湘南プロレス旗揚げ20周年記念興行で“ウルトラセブン2世”高杉祐希に大仁田が邪道流の激!

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 “邪道”大仁田厚が7日、旧友・高杉正彦(ウルトラセブン)の主宰する湘南プロレス旗揚げ20周年記念興行・横浜ラジアントホール大会に参戦。メインイベントのタッグ戦でコンビを組んだ高杉の長男・祐希(25歳)に熱い檄を送った。

 大仁田と国際プロレス出身の高杉父は、ともに20代半ばだった1982年春にメキシコEMLLでサーキットを共にした間柄。大仁田がNWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王者として全日本マットに凱旋すると、これを追ってマスクマンのウルトラセブンに変身した高杉が帰国。同年7月にはNWAインタージュニア王座をかけて対決した、いわば“戦友”の関係にある。
 そうした縁もあって昨年6月、久々に興行活動を再開した湘南プロレスに大仁田が友情参戦。その際は高杉父子とトリオを組んで快勝を収め、祐希に「スターになれよ!」とエールを送った。それから約1年、湘南マットに再び友情参戦した大仁田は、祐希の成長を確かめるべく初のコンビを結成し、FMWマットで暴れる雷神矢口&バッファローと激突。

2016-05-07湘南プロレス2 有刺鉄線ボードに叩き付けられる痛みを初めて味わった祐希は、相変わらずの絶倫ぶりを発揮する大仁田につられるように奮闘。大仁田の指示でトップロープからのダイブも敢行したが、さすがに数々の修羅場をくぐり抜けてきた矢口&バッファローの壁は厚く、キャリア3年8か月の新鋭・祐希がマットに沈む結果となった。

 試合後、大仁田は「オマエ、年間どれぐらい試合やってるんだ?」と祐希に問い、「30試合ぐらいです」の答えに「オイ、(58歳の)オレが年間100何十試合もやってるんだぞ!」と祐希の実戦経験不足を指摘。その上で「巡業にも連れてくぞ!」と抜擢を明言した。
 「カエルの子はカエル、セブンの子はセブンだよ(笑)。(プロレスが)好きだという情熱は素晴らしい」と大仁田。「高杉選手の息子だけあって、素材的にはいいものを持っている」と祐希のポテンシャルを認め、「ただ、ジュニア(2世)ということで応援してもらえても、それはいつまでも続かない。もっともっと成長していかないと…。そのためには、巡業に出て地方のリングに上がることが必要だから」と、祐希を邪道一座の“研修生”に採用する意向を示した。

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