所属団体ラストマッチを終えた吉野が大日本でのトップ獲りを約束!
3日、新木場1stRingにて開催された『ガッツワールドvol.103 旗揚げ12周年記念興行 武骨暁天2016』。
2009年にガッツワールドにてデビューした吉野達彦が先日大日本プロレスへの移籍を発表し、この日所属最終戦を行った。
吉野が最終戦の相手に指名したのはガッツワールド責任者のガッツ石島。餞別とばかりに大量の紙テープが客席から投げ込まれる中、両者ガッチリと握手し試合が開始。
ジックリとした展開で吉野が最後のガッツワールドの感触を楽しむように試合を進めると、ガッツはフロントキック、ショルダースルー、ハーフボストンクラブで攻めたてる。吉野もボディへのパンチ、ミサイルキック、火の玉ボムからアスリートジャーマンで100kg以上の巨体を叩きつけるが2。返したガッツはゴーストバスターからデーモンボムで叩き伏せ仲間を送り出した。
この時点でガッツの手を上げてすぐにリング下に降りたレフェリーやリング周辺にいた選手が泣いているが、ガッツは責任者としてマイクを持つと「達彦、本音を言うとオマエがいなくなることは正直寂しいよ。でもな、オマエが決めた道だから、どこのリングに行ってもガッツワールド出身ということを胸に絶対にトップを目指せ、絶対に負けるんじゃないぞ! 今日はラストマッチに俺を指名してくれてありがとう」と二人は向き合って正座して互いに礼。
吉野は「吉野達彦、大日本プロレスで精一杯頑張ってきます!僕のプロレスの生みの親はガッツ石島です。大日本で、ここで育ったことを間違っていなかったことを証明してきます。皆さん、また会いましょう!」と改めてお客さんに正座し礼をした。
バックステージでも吉野は「僕がプロレスラーとして生まれたのもガッツさんのおかげですし、僕も実は31歳でもう若くないんですよ。ここを最後のチャンスだと思ってあっちでトップとって恩返ししたいなと思ってます」と大日本での新たな闘いに闘志を燃やした。