7・2 ハードヒット愛知大会 【川村亮デビュー10周年記念興行】川村亮vs鈴木みのる
『ハードヒット 川村亮デビュー10周年記念興行「川村SOUL」』
日程:2016年7月2日(日)
会場:愛知・名古屋市天白スポーツセンター
開始:12:00
▼第1試合 合同会社サカタホーム presents タッグマッチ 20分1本勝負
○中島洋平(全日本)/青柳優馬(全日本)
11分58秒 片エビ固め
奥田啓介(フリー)/●石田慎也(スポルティーバ)
▼第2試合 鰓呼吸 presents ハードヒットルール 10分1本勝負
○KEI山宮(GRABAKA)
3分51秒、TKO(フロントチョーク→レフェリーストップ)
●太田駿平(P’sLAB世田谷)
▼第3試合 大きいサイズのメンズ服通販ミッド・インターナショナル杯争奪バトルロイヤル 時間無制限1本勝負
【参加選手】菊タロー(アキバプロレス)/田村和宏(HEAT-UP)/野村直矢(全日本プロレス)/ディアブロ(フリー/悪魔王国出身)/米山香織(YMZ)/服部健太(花鳥風月)/三尾祥久(花鳥風月)/阿部史典(スポルティーバ)
○田村和宏(HEAT-UP)
11分33秒 ストラングルホールド
●菊タロー(アキバプロレス)
▼第4試合 総合格闘技道場ALIVE presents エキジビションマッチ 10分
青木篤志(全日本)/和田拓也(フリー)
エキジビションのため勝敗なし
鈴木陽一(ALIVE)/杉江“アマゾン”大輔(CARPE DIEM HOPE)
▼第5試合 セミファイナル 鶏白湯ラーメン・鶏神 presents タッグマッチ 45分1本勝負
佐藤光留(パンクラスMISSION)/NOSAWA論外(東京愚連隊)/●伊藤崇文(パンクラスism)
20分48秒 トルネード・カッキーカッター→片エビ固め
○田中稔(フリー)/冨宅飛駈(パンクラスMISSION)/岩本煌史(スポルティーバ)
▼第6試合 メインイベント 株式会社中村技研 presents 川村亮デビュー10周年記念試合 シングルマッチ 60分1本勝負
●川村亮(パンクラスism)
16分04秒、ゴッチ式パイルドライバー→体固め
○鈴木みのる(パンクラスMISSION)
川村亮がデビュー10周年記念試合で鈴木みのる相手に大流血戦!「パンクラスに入門してよかった」
オープニング
パンクラスのライトヘビー級・ミドル級の二階級制覇を成し遂げた川村亮のパンクラスデビュー10周年記念興行が、川村の故郷・岐阜県にほど近い名古屋市でおこなわれた。川村は2005年、DEMOLITIONでプロデビュー。同年よりパンクラスに上がり、翌2006年、ネオブラッド・トーナメントでライト級優勝を飾る。その後、ダニエル・アカーシオにKO勝ち、ニルソン・デ・カストロに引き分け、金原弘光にKO勝ちと、強豪たちとの闘いで頭角を顕した。2008年より戦極に参戦、パンクラスではライトヘビー級キング・オブ・パンクラスとなる。2011年5月にミドル級転向を表明、ライトヘビー級タイトルを返上したが、2012年にはミドル級キング・オブ・パンクラスのベルトを巻き二階級を制覇した。
また、川村ほどパンクラスという組織に深く関わってきた選手はいないだろう。2010年、株式会社パンクラスの代表取締役に就任。パンクラス初の社長兼選手となり、パンクラスをより良く運営するため奔走した。2012年にはパンクラスの運営権を株式会社スマッシュが取得したが、川村はエグゼクティブプレーイングマネージャーに就任、陰となり日なたとなってパンクラスを支えている。
大会オープニングでは、まず佐藤留があいさつ。
「僕は川村の5年先輩です。後輩の10周年を血で染めるために暗躍しました。今日が川村の命日です。今回は様々な媒体に取材連絡しましたけど、あんまり反応がありませんでした(笑)。動画は撮影できませんけど、写真はOKなので、どんどん皆さんツイッターに上げてください。ハッシュタグは♯川村SOULです。よろしくお願いします」
続いてリングに上がった川村があいさつ。
「今日はお越しいただき、まことにありがとうございます。今日が命日になりそうなので、最後の勇姿を見てください。10周年記念興行ならではのカードが揃っています。どうかお楽しみください」
そして、川村の「川村SOUL!」というかけ声に合わせ、会場全体が「ヘイ!」と拳を突き上げ、大会は始まった。
第1試合
『佐藤光留による見どころ』
「僕のコネを全て集めて、これぞ第1試合!という試合を組むため、無理やり呼んで来ました。テーマは『金で解決』です」
目まぐるしい試合展開を経て、中島が石田をフォール。スポンサーのサカタホームより、業務用扇風機が贈られた。
第2試合
『佐藤光留による見どころ』
「川村のパンクラス人生の中でKEI山宮選手は非常に意味のある選手です。これまで、どちらかが病院送りになるような試合をやってきました。ハードヒットなのにフリーエスケープ、フリーダウンな全部スペシャルな試合です」
山宮は1996年パンクラスデビュー。第3回ネオブラッド・トーナメント優勝、初代ライトヘビー級王者。ハードヒットでプロ生活100試合を達成し、デビュー20周年を迎える今年、湘南にジムをオープンした。太田は2012年パンクラスデビュー。高橋義生に師事し、横浜道場でも練習を積んでいる。国士舘大学の山宮と山梨学院大学の太田。アマレスをバックボーンに持つ者同士のぶつかり合いだ。
サークリングしながらプレッシャーをかける太田が組んでコーナーへ押し込む。いったん離れるが、太田は再びコーナーへ押し込みヒザ。ここでブレイクがかかる。
太田が組んでバックを取ると、大きくジャーマンで投げる! 山宮がダウン。カウント8で立つ。太田は間髪入れずバックを取り再びジャーマン! 山宮がダウン、カウント9で立ち上がる。後頭部をなでながら回る山宮だが、組んで首相撲からヒザを打ち込む。続いてバックを取りローリングクレイドル! 山宮は大技に続き、飛びつくようにして首を狙いフロントチョーク! これがきれいに極まり、レフェリーが止めた。
第3試合
『佐藤光留による見どころ』
「YouTubeを見ていると広告が出てきますよね。そうすると、このミッド・インターナショナルの川村が出てくるんですよ。こっちはH系も見たいじゃないですか。準備万端で画面を見ると川村が…。これは冠試合にして金で解決するしかない!という試合です」
トップロープを越えたら退場というルールで始まったバトルロイヤル。リング上に陰謀が渦巻くリング。阿部史典、ディアブロ、野村直矢、服部健太、三尾祥久の順で脱落していく。リングに残ったのは米山、菊タロー、田村の3選手となった。菊タローに共闘しようと囁かれ手を組んだ米山だったが、菊タローにだまされ危うくフォールを取られそうに。怒った米山に囁くのは田村。しかし、これも米山がだまされ、フォール寸前となる。米山は2人に怒りにドロップキックを浴びせるが、あえなく退場。最後は田村がストラングルホールドで菊タローを仕留め、見事に優勝した。
第4試合
『佐藤光留による見どころ』
「ALIVEは日本を代表する総合格闘技の道場です。こんなに強い奴らを一体どうやって集めたんだという道場です。青木と和田さんは中学時代の同級生で、このコンビがぶつかります。プロレスしか知らない人も手に汗握るような試合になると思います」
鈴木が代表を務める総合格闘技道場「ALIVE(名古屋市東区)」は、UFCでも闘った日沖発、パンクラスなどで活躍中の久米鷹介をはじめ強豪選手を生んでいる名門道場だ。もともとはプロレスが好きだったという鈴木は、かつての教え子・杉江“アマゾン”大輔と組み出場。
杉江は2001年プロ修斗デビュー。総合格闘技と柔術の両方で闘ってきた。2009年、4年4ヵ月ぶりに総合格闘技で勝利、また昨年は須藤元気がプロデュースするアマチュア柔術大会『一騎討 第二回大会』に出場し、トーナメント三戦を全て一本勝ちで優勝する快挙を果たしている。まさに日本を代表する柔術家だ。現在は岐阜市寺田にブラジリアン柔術の専用スタジオ「CARPE DIEM HOPE」をオープンし、メインインストラクターとして活動している。愛知県半田市出身。
対する和田拓也は第4代ウェルター級キング・オブ・パンクラス。1999年に修斗でプロデビューしたが、2002年よりパンクラスに参戦。2008年4月、暫定王者、同年12月に正王者となる。2010年、王座を返上しSRCに参戦している。パートナーの青木とは高校時代の同級生。
青木は自衛官からプロレスラーに転身。プロレスリング・ノアを経て、現在は全日本プロレス所属。第37代&39代世界ジュニアヘビー級王者。今年2月、Jr. BATTLE GLORYの決勝戦で佐藤光留と対戦、勝利し、優勝とともに第39代世界ジュニアヘビー級王者となったが、6月、佐藤に王座を奪われている。
最初は鈴木と和田が組む。鈴木は道場所属選手のセコンドとして会場でよく姿を見かけるが、現役選手に劣らない肉体だ。スピードとパワーで圧倒する。和田も見事な肉体と、キレのある動きは素晴らしい。
アマゾンにタッチすると、アマゾンはすぐに足関狙い。和田は極めさせずおぶさって首を狙う。青木に代わると、足の取り合いに! 会場が沸く。和田がタッチすると、アマゾンはバックマウント。しかし和田はコーナーで持ち込みタッチ。アマゾンも鈴木に代わる。鈴木が下から三角絞めを狙うと、青木は鈴木を持ち上げてコーナーへ。和田に交代。鈴木は組むが、アマゾンに代わる。アマゾンはバックを取るが、和田は足を狙う。続いて腕を狙うアマゾンだが、和田は極めさせない。アマゾンはバックを取るが、和田が回ったところで鈴木にタッチ。
鈴木は足を取り、続いてバックを取るが、首は極められず。鈴木がタッチしてアマゾンVS青木に。青木がテイクダウンし、アマゾンが脱出。和田に交代。残り時間は3分だ。再び鈴木がリングに入ると、和田がテイクダウン! 鈴木は下から足を狙う。和田がヒールホールドに! しかし鈴木は脱出しアマゾンに交代。和田も青木に交代すると、アマゾンは下から三角絞めを狙う! 青木が脱出して和田にタッチ。和田がアマゾンを投げる! アマゾンが足を狙うと、和田もヒールホールドへ。アマゾンが鈴木にタッチしたところでゴング。
エキジビションのため勝敗はないが、もしあるならば両方のチームに勝利をあげたいような素晴らしい試合だった。観客の中に普段から柔術を見ている人は少ないと思われるが、スピードとパワーが素晴らしく、柔術を知らなくても十分楽しめる10分間となった。
アマゾン「今日はありがとうございました。岐阜の「CARPE DIEM HOPE」というところで柔術をやっている杉江です。初めてでしたが、一所懸命やりました。この試合を見て、柔術に興味のわいた人がいらっしゃったら、是非うちに来てください」
第5試合
『佐藤光留による見どころ』
「この鶏神さん、めっちゃめちゃ美味しいんです。……以上です!」
説明する必要のないほど、豪華メンバーの6人タッグ。先発は冨宅と論外。冨宅がバックを取り首を狙うと論外は逃げるが、冨宅は淡々と足を取る。論外はロープエスケープ。冨宅がローキックを放つと論外はサイドを取って回る。冨宅が頭を抱えると、論外はロープエスケープし、場外から椅子を持ち出すが乱闘には至らない。リングに戻り、冨宅がローキック。論外が引き込むが、冨宅はサイドポジション。首を狙うと、論外はエスケープし佐藤にタッチ。冨宅も田中に交代。佐藤と田中の殴り合いからミドルキック合戦。佐藤が「全然痛くありません!」と叫び蹴れば、田中も「全く痛くありません!」と応酬。伊藤、岩本にタッチ。伊藤は腕、首を次々に狙うは岩本はロープエスケープ。論外に交代。論外はコーナーで踏みつけまくり、背中を蹴り、ネッドロックから踏みつけるが3カウントは取れず。佐藤に代わり、さらに背中を蹴る。伊藤に代わり腕十字! しかし岩本はロープエスケープ。論外に交代すると、論外は岩本を攻めまくる。論外がブレーンバスターで投げようとすると、岩本はこらえ、逆にブレーンバスター!
冨宅と佐藤に交代。佐藤は「先輩〜!」と言いながら殴り、腕十字。冨宅も腕十字をやり返す。佐藤がロープエスケープすると、冨宅はロープ際でさらに腕十字をたたみかける。田中にタッチし、田中は佐藤が極められそうになった方の腕を攻め、ロープに振ってドロップキック! しかし佐藤はバックドロップ! すると全員がリングになだれ込み、入り乱れる。伊藤が3人に狙われ、田中にスモールパッケージホールドをかけられるが、カウント2で返す。しかし、田中がトルネード・カッキーカッターから片エビ固めでフォール! 田中が故郷(名古屋市近郊の小牧市出身)で勝利を挙げた。
第6試合
『佐藤光留による見どころ』
「実は僕の10周年のとき、鈴木さんとの試合はタッグマッチだったんですけど、試合が終わったら鈴木さんがニヤニヤしてるんです。そこでサプライズでシングルマッチが始まったということがありまして。でも、鈴木さんに人をだますなと教わったので発表しました。鈴木さんには、鈴木さんの載っている週プロを川村がいつも踏んでますと、あること無いこと吹き込んでおきました。どうか、まばたきもせず見てください」
試合に先立ち、ケツメイシのリーダー・大蔵氏がリングイン。大蔵氏は川村と親交が深く、川村の入場テーマ曲「闘魂」も作っている。川村のデビュー10周年を記念し、大蔵が生で「闘魂」を歌い川村を迎えた。
川村と鈴木の両者に花束が贈呈されたが、鈴木はリング外に投げ捨て、会場は不穏な雰囲気となる。本当に今日が川村の命日となってしまうのか。
お互い、ローキック、ミドルキック。川村がバックを取り、サイドポジション。鈴木が上を取り返すが離れてスタンドに戻る。
川村が左ハイキックからパンチ連打。鈴木は打たせておいてロープ際に誘い込み、ロープを使って逆立ちとなり腕を極める! まるでエサを撒いて魚をつり上げるような見事な誘いだ。ここから場外乱闘となり、鈴木はイス攻撃! たまらず倒れる川村を容赦なく殴りつける。さらに、どこからか持ち出したボールペンで川村の額を刺す! 川村の顔は血まみれだ。会場から悲鳴が上がる。なんとか起き上がろうとする川村。鈴木は先にリングに戻っている。川村は力を振り絞ってカウントぎりぎりでリングイン。11分が経過している。
鈴木は容赦なく背中を蹴り、張り手を打つ。さらにボストンクラブから片足を極めるが、川村はロープエスケープ。鈴木は立ち上がり、倒れている川村を小馬鹿にしたように軽く蹴る。そして、ようやく立ち上がった川村に頭突き! ボコッと鈍い音が響き、会場が凍り付く。さらに頭突き。川村は最後の力を振り絞り、ハイキック、そしてボディブロー、ミドルキックを打ちまくる。しかし、最後の抵抗も、鈴木の張り手一発でストップ。スタンドでバックからスリーパーホールド! そして、半ば気を失った川村に伝家の宝刀、ゴッチ式パイルドライバー! 川村はマットに崩れ、鈴木が勝利した。
川村は菊タロー、佐藤の肩を借りて立ち上がったが、すぐに倒れてしまう。会場から川村コールが湧き上がった。川村は力を振り絞って「今日はどうもありがとうございました」とだけ語り、両肩をかかえられてリングを降りた。
エンディング
血まみれになった川村を見たとき、かつての美濃輪育久を思い出した。美濃輪は2009年、「DEEP&CMA感謝祭」にて、かつての師匠・鈴木に破れた(17分31秒ゴッチ式パイルドライバーからの体固め)。試合前、「(美濃輪は)プロレスを舐めてる」と語っていた鈴木は、試合でボールペン攻撃のみならず、額に噛み付いてまで美濃輪の顔を真っ赤に染めた。プロレスは甘い世界じゃない。俺は自分が作り上げたパンクラスを離れ、苦労してプロレス界の寵児にのし上がった。お前はそこまで覚悟を持ってプロレスと言っているのか。片手間でやれるほどプロレスは甘くないぞ。そう身をもって教えたのだ。まして川村は、鈴木がパンクラス本隊を去るとき、まだ練習生だったにも関わらずリングに上げて、急きょエキジビションをやらせた後輩だ。そのときも川村は為す術なくボコボコにやられたが、鈴木はパンクラスの未来を若い川村に託したのだ。
相手をここまでボコボコにするというのは、よほど強い感情がなければ出来ないことだ。鈴木が川村に勝つのに、ここまでする必要はないだろう。普通にパイルドライバーまで持って行けば、当たり前のように勝てたはずだ。それなのに、何故?
試合を観戦に来ていたある元選手がつぶやいた。「昔の(パンクラスの)練習を思い出した」。もちろん、普段の練習で凶器攻撃など受けないが、パンクラスはこんな雰囲気の中で練習をしていたのか。改めて、パンクラスという精神に畏怖を感じた。
だから鈴木は、ここまで川村をボコボコにすることが出来たのだ。川村も、鈴木に向かって行ったのだ。これは鈴木なりの愛情であり、血の洗礼だったのではないか。
鈴木は、美濃輪戦前にこうも語っている。
「今の時代、プロレスラーですって名乗りさえすりゃ、その辺の街歩いてる奴でも誰でもプロレスラーって認められちまうんだけどさ、お前がプロレスラー名乗るんなら、その証を俺の前で見せてみろって」
この日の川村は、その証を尊敬して、憧れてやまない鈴木に見せられたのだろうか。
また、この大会開催のために奔走した佐藤光留は、朝4時に車で東京を出て、会場に着いてもほとんど休まず設営などに当たった。また、佐藤と同道し、レフェリーを務めた梅木良則レフェリー。そしてこの日試合をした選手たち。また、はるばる観戦に来た仲間たち。現在のパンクラスは、以前とは少し違った形で日本の総合格闘技界で存在感を増しているが、それと同時に、昔ながらのパンクラスを愛する精神もなお生き続けていることを強く感じた。
川村「痛い。怖い。強い。僕は総合格闘技をパンクラスでやってきましたけど、プロレスのすごさを改めて感じました。本当に、パンクラスに入門して良かったなと思っています。10周年ということで、こんなにお客さんが見に来てくれて、僕は周りに恵まれていると思います。鈴木さんに育てていただいたこと、佐藤さんと一緒に育ってきたことは僕の誇りです。これからも一緒にやっていきます。ありがとうございました」
(写真・文/佐佐木 澪)