諏訪魔の新社長就任記念大会は超満員札止めに!今後の所属は『全日本プロレス&Evolutionダブル役員』へ
29日、新宿FACEにて『#Evolution新宿FACE大会30~プロレスリングEvolution 諏訪魔新社長就任記念大会~』が開催。諏訪魔と石川修司がシングルマッチで激突した。
諏訪魔と石川のタッグチーム“暴走大巨人”は全日本プロレスの世界タッグ王座を幾度も戴冠。諏訪魔のユニット『Evolution』をベースに『女子プロレスラー育成プロジェクト』がスタートすると、株式会社ステータスが出資する形で株式会社Evolutionが2022年に設立される。諏訪魔&石川がプロデューサー兼コーチとして就任し、2023年3月31日にプロレス団体『Evolution(通称:エボ女)』が旗揚げされた。
だが全日本プロレスと業務提携しているものの、色々あってなかなか所属選手が全日本に上がりづらい状況となり、2024年1月末で石川が全日本を退団しEvolutionのGMに就任。
これにより暴走大巨人も離れ離れになるのかと思われたが、エボ女の所属選手達により諏訪魔がママ、石川がパパとして仲睦まじく家族写真を撮っている姿などが投稿され、2024年いっぱいで諏訪魔は全日本プロレス専務執行役員を辞任して今年1月1日よりEvolutionの代表取締役社長となった。
この日は新体制発足にともない新宿FACE初進出。500人近い観客でチケットが完売になる中で、社長となった諏訪魔とGMの石川がシングルマッチを行うことに。
ショルダータックルのぶつかりあいから場外戦になると、観客の眼の前でラリアットの打ち合いが行われるとあまりのど迫力に観客から大きな歓声が沸く。
諏訪魔がスロイダーで投げれば石川もファイアーサンダーで突き刺し、最後は石川がドラゴンスープレックスからカミゴェを叩き込んだところで時間切れ引き分けとなった。
試合を終えた石川は「諏訪魔は今日で今月2試合目?別に試合の多さがどうこうじゃなくて、今の俺だったら簡単に諏訪魔に勝てると思ったけど、諏訪魔の社長に対する意地?めちゃめちゃ試合中感じました。でも、これからはやっぱちっちゃい会社の社長なんで。中でも、外でも、誰よりも汗かいて、頑張ってくれれば、俺もそうだし、みんなもついてくると思うんで。ちょっとでもだらしないとこあったら、また、リング上でボコボコにしてやってやりたいなと思いますけど、その今日の強さをね、もっともっと見せて、Evolution引っ張っていってほしいなと思います」とエール。
諏訪魔は「削り合い15分じゃ物足りねえよ。ただ石川修司、あの痛みの伝わるプロレスってのは久々に味わったし、俺もやっぱ本気のスイッチ入るよね。石川修二だけには俺勝ちたいって思うしね。絶対勝つんだっていう気持ちは教えていきたいと思うんだよ。今日やった意味っていうのはすごい重要だったと思いますね。うん、Evolution新団体として、団体としてちゃんとやっていくっていういいスタートが切れたんじゃないかなって現時点では思いますね」と、超満員札止めになった会場に満足そうに笑顔を浮かべてコメント。
全日本とEvolutionのどちら所属になるのか聞かれると「全日本も全日本で今役員ではあるし、ダブル役員だよ!どうだこれ?今までねーだろお前ダブル役員なんて。ないよな?そんなのな?面白いっしょ?そうしよ」と、今後の所属は『全日本プロレス&Evolutionダブル役員』になると宣言し、プロレス界に新たなジャンルを作り出した。
次回2・19Evolution新木場大会では格闘探偵団の野村卓矢とシングルマッチが決定した諏訪魔。現在エボ男の試合は15分1本勝負という決まりがあるが、「野村との削り合いは15分じゃ足りない」と団体内で調整するとのことだ。