6・2 WAVE新宿大会 世志琥vs中森 飯田vs山下 藤本vsSareee 水波vsチサコ
- 2016-6-3
- 試合
- プロレスリングWAVE
『CATCH THE WAVE 2016〜決戦〜波女決勝トーナメント1回戦〜』
日程:6月2日(木)
会場:東京・新宿FACE
開始:19:00
観衆:278人
▼HAPPYスクランブルWAVE 20分1本勝負
大畠美咲/○チェリー(DDT)/志田光
8分27秒 春夜恋
春日萌花/●長浜浩江/希月あおい
▼ファンタジックコスモWAVE〜フェアベントレラスvsフェアベンジャーズ 20分1本勝負
桜花由美/メラニー・クルーズ/○米山香織
15分5秒 米−ZOU
浜田文子/山縣優/●朱崇花
▼CATCH THE WAVE 2016〜波女決勝トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
【シルバーグレイ代表】○世志琥(SEAdLINNNG)
12分12秒 ラリアット→体固め
【オリオンブルー代表】●中森華子(JWP)
▼CATCH THE WAVE 2016〜波女決勝トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
【クロムイエロー代表】○水波綾
16分12秒 ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め
【マンダリンオレンジ代表】●DASH・チサコ(仙女)
▼CATCH THE WAVE 2016〜波女決勝トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
【ポンパドールピンク代表】○藤本つかさ(アイスリボン)
8分44秒 ジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールド
【イタリアンレッド代表】●Sareee(ディアナ)
▼CATCH THE WAVE 2016〜波女決勝トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
【アフリカンバイオレット代表】○山下りな
17分55秒 ラリアット→エビ固め
【レガッタブルー代表】●飯田美花
CATCH THE WAVE 2016準決勝は山下りなvs藤本つかさ・世志琥vs水波綾!カサンドラがフェアリーと組みタッグベルト挑戦!?
▼オープニング
大会に先立ちトーナメント1回戦に出場する選手がリング上へ。中央に設置されたチェーンを引き合い、1回戦が決定した。
▼第1試合
久しぶりに春日萌花率いるハッピーポシェット(春日&長浜浩江&希月あおい)が揃い踏み。この日は惜しくもトーナメントに進めなかった大畠美咲&チェリー&志田光組と対戦した。
先発したチェリーが「一番かわいいヤツ出てこい!」と挑発すると、春日が自信満々に対峙。チェリーが「どうみたってこの中で一番かわいくないだろ!」と襲いかかると、春日がトリプル攻撃でお仕置きする。
今度はその春日が掴まりトリプル攻撃の標的に。続けざまに志田のヒップアタックが決まるが、春日も2発目をかわしてクリストへ。志田に対し追走式ボディーアタックを放ったSO ON FLOWER(春日&希月)は、連係のセントーン。さらに希月がダブルリストアームサルトでカウント2。志田もブレーンバスターでやり返すと、すかさず大畠がミサイル発射!吹っ飛ばされた希月が長浜と交代する。
長浜はSO ON FLOWERの騒音攻撃からドロップキック。カサドーラでカウント2。大畠も低空ボディーアタック、ダイビング・クロスボディーで反撃に転じると、チェリーが出て行き春爛漫を仕掛けるがこれはカットに遭いカウント2。志田のランニングニー。チェリーのチェリートーンボムが決まるなか、長浜も粘りを見せ、カウンターのサクラ落とし! だが最後はチェリーが春夜恋で3カウントを奪った。
▼第2試合
山縣優のRegina di WAVEに挑戦すべく、逆指名を狙う米山香織。今回はどんなアプローチを見せるかに注目が集まる一方で、朱崇花vsメラニーといった対決も見どころとなった。
先発はそのメラニーvs朱崇花。パワー対決では互角の両者。先にメラニーが吹っ飛ばしたが、朱崇花も豪快にボディースラム。だが、これで火がついたメラニーが朱崇花だけでなく文子&山縣をも一人で撃退して桜花と交代する。
すぐさま桜花が朱崇花に串刺しビッグブーツ。さらにメラニー&米山の連係攻撃に苦戦する朱崇花。ローンバトルを強いられた朱崇花だったが、桜花にブーメランアタックを放ってようやく文子とチェンジする。
挽回モードの文子が躍動し戦況を五分に戻すも、メラニーと結託した桜花が再び巻き返しバックドロップ、カカト落としで追い打ちをかける。
失速した文子だったが、体当たりでメラニーに反撃。だがメラニーはビクともしないどころか、逆にショルダータックル。文子と山縣が交代し、山縣が逆打ちを放つも、カウント2。すぐにメラニーもバックドロップでやり返す。
ここで山縣vs米山に。米山は「挑戦させろー!」と向かっていくが、山縣は「イヤだー!」と拒否。山縣が逃げ込むように朱崇花とスイッチする。
トレイン攻撃から朱崇花がチョークスラム、ライオンサルトでカウント2。ムーンサルトで舞うも米山がかわしていく。朱崇花の助けに山縣が入り延髄斬りを狙うも寸前で米山がかわしたため朱崇花に誤爆。勝機とみた米山が米—ZOUにつなげて勝利を収めた。
試合後のマイクを持った米山が
米山「ユウちゃん×5、勝った×3。ベルト挑戦させてよ。逆指名、逆指名! GAMIさん、逆指名もらいました!」
二上社長「もらってないやないか。何ウソついてんねん」
山縣「(逆指名)してないよ、してない……」
米山「みんな逆指名って言ってたもん」
二上社長「おちつけ×3。今日とりあえず勝ったからフェアリーさんから米山さんが勝った場合のみ『ユウちゃんの弱点を発表してください』って言われています。いくで、『ユウちゃんは文子さんの言うことは何でもききます』」
米山「おおおおお! いま波女とかやってるからReginaはおいといて、まずタッグのベルト挑戦させてよ。文子さん、いいですよね」
文子「いいよ」
米山「やった!やったー!」
山縣「話、わかってる?」
文子「わかってない」
米山「GAMIさん×3、じゃあ次の後楽園ホールで挑戦させてもらってもいいですか?」
〜するとそこにSO ON FLOWERが乱入〜
米山「ちょっと私まだパートナーもいないし、下がっててよ! 次の後楽園で挑戦で」
二上社長「ちょっと待て。落ち着け。まずパートナーおらんよな?」
希月「ウチらは2人揃っていますから」
二上社長「横入り、ちょっと待て」
米山「私より若くて、かわいくて、動けるようなパートナーいないですかね」
〜たまたま試合を見ていたチェリーが「はい、はい、はーい」とリングサイドへ〜
チェリー「米山さん、いま呼びました? 呼びましたよね」
米山「私より年上なんだよ……」
チェリー「でも私、米山さんよりキャリアは若いし、米山さんよりかわいいし、動けるし。大丈夫ですよ。いま呼びましたよね」
米山「……うん。でも違うよね……」
チェリー「いま呼ばれたから来たんですよ」
米山「文子さんちょっと……」
文子「いいよ(会場大爆笑)」
希月「私たちSO ON FLOWERもベルト諦めてないんですよね」
米山「狙っているの、知らないもん、私」
希月「私たちも諦めていないんで、簡単にチェリーさんと米山さんが挑戦っていうのも気にくわないんですけど!」
米山「GAMIさん、どう収拾つけたらいんですか、この人達!」
二上社長「後楽園ホールで決定戦とかやればいいんじゃないですか?」
米山「後楽園ホールで挑戦したかったのに、邪魔者めーーー!」
希月「そっちのほうが邪魔者なんだよ!」
二上社長「ちょっと待て、文子の意見を聞こう。それは挑戦者決定戦をする?」
文子「いいよ」
二上社長「じゃあ後楽園ホールで次期挑戦者決定戦とかしてもらっていいですかね。じゃあ6・5後楽園はSO ON FLOWERvsチェリーさん&米山さんで。ウチ、タッグチームには名前を付けないといけないので、考えておいてください。ゴキゲンBBAとかでもいいよ」
米山「BBAって?」
チェリー「あれ、このリングにどこにババアがいるんですか? いないですよね!」
このあと二上社長は、フェアベントレラスだけをリングに残しフェアリー日本橋からのメッセージビデオを流す。フェアリーが「CATCH THE WAVEも終わりみたいだし、フェアベンジャーズvsフェアベントレラス決着つけようじゃない。今回のパートナーは最強よ。魔王・カサンドラ宮城。ラスアベの2人、ベルトを懸けさせてあげてもよろしくてよ」とコメントすると、ラスアベが承諾。米山のいないところであっさり6・5後楽園でのタイトルマッチが決定した。
▼第3試合
トーナメント1回戦は水波綾vsDASH・チサコで幕開け。WAVEに所属する前、水波はセンダイガールズプロレスリングに所属しており、チサコはかつての後輩という関係。水波にとっては絶対に負けたくない相手であることは容易に想像できる。一方、チサコにとっても仙女を守ってきた意地があり、負けたくない思いを抱いているはずだ。そんな2人が1回戦から激突することに……。
静かな立ち上がりから、まずはチサコが顔面ドロップキックで水波を場外に落として、プランチャを成功させる。水波もすぐに場外に落とし返すと、エプロンからの攻撃を狙うが、チサコがイスで迎撃。場外に横たわる水波の上にイスを乗せてフットスタンプを投下する。その後も水波のヒザを集中攻撃していくチサコ。串刺し攻撃が鋭く決まる。フェースクラッシャーはカウント2。
水波も雪崩式パワースラム、正調パワースラムを決めると後頭部への紅の豚。さらにはぶっこ抜きスープレックスで追撃する。チサコもカウンターキックで再び攻勢に転じると、串刺しキック、ノーザンライトSH、ダイビング・フットスタンプと猛攻に出る。しかし水波も執念の裏投げ。紅の豚でカウント2。ラリアットでも決まらず悔しさをにじませる水波。エルボーを放った水波はコーナーに登るが、追いついたチサコが振り落とし、もう一度ダイビング・フットスタンプ。そしてマッドスプラッシュにつなげるも、水波が剣山。
激しいエルボーの打ち合いのあと、チサコが逆打ち、ウラカンラナなどの丸め込みを繰り出していく。あわやのシーンを連発したが、水波もカウンターのラリアットを放っていく。さらにはドラゴンSHも繰り出すが、これでも決まらない。ならばと水波はコーナーに登ろうとするが、食らいつくチサコ。そのチサコを水波がショートレンジのラリアットで振り払うと、ダイビング・ギロチンドロップでトドメを刺した。
▼第4試合
1回戦2試合目はSEAdLINNNGから初エントリーとなった世志琥と老舗JWPの看板を背負った中森華子による初対決。試合を控えた山下もこの試合の結果が気になるのか、花道付近で観戦するなかゴングを迎える。
開始と同時にロックアップ、リストロックの取り合いから、世志琥がショルダータックル。もう一発を狙おうとしたが、中森がカウンターキック。ならばと世志琥はラリアット。顔面ウォッシュを決める。走り込んでのもう一発は中森がかわしたため、世志琥が場外へと転落。そのまま場外戦へと突入した。戦況を入れ替えた中森はリングに戻ってグラウンドへ。
なんとかブレイクした世志琥もキャメルクラッチで絞り上げる。そして、顔面ウォッシュにつなげる。中森もカウンターのフロントキックを放っていくが、世志琥もダイビング・ラリアット、バックフリップ、セントーンへ。
このセントーンをかわした中森がSTFなどで反撃。フロントキックを連発していき、シャイニング・ウィザードで飛び込んで行く。これをガードした世志琥がバックブリーカー、アルゼンチン・バックブリーカーで絞り上げたあと、スライディング・ラリアット! 続けざまにセカンドロープからのセントーンを放つが、これは自滅。
ダメージを負った世志琥に中森がヘッドバット。そしてシャイニング・ウィザードで追撃していく。さらにハイキックを放ったが、世志琥がラリアットで応戦。中森はダイビング・延髄ニーを狙うが、かわした世志琥がネックハンギングボム。これは返されるもラリアットを叩き込んだあと、ダメ押しのラリアットで勝負あり! 世志琥が準決勝進出を決めた。
▼第5試合
初代&第7代波女の桜花由美、OZアカデミー代表の尾崎魔弓といった強者揃いのイタリアンレッドブロックから出てきたのはワールド女子プロレス・ディアナのSareee。対するのは、公式戦唯一の全勝でトーナメント進出を決めているアイスリボンの藤本つかさだ。
試合は藤本の入場をSareeeが襲って試合開始。しかし藤本もすぐにスイッチをいれドロップキック、サッカーボールキックをお見舞いする。すぐにグラウンドに持ち込むも、Sareeeはバイト攻撃で脱出すると、一呼吸おいてドロップキック! そこからエルボーのラリーへと発展する。
藤本の張り付けドロップキック、串刺しドロップキック、ミサイル弾が決まり、クロスフェースへ。耐えきったSareeeはドロップキックで反撃に転じると、低空ドロップキック、ミサイル弾につなげる。丸め込みの応酬となり、藤本がPK。さらに極楽固めで絞り上げる。耐えられると、コーナーからのダイビング・ネックブリーカードロップへ。さらにはJOサイクロンSHを狙うが、前方回転エビ固めに切り返したSareeeがカウント2。すぐさま裏投げを狙うが、堪えられるとエルボー弾。カサドーラから裏投げにつなげるが、これもカウント2。
藤本もたいようちゃん☆ボムを狙っていくが、かわされると今度こそは!とJOサイクロンにつなげて3カウントを奪った。
▼第6試合
1回戦最終試合は飯田美花vs山下りなのZABUN対決。CATCH THE WAVEのたびに成長してきた飯田。昨年は準優勝に終わってしまったが、今年こそはその先の優勝(=波女)を目指している。一方、山下も他団体での経験を積み、絶好調。しかも勝ち進めば念願の世志琥とのシングルにまた一歩近づくとあって、いつにも増してやる気が感じられた。そして、世志琥もまたこの結果が気になるようで試合を隅から観戦する。
試合はロックアップ、グラウンドの攻防で魅せたあと山下がねちっこいヘッドロック。そしてショルダータックルを放つと、逆水平チョップをお見舞いする。飯田も腕固めで攻勢に転じると、腕十字へ。
ニアロープに助けられた山下だったが、飯田が容赦ない腕攻めへ。山下の悲鳴が響く。山下も飯田のアームブリーカーをスリーパーに切り返す場面もみられたが、ダメージもあり絞りきれず。それでもボディースラムにつなげたが、飯田がすぐに腕十字へ。
担ぎ上げて脱出した山下はコーナーに叩きつけるも、飯田もアームブリーカーからコーナーへ。山下が突き落として場外戦に突入する。ラリアットを狙う山下だったが、飯田が寸前でかわしたため腕を鉄柱に強打してしまう。
リングに戻ると飯田がミサイル弾。エルボースマッシュを放っていったが、低空ドロップキックをかわした山下がラリアット。しかし飯田も簡単には主導権を渡さない。グラウンド卍固めで絞り上げて腕十字へ。またもやニアロープに救われた山下だったが、飯田が低空ドロップキックで追撃していく。
劣勢の山下だったが、カウンターのラリアットで一矢報いることに成功。これは両者ダウンとなる。カウント8で立ち上がると、エルボーのラリーへと発展。飯田のエルボースマッシュ、山下のラリアットが炸裂するなか、張り付けラリアット、トラースキックはカウント2止まり。
山下はすぐさまセカンドロープからのエルボードロップを投下するがこれも決まらない。一方、飯田もヨーロピアンクラッチを狙うが、山下がそのままバックドロップ。諦めない飯田がヨーロピアンクラッチにつなげるが、キックアウトされると雁之助クラッチを狙う。だが、これも切り返した山下がラリアット。これがカウント2に終わると、すぐさまトドメの一撃を食らわし1回戦を突破した。
1回戦4試合が終わり、水波綾、世志琥、藤本つかさ、山下りなが準決勝に進出。試合後、リング上で準決勝(6・5後楽園)の組み合わせ抽選会が行われた。その結果、準決勝戦は藤本つかさvs山下りな、水波綾vs世志琥に決定。すると山下と世志琥が早くもバチバチ。すでに決勝戦での初シングルを意識していることに、藤本、水波が強烈に反発してリングを降りた。
<試合後コメント>
山下りな
「うわー、腕が! 勝ったんですけど、腕がやばいですね。本当に負けるんじゃないかって、ちょっと心が折れかけました」
——飯田との試合は?
「イベントかお祭りっぽい試合でやることが多くて。公式戦では1回だけやって、去年のリーグ戦で負けました。テクニックにパワーが勝ちました」
——準決勝は
「藤本さんです。勝ちますよ。勝つしかないでしょ。世志琥とやるならてっぺんで」
——世志琥選手が試合を見ていたが
「私はいつでも見てるぞと。自分自身気を引き締めるために、彼女の試合は1試合も見逃せないですね。今度の水波vs世志琥の試合もちゃんと私は見ておくつもりです」
——右腕は?
「いや、もう治すしかないですね。いいですよ、ちょうどいいハンデです。勝ちますから。ハンデありで勝ってみせますよ」
——腕を攻められたのに、右腕での攻撃を?
「そんなレパートリーのある選手じゃないんで。もう、本当にぶつかるしかできないんですよ、私! ぶち当たるのみですね」
藤本つかさ
「私、空気を読むときとあえて読まないときがあるんですよ。みんな山下vs世志琥を期待してますよね。マスコミの皆さんも期待してますよね。すみません、私勝っちゃいます。山下は私と闘うときも世志琥のことしか考えてないと思うんです。以上です」
水波綾
水波「(対戦相手が)チサコかと思ったけど、私は誰がきても倒すだけっていうので、ずっと決勝トーナメントやってるんで、今日、勝った。あと波女つかむまであと2回なんで。そこは気持ちの問題です、私は。いくだけ。抽選ひいて世志琥ですね。世志琥は山下、山下も世志琥を意識してるみたいだけど、あれはすごくシャク。自分のこと眼中にないってことだからね。そういう態度でくるならくるでいいけど、私は絶対に世志琥のあと、次、藤本と山下どっちが上がってくるかわからないけど、それも勝って、勝って、本当に今年は波女になる、絶対になるという気持ちだけです」
——1回戦はチサコが相手ということで、燃えたのか。もしかしたら別の相手がよかった?
「私は元仙女、チサコはいまも仙女で頑張ってて。それがこうやって決勝トーナメントでまたシングルで当たるというのは、本当に運命だなと思うし。今回のキャッチっていろんな運命が私の中ではあったので。それの中の一つできて。そりゃ燃えますよね。私は出た人間で、もっとよくなりたいからこっちに来た人間なので、絶対負けたくないし。チサコはチサコでわかんないけど、ずっと仙台に残ってやってきて、チサコも絶対にプライドがあるし、絶対に私には負けたくなかったはず。私も負けたくない、チサコも負けたくないというので、私は本当に。引いた瞬間に気持ちは余計に強かったですね。他の誰と当たっても」
世志琥
「こんなところで負けられないというのが自分の中であったんですけど、まさか抽選でまったく自分の眼中になかった、中森になると思わなくて。それでも自分は誰と当たってもいいように練習してるので、その結果が出たと思います」
——初対戦?
「初対戦です。けど、負けられないという思いだけですね。相手がすごい蹴りとかを使ってきたんですけど、自分は蹴り対策も日々練習してますし、パワーも全然自分が上だったんじゃないかなと思います」
——準決勝は水波だが?
「抽選でも、あんな神様のいたずらかというぐらい。これは逆に、山下とは決勝で当たるしかないですよ、自分が一番やりたいのは山下なので。やるには水波に勝って、決勝戦で山下と当たるしかないんで。山下とまたリングの上で約束したんで、必ず勝ち上がって、決勝戦で自分が波女になりたいと思います」
(記事・写真提供 プロレスリングWAVE)