5・8 WAVE仙台大会 チェリーvs春日 文子&山縣&永島vs水波&大畠&藤本
- 2016-5-9
- 試合
- プロレスリングWAVE
『SEINDAI WAVE KEEP SMILE:)』
日程:5月8日(日)
会場:宮城・仙台ジョイテルホテル・みちのくホール
観衆:201人
▼SEINDAI・ヤングWAVE 20分1本勝負
長浜浩江/○朱崇花
12分32秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
●小林香萌/山下りな
▼SENDAI・テクニカルWAVE 15分1本勝負
○宮城もち(アイスリボン)
8分1秒 メタボリックサンド→片エビ固め
●飯田美花
▼SENDAI・スクランブルWAVE 20分1本勝負
○宮崎有妃(フリー)/希月あおい(フリー)
14分15秒 タイガー・スープレックス・ホールド
桜花由美/●夏すみれ
▼CATCH THE WAVE2016〜ポンパドールピンクブロック 15分1本勝負
○チェリー(DDT)【2戦1勝1敗=2点】
7分2秒 春爛漫
●春日萌花【2戦2敗=0点】
▼SENDAI・プレミアムWAVE 30分1本勝負
浜田文子/山縣優/○永島千佳世
19分26秒 フィッシャーマンバスター→エビ固め
●水波綾/大畠美咲/藤本つかさ(アイスリボン)
WAVE仙台大会で水波&大畠&藤本&がナルシストトリオ!春日がポンパドールピンクブロック敗退
オープニング
2015年11月22日以来のWAVE仙台大会。選手を代表して、朱崇花が「仙台のみなさん、おばんです。本日はWAVE仙台大会にお越し頂きありありがとうございます。本日、波のあるファフロッキーズ(小林香萌&山下りな)との対戦です。長浜さんとの若手タッグでボコボコにしたいと思いますので応援のほど、よろしくお願いします」と挨拶し、仙台大会をスタートさせた。
第1試合
オープニングから仙台育ちの朱崇花が登場し、会場を盛りあげる。その朱崇花が先発すると、山下と真っ向勝負を繰り広げ、何度も衝突。山下のショルダータックルを受けまくった朱崇花だったが、山下が執念でなぎ倒すと、朱崇花もお返しの一発をお見舞いする。
長浜vs小林となり、徐々に長浜が掴まりはじめる。長浜も自力でピンチを切り抜けると、朱崇花が挽回のドロップキック。さらにファフロッキーズにブーメランアタックをお見舞いする。そして小林を豪快にボディースラムで叩きつける。ここで長浜は朱崇花に「(私を)投げろ!」と指示。戸惑いながらも朱崇花が長浜を小林の上に投下する。自虐ファイトで攻勢に転じた長浜は串刺しドロップキックで追撃する。
小林もドロップキック、セントーンでやり返すと、続く山下がショルダータックルで追い打ち。だが、長浜もカサドーラで形勢逆転。朱崇花が串刺しドロップキック、串刺しエルボー、その場ムーンサルトプレスにつなげていく。さらにブーメランアタックを狙うが……。これをキャッチした山下がバックドロップ。続く小林が延髄斬りを放つも、朱崇花&長浜がダブルの攻撃で阻止にかかる。しかし、ここで山下が助っ人に入り、両腕ラリアットでカット。すかさず小林がドロップキック、延髄斬りで朱崇花に追撃。小林も朱崇花のバックにまわって山下のラリアットを呼び込むが、これが同士討ちに終わると、朱崇花がチョークスラム→ムーンサルトプレスと畳みかけて勝利。
第2試合
宮城県出身のアイスリボン宮城もちが仙台大会に参戦。迎え撃つのは宮城と同期の飯田美花だ。飯田はCATCH THE WAVE公式戦で宮城と同じアイスリボン・つくしに負けたばかり。その鬱憤を宮城にぶつけることはできるのか!?
立ち上がりはシリアスな展開となるも、宮城がすぐにセクシーポーズで挑発する。飯田が吐き気をもよおすと、めげない宮城は石黒レフェリーを誘惑にかかるが、レフェリーも吐き気をもよおしてしまう。怒った宮城は、飯田にもセクシーポーズを要求し恥ずかし目に遭わせていく。試合再開となり、飯田がグラウンドでリード。腕十字でロープに這わせると低空ドロップキックでお仕置きする。
宮城もカウンターのブラックホールスラムで流れを変えるとリバーススプラッシュ式フットスタンプ、リバーススプラッシュを投下。さらにもっちりバディシザース、メタボリックサンドにつなげて3カウントを奪ってみせた。
第3試合
桜花&夏の入場を宮城&希月が奇襲し、ゴング。宮崎は桜花を「ババアには用はない!」と場外に放り落とすと、夏を捕まえ恥ずかし固め。
リングに戻った桜花は「私より年上ですからね」と、宮崎にコーナー攻撃。すると宮崎もDDTを放ち「1歳だけだろ!」と言い返す。
続いて桜花vs希月となり、桜花がダブルニードロップを投下。希月を自コーナーに連れ帰ると、夏がエルボー、ネックブリーカードロップで続く。希月もジャンピングラリアットを放っていくが、かわした夏がダイヤル固めでカウント2。すかさず桜花がダイビング・サンマドロップで投下させクロスフェースへ。なんとか脱出した希月はバックドロップで逆襲。セカンドロープからのセントーンを投下すると、宮崎のミサイル弾を背中に受けて、ロケット式ラリアットを放っていく。希月の捨て身ファイトに客席がどよめく。
宮崎vs桜花となり、宮崎が顔面ドロップキック、GUSTを放つとムーンサルトプレスを投下させるも、足を立てて回避した桜花がカウント2。ならばと宮崎がリップロックからの首固め。外道クラッチは夏がカットする。桜花もカウンターのネックハンギングボムでやり返すと、トレイン攻撃で形勢逆転。ここで希月が奇声を発してチャンスを作ると、すかさず宮崎がコーナーへ。もう一度、ロケット式ラリアット攻撃を狙うが……。今度は夏も読んでおり、寸前でかわすとミサキスペシャル(β)へ。すぐさまコーナーに駆け上るが、宮崎も追って行く。しかし、桜花がバックドロップで宮崎を引き離すと、すかさず夏がダイビング・ボディーアタック。
さらに夏は宮崎を羽交い締めにして、桜花のビッグブーツを呼び込むも、これは同士討ち。このチャンスに宮崎がジャーマンSH、ハリケーンドライバーと猛攻を仕掛ける。そしてムーンサルトプレスを投下! しかし、桜花がカットする。何度もピンチを切り抜けた夏だったが、タイガー・スープレックス・ホールドで勝負あり。
第4試合
ともに藤本つかさ戦を消化し現在、1戦1敗0点の春日萌花とチェリー。すでに藤本が4点でトップに立っているため、この試合に負けたほうの脱落が決定してしまう。1敗も許されない状況のなかゴングを迎える。
先に入場したチェリー。リングに上がる瞬間にどこからともなく現れた春日が奇襲。あわててゴングが鳴らされる。春日は場外でチェリーをボディースラムで叩きつけると、コーナーからの場外フットスタンプを狙うが、これはチェリーも寸前でかわす。
リングに戻って春日はチャカチャカでカウント2。しかしチェリーも腕十字で戦況を戻すと、クロスフェースで絞り上げる。春日もダブルリスト・アームサルトを繰り出すと、セカンドロープからのフットスタンプ。さらにはダイビング・フットスタンプを放つがカウント2。ブラ下がり式フットスタンプで振り落とすも、チェリーが三角絞め、腕十字としぼりあげ、最後は春爛漫で3カウント。
貴重な1勝をもぎ取ったチェリーが最終戦となるラビット美兎戦(5・10新木場)に望みをつないだ。また、春日はこの結果によりトーナメント進出が消えた。
<試合後コメント>
チェリー
「(なんとか食らいついた)あと私1戦しか残ってないのでそれを勝たないことには。今日の試合も絶対に落とせない1戦だったので。春日もどんな手を使ってでもと宣言してたので。どんな手を使ってくるのかなと思って、でも最初の奇襲以外はとくにあわてることもなく、対応できたと思うので、リーグ戦、落ち着いて最後の一戦も確実に取りたいと思います」
――結構関節技を出してきてるが
「CATCH THE WAVEを意識していますね。プロレスはいろんなスタイルがあって、いろんな選手といろんなスタイルで試合するのが好きなので、キャッチはいろいろ」
――コミカルは封印?
「封印というよりは対戦相手に読まれないように普段しないことをしようかなと。やっぱり読みあいなので次こうくるだろうっていうのが、いままでの闘い方だとばれてしまっているので、どの闘いも私の闘いですが、CATCH THE WAVEにかんしては出したことないものを出して、敵を驚かせるというか、油断させるという戦法でいきたいと思います」
――最後は美兎戦だが
「小さくてコロコロしてて、すばしっこいし、パワーもあるしで、誰に対してもなんですけど、いっさい油断せずに確実に点を取りたいと思います」
第5試合
仙台出身の大畠美咲の希望により組まれたメインイベント。WAVE認定タッグ王者組のLas Aventureras(浜田文子&山縣優)に永島千佳世を加えた強豪トリオを相手に、大畠は故郷に錦を飾ることができるのか? 一方、永島は5・3後楽園でのCATCH THE WAVE公式戦で水波に敗れたばかり。リベンジに燃えているのは間違いない。
試合は大畠&水波&藤本が奇襲をしかけてゴング。トレイン攻撃を成功させるが、トリプル攻撃は読まれて失敗。そのまま場外戦へと雪崩れ込む。
反撃に転じた文子&山縣&永島は大畠を捕獲しトリプル攻撃。大畠を面白いようにいたぶっていく。場面は山縣vs大畠に移り、山縣がチョップを放てば、大畠はエルボーで応戦。そのまま大畠が旋回式DDT、低空ドロップキックにつなげてようやく水波とチェンジする。
挽回モードの水波がショルダータックルで山縣、永島をなぎ倒していくが、文子だけは倒れず。それでもトリプル攻撃で主導権を得ると、水波が「仙台の皆様、お待たせいたしました。大畠、藤本やるな! いくぞー、いつものヤツを!」とファンに手拍子を要求。めいめいナルシストな攻撃を3方向に発射していく。勢いに乗る水波が山縣に串刺しラリアットで追撃すると、藤本も張り付けドロップキック。山縣も顔面蹴りでやり返すと、ダブルアーム・フェースバスターを放つが、着地で逃れる藤本。
山縣と文子が交代すると、藤本がPK、延髄斬りをお見舞い。大畠がミサイル弾でアシストすると串刺しドロップキックを放つ。文子もパワーボムで流れを変えようとするが、藤本が回転エビ固めでカウント2。
今度は大畠が文子に変形スイングDDT。ダイビング・ボディーアタックを放つが、文子がドロップキックで墜落させる。ラスアベは合体チンクラッシャーを決めると、ボーンアロー&フットを狙うが、水波が足止め。すかさず大畠が文子にヘッドバットを放ち、雪崩式カサドーラ、ジャーマンSHでカウント2。さらに逆打ちを狙うが、切り返した文子がスピンキックからのハリケーンドライバーへ。
戦況が水波vs永島に移り、永島のウラカンラナ、水波のラリアットはそれぞれカウント2止まり。すかさずコーナーに登る水波。文子が足止めすると、永島が雪崩式フランケンで水波を振り落とし、間髪入れずに山縣がダブルニーアタックで飛び込んで行く。そして最後は永島がフィッシャーマンバスターをグサリと突き刺し、3カウント。水波にリーグ戦での借りを返した。
試合後、大畠が「本日はご来場いただきまして本当にありがとうございました」と締めにかかるが、水波がマイクを奪って「大畠! 締めてるところ悪いけど、今日は負けたの私だけど、私が締めます。ぜってー次は勝ってやる、仙台のみなさん今日はありがとうございました。どうしたらいいかわからないけど、次、仙台いつか決まってないんですよね!? でも、WAVEも毎年、仙台に来るようになりました。WAVEを仙台のみなさんに知っていただけるかと思っております。今日はこの3人で組めてラスアベと永島さんと闘えたのはよかったけど、負けたのは自分なので、次こそは次こそは勝ちますね!」と熱いマイク。そして最後は「これがWAVEだ!」で仙台大会を締めくくった。
(記事・写真提供 プロレスリングWAVE)