5・25 全日本後楽園ホール大会 【三冠ヘビー級】宮原vs関本 【世界ジュニア】青木vs竹田 AJレンジャーvsアックスボンバーズ
『2016 スーパーパワーシリーズ』【最終戦】
会場:東京・後楽園ホール
開始:18:30
観衆:1396人・満員
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
渕正信/○丸山敦(フリー)/岩本煌史(スポルティーバ)
10分11秒 高角度後方回転エビ固め
●SUSHI/西村修(フリー)/土方隆司(フリー)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
●ジェイク・リー
9分17秒 無道→レフェリーストップ
○真霜拳號(K-DOJO)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
[Evolution]佐藤光留(パンクラスMission)/●野村直矢
13分13秒 ファイヤーサンダー→片エビ固め
○石川修司(フリー)/崔領二(LAND'S END)
▼AJレンンジャーvs.アックスボンバーズ 30分1本勝負
[AJレンジャー]AJレンジャー“ホワイト”/●AJレンジャー“レッド”/AJレンジャー“ブルー”/AJレンジャー“グリーン”
8分20秒 横回転エビ固め
[アックスボンバーズ]大森隆男/木高イサミ(BASARA)/宮本裕向(666)/○田村和宏(HEAT-UP)
▼スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
●ゼウス
17分50秒 ゴーレムスプラッシュ→片エビ固め
○岡林裕二(大日本)
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○青木篤志
17分6秒 トラップオーバー
【挑戦者】●竹田誠志(フリー)
※王者が3度目の防衛に成功
▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○宮原健斗
20分6秒 シャットダウン式ジャーマン・スープレックス
【挑戦者】●関本大介(大日本)
※王者が2度目の防衛に成功
宮原が関本相手に防衛成功!竹田相手に世界ジュニアを防衛した青木に光留が挑戦表明!AJレンジャーとは!?
第1試合
大会開始前、スルースキルズによるミニライブがあり『ののしって』を熱唱。リングアナと一緒に全日本プロレススタートの掛け声を行った。
SUSHIがスルースキルズを連れて入場し一緒にダンス。
西村が入場すると「あなたがたね、先程から奇妙な歌声を聞かせていただきましたけどね、私は朝から晩まで、文京区をパトロールしておりますけどね、あなた方のようなブスとは中々出会うことはありません。顔の表情を含む全60兆の細胞というものは食事で出来ているわけであります。アメリカ風の食生活を日本人本来のものに戻す。あなた方のようなジュース、お菓子、ファーストフードばかりでは素敵なお顔は出来ないのでございます。あなた方も墨田区に移り住んで学校給食を食べて」と言ったところで渕正信の入場曲が鳴り響き強制終了。
先発は丸山とSUSHI。ロックアップからリストの取り合い。両者距離をとる。バックの取り合いからSUSHIが下がり土方にタッチ。丸山も岩本にタッチ。
エルボーの打ち合いから岩本がショルダータックルで倒し、ロープに飛ぶが土方がアームドラッグからサッカーボールキック。土方は岩本を起こすと膝を叩き込んでから強烈なビンタ。土方は西村にタッチ。
西村はヘッドロックも岩本がロープに押し込みエルボー連打。西村はエルボースマッシュで倒すと髪を掴んで引き起こしコーナーに押し込むとエルボースマッシュ連発。西村は腕を捻ってからロープに飛ばすとスリーパー。そのままコブラツイストも岩本はロープを掴む。
SUSHIと西村がダブルのチョップから西村はSUSHIにタッチ。
エルボーの打ち合いから岩本がロープに飛ぶもSUSHIはニールキックで迎撃しフォールも2。SUSHIは土方にタッチ。
土方とSUSHIはダブルのショルダータックルから土方がエルボー連発。チョップでコーナーに押し込むと逆コーナーに振るが、岩本は足を伸ばして迎撃するとロープに飛んでランニングエルボー。岩本は渕にタッチ。
渕は土方にヘッドロックからナックル。再度ヘッドロックからナックルを叩き込むとボディスラム。再度ボディスラムから、出てきたSUSHIにもサミングからナックル。痛がるSUSHIをボディスラムで叩きつけると、西村がおもむろに近づくが渕はサミングからボディスラム。だがここで土方がエルボーで襲いかかる。しかし渕はサミングからボディスラム。渕は丸山にタッチ。
丸山はコーナーに振るとランニングエルボーも避けた土方が強烈なチョップからビッグブーツで倒す。土方は西村にタッチ。
西村はエルボースマッシュ連発でコーナーに押し込み、腕を捻ると逆コーナーにン叩きつけて、ニーリフトからエルボー。さらにダブルアーム・スープレックスで叩きつけて足4の字。その西村の顔を渕が踏みつけてカット。西村はSUSHIにタッチ。
丸山はSUSHIをコーナーに振るが、SUSHIはエプロンに着地しロープに飛び乗りミサイルキック。フォールも2。SUSHIはTEKKAMAKIも2。SUSHIはボディスラムからコーナーに登るも渕がロープを振る。翻弄されながらSUSHIがダイビングヘッドバッドもこれは自爆。そこを丸山がフランケンで丸め込み3カウント。
第2試合
ロックアップからジェイクが押し込みクリーンブレイク。真霜がローで牽制し、これにジェイクもローで返すとローの打ち合い。真霜がヘッドロックからショルダータックル。ジェイクは受けきり、再度ショルダータックルもジェイクはビッグブーツ。今度はジェイクがショルダータックルで倒し真霜はたまらず場外へ。
場外へ追ったジェイクに真霜はスピンキックからチョップの応酬。真霜がエルボーから鉄柵に叩きつけようとするが逆にジェイクが叩きつけて走りこむ。だが真霜はカニバサミでジェイクの顔面を鉄柵に叩きつけて、鉄扉でジェイクの腕を挟むとリングへ戻る。
真霜はガットショットから腕を捻ると、ジェイクはバックエルボーでこれを逃れて強烈なチョップ。ジェイクはロープに飛ぶが真霜はアームドラッグから腕にギロチンドロップ。そのままジェイクの腕を固めていく。ジェイクはそのまま丸め込みフォールも2。再度そのまま潰すも1。真霜は腕を伸ばそうとするがジェイクはロープに足を伸ばす。
真霜がチョップからコーナーに押し込み、逆コーナーに振ろうとするが転げたジェイクの背中に間髪入れずサッカーボールキック。真霜はすぐさまチキンウイングアームロック。ジェイクは強引にそのままアームホイップ。
ジェイクは串刺しバックエルボーからミドルキック連発。ジェイクは俵投げからフォールも2。ジェイクはPKもキャッチした真霜が水面蹴りからサッカーボールキック。
チョップの打ち合いから真霜がミドルキック連発。その足をキャッチしたジェイクがエクスプロイダーからレッグラリアート。フォールも2。
ジェイクはバックドロップも空中で体勢を変えた真霜が押し潰しサッカーボールキック。真霜はジェイクの腕を捻ってそのまま腕固め。真霜はサッカーボールキックから脇固め。そのまま無道に移行しこれでレフェリーストップ。
<試合後コメント>
ジェイク・リー
――試合には敗れましたが、当たり負けしない自信を強く感じました
「タップしてねぇぞ、タップ。レフェリーが途中で割って入ってきて、でも俺はタップしてない。タップしてないよな?こっちはツバ吐かれてるんだ。キャリアが何年上だろうが、そんなの関係ないよ。ツバかけられたらそりゃ腹立つよ。もう一回だ、もう一回。向こうだって今度はヘシ折る気で来るんじゃないの?今度はこっちがやってやるよ」
諏訪魔挨拶
リング上に諏訪魔が登場。諏訪魔は「えー皆さん、ご無沙汰してます。今日は、今の全日本プロレスに、今のこの自分がどれ位通用するのか、挑戦したい気持ちで今日ここに来ました。アキレス腱の方は順調に回復しているので、7月14日、後楽園ホールで復帰したいと思います。対戦カードは後ろに出てる通りです。
『諏訪魔&青木篤志&野村直矢vsゼウス&石川修司&スーパー・タイガー』
皆まとめてぶっ飛ばしたいと思います。精一杯頑張りたいと思いますよろしくお願いします。
またこの復帰戦の二日後には横浜でEvolutionの興行をやりたいと思います。Evolution2再起動という大会をですね、盛り上げていきたいと思います。自分も、Evolutionというユニットも再起動してまた全日本プロレス、暴れ回りたいと思うので、もう少しだけ時間をください。皆さん応援よろしくお願いします」と挨拶しリングを後にした。
<諏訪魔コメント>
諏訪魔
「みなさん久しぶりですね(笑)。いやぁ緊張する(笑)。こういう試合前にドキドキする緊張感はたまらないというか、嬉しいですね」
――回復具合はいかがですか?
「そうですね、8割以上回復していると。もうドクターからも運動していいという話も出てるんで。もう走っているので、後は落ちたものを回復させると。もう8割がた回復してるんで。やっと運動できるところまで来たので、今度はリングの、実戦の感覚を身に着けていくという段階です」
――諏訪魔選手から見て、今の全日本の状況はいかがですか?
「いろんなレスラーもいるし、若いヤツらも頑張ってるし。いろんな意味で生まれ変わっているのは感じてる。周りからも聞くしね。そこはある意味『挑戦』という言葉を使わせてもらったんだけど」
――現在の三冠王者の宮原選手ですが・・・
「ウフフフ!まぁねぇ、それはまた復帰してから言わせてくださいよ。今はまだリングに上がっている身じゃないんでね。あくまで挑戦者という立場ですから。復帰してみて何を感じるかだから」
――復帰戦のカードについてはいかがですか?
「いろいろ関わりがある相手ですからね。ゼウスなんか最終戦でさんざん痛めつけられたし(笑)。全部やりがいのある相手しかいないんで。ぶっ飛ばすだけですね。時間が空いてプロレスというものに対していい距離で見れるというか。プロレスラーとはどうあるべきかとか考えていますよ。どれだけコンディションをキープすることが大事かというのもよくわかったし、プロとしてのあり方を示していきたい、追及していきたい」
――体重は変わりましたか?
「変わらないですね。しっかり練習してますよ。最初はつま先立ちで、でも上がらないですよ。体重が重いのもあるし。ここまで力が入らないものなのかって。これだけ時間がかかるものなのかって。骨折した時のように2か月3か月すればできるのかなって思ったんですけど、やっぱり力がどうしても入らないので。やっぱり大けがしたんだなって。・・・以上です。ありがとうございました!」
第3試合
先発は野村と崔。崔はマウスピースを加えたままリングを周りローキック。野村は組み付きグラウンドに持ち込むが、崔はリストを取っていくが取り返した野村がそのまま自軍コーナーに下がり光留がタッチ。
光留がタックルで崔を倒しレッグロック。崔はロープへ。崔は石川にタッチ。
光留がローからミドル。再度ローからミドルも石川はエルボーからフロントネック。光留は自軍コーナーに押し込み野村がタッチ。
野村と光留がエルボーも石川はエルボーで次々倒し崔にタッチ。
崔がミドルキック連発で倒すと、サッカーボールキックからボディスラム。崔がサッカーボールキック連発から正面からサッカーボールキックを叩きこみフォールも2。崔はサッカーボールキックから石川にタッチ。
石川は担ぎあげて野村の顔面をコーナーに叩きつけるとフォールも2。石川はチンロックも野村はロープへ足を伸ばす。石川は野村をコーナーに叩きつけて崔にタッチ。
野村はエルボー連発も崔はミドルキック連発で倒し、うつ伏せの野村の背中を蹴りつけていく。崔はサッカーボールキックからフォールも2。崔はフェイスロック。野村はロープへ足を伸ばす。
崔はサッカーボールキックから野村をロープにくくりその胸にミドルキック連発。崔はロープに飛ぶも野村は避けてジャンピングエルボーで迎撃。野村は光留にタッチ。
光留はミドルキック連発からコーナーに振り走りこむも、光留は避けて後頭部に延髄斬り。光留はロープに飛んでサッカーボールキックからフォールも2。光留は崔を投げようとするが、崔はハンマーを落としロープに飛ぶが光留はニールキックで迎撃し崔を投げる。フォールも2で返されると腕ひしぎ。
光留はエルボー連発からフロントネックロック。光留はラリアットも避けた崔がブレーンバスター。崔は石川にタッチ。
石川はダブルチョップから光留がロープに振るも石川はショルダータックル。石川は光留をコーナーに振ると串刺しラリアットからフォールも2。
石川はバックをとるがエルボーを落として逃れた光留がスピンキックからハイキックを叩き込み野村にタッチ。
野村はミサイルキックからコーナーに押しこみエルボー連打。逆コーナーに叩きつけると串刺しジャンピングエルボーからフロントスープレックスを狙うが、耐えた石川がロープに飛ぶと追走ジャンピングエルボー。野村はフロントスープレックスホールドも2。
野村は石川をロープに振りドロップキックもロープを掴んでタイミングをずらした石川がフットスタンプ。崔も出てきて次々串刺しバックエルボーから崔が雪崩式ブレーンバスターで野村を叩きつけ、そこへ石川がドロップキック。フォールも光留がカット。
石川はグラウンドコブラツイスト。これは野村がロープへ。
エルボーの応酬から石川がラリアットも避けた野村がスピアーからフォールも1。野村が走りこむも石川はニーリフトで迎撃しTSUNAMI。これでフォールも2。
石川はファイヤーサンダーを叩き込んで3カウント。
<試合後コメント>
佐藤光留&野村直矢
野村「クソ!相手が強いのはわかっていたけど、ここまで実力差があるなんて。今日試合をしてみてよくわかりました。この差を絶対埋めて、絶対リベンジする!」
佐藤「お前チャンピオン・カーニバル終わって、なに今日試合して気づいてるんだよ!チャンピオン・カーニバルやった時は他の選手と差はなかったの?あったんだろう!なぁ!新木場で大日本とやった時にも実力差は感じたんだろう?なんとかしろよ!『俺が行く!』って言って出ていくならなんとかしろよ!」
野村「もう自分自身で力を付けてリベンジする!」
第4試合
結成から10年の月日が流れやっと一つになった大森率いるアックスボンバーズに、秋山が対抗心を燃やし結成されたAJレンジャー。
SUSHIがアイデアポケットの吉澤友貴さんをAJレンジャーピンクとして召喚するが「私そんな話全然聞いてないです。ピンクとかAJレンジャーとか全然言われてなくて、全日本プロレスが好きだから今日は応援しに見に来ただけなんですよ。全然そんなの聞いてない。全然ピンクとか聞いてないんで」とリングを降りて去ってしまう。AJレンジャーはピンクとして幼女をホワイトが担いで入場。
アックスボンバーズが急襲し試合開始。リングではレッドと田村がチョップの打ち合い。足を刈って田村が倒すと、レッドの左右のラリアットを避けた田村がコンビネーションキックからサッカーボールキックも、避けたレッドがスクールボーイで丸めこむが返した田村が走りこむもレッドがミドルキックで迎撃。両者タッチ。
ホワイトが大森をヘッドロックからショルダータックルで倒し、大森のドロップキックを避けてエルボードロップも大森は避けて距離を取る。
大森がガットショットからコーナーに叩きつけてイサミにタッチ。ホワイトをコーナに振り大森がアックスボンバーもホワイトが避けてイサミにビッグブーツから大森にジャンピングニー。ホワイトはイサミを場外に投げ捨てて、レンジャーがすぐにイサミをリングに投げ入れる。ホワイトはストンピングから再度イサミを場外に出すも、レンジャーはすぐにイサミをリングに投げ入れる。ホワイトはグリーンにタッチ。
グリーンはイサミの背中にエルボーからボディスラム。グリーンはジャンピングヘッドバッドからフォールも2。グリーンがスリーパーもイサミはロープへ。グリーンはブルーにタッチ。
エルボー合戦からブルーがジャンピングエルボーで倒し、ブルーはイサミをコーナーに押しこむもイサミは逆コーナに振るが、ブルーはクロスボディアタックからダイビングクロスボディアタック。フォールも大森がカット。
ブルーはフィッシャーマンを狙うがイサミがブレーンバスターで叩きつけて宮本にタッチ。ブルーもグリーンにタッチ。
宮本が四方からショルダータックルで倒すが、ホワイトとレッドがガットショット。だが宮本は二人まとめてハンドスプリングエルボーで場外に叩きだすと、グリーンがマスクを脱ぎ捨て握手を要求。だが宮本はローキックから走り込むが入江はブラックホールスラムからマスクを被りホワイトにタッチ。
走りこんできたホワイトに宮本はドロップキックから大森にタッチ。大森はビッグブーツからニールキックで倒しアックスボンバーを予告。だがホワイトはキャッチしエクスプロイダーからフォールもアックスボンバーズがカット。ホワイトはレッドにタッチ。
レッドはミドルキック連発も大森がワンハンド開脚ボムで叩きつけて田村にタッチ。
田村はミサイルキックからコーナーを駆け上がってローリングセントーン。アックスボンバーズでレッドにアックスボンバーのトレイン攻撃。さらに4人でサンドイッチアックスボンバーもこれはレッドが避けて誤爆。
田村にAJレンジャーが串刺しニーのトレイン攻撃から4人でサンドイッチジャンピングニー。これでフォールもアックスボンバーズがカット。
レッドが田村にトラースキックからグリーンがラリアットもこれは田村が避けてレッドに誤爆。そこを田村がスクールボーイで丸め込み3カウント。
試合後スルースキルズがライブを行い、全日本プロレスとコラボのためにキルビルPainB.B.により制作された新曲『限界の先へ』を披露した。
<試合後コメント>
アックスボンバーズ
大森「見たか俺たちアックスボンバーズのよ、団結力をよ」
宮本「そうだそうだ」
イサミ「完璧、完勝ですよ」
大森「完勝だ」
イサミ「完勝ですよ」
大森「俺たちはブレない。そして、田村は、必ず、GAORAのベルトを巻く」
宮本「何やってんだよお前」
イサミ「話聞けよ」
宮本「パンフレット読んでんじゃねーぞ!」
大森「パンフレット読んでんじゃねーぞ」
田村「(パンフレットを読みながら)熱いっすね~」
大森「本当にプロレス好きだな!言わせんなよ俺に」
田村「よっしゃ次GAORA!あれ?GAORAさんは?」
イサミ「GAORAは?」
宮本「どこだ」
イサミ「サムライ、お前じゃないんだよ」
田村「サムライさんはあの、ベルトとかあるんですか?」
――サムライTV「ないです」
田村「ない!GAORAさんは!?」
イサミ「GAORAは?GAORA来てないか!」
田村「GAORA来てないじゃん!うわぁー!(崩れ落ちる)GAORAに映るチャンスが!」
イサミ「大丈夫!大丈夫だ!」
宮本「GAORA呼んで来いよ!」
イサミ「ベルト取ればいいんだよ!」
田村「そうだ」
大森「どん底から!這い上がる力、田村!」
宮本「俺達はそうやって這い上がってきたんだ!」
大森「そうだ」
イサミ「底辺から這い上がってきたんだ!もっとGAORAに映ろうぜ!」
田村「GAORA取って、GAORAに映ります!」
イサミ「なんだサムライTV文句あるのか!もっとバトルメン呼べやお前!そうじゃないとこの田村の気がおさまらないんだ」
大森「忘れるなよ、お前、GAORAのベルト取り返さなかったら、パワーウォーリア戻ってこないからな」
田村「負けちゃったからな…」
イサミ「ベルト3本にしましょう」
大森「フィギュアはフィギュア同士戦わせて遊ぶものなんだよ」
田村「いやいやいや」
大森「それをお前箱に入れてしまってて、何やってんだよお前」
イサミ「フィギュアは俺は出して遊ぶ」
田村「ダメでしょう、コレクターとして」
イサミ「いや」
田村「俺が何年」
大森「もういいよ!もうフィギュアの話はいい!本当にプロレス好きなんだな!」
田村「フィギュア…」
イサミ「(帰ろうとする大森を引き止めて)大森さん、また一つになりましたね」
宮本「また一つになりましたね」
イサミ「また一つになりましたね。大森さん、大森さんまた一つに、大森さん」
大森「…色々あったけどさ、俺たちまた一つになったんじゃねーか。よし行くぞ」
全員「アックスボンバーズ!」
AJレンジャー
レッド「クソ!・・・長官!」
ホワイト「おい、そこのグリーン!ちょっと単独行動が多すぎるんじゃないか?」
レッド「さっき『この野郎!』って言っていましたよ」
ブルー「司令長官にそれはダメだよ!」
ホワイト「やっぱりSUSHI・・・」
SUSHI「はい!やっぱりボクでしょう!ボクがグリーンの方がよかったでしょう?」
ブルー「今、司令長官にタメグチで言っていましたよ!」
レッド「確かに・・・」
SUSHI「違う・・・。そんなの関係あるか!」
ホワイト「関係はある・・・」
SUSHI「こいつのせいで負けたんですよね?じゃあボクが・・・」
レッド「じゃあとはつながらない」
SUSHI「なんでやねん。つながるよ」
ホワイト「もういいよ。ちょっとこれからインタビューするんだから・・・」
SUSHI「そんなの関係あるか!」
ホワイト「関係あるよ!・・・もう座れ!」
レッド「3カウント獲られたんで。リーダーとしてはこのまま終われないんで。今日はAJレンジャー対アックスボンバーズでしたが、今度は5月9日。GAORA王座をかけて田村和宏とタイトルマッチ。そこでしっかり明日から太陽の国、メキシコにドラゴマニアで行ってきますんで。そこで情熱の赤をたっぷり太陽から吸収して、情熱のレッドとして帰ってきたいと思います」
ホワイト「やっぱりレッドだけあって暑苦しいコメントだなぁ」
ブルー「今日の負けはしかたないです。また結成して・・・やりましょう!」
レッド「クッソー!GAORAでリベンジだ!」
第5試合
ロックアップから手4つになりお互いぶつかり合うとゼウスが潰しにかかる。ゼウスがガットショットからショルダータックル。岡林が逆にショルダータックルで倒し走りこむが、ゼウスがエプロンから飛び込み式のラリアットで岡林を倒す。
ゼウスは岡林をコーナーに押し込み顔面を押しつぶすと、逆コーナーに振り走りこむが岡林は足を伸ばしてカットするとタックルでゼウスを吹っ飛ばす。
岡林はゼウスの背中にハンマーを落とし、エルボードロップからボディスラム。岡林はその場飛びボディプレスからフォールも2。
岡林はブレーンバスターで叩きつけるが、ゼウスはそのまますぐに岡林をブレーンバスター。両者ダウン。
チョップ合戦となり、額を擦りつけ合うとゼウスがコーナーに振り串刺しラリアット。逆コーナーに振り串刺しボディスプラッシュからベアハッグスープレックス。ゼウスはチョークスラムを狙うが耐えた岡林がバックエルボー連打。岡林はロープに振るとパワースラム。
岡林はアルゼンチンで担ぎ上げるが、ゼウスは着地しスリーパー。岡林は抜けるとチョップでロープに押し込み、ロープに飛ぶがゼウスはスパインバスターからシャープシューター。岡林はロープへ。
チョップの打ち合いからゼウスが岡林を場外に投げるが、岡林はエプロンで耐える。岡林はゼウスを投げようとするが、耐えたゼウスが走りこんでラリアットの相打ち。再度岡林がラリアットも避けたゼウスがスリーパー。これはロープを巻き込んでいるため反則カウント。岡林は場外に落下し、ゼウスは場外ブレーンバスター。
リングに戻り、ゼウスはネックハンギングボムからフォールも2。
ラリアットの相打ちから岡林がローリングラリアットでなぎ倒し、改めて強烈なラリアットでフォールも2。
岡林はアームホイップからコーナーに登るが、ゼウスはチョップを叩き込んで動きをとめるとデッドリードライブ。だがすぐに立ち上がった岡林とラリアットの相打ち。ゼウスがラリアットでなぎ倒しフォールも2。
ゼウスはコーナーに登るとダイビングラリアット。フォールも2。
ゼウスはブレーンバスターを狙うが耐えた岡林にチョップ。チョップの打ち合いから額を擦り付け合い、再度チョップの打ち合いからゼウスが走りこむが岡林がラリアットで迎撃しフォールも2。
岡林はパワーボムで叩きつけてフォールも2。岡林はゴーレムスプラッシュを投下し3カウント。
<試合後コメント>
岡林裕二
――まさに看板をかけての戦いに見事勝利しました
「これが大日魂ですよ。ストロングBJの誇りですよ。是対に負けるわけにはいかなかった、今日は。本当に気力。それだけです。もう本当に。この間の石川選手ともそうですけど、気力だけで勝ちました。本当にやばい。本当に凄い、ゼウス選手」
――今日は見ているファンも大日魂、ストロングBJの誇りを強く感じたと思います
「今日はもう本当に、この会場に来ている大日本のファンの皆さんと一緒に獲った勝利だと思っているんで。本当にこの気持ちを消さずに前に進んでいきたいと思っています。ありがとうございました!」
第6試合
両者間合いを見合ってタックルもお互いポジションを取らせず距離を取る。
竹田がフロントネックから馬乗りになるが青木が回転し逃れ距離を取る。
竹田が腕を取っていくとそのまま回転しグラウンドへ。青木は足を取っていくが竹田が下から蹴り上げ猪木アリ状態に。青木はその足を持って横から攻めようとするが竹田は青木の足を取ってアンクルホールド。青木はロープを掴む。
エルボーの打ち合いから竹田がエルボー連打し走りこむが青木がドロップキック。これをロープを掴んでタイミングをずらした竹田が青木をエプロンに蹴りだし、エプロンでブレーンバスターを狙う。その腕に青木がエルボースマッシュも竹田は延髄斬りから場外に向かってブレーンバスター。
竹田は青木を場外鉄柵に叩きつけてリングへ。
青木はリングに戻るも腰を抑えて立ち上がれないためダウンカウント。6でなんとか立ち上がると竹田はジャンピングニーからアームホイップで倒しスライディングキック。フォールも2。
竹田は青木の背中にエルボー。エルボー合戦から竹田がニーリフトで倒し背中にドロップキック。フォールも2。
竹田は青木をロープにもたれさせるとその背中にランニングニー。フォールも2。
竹田はメガラバ・ラバラバも青木はロープへ。竹田は投げようとするがバックエルボーで逃れた青木が走りこんで来た竹田にドロップキック。
青木はコーナーに登るとミサイルキック。青木は串刺しエルボーから、竹田がコーナーに振って走りこんできた所を丸め込んで顔面にドロップキック。フォールも2。
竹田が投げようとするが背後に着地した青木はロープに飛ぶが、竹田はスピアーで迎撃。
竹田は串刺しランニングんから串刺しスピンキックから顔面にニー。座り込んだ青木に串刺しニーから串刺しドロップキック。フォールも2。
竹田はアンクルホールドも青木はロープへ。
竹田は青木を担ぐが着地した青木はスリーパー。青木がおぶさるも竹田はそのまま正面に崩れ両者ダウン。
竹田のロッキンポをガードした青木がラリアットも、竹田はガットショットから顔面にニー。走りこむが青木が追走しラリアットでなぎ倒す。
青木はバックドロップからフィッシャーマンバスター。フォールも2。
青木はアサルトポイントを狙うが、耐えた竹田が投げ捨てジャーマン。竹田はロッキンポからフォールも2。竹田はジャーマンスープレックスホールドも2。
竹田はロッキンポも避けた青木が飛びつき腕ひしぎ。だが逆に竹田が腕ひしぎからメガラバ。これを青木が丸め込むも2。青木は再度丸め込むが2。青木は腕ひしぎを狙うが竹田はそれを潰してフォールも2。竹田はアンクルホールド。これを離して投げ捨てジャーマンからロッキンポも青木は避けて引き込み式腕ひしぎ。竹田は回転しロープを掴もうとするが青木は中央へ回転。竹田が逃れようとした所を青木はしっかりと固めてトラップオーバー。これで竹田はギブアップ。
青木は握手を求めるが、竹田は青木の頭をポンポンと叩きリングを後にする。
光留は青木と一緒に記念撮影を行うが、突然光留は「次期挑戦者」と書いた掛け軸を広げる。それに気づいた青木は一瞬動揺するも「よしやろう!」と光留と握手した。
<試合後コメント>
青木篤志&佐藤光留
青木「いやぁ面白いね。・・・あの蛍光灯とバットはなんだったんだ。でも全日本のルールでも全然いけるな。サブミッションの技術とかもすごいと思うし。タフだね、やっぱり。勝てたけど、本当に強かった。勝ったからよかったけど苦しい。デスマッチ(ファイター)っていう見方をしなかったのが勝因かな。もしかしたらもっとここにいたら適応していたかも。やっぱりこのベルトにはいろんな人が挑戦して、いろんなタイプの人がこのベルトをほしがるというのが一番いいと思う。似たもの同士とか、知ってる人だけでやるとかだと。やっぱりタイミングとお客さんの反応がすべて。そういう意味で掛け軸を持ってこっちを見ている人がいるんで、彼にも何か(聞いてあげてください)」
佐藤「こんな簡単に次期挑戦者になれるとは思わなかったんですけど。いつもはもっと面倒くさいじゃないですか。すんなりと決まって。よろしくお願いします。ベルトをかけて」
青木「世界ジュニア?」
佐藤「他になにかありますか?」
青木「アジア(タッグ)とかは?」
佐藤「いや世界ジュニアの次期挑戦者だよっていう(アピールだから)。なんだと思ったんですか?」
青木「いやわかんないけど、何かの次期挑戦者だろうなって」
佐藤「じゃあ『やろう!』っていうのは?」
青木「いやアジアかもしれないし」
佐藤「違う違う違う。世界ジュニア!違うの?」
青木「いいよ別に」
佐藤「何、あっさり。逆に怖いよ。信じないからな!その面倒くさいペースにはまらないからな。一回そう言ってやらなかったの覚えてるし」
青木「2度あることは3度あるから。まぁあとはPWFに任せます。場所と相手と・・・。以上です」
第7試合
ロックアップから関本が押しこむも宮原が体勢を変えてゆっくりとブレイク。
再度ロックアップから関本がロープに押し込みチョップをフェイントにクリーンブレイク。だが宮原がビッグブーツ。これを避けた関本がラリアットも避けた宮原のブラックアウトを避けて両者見合う。
宮原のヘッドロックからショルダータックルのぶつかり合い。関本が打ち勝つもすぐに立ち上がった宮原がランニングニーで場外に叩きだす。
追ってきた宮原に関本が強烈なチョップで鉄柵に押し込み、そこへ走りこむが宮原が担ぎあげて顔面から客席に投げ込む。
宮原は鉄柵を使ったフェイスロック。両者リングへ。宮原はフォールも2。
宮原のエルボーと関本のチョップの打ち合い。関本のラリアットを巻き込んで宮原がスネークリミット。関本はロープへ。
宮原は走りこむが関本はアームホイップでエプロンに落とし、ラリアットで場外へ落下させるとトペ・スイシーダを発射。
関本はマットを剥がすと場外でDDT。宮原はなんとかエプロンに這い上がるが、関本がリングに向かってDDT。フォールも2。
エルボー合戦から関本がラリアットも、避けた宮原が低空ドロップキックから顔面にドロップキック。
宮原は串刺しジャンピングエルボーからノーザンライトスープレックスホールドも2。
宮原はバックをとるが、耐えた関本がロープに飛んだ宮原に追走エルボー。関本はエプロンでブレーンバスターを狙うが、耐えた宮原がガットショットからエプロンでDDT。
リングに戻ると関本をコーナーに座らせ雪崩式ブレーンバスターを狙うが、エルボー合戦から関本がヘッドバッドを叩き込み、コーナー上でラリアット。リングに落下した宮原にミサイルキックを叩き込んでフォールも2。
関本はダイビングエルボードロップを投下も宮原は避けて自爆。宮原は串刺しランニングニーから垂直落下式ブレーンバスター。フォールも2。
宮原はブラックアウトもキャッチした関本がそのまま担ぎあげてバスター。フォールも2で返されるとSTF。
関本はぶっこ抜くが宮原は耐える。だが関本はタイガースープレックス。関本は串刺しラリアットも宮原は追走串刺しジャンピングニー。エルボーの打ち合いからお互いジャーマンで投げ捨て、宮原がビッグブーツも関本がラリアットで叩き伏せる。両者ダウン。
エルボーの打ち合いから関本がヘッドバッド。宮原がビッグブーツも関本がラリアットから再度ロープに飛んでラリアット。フォールも2。
宮原のブレーンバスターを着地した関本がジャーマンスープレックスホールドも2。
関本は投げようとするが耐えた宮原に延髄斬り。しかし宮原はブラックアウト。両者ダウン。
宮原は改めてブラックアウトを叩き込みフォールも2。宮原はジャーマンスープレックスホールドも2。
宮原はバックをとるが、関本はバックエルボーから袈裟切りチョップ連発。関本はラリアットを狙うが宮原はジャンピングニーからゼロ距離ブラックアウト。宮原はシャットダウン式ジャーマンスープレックスホールドで3カウントを奪った。
エンディング
宮原は「今日は!最後まで!最高のご声援ありがとうございました!」と言った所で真霜が登場。
真霜は「言わなくても、判るだろ?決着つけようぜ!」とアピール。宮原は「次の後楽園で俺はやってやってもいいと思ってる。それはPWFに任せるが、この三冠ベルト賭けて勝負だ」と受け、真霜はベルトを叩きリングを後にする。
宮原は「今、みなさんのおかげでこのベルト2度目の防衛することが出来ました。気分は、気分は最高なんですけども、僕は欲しがりなので、みなさんの健斗コールがあったらもっと最高なのにな~(健斗コールが起きる)全日本プロレス最高でしたか!?(最高~)聞こえないな。全日本プロレス最高でしたか!?(最高!)ありがとう後楽園!」と叫びベルトをアピールした。
<試合後コメント>
宮原健斗
――タイトル防衛おめでとうございます。勝利もそうですけれど、同じ世代同士で満足できる試合ができたというのも大きいのではないでしょうか?
「満足か満足じゃないかということにはちょっとクエスチョンだけど、俺は日々進化しているから。ゴールは別に今日じゃない。ただ2度目の防衛を果たして、関本選手という強豪相手に防衛できてホッとしている部分もあるし。またひとつ強くなれたんじゃないかなと思います。僕は別にチャンピオンだからと言ってあぐらをかいているわけじゃないし。日々の生活、練習。俺は何も変わっていないから。今でも強さを求めているし、プロレスに至ってはピュアな気持ちは変わりないし。今でも夢を見ているし、夢とかそういうのをリング上から全身でお客さんに伝わればいいなと思っています。僕の中では夢120%なんで」
――関本選手からスープレックスで勝てたというのも大きいと思います
「そうですね。彼とはジャーマン対決とか頭の片隅にはあったけれど、そういう小さい次元では戦っていなかったんで。プロレスラーとしての体力、技術、華やかさ。そのすべてトータルで勝負したんで。それで今日は俺が勝ったということで。まだ彼とは一勝一敗ですから」
――そして試合後には真霜選手が登場しました
「すぐに出てきましたね。チャンピオンって休む時間がないですね。それは肌で感じてるし、次から次へと狙われる。包囲網を懸けられてるような気分ですね」
――レスラー冥利に尽きるとも言えるのではないでしょうか?
「そうですね。何よりレスラー冥利と言えば、試合後にマイクを持って、姿を消すまでお客さんが帰らない。その姿が俺をもっともっと大きくしてくれると思ってるんで。そういう部分も大切だと思ってるから。みんながハイタッチしてくれる。それが僕のパワーになってますから」
――それだけ試合内容がすばらしかったとお客さんも感じてくれたんじゃないでしょうか
「それは見てる人が判断することですね。僕はまだまだ進化してるんで」
――諏訪魔選手の復帰が決まりましたが?
「それはおのずとどこかで交わるんじゃないですか。でも僕は全日本プロレスの三冠チャンピオンですから。盛り上げてるという自信もあるし、彼も復帰して盛り上げるつもりでしょうし。どっちが盛り上げるか、直接対決じゃなくて、いろんなところで勝負できると。そうすれば全日本プロレスも幅が広がっていくと思いますね。ありがとうございました」
【写真:Nob(Photo’sGate)】