真霜を選手会長に、10〜12団体が参加して2015年7月25〜26日に新宿FACEで『24時間プロレス』を開催すると発表
11月21日、都内のニコニコプロレスチャンネルのスタジオにて『24時間プロレス』に関する会見が行われた。24時間プロレスは選手会長にKAIENTAI DOJOの真霜拳號、プロデューサーにプロレスリング・ファイブの椿志保代表がつき、小売業・ベンダー業・コンサルティング業などをおこなっている株式会社クリエイティブ・アドバンスの十枝利樹氏がコミッショナーに就任し、来年2015年の7月25日〜26日にかけて東京・新宿FACEにて“24時間”開催されるプロレス興行。
選手会長の真霜より開催経緯として「新宿FACEで10〜12の団体で24時間プロレス興行を行い、その模様はニコニコ生放送で配信します。始まりは2012年、椿志保代表が開催していますファイブという団体で会議がありまして、『今後やってみたいことはなんですか?』と質問がありました。そこで私より24時間のプロレスとかどうでしょう?と言ったところ、『面白そうなのでやりましょう!』という形になりまして。そこから時間は経ったんですけど、今年の夏前ですかね? 椿代表の方から『実際に24時間プロレスやりませんか?』という話が来ました。そこで話をスタートしまして、十枝会長にもご協力のお約束を頂きまして開催を決定いたしました」と説明。
続いて十枝氏より「試みとしては通常のプロレス興行と違いまして24時間やリますので、各団体ごとのチケットは販売ではなく24時間見られるパスポート販売となり、こちらを購入していただくことで出入りが自由となります。見たい団体を予めチェックしていただき、見たい団体が開催している時に来ていただいて自由にご観戦いただけるようになっております。同時に新宿の各企業と提携しまして、食事やアミューズメントの場を提供しようと考えておりますので、新宿FACE以外でも楽しめる場を提供する予定です。プロレス好きな方、24時間プロレスを見てみたいという方に楽しんでいただく事はもとより、プロレスファンのベースを広げたいという思いもこの興行に込めたいと考えております」と、会場だけでなくまさに新宿全体を使ったフェスのような形で開催するということが発表された。
プロデューサーの椿は「真霜は普段あまり喋らないし自分の意見を言わないんですが、彼の口から24時間プロレスという言葉が出てくると思っていなかった。そんな面白いこと考えてるのかと思いまして、何年かかるかわからないですけど、実現させてみたい企画だなと思っていました。でも24時間通して見るとツラいと思うんですよ。ちょっと休みたいと思う方のために、ネットカフェやカラオケボックス、ホテル、サウナ、そのあたりに提案を持ちかけてみる予定です」と意欲を見せる。
チケット料金は1万円を切る形で想定しているが、まだどのようになるかは未定とのこと。
かつて24時間プロレスといえばプロレスリングWAVEが新木場にて開催していたが、このような複数団体が集まり他業種と連携したフェス形式で行われるのは業界初。真霜も「ギネスに申請してみようか」と笑顔を見せたこの企画は、夏のプロレスフェスとして新しい風物詩になる予感をさせた。