ハードコアケージマッチで鋼鉄軍団（仮）を撃破したイサミが、ポケットマネー50万円をシングルリーグ戦『頂天』の優勝賞金に！

4月14日、東京・新木場1stRINGで行われたプロレスリングBASARA『伐折羅・捌〜春植えざれば秋実らず〜』。4.10小山大会から“ハードコアルール”を解禁したBASARAだが、この日はハードコアルールに加えて、リングの四方を金網で囲う“ハードコアケージ”を初開催。
木高イサミ＆塚本拓海＆風戸大智のトリオと、FUMA＆円華＆久保佑允の鋼鉄軍団（仮）によるハードコアケージ6人タッグマッチは、3人中2人が金網の外にエスケープした時点で残り1人がフォール権を獲得。相手チームの選手にフォール、ギブアップ、KO、TKOで勝利すれば試合終了となるルール。

「金網デスマッチ」だと流血必至の凄惨な闘いになるケースが多いが、BASARAで行われるのはデスマッチではなく基本的に鈍器のみ使用可のハードコアマッチ。それだけに金網に投げつけたりする場面はあったが、竹刀や巨大ハンマーで殴り合ったり、テーブルやラダーを持ち出して叩き付ける攻防を展開。激しさの中にどのタイミングで誰がエスケープするかというゲーム性の高さが特徴だ。
まず最初にエスケープしたのは塚本。これで3対2と人数で上回る鋼鉄軍団（仮）は風戸をテーブルの上に雪崩式ファイアーサンダーで叩き付けていくが、テーブルが割れない。だが、ここで円華がエスケープして2対2に。すると風戸が金網の上まで昇っていき、エスケープするかと思いきやリング内にムーンサルトタックを発射。

20160414_BASARA② ここで鋼鉄軍団（仮）に大きなダメージを与えてから風戸はエスケープ。イサミはフォール権を獲得したが、FUMAは久保と二人がかりでイサミを攻撃していくと「あとは任せろ」と指示。これで久保がエスケープすると、フォール権を獲得したFUMAだが、イサミは円華が置き忘れたウクレレを掴んで脳天に振り下ろす。ウクレレをぶっ壊したイサミはコーナー最上段からダイビング・ダブルニードロップを投下。しかしカウント2で返したFUMAは、ラダーの上にヘヴィメタル・ハンマー（変型ハリケーンドライバー）で叩き付けると、金網の上からヘヴィメタル・アンセム（ダイビング・エルボードロップ）を投下。
これを剣山で迎撃したイサミは金網の上まで昇ると、ダイビング・クロスボディーを浴びせる。さらにもう一度金網の上に昇り、FUMAの土手っ腹にダイビング・ダブルニードロップを投下して3カウント。敗れたFUMAは「イサミさん、あなたもメタルだ」と言ってメロイック・サインを突き出すが、イサミは「でも敢えてファ○クユーだ！」と言いながら中指を突き立てると、試合中に鋼鉄軍団（仮）が壊せなかったテーブルの上にダイビング・ダブルニードロップを投下して真っ二つに叩き割ってみせた。

20160414_BASARA3 また、BASARAは5.1板橋大会から6.23新宿大会までの8大会の中で、シングルリーグ戦「頂天〜itadaki〜」を開催することを発表。BASARA所属の10選手がA・B各ブロックに分かれ、総当りリーグ戦を行い、A・B各ブロック1位の選手が6.23新宿FACE大会にて優勝決定戦を行う。
Aブロックは木高イサミ、関根龍一、久保佑允、SAGAT、中津良太。BブロックはFUMA、塚本拓海、風戸大智、福田洋、竜剛馬。そして福田から「このリーグ戦って優勝したら何かあるんですか？」と言われたイサミは、コスチュームの中から封筒を取り出すと、何と中から出て来たのは1万円札50枚、つまり現金50万円！