WAVE 4・10後楽園ホール大会 桜花vsSareee 世志琥vs花月 中森vs大畠 飯田vsLeon 

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『CATCH THE WAVE 2016~開幕戦』
日程:4月10日(日)
開始:12:00
会場:東京・後楽園ホール
観衆:694人

▼スペシャル・ヤングスクランブルWAVE 15分1本勝負
長浜浩江/○ラビット美兎(JWP)/優華(アイスリボン)
6分26秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
●夏すみれ/つくし(アイスリボン)/田中盟子(ディアナ)

▼フェアベンジャーズ~インフィニティ・ウォー~ 20分1本勝負
浜田文子/山縣優/○フェアリー日本橋(OSAKA女子)/永島千佳世(フリー)/藤ヶ崎矢子(JWP)
10分31秒 秘伝でんでんクラッチ
春日萌花/●小林香萌/朱崇花/下野佐和子(OSAKA女子)/志田光(フリー)

▼シルバーグレイブロック 15分1本勝負
○世志琥(SEAdLINNNG)【1勝=2点】
8分50秒 ラリアット→片エビ固め
●花月(フリー)【1敗=0点】

▼CATCH THE WAVE2016~ポンパドールピンクブロック 15分1本勝負
○藤本つかさ(アイスリボン)【1勝=2点】
3分56秒 ツカドーラ
●チェリー(DDT)【1敗=0点】

▼CATCH THE WAVE2016~アフリカンバイオレットブロック 15分1本勝負
○米山香織(フリー)【1勝=2点】
4分25秒 米-ZOU
●山下りな(OSAKA女子)【1敗=0点】

▼CATCH THE WAVE2016~マンダリンオレンジブロック 15分1本勝負
△DASH・チサコ(仙女)【1分=1点】
15分時間切れ引き分け
△宮崎有妃【1分=0点】

▼CATCH THE WAVE2016~レガッタブルーブロック 15分1本勝負
○飯田美花【1勝=2点】
5分43秒 首固め
●Leon(JWP)【1敗=0点】

▼CATCH THE WAVE2016~クロムイエローブロック 15分1本勝負
○希月あおい(フリー)【1勝=2点】
2分59秒 変形ラ・マヒストラル
●水波綾【1敗=0点】

▼CATCH THE WAVE2016~オリオンブルーブロック 15分1本勝負
○中森華子(JWP)【1勝=2点】
7分56秒 ハイキック→片エビ固め
●大畠美咲【1敗=0点】

▼CATCH THE WAVE2016~イタリアンレッドブロック 15分1本勝負
○桜花由美【1勝=2点】
8分38秒 ビッグブーツ→エビ固め
●Sareee(ディアナ)【1敗=0点】

32人参加による女子プロ界最大のシングルの祭典がついに開幕!世志琥が白星発進!飯田がLeonに勝利!

オープニング

2016-04-10WAVE_オープニング 大会前に出場選手がリングサイドに集結。1999年4月9日、試合中の事故で亡くなられた門恵美子さんへの追悼の10カウントゴング&1分間の黙祷が捧げられた。

まずは選手入場式がおこなわれ、尾崎魔弓、メラニー・クルーズ、ハイビスカスみぃ、真琴を除くCATCH THE WAVE出場全選手がリングに上がる。そして、今年新成人となった長浜浩江、Sareee、ラビット美兎が「宣誓! 我々選手一同はプロレスラー精神にのっとり、清く正しく美しく、正々堂々とリーグ戦を闘い抜くことを誓います!」と選手宣誓をおこなった。
今年のCATCH THE WAVEは全8ブロック、総勢32名の選手(計11団体+フリー)がエントリー。まさに女子プロレス界最大のシングルの祭典として開催される!

第1試合

2016-04-10WAVE_第1試合 本日公式戦が組まれなかった選手たちが中心となった6人タッグマッチ。一人だけCATCH THE WAVEにエントリーしていない夏の頑張りにも注目が集まる。

ゴングと同時に長浜が一直線で向かっていったが、かいくぐった盟子が豪快なショルダータックル。3vs3のブレーンバスター合戦を制した盟子&つくし&夏組が主導権を握ると、長浜にお転婆ダッシュをリレー方式で見舞っていく。
なんとか長浜が自コーナーに帰還するも、今度は優華が掴まる展開。アイスリボンの先輩・つくしがミサイル弾を放って追い込んで行く。だが、優華も耐えきり美兎につなぐ。美兎はジャーマンの体勢に入るも、つくしが堪えてフェースクラッシャー→首固めで丸めていく。美兎も踏ん張りぶっこ抜きブレーンバスターへ! ならばと、つくしもミサイル弾でやり返し、夏と交代する。

美兎は夏に小刻みエルボーを放っていく。夏のピンチに盟子がスピアで突っ込むと、つくし→夏がダイビング・クロスボディーで続く。追い込まれた美兎だったが、ダイビング・フットスタンプで反撃に転じるとジャーマンSHで夏を葬った。

第2試合

2016-04-10WAVE_第2試合 昨年のWWFF8・31単独興行時にフェアリー日本橋が公表した“フェアベンジャーズ”が、今大会から本格始動。フェアリーはLas Aventureras(文子&山縣、以後ラスアベ)にフリーの永島千佳世、JWPの藤ヶ崎矢子を伴って入場する。試合前には、フェアベンジャーズ公式ルール(ノータッチルール)で行われることもアナウンスされた。

先発したフェアリーがいつものように自己紹介。矢子が続くと小林にパス。照れながらも小林が「本日はご来場誠にありがとうございます。私、WAVEならびにASUKAプロジェクト所属の小林香萌と申します。本日もよろしくお願いします」と真面目な挨拶をしたところでフェアベンジャーズがいっせいにガットショット。

朱崇花vs文子となり、試合のテイストがガラリと変わる。文子が一本足頭突きを食らわすと、朱崇花もブーメランアタックを狙う。これをかわした文子がヘッドバット→ニールキックにつないでいくも、朱崇花がかわしてドロップキック。すぐに文子もラリアットを放ち両者交代へ。

永島vs春日を挟んだあと、志田vs矢子の尻神教対決へ。矢子はアイアンフィンガーを持ち出すが、教祖の志田がにらみをきかせて「お前は黙っとけ!」とヒップアタックで黙らせる。
察した山縣がカバーに入り形勢逆転。「いつでもどこでも挑戦権」を持つ志田と真っ向勝負を繰り広げて、フェアリーと交代する。フェアリーはライトセーバーらしきものを持ち出すと、志田も竹刀で応戦。するとフェアベンジャーズがいっせいに下敷きで頭をスリスリしはじめる。静電気を起こしたフェアベンジャーズは、フェアリーに力をおくる。
小馬鹿にしていた志田だったが、フェアリーに近寄ろうとするとバチバチッ! 静電気のせいで志田はフェアリーに近寄れない状況に。これで主導権を握ったフェアベンジャーズは、山縣が小林をボーンアローで捕獲。文子&フェアリーがコーナーに控えるも、フェアリーの振りかざしたセーバーが文子の脳天を直撃してしまう。これで流れが変わり、フェアリーが孤立してしまう。

すかさず春日がダイビング・フットスタンプ、続く小林がフィッシャーマンバスターで畳みかける。しかし、ここで矢子がアイアンフィンガー! 次々とお尻に炸裂させてフェアリーのピンチを救うと、今度はフェアベンジャーズのペースとなる。山縣のフェースクラッシャーから、ラスアベがボーンアロー&フットスタンプでお膳立てすると、最後はフェアリーが小林をでんでんクラッチで仕留めてみせた。

ところが試合後、ラスアベ+永島がフェアリーに造反。フェアリーをボコボコにすると、フェアリーも「あああああ、そういうこと。そうねアナタたちフェアベントラレスやりたいのね。文子がキャプテンメキシコやればいいじゃない。わかったわ。フェアベンジャーズは矢子だけじゃないわ。関西さん、メラニー・クルーズand more...どうよ!」とマイク。だが、文子たちは「バイバイ!」と話もロクにきかず退場した。

インフォメーション

2016-04-10WAVE_インフォ 休憩明けのインフォメーションで二上美紀子社長がリングに上がり、今大会パンフレットの特長を紹介(スマホ専用アプリで選手写真を読み込むと、動画が再生される)。そして、今年の新人として鬼澤玲音(おにざわ・れおん)をファンに披露した。
また5・3後楽園の公式戦カードとして、桜花由美vs尾崎魔弓、飯田美花vsつくし、水波綾vs永島千佳世、山下りなvs志田光、藤本つかさvs春日萌花、宮崎有妃vsハイビスカスみぃ、浜田文子vs世志琥を発表した。

第3試合

2016-04-10WAVE_第3試合 今年のCATCH THE WAVEは、15分1本勝負、通常ルールでおこなわれ、場外カウントは10カウント。勝ちが2点、負けが0点、引き分けの場合は1日でもキャリアの若い選手に1点が加算される。

開幕試合となったのはシルバーグレイブロックの世志琥vs花月。2人の対戦は2013年の仙女10・27仙台大会以来となり、前回は花月がスクリュードライバーで勝利している。今年の目玉選手の一人である世志琥ではあるが、1年のブランクはリーグ戦にどう響くのか!?

スタートから世志琥が力強いヘッドロックで絞り上げる。嫌った花月がアームホイップで切り返しリープフロッグを狙う。しかし世志琥もタイミングを外してショルダータックル。ダブルニードロップ、フェースロックで捕獲する。さらに顔面ウォッシュで波に乗り、世志コブラで絞り上げる。

花月もカウンターのドロップキックで攻勢に転じ、串刺しエルボーアタック。そしてアームロックへ。脱出されるとスワンダイブキックを狙ったが、世志琥がネックハンギングで切り返し、スライディング・ラリアット。セカンドロープからのセントーンを放つがカウント2。

花月もブレーンバスターでやり返し両者ダウン。ほぼ同時に立ち上がり、花月がハイキック。かいくぐった世志琥がチンクラッシャーを放つと、花月も三角絞めへ。
これを叩きつけて脱出した世志琥だったが、すぐに花月が腕固め。世志琥がエスケープすると、花月もここでハリケーンドライバー。キックアウトした世志琥が一回転ラリアットで雪辱を果たした。

<試合後コメント>
世志琥
——まずは1勝。おめでとうございます
「おめでとうございますっつーかさ、なんなの、最近マジで。負けたヤツが突っかかってきすぎ。負けたんだからよ、現実見ろよ。突っかかってくるんだったら試合中に突っかかってこいっつーんだよ。本当によ! とりあえず今日は自分の完勝っつーことで、自分はこのWAVEのリーグ戦でぜってー1位取るんで。自分はSEAdLINNNGを背負って闘い抜きますよ。それだけです」

——5・3後楽園で浜田戦が決定したが?
「ぜんぜんいけるでしょう。自分は毎日、南月さんとか高橋奈七永にしごいてもらってるんで、その成果をバンバン他団体でも出していきたいと思ってるんで。浜田文子、負けません。覚悟しておいてください」

——花月との試合は久しぶり?
「久しぶりです」

——奈七永選手、カサンドラと闘うときと同世代だから違ったのでは?
「そうですね。負けたくないというのが一番にあって、向こうはハイスピードとかハイスパートとか得意にしてやってるかもしれないですけど、自分だって普段そういう練習してますし、そういうところでは自分は負けたくなかったんで。負けたくない相手の一人ではあります。でも、今日勝ったのは自分なので、それはお客さんもみんなわかってることだし。本当に突っかかってくるんだったら試合後とかじゃなく、しょっちゅう試合できるわけじゃないんだから、試合中にやってきてもらいたいです」

——2年半前に一騎打ちをやったが?
「仙台。覚えてます。そのとき負けたんですよ。それがすっごく悔しくて、やっぱりお互い団体に所属してたし、やりたいと言ってできるようなカードでもなかったし、すぐできるわけでもなかったし。そういうことじゃないですか、やっぱ。そんなしょっちゅう試合できるわけじゃないんだから。だったらその試合、悔しいだろうけど、その試合中にやってきてほしいです。気持ちをぶつけてきてほしい」

——プロレスの楽しさというよりも、闘いが感じられたが
「それはそうです。リーグ戦だし。32人もいて、そのなかでどれだけ自分はインパクトを残せるか。勝つのは自分の中ではもちろんのことで、どれだけ自分は32人の中で一番インパクトを残せるかというところでも勝負してるんで。コミカルとかそういうのじゃなく、自分はSEAdLINNNGの闘いをWAVEのこのリーグ戦で見せていきたいと思ってるんで、こういう試合になりますね」

——浜田戦ではどんな試合に?
「自分は正直、浜田文子は試合したい人の一人ではあったんです。ずっと試合を見ていて、強いし、大きいし。そういう大きい人との試合は自分、本当に大好物なんで。当たって、当たって、当たって、勝ちたいです。受けて、受けて、当たって、受けて、その上で勝ちたいです」

—ブランクがあったが、ずっとやっていた花月に勝った。向こうにかける言葉は?
「それは花月が一番わかってることだと思う。自分がとやかく言うことじゃない。自分は勝ったので、それ以上のことはないです」

第4試合

2016-04-10WAVE_第4試合 2年連続7度目の出場となる技巧派チェリーと、2年ぶり3度目の出場となる藤本つかさの一戦。ともにWAVEのレギュラー選手だけに接戦は必至だ。

ゴングと同時にチェリーがグラウンドに持ち込みフェースロックで捕獲する。藤本も脱出するとキックでお返し。だが、すぐにチェリーが腕十字、三角絞めへ。
ブレイクした藤本も極楽固めでお返し。串刺しドロップキック、低空串刺しドロップキックからカバーにいいくが、チェリーが変形チキンウイングへ。ブレイクされるとダブルリストアームサルトを放つがカウント2。

藤本もビーナスクラッチを狙うが、カウント2。ならばと直伝たいようちゃん☆ボムを狙うが未遂。一方、チェリーも春夜恋を狙うが、かわした藤本がツカドーラで3カウント!

<試合後コメント>
藤本つかさ
「チェリーさんの隠し持っているナイフ、アレなんなんですか!? コミカルのイメージしかなかったので正直やられました。でもなんとか勝つことができたので、このチェリーさんに勝ったという1勝を大事に、全勝して勝ち上がりたいと思います」

——5・3後楽園でvs春日だが。
「キャリアは自分のほうがだいぶ下なんだと思いますが、春日さんに勝って大金星と思われるのか、それとも自分が勝つことが当たり前と思われるのかは試合をみていただければわかると思います」

第5試合

2016-04-10WAVE_第5試合 CATCH THE WAVE初出場となる米山香織が、OSAKA女子プロレスの急成長株・山下りなと対戦。

開始早々、山下が一直線。いきなりカウント2.9で会場を沸かせる。その後、丸め込みとなり、米山が持ち味を発揮。徹底的に山下の後頭部を狙う米山は、ミサイル弾、延髄へのニーアタックで追撃する。

山下も追走式ラリアットで流れをかえるとバックドロップ。コーナーに登るが米山が追いつき雪崩式ブレーンバスター。ダイビング・セントーンを投下するが足を立てて回避した山下がスリーパーへ。胴締め式に移行すると、クルリと脱出した米山。すかさずロープに走るが、山下もカウンターのラリアット!

米山のソバット、山下のラリアットが交互に炸裂するなか、山下はヘッドバットで追撃。しかし、米山も一瞬の隙をついた米-ZOUで3カウントを奪ってみせた。

<試合後コメント>
米山香織
「勝った、勝った!」

——山下はどうだった?
「2回ぐらいシングルとタッグで対戦したことがあるんですけど、めちゃ力強いし、スピードもあるし、若いし、勢いもあるし、ダメなところどこっていう感じで。このブロックの中で一番の強敵かなと思っていたので。初戦、山下りなに勝利。これは大きいですよ」

——残り2人は
「2人とも対戦はちょこちょこしたことがあるので、ベテランの頭脳を使って、経験を生かして、いろいろ作戦を練っていきたいと思います」

——このブロックは進出できる?
「はい。優勝してみんなでおいしいものを食べにいくから。来てくださいね、そのときは!」

第6試合

2016-04-10WAVE_第6試合 DASH・チサコ、宮崎有妃ともにCATCH THE WAVE初出場。チサコは十文字姉妹として長く活動してきたが、妹の仙台幸子が今年1月に引退したことによりシングル路線にシフトチェンジ。活路を見いだすためにハードコアファイターへの道を歩み始めたばかりでもある。

手四つの力比べからチサコが仕掛けるも、宮崎が場外に逃れてタイミングを外す。チサコは場外に追って行くも、宮崎が逆にリングイン。すかさずトペを狙った宮崎だったが、チサコがイスで迎撃する。
続いてダイビング攻撃を狙うチサコ。だがバランスを崩し宮崎とともに転落してしまう。場外戦となりヒートアップした宮崎が逆襲に出る。

リングに戻った宮崎は逆片エビ固めで捕獲。耐えきったチサコがフェースクラッシャー、ミサイル弾へ。さらに低空串刺しドロップキック、串刺しドロップキックを放っていく。
チサコもワキ固めなどの腕攻めで攻勢に出るが、ここで残り5分のコール。引き分けになった場合、キャリアの長い方が不利になるため、猛攻を仕掛ける宮崎。ジャーマン、ムーンサルトプレスなど攻めていくが、執念でキックアウトするチサコ。

チサコもスクールボーイ、首固めなどの丸め込みで勝利への執着を見せるが、宮崎がラリアットからタイガースープレックスにつなげる。これもカウント2に終わりドローとなった。今年の特別ルールにより、チサコに1点が加算された。

<試合後コメント>
宮崎有妃
「チサコとは引き分けで、チサコとははじめて当たったのでちょっと最後……さすがにタイガースープレックスを返されると思ってなかったので、あの瞬間、15分って短いから。あー、あれで取れると思った。やっぱり凄いですね」

——場外で厳しい攻めがあったが
「だってアイツがイスをぶつけてきたから」

——5・3後楽園でハイビスカスみぃ戦だが?
「朱崇花は私が来てからデビューした子なんで、どれくらいの力加減かわかるんですけど、今日のチサコとか、ハイビスカスみぃとか、私がやめてからいろいろ頭角を現してきた子たちなので、みぃちゃんね。楽しみですよ。ああいう、骨のある人は復帰して感じてみたかったので、みぃちゃん、本当にバチバチでやってやろうと思います」

DASH・チサコ
――引き分けに終わったが
「意気込みで宮崎さんと試合をしたいって言ってたのが実現したんですけど、ドローで決着が付かなかった。そこが納得いかないところなんですが、1Pゲットしましたので、これからですね。波女目指していきたいと思います。でも宮崎さんとはまた試合したいと思いますので是非やってくれると思いますので挑戦受けてくださいね」

——イスとか激しい試合だったが
「そうですね。自分、ハードコアのほうに路線変更していこうかなと思っていたんですけど、出ちゃいましたね。やろうと思ってやったんじゃなくて、出てしまった部分があるので、場外カウントが10だったのでヤバイヤバイと思ってそこがハラハラしたんですけど、次は宮崎さんと決着つけてがんばりたいと思います。でも、1Pゲットしたのでこれからまだまだどうなるかわかりませんが、波女目指していきたいと思います」

——残りの2人は?
「みぃさんと朱崇花さん? そこもやっぱり自分はカラダとか小さいですけど動きとか、テクニックとか技術とかでスタミナも絶対負けてないと思います。練習も負けてないと思っているので自信を持って試合をします」

第7試合

2016-04-10WAVE_第7試合 CATCH THE WAVE2015で準優勝し、技能賞・殊勲賞を獲得した飯田美花。毎年CATCH THE WAVEで成長している飯田の初戦は、JWPのオールラウンダー・Leonだ。

ゴングと同時に飯田が首固めを連発。Leonもぶっこ抜きにかかるが堪えた飯田が無道へ。エスケープされると、飯田が低空ドロップキックで追撃していく。
Leonもケブラドーラ・トド・アルトからテキサスクローバーホールドで反撃。ロープをつたってのドロップキックnoki-anバックブリーカー、マッドスプラッシュで追撃する。

キックアウトした飯田もヨーロピアンクラッチへ。丸め込みの応酬となりジャックナイフでカウント2。すかさず走る飯田だったが、Leonのカウンターのスピアが決まる。バックスピンキックからキャプチュードバスターを放つも、飯田がカバーの瞬間体勢を入れ替え逆転の3カウント!

<試合後コメント>
飯田美花
——まずは1勝
「Leonさんがすごく強いし、うまいのも知ってるんですけど、全然、勝ち目ないかもと思われてたかもしれないし。でも、今日スリー取ったのも本当に完璧な勝ちといえるような勝ち方じゃなかったかもしれないですけど、もう意地で、意地でスリーを取りました」

——最後の技は狙っていた?
「狙ってはなかった(苦笑)。でも、わかんないですけど、あまりよくわからないなかで体が勝手に動いたというか。本当に体が勝手に動いたってこういうことなんだなと思います」

——次はつくし戦だが。
「同期なんですよ。すごく自分もちっちゃい方ですけど、つくしは私よりもっと小さくて、体が小さいのに意外と力が強くて気も強いというか、私にないものをもっている同期だと思うので。試合は結構したことがあるんですけど、つくしが強いのも知ってるんですけど、また次も意地で負けたくないと思います」

第8試合

2016-04-10WAVE_第8試合 CATCH THE WAVEに並々ならぬ思いを持つ水波綾。今年こそは波女の称号を手に入れることができるのか!? 初戦の相手は、今年からフリーとなり、キャッチ初出場の希月あおいだ。試合は水波の入場を希月が奇襲しゴング。水波もスピアを放つとガウンを脱ぎ捨てラリアットでお返し。パワースラム、紅の豚でカウント2を奪う。

希月もジャンピングラリアットでやり返すと、ジャイアント・バックブリーカー、ジャンピングラリアットにつなげる。水波はラリアットでお返しすると、後頭部へのラリアットを一発。希月もカウンターの首固めで流れを変える。しかしカウント2。ヒヤリとした水波だったが立て直しのラリアットを一発。これをかいくぐった希月が変形ラ・マヒストラルで3カウント! 水波の勢いが空回りしてしまった結果となった。

<試合後コメント>
希月あおい
「さい先いいスタートが切れたんですけれども、力の部分で凄く負けていて正直勝ったんですけども、ダメージが残ってるのは事実です。何がなんでも今年、フリー1年目、キャッチ、波女になってやらないと自分の人生、自分のプロレス人生かけてないように見える。凄くかけているので、誰もが希月あおいは優勝しないと思ってるかもしれない。それを覆してやりますよ」

第9試合

2016-04-10WAVE_第9試合 第5代波女であり、CATCH THE WAVE皆勤賞の大畠美咲。黒髪を金髪に変え、NEWコスチュームで登場。対するは同期デビューであり、2012年のCATCH THE WAVE以来、2度目の参戦となる中森華子だ。

序盤は一進一退。中森の腕固めに苦しむ大畠だったが、串刺し低空ボディーアタックでやり返すと、ミサイル発射。コーナーに登るが、中森も食い下がる。
攻勢に転じた中森は延髄斬りでカウント2。フィッシャーマンバスター、鎮魂歌ドライバーの体勢に入るが、切り返した大畠が逆打ち。さらに花マルどっかんでやり返すと、ブルーダリヤを狙うが、切り返す中森。大畠もバックブローを連発していったが、中森がカウンターのハイキック。鎮魂歌ドライバーをキックアウトされると、大畠の側頭部に強烈なキックを叩き込み3カウントを奪った。

<試合後コメント>
中森華子
「優勝するには勝たないとダメだし、もしかしたら今日の初戦は通過点なのかもしれないけど、私にとって大畠からの1勝はすごく大きいことだと思うので。このままの勢いでリーグ戦も突っ走っていきたいと思ってます」

——同期?
「同期です。かつては一緒にユニットもやっていたので、すごくそのなかでは意識している選手だったので」

——残り2試合。
「このリーグ戦、とても懸けているので、絶対負けたくない。引き分けとかもありえないし。このまま突っ走っていくしかないかなと思ってます」

第10試合

2016-04-10WAVE_第10試合 メインイベントは、初代&第7代波女の桜花由美とディアナの未来エースSareeeの一戦。ゴングと同時にSareeeがドロップキックを連発。ミサイル弾を3連射していく。早速、裏投げの体勢に入るが、嫌った桜花が反撃のビッグブーツ!

桜花は串刺しビッグブーツを狙うが、Sareeeがかわして串刺しドロップキック。桜花も串刺しビッグブーツで応戦する。助走を取った桜花に追走式ドロップキックを放ったSareeeはすかさず低空ドロップキック→フィッシャーマンSHへ。でカウント2。すかさずバックを取るも、桜花が振り払うとエルボーのラリーへ。桜花がカウンターのビッグブーツを放てば、Sareeeもカウンターのジャーマン。そしてカサドーラからのフットスタンプ。
桜花もバックドロップで攻守を入れ換え、ダイビング・サンマドロップを投下。クロスフェースで捕獲する。抵抗するSareeeだったが、再び桜花が優位に立つ。桜花はビッグブーツを狙う。だが、警戒していたSareeeがかいくぐるとカサドーラ。これを桜花が押しつぶしカウント2。カカト落としも決まる。

ここからSareeeが丸め込みの連続。あわやのシーンを何度も作り出すが、切り抜けた桜花が垂直落下ブレーンバスターでカウント2。Sareeeもカウンターの裏投げでカウント2。ロープに走るも桜花がカウンターのネックハンギングボム。返されると、ビッグブーツで3カウントを奪ってみせた。桜花は鬼門である初戦を勝利で突破した。

<試合後コメント>
桜花由美
「毎年、初戦黒星が多かったので今回は絶対、3回しか試合がないので一つも落とせないなと思い、意地で勝ちました」

――Sareeeはどうだった?
「チョー気が強い。めっちゃ痛い。あの子、本当にウチにないものを秘めているというか、見た目とプライベートではぜんぜん違う。負けん気の強さが凄いです。めっちゃ痛い」

——その前の試合で、大畠、水波のWAVE勢が負けているが?
「本当に、凄くビックリしていて、気負い過ぎたのかなっていう。3試合しかないっていう。すべてを見てたわけじゃないんですけど。焦りすぎた部分もあったのかなと。決勝に行くのはWAVE、ZABUNグループで8個(枠)取りたい。そのなかで優勝を決めたい。だから他団体の選手なんかに負けないで、上がってきてほしい。私も絶対上がる。それは本当にZABUNグループ全員に言えることです」

——5・3後楽園で尾崎戦が決まったが?
「尾崎さんと対戦するのが6年ぶり? OZの正危軍として一緒にやってるメンバーなので、対戦するのは久しぶりで凄く怖いです。いろいろ知っているので余計怖い。私はOZの桜花由美ではなく、WAVEの桜花由美でいきたいと思っているので、OZの桜花由美でいってもいいんですけど、それは波女ではないので、波女狙うならWAVEの桜花由美で。OZの桜花由美はWAVEを背負ってない桜花由美なので、OZは楽しんでいる私がいるので、WAVEを背負った桜花由美で立ち向かっていきたいと思います」

——コスチュームが白黒のNEWで、相手がSareeeということで正危軍的な?
「見えました!? 正危軍の私も私だけど、凶器を使わない、悪いことをしないっていうのがWAVEの私。凶器を使ったほうが楽なんです。悪いことしたほうが……。だって痛めつけてナンボだったりするので。でも正危の私でこのリーグ戦は勝ち上がっていきたい。OZの私が見えるっていうのはOZで培ってきたもの、この5~6年の間に培ってきたものが私のなかで根付いて本性だと思うので、まあ混じり合った桜花由美でいきたいと思います。なんでこんなにWAVEの試合って緊張するんだろう。OZの試合って本当楽しみでしかないんです。緊張することがないんです」

——背負っているものが違うのでは?
「背負っているものが違うんです、本当。背負っているものの重さが、今回改めて32人、他団体の選手、女子プロレスラーがたくさんいるなかでWAVEっていう看板を背負っているんだと思ったら緊張してやばかったです。Sareee選手にも負けられない。負けたらやばいと思いました」

(記事・写真提供/プロレスリングWAVE)

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