風戸とのシングルマッチに勝利した塚本に対し、イサミは「絶対に越えられない壁がある!」メタルタッグvs.騎馬隊は時間切れドロー
- 2016-2-6
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- プロレスリングBASARA
2月5日、埼玉・蕨レッスル武闘館で行われたプロレスリングBASARA『伐折羅・弐』。1月に旗揚げしたばかりのBASARAだが、この日のメインは現在のエースである木高イサミを越えてBASARAのエースの座を狙っている塚本拓海と風戸大智がシングルマッチで激突。
捻りを加えたケブラーダや場外乱闘でペースを掴んだ風戸は、得意のアンナカッター(ファイナルカット)やアックスボンバーで何とか塚本を仕留めようとしたが、耐え抜いた塚本がタイガースープレックスからのドレイクドライバー(ランニング式リバースゴリースペシャルボム)で叩き付けて勝利。
勝った塚本は2.26横浜ラジアントホール大会でシングルマッチを行うことが決定しているイサミを呼び込む。メインの試合を見ていたというイサミは「若い力はすごいなって単純に思いました。ただね、あなた方には越えられない壁がここにもあるんです!」とリング上を真っ二つに分けるように、見えない境界線を引く。
現在DDTプロレスリングの最高峰であるKO-D無差別級王者であり、日本マット界最古のタイトルであるアジアタッグ王者でもあるイサミは「どんなにいい試合をしようが、どんなに結果を残そうが、絶対に越えられない壁がここにはあるんです!」と絶対の自信を示す。そんなイサミに向かって塚本は「あんだけ言うってことはやり甲斐もあるし、越え甲斐もあるんですわ。それがBASARAの若い人たちの原動力になっている」と言って気合いを入れた。
1月の旗揚げ戦からBASARA所属となった関根龍一は若い中津良太と“BASARAの騎馬隊”を結成。一方、旗揚げ戦では誰よりも強烈なインパクトを残したFUMAは、フリー参戦している円華と“ヘヴィメタルタッグ”を結成。このBASARAに新しく誕生したタッグチームが、この日早速対戦した。
BASARAをヘヴィメタル団体にしたいというFUMAはギターを掻き鳴らしながら登場したが、選んだパートナーの円華が持ってきたのはウクレレ。さらにFUMAが一緒に“メロイック・サイン”をしようとしても、円華の手は影絵をやるときの動物にしかならない。そういう部分でイキがよくて、イケイケな関根と中津のほうがチームワークはよく試合も優勢に進めていたが、個々の力はあるFUMAと円華も徐々に反撃。ギターショットならぬウクレレショットをお見舞いした円華が関根を抑え付けている間に、FUMAがヘヴィメタル・アンセムと名付けたダイビング・エルボードロップを連続で投下していったが、コーナー上でメロイック・サインをしている時間が長すぎたため、結局時間切れ引き分けに終わった。
(文/佐瀬順一)
伐折羅・弐
日時:2016年2月5日(金)
開始:19:00
会場:埼玉・蕨レッスル武闘館
観衆:108人(超満員)
▼オープニングマッチ 20分一本勝負
○福田洋
7分45秒 レッグドロップ→片エビ固め
●岩本煌史(スポルティーバ)
▼第二試合 3WAYマッチ 20分一本勝負
●丸山敦(フリー)
6分47秒 変形STO→片エビ固め
○SAGAT
※もう一人は竜剛馬
▼第三試合 20分一本勝負
○木高イサミ/Hi69(フリー)
12分7秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
●久保佑允/ツトム・オースギ(フリー)
▼セミファイナル 20分一本勝負
FUMA/△円華(フリー)
時間切れ引き分け
関根龍一/△中津良太
▼メインイベント 30分一本勝負
○塚本拓海
14分36秒 ドレイクドライバー→片エビ固め
●風戸大智