第2試合で羨ましそうな試合してたお前と」
ヒロシ「うらやましいですかほんとに!?」
イサミ「俺はな、正直言おう、羨ましかった。俺だってもっと外人Aと戦いたかった。ユニオンの歴史は俺がしっかり継ぐから、お前は下で俺にしっかりついてこい」
ヒロシ「わかりました」
イサミ「え、わかったの?」
ヒロシ「イサミさんの気持ちはよくアンダスタンドしました。次、このような機会があれば、必ず私が、あなたを倒して、第2試合に引きずり下ろしてやりますよ」
イサミ「さすが、USA。(ヒロシがリングを去るのを見届け)僕はね、こうして改めてまた、ベルトを巻きましたけども、後楽園ホールね、やっぱ広いっすね、やっぱ広い。でもね、まだまだね、止まりたくないしもっとやりたい事いっぱいあるんすよ。もうちょと付き合ってもらっていいですかね?まだまだ走っていいですかね?大丈夫っすよね?なぜならね、僕にはね、あれなんだっけ?君たちがいてね、僕がいるわけですから。というわけで、おさえてしまいました、次回の予定!ドン!(4月29日の後楽園ホール大会がスクリーンに)前進するって、逃げたら終わりでしょう。勝負しましょうよ!後楽園ホールやるっつんだよ。これで、今日来てもらったみなさんが、もう一つだけ、ほんとに、僕は頭はどんどん禿げ上がっていくんですけどそんなこと気にせず、もう一つ発表ごとがあります。ドン!(10月1日後楽園ホール大会を発表)来年は二回です。ぜってぇ逃げねぇ!ほんとの俺の人間的な性分で言えば、媚びる、群れる、顧みるっていう、胸に秘めた本当は諦めの悪い男って言ってるけど、色んな過去があってもBASARAだけは絶対諦めません、絶対に諦めません。だから僕には、君たちがいて(僕がいる!)君たちがいて(僕がいる!)」
<試合後コメント>
トランザム★ヒロシ
――BASARA初の後楽園ホール、メインイベントのユニオンMAX王座決定戦惜しくもイサミ選手に敗れてしまいました
ヒロシ「疲れました。絶望的なまでに疲れました。絶望しました。ホントに……パーフェクトプレックス、頂天~itadaki~のリーグ戦決勝以外、一度も返されたことないんで、その先のことが全然見えてなくて……甘く見てましたね。後半カッとなりましたね。自分の力が足りないとか、そういう全部のことをひっくるめて、イサミさんの……なんて言うんですかね、あの人別に練習もしてないし、ちゃんと飯も食ってないだろうし、酒ばっかり飲んでますし。家に帰ってんのかも分かんないですけど。いつもドロップキックで毛布にくるまって寝てて、しょうもないところしか見てない。そういうところ、強いわけないと思ってた。ちょっと、思い出しましたね。やばいって。それと同時にあの人も15年プロレスやってて、訳の分からないローカルインディーみたいなところずっと渡り歩いてて、ちょっとキャリアの下の選手にも後輩みたいな感じで接せられたりとか、悲しい過去もあったりして。やっとBASARAって団体を旗揚げして、その想いってのがすごいんですよね。BASARAが無くなったら引退するとまで言ってるし、僕ら結局所属選手は、BASARAが無くなっても、もしかしたらフリーでやっていくかもしれないじゃないですか。その団体への想いっていうのが、譲らないっていうのが、そういう想い、そして私に対して団体を背負っていけみたいな思いも有るや無いやですけども、そういうのをひっくるめて、私には関係ないと。団体がどうとか。正直お客さんいっぱいいた方がいいですけど。団体がどうなのっていうのは私には関係ない。私はアメリカ生まれのアメリカ育ちの、小平出身の個人主義、資本主義レスラーですから。完全に個人がとびぬけて強くなって。もう一回あのターキー野郎をぶっ倒したいと思います。以上です」
木高イサミ
――BASARA初の後楽園大会、終えてみて率直な感想は如何でしたか
「楽しかったけど、まあ、まだまだやれることはあるなと。いい意味で課題点が残った大会だったと思います。いや、課題じゃないですね。課題ってなんかやらされてる感じじゃないですか。もっと、なんか、目標っていうか、目標が見つかった試合でした」
――BASARAになってヒロシ選手と戦ってみていかがでしたか
「力強かったですね。率直に感じたのは、力強さ。多分彼も、彼はまだ経験してないんですよ。一番自分が強いとされているポジションっていうのに、時には団体ごとに違うんですけど、時にはチャンピオンだったり、時にはリーグ戦の覇者だったり、経験してないっていうタイミングで、BASARAに来て……あいつは昔から花開いてたんで開花とは言わないですけど、頂天~itadaki~っていうのを制することで、BASARA内で一番強いイサミのポジションは初めてだった。その状態で後楽園ホールに上がったことなかったんですよ。今日の勝ちは、そこですね。単純に経験値だけの差だったと思います。僕の方が経験してました。色んなことを。僕の方がもっとチャレンジャーだったと思います。僕は頂天~itadaki~も獲られてるし、このベルトは本当は第五代王者として出ることもできたけど、自分で封印って言ったからには僕もやっぱ挑戦者にならなきゃおかしいだろって思うし、挑戦者としての姿勢、挑戦者としてやってきた数がヒロシと違ったのかなって。単純にそれだけの差だと思いますよ。あともう一回やったらわかんないし、二年三年したらもっと分かんないし、本当にヒロシが言うみたいにもっと下にポジションも変わってるかもしれないし、それでも俺はナニクソってもっと上がってこようとしてると思いますけどね」
――BASARA初のベルトとなるタイトルもできましたし、年明けすぐ旗揚げ一周年を迎えます。2017年の抱負などあれば
「もっと楽しんでいきたいですね。なんすかね、いいんですけどね、ドキドキの緊張感の連続っていうのも。もっと楽しみたいという意味で、来年二回後楽園ってのを目標に掲げたんですけど、中には知らない選手もいるでしょうし。まあ、ほとんど行ってないし(笑) 別にみんなに発破かけてる訳じゃないし、でもすげぇみんな頑張ったと思うんですよ。この段階では僕はすげぇ楽しんでるし、じゃあ僕はもっとそれを多くの人に、知ってもらおうって思うし、やっぱ後楽園ホールって広いなって思ったし、それをやっぱ満員にすることって難しいと思うし、それを満員にした大家さんとか、高木さんとかすげぇと思うしかっこいいと思うし、でもやっぱり僕にはそういう憧れとか理想とかいっぱいあるから、そういう目標がいっぱいできたから、もっとですね。まだまだですね。まだまだやれるでしょ。それが来年僕らがやることだし、やらなきゃいけないことですね。これが僕の最後の団体だから。決めたから。決めてるから。ユニオンMAXに関しては1月6日に防衛戦やるって決めてるんで。相手はね、みんなボロボロにされました、BASARA勢。でもね、ユニオン出来た時だってみんなぼこぼこにされたんですよ。でも何とかして頑張ってやってこうぜって言って頑張って上がってきたんですよ。今日勝ったのは、FUMAくらいか。ユニオンMAXを賭けてやるんだったら、FUMAが一番いいんじゃないですか。一番意味があるでしょう。僕が5代だったら、FUMAが4代だったはず。FUMAが一番これを賭けてやるんだったら一番いいと思いますね。僕から直接指名させてもらいます」