【試合結果】7・15 WAVE大阪大会 桜花由美&桃野美桜vs旧姓・広田さくら&ミス・モンゴル 山下りなvs長浜浩江 水波綾&大畠美咲 vs宮崎有妃&野崎渚
- 2018-7-17
- 試合
- プロレスリングWAVE
『大阪ラプソディーvol.42』
日時:2018年7月15日(日)
開始:12:30
会場:大阪・アゼリア大正ホール
観衆:203人
▼OSAKA・ジャンボWAVE 15分1本勝負
○朱崇花
5分51秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め
●有田ひめか(Beginning)
▼OSAKA・メンズWAVE 15分1本勝負
○木下享平(ダブプロレス)
7分30秒 ジャーマンスープレックスホールド
●後藤恵介
▼OSAKA・マジカルWAVE 20分1本勝負
○高瀬みゆき(Beginning)/関西の大物X=救世忍者・乱丸(フリー)
9分45秒 コーナー2段目からのギロチンドロップ→体固め
●フェアリー日本橋(OSAKA女子)/チェリー(フリー)
▼OSAKA・スクランブルWAVE 20分1本勝負
[AvidRivar]○水波綾/大畠美咲
2分43秒 ラリアット→片エビ固め
[KUSO ONNA NIGHT]●宮崎有妃(フリー)/野崎渚(フリー)
▼再戦
○大畠美咲/野崎渚(フリー)
1分38秒 首固め
●宮崎有妃(フリー)/水波綾
▼再々戦
○宮崎有妃(フリー)/大畠美咲
7分37秒 外道クラッチ
水波綾/●野崎渚(フリー)
▼OSAKA・Future WAVE 15分1本勝負
○山下りな(OSAKA女子)
13分4秒 ラリアット→片エビ固め
●長浜浩江
▼DUAL SHOCK WAVEタッグ次期挑戦者決定戦 30分1本勝負
[BOSS to Mammy]○桜花由美/桃野美桜(Marvelous)
22分54秒 ビッグブーツ→片エビ固め
●旧姓・広田さくら/ミス・モンゴル
※BOSS to Mammyが8・19後楽園における宮崎&野崎への挑戦権を獲得
桜花&桃野が宮崎&野崎の持つタッグ王座に挑戦決定!広田の暗躍によりAvidRivar&KUSO ONNA NIGHTの4人が三連戦!
入場式
高瀬みゆきのパートナーとして発表されていた“関西の大物X”を除く出場全選手による入場式で挨拶に指名されたのはDUAL SHOCK WAVEタッグ王者チームの宮崎有妃&野崎渚。
野崎「皆さん、こんにちは。3連戦中日の猛暑の中、ご来場、誠にありがとうございます。私たちが持ってる、このタッグのベルトの防衛戦が、8月19日の後楽園ホールであるんですけれども、その防衛戦の相手が、今日のメインで決まると思います」
宮崎「どっちのチームが勝ち上がって来ても、負ける気なんてしません。本日、全6試合、最後まで熱い闘いをします。皆様、応援の方、よろしくお願いします」
第1試合
オープニングマッチは大阪大会初登場となる有田ひめかと朱崇花のシングルマッチ。 有田の方から両手を差し出して握手をかわし、試合開始のゴング。
手四つの力比べからリストの取り合い。サイドヘッドロックに捕らえた朱崇花は、ロープに飛ばされるもヘッドロックを放さず。2度目でヘッドロックを振りほどいた有田に対し、ショルダータックルを放った朱崇花。 しかし、有田は倒れない。有田のショルダータックルを受けても朱崇花は倒れず。それでも3回目で打ち勝ったのは朱崇花。ストンピングからコーナーマットに有田の額を打ちつけ、髪をつかんでの投げ、リング中央でのボディースラム2発。タックルで朱崇花を吹っ飛ばした有田は、串足ボディースクワッシュ、串刺しジャンピング・ニーアタックで反撃。リング中央でのエルボーの打ち合いは朱崇花が優勢。フロントキック、エルボーを叩き込み、ロープに走る。ショルダータックル、ジャンピング・ニーアタックを返した有田だが、張り手を叩き込んだ朱崇花はロープに走る。有田は帰ってくるところをジャンピング・ニーアタックで迎撃。
しかし後が続かない。朱崇花はサイドキック、サイドスープレックス、ムーンサルトプレスで仕留めた。
第2試合
ロックアップからリスト、ヘッドロックの取り合い、タックルの打ち合いと、序盤はオースドックスな展開。
まずはタックルで打ち勝った後藤が優勢に試合を進めてボディースラムを決めるが、木下享平はドロップキックから反撃に転じ、カウンターのエルボーバット、低空ドロップキック、スリーパーでペースをつかむ。スタンドに戻ってエルボーの打ち合い。カウンターのボディースラムを決めた後藤は、串刺しボディースクワッシュ2連発からセントーン2発。そして逆片エビギブアップを迫る。サードロープに手を伸ばしてブレイクに持ち込まれると、ボディースラムからコーナー2段目からのセントーン。カウント2で返した木下は、カウンターのドロップキックを決め、バックドロップ。後藤もバックフリップを返す。2発目のバックフリップ狙いをかわした木下が、エルボーの打ち合いからジャーマンを決めてカウント3を奪った。
第3試合
“関西の大物X”として呼び込まれたのは救世忍者・乱丸。
リングインすると「大物Xやのになんで一番(の入場)なんや? 扱い、おかしないか?」と文句を言うも、そんな言葉に構うことなく高瀬みゆきの入場テーマ曲が流される。
試合開始前に、関西の大物Xの要望によりノータッチで交代が認められるルチャ・リブレルールが採用されたことが告げられ、高瀬みゆきとフェアリー日本橋の先発で試合開始のゴング。
フェアリーが自己紹介しようとしたところ、背後から蹴りを見舞って阻止した高瀬は、ドロップキックを決めて逆に「空前絶後の……」と自己紹介を始める、しかし、それを遮る形で丸め込むフェアリー。2度、3度と丸め込んでいったが、高瀬はいずれもカウント2でクリア。「気を取り直してダブル(攻撃)」と指示して、高瀬が乱丸を担ぎ上げて蹴りを見舞う連係を決める。乱丸は同じ技を決めるよう指示。コントは自分が高瀬を担ぎ上げようとしたが、崩れてバックドロップで叩きつける形になって失敗。ボディーにパンチを叩き込んだチェリーは、ドラゴンスリーパーに捕らえる。カットを求める高瀬。それにこたえてリングインした乱丸は、チェリーが高瀬の首に回した腕を放すように力を入れるが、逆に首が絞まってしまう。
これに怒った高瀬はチェリーに技を解くように伝えると、乱丸に張り手。そして、先ほどのドラゴンスリーパーの状態に戻る。乱丸が放った金縛りの術を、ステッキを振り回して防御したフェアリー。まさかの出来事に自身の金縛りの術の効果を高瀬相手に試したところ、エプロンに高瀬の動きが止まる。ここで乱丸をリング下に叩き落としたフェアリーは、「私の新ネタ……」として「恥ずかしメンタルアタック」を予告。そして、セカンドロープの上から足をリング内に入れようとした状態で動きが止まっている高瀬のニーパットを下げて、ヒザをステッキでコツン、コツンと叩く。そして忍法が解けた高瀬に対し、ステッキを振り回して魔法をかけるフェアリーだが、なぜか高瀬の動きがピタッとストップ。どうやら金縛りにあってしまったようだ。
これにフェアリーは「私、忍者じゃないわ」とお怒りモード。そして乱丸が、魔法にかかった見本を披露。高瀬が状況を把握したところでステッキを振り回して、高瀬、乱丸、チェリーを宙に舞わすと、戦場を場外に移しての乱闘に。リングに戻ってからはコーナーを背にした乱丸に攻撃を仕掛けてると、高瀬まで引っ張り込んで同士打ちさせるべくコーナーに振った。リング中央で立ち止まった高瀬だが、先ほどの場外乱闘で誤って乱丸から攻撃されたことを思い出し、「さっきの仕返しだ!」と叫んで串刺しラリアットを放っていった。高瀬にクロスラインを決めたチェリー&フェアリーは、乱丸にも同じ技を狙ったが、乱丸は両足でのドロップキックで2人を吹っ飛ばす。ヘッドバットをチェリーとフェアリーに決めた高瀬は、乱丸に2人を押さえるよう命じる。そこへ髪を振り乱してヘッドバットを放った高瀬だが、2人にかわされて乱丸にヒット。
しかし、チェリーとフェアリーも連係の息が乱れ、仲間割れを演じる。そこに高瀬が飛び込んでいったが、ダブルのエルボーを叩き込まれてしまう。 ステッキを手にしたフェアリーは乱丸の頭部を振り下ろす。さらにチェリーに高瀬を羽交い絞めにするよう命じてからステッキを振り下ろしたが交わされて同士打ち。ステッキを奪い取った高瀬は、フェアリーの頭部をそれで一撃してから、カミカゼ、コーナー2段目からのレッグドロップを決めてカウント3を奪った。
第4試合
入場時から、アビリバ側に旧姓・広田さくらが付いている。ベルトを手にリングインした宮崎有妃はアビリバの2人より広田を意識。握手を交わしてから、試合開始のゴングが鳴らされる。
先発は宮崎と大畠。 フィンガーロックで大畠を押し込みながらも、広田の姿が目に飛び込んで来て、そちらに意識が向いてしまう。一気に勝負を決めようと恥ずかし固めを決めたが、広田の姿が目に飛び込んできた宮崎は技を解いてリング下へ。なんとか野崎に戻るように促されてリングに戻った宮崎だったが、水波に反撃を許してしまう。ロープに走ってのラリアットが決まるとカウント3が数えられた。
すると野崎が慌ててマイクをつかみ、「ちょっと待って、ちょっと待って。1回、(リングに)戻って下さい。私、なにもやってないんで。大畠も何もやってないよ。この暑い中、汗もかかずに終わっていいの? 何もやってない私と大畠が組んで、水波と宮崎さん(のチーム)で、改めて。もう1回いいですか?」と本部席に座っている二上美紀子社長からOKを取りつけ、パートナーを入れ替えての再戦となった。
いきなり先制攻撃を仕掛けた大畠&野崎。宮崎を攻め立てるが、宮崎もすぐに反撃。ロープに走ったところで、リング下から広田が足を引っ張る。
これに怒った宮崎。そのスキをついて、大畠が攻撃。組み付いて宮崎をロープに押し込むと、リング下から広田がカンチョー。動きが止まった宮崎を首固めで丸め込むと、カウント3が入った。
ここでまたしても野崎がマイクを手に。
「違う違う違う違う! 私、私のチェンジ権(出番)がないまま終わるのは嫌だ! (あそこで)チェンジかと思ったら、終わっちゃった。ちょっとちょっとちょっとちょっと(と引き揚げようとする3選手を呼び止めて)、だめだめ戻って。戻ってください。お願いお願い。インスタ映えできない。おしゃれキックだけ……」と再々戦を要求。
そして「アビリバ入れ替え。私、水波と組む」とチームも再変更。アビリバを入れ替えて、またもパートナーをチェンジ。さらに「宮崎さん、出ると勝負決まっちゃうんで、下がっててください」と大畠の先発を指定したうえで再々戦のゴングが鳴らされた。
いきなりアビリバ対決でスタート。水波がコーナーに詰めての逆水平の波状攻撃。さらにパントマイムを加えてからの串刺しラリアットを放っていったが、大畠は足を出して迎撃。ここで宮崎にタッチしようとしたが、野崎がリング下から足を引っ張って阻止。大畠のドロップキックを受けた水波が自軍コーナーまで吹っ飛ばされたところ、強引にタッチして野崎にようやく試合の権利が移った。フロントキックからコブラツイストを決めた野崎は、ドルミルを狙うがロープに逃げられる。野崎を丸め込んだ大畠。リングに飛び込んでいた水波をも翻弄。ロープを背に腰を落とした2人まとめてボディーアタック。ここでようやく宮崎にタッチ。
野崎にバックに回られた宮崎だが、リング下で広田が正面に回ったことで否応なく目に飛び込んでくる。となると、当然のように条件反射。宮崎は「お前が出て来い!」と広田を挑発。Tシャツを脱ぎ捨てた広田がリングに上がろうとしたところで、ミス・モンゴルが本部席のマイクをつかみ、「ちょっとちょっと広田さん。ちょっと待って。この休憩後、(タッグの)次期挑戦権(を懸けた闘いが)あるんだよ。なに体力使ってんだよ! (控室に)戻るぞ。温存しろ、スタミナ!」と広田を連れて行った。
試合が再開され、串刺しビッグブーツを決めた野崎だったが、宮崎はコーナーポストめがけての投げ捨てジャーマン。そして水波のラリアットを野崎に同士打ちさせると、えびす落とし。さらに放ったムーンサルトプレスをかわした野崎は、カミゴェ式フロントキック。さらにカウンターのビッグブーツを決めたがカウント2。立ち上がった宮崎がときめきメモリアルから丸め込むもカウント2。しかし、続いての外道クラッチでカウント3が数えられた。
第5試合
ロックアップからロープに押し込んだ山下りなだが、体を入れ替えた長浜がエルボーを放とうとしたところで、蹴りを叩き込んだ山下。
リストの取り合いからサイドヘッドロックを決めると、ロープに飛ばされてもショルダータックルでダウンさせ、蹴り、エルボーを叩き込んでいく。
さらに髪をつかんでの投げ。長浜も同じ技を返していき、フロントヘッドロック。長浜はダブルレッグロックからフェースロック、フロントヘッドロック。コーナーに押し込んだ山下は串刺しラリアットからチョップの打ち合いに持ち込む。そしてボディースラム、サソリ固めとつなぎ、ロープに逃げられるとロープにもたれかかる長浜の背中にタンニング・ニーを放っていった。それをかわした長浜は、ドロップキック、ブレーンバスター、串刺しドロップキックからドロップキック4連発、ミサイルキックと一気呵成に攻め立てる。
スリーパーで反撃に転じた山下に対し、長浜もブリッジしてのキャメルクラッチ。サードロープに手を伸ばしてブレイクに持ち込んだ山下は、エルボーの打ち合いからバックドロップ。カウント2でカバーを返されるとスリーパーへ。グラウンドに引き込んで絞め上げていくも、長浜はサードロープに足を伸ばして逃げた。 スプラッシュマウンテン狙いを丸め込んだ長浜だがカウント2。ならばとカサドーラ。カウント2で返されるたびに決めていったが、山下は4発目を踏ん張ってバックドロップを狙う。しかし、長浜は強引に丸め込んでいった。しかしカウント2。立ち上がった山下はサイドキックからラリアットを狙ってロープに走る。しかし逆にスピアを決めた長浜は、ノーザンライトスープレックス。カウント2で返した山下は、至近距離からのラリアット。さらにラリアットを叩きこむ。
体を浴びせかけるラリアットも決め手とはならず、最後は対角線を走ってのラリアットでマットに沈めた。
第6試合
BOSSを肩車して入場してきたMammy。一方、旧姓・広田さくらは、アリーナ後方で挑戦者決定戦の行方を見守っているいる宮崎有妃を過剰に意識。
いきなり“ママ友コンビ”が奇襲を仕掛けて試合開始のゴング。
しかし広田は対戦相手にではなく、そのままリングを下りて、アリーナ後方にいる宮崎に向かって一直線。乱闘を始めた。リング内では、反撃に転じた“親子コンビ”相手に、ミス・モンゴルが両腕でラリアットで桜花由美&桃野美桜をダウンさせる。それでも立ち上がった桃野は正面からモンゴルにぶつかっていくが、倒すことさえできない。なんとかドロップキックでダウンさせるとブレーンバスターを狙う。しかしモンゴルが逆にボディースラムで叩きつけ、広田にタッチしようとしたものの、コーナーに広田の姿はなし。広田はまだ宮崎と乱闘を繰り広げていた。
コーナーを背にした桜花に串刺し攻撃を放っていったモンゴル。直後に桃野が串刺しドロップキックを狙ったが、かわされて同士打ち。コーナーで腰を落とした桜花にモンゴルがブロンコバスターを決めたが、直後に桃野が背後からドロップキック。さらに桃野はドロップキックを放っていくが、モンゴルがパワーで圧倒。髪をつかんでの投げから、両手を踏みつけ、カウンターのヒザ蹴り。桃野は必死で反撃するも、モンゴルには簡単には通じない。
ここで桜花に引っ張られて自軍コーナーに戻されていた広田とようやくタッチ。ボディースラム、エルボーで攻め立てる広田に対し、桃野も必死の形相で反撃を狙う。 広田は、「来いよ。長与千種の申し子とやら、来いよ」と挑発。タカダジュンジを狙うも足を突き出されて失敗。逆に桃野にもやるように要求。仕方なくタカダジュンジを放っていった桃野だが、広田にかわされてヘッドバットは自爆。タッチを受けた桜花は、串刺しビッグブーツ、逆エビでペースを引き戻し、桃野との合体技で広田を攻め立てる。ワキ固めはロープに逃げられるも、広田の背中にヒザを落とす。ピンチを逃れた広田がタッチすると、モンゴルはラリアットの乱れ打ち。ここでコーナーに置いていた鞭を手にして振り回すが、それをかわした桜花はエルボー。
しかしボディーに鞭をヒットされる。それでもバッククラッカー、フロントキックを放った桜花はビッグブーツを決めて桃野にタッチ。
ドロップキック6連発からロープを利用してのスタナーを決めた桃野。デッドリードライブで叩き落したモンゴルは、桃野にカウンターのラリアットを決め、逆エビでギブアップを迫る。ここは桜花がカット。それでも広田を背負ってのボディープレスを決めたモンゴル。桜花にカットされると、広田にタッチ。
桃野相手にロープ歩きからのホイップを決めた広田は、アリーナ後方にいる宮崎を挑発。そのスキに反撃に転じた桃野は、広田の足を踏みつける。
フェースクラッシャーを決められながらもドロップキック。桜花のネックハンギングボムのアシストからジャックナイフホールドを決めた桃野だったが、カウント3は奪えず。
タッチを受けた桜花は再三にわたってタイガースープレックスを狙ったが、そのたびにバックを取り返した広田がヘナーラサンライズ。
カウント2で返されるとコーナーで倒立を決めた。無防備の広田の顔面に桜花がビッグブーツ。さらにフロントキックを叩きこ無も、広田はビッグブーツをかわしてからのカンチョー攻撃、シャイニング・ウィザード。バックドロップからDDT、カカト落とし、ビッグブーツと畳みかけた桜花は、桃野を肩に立たせてファンタスティックフリップ。しかしモンゴルのカットが間に合ってカウント3には至らない。モンゴルが桜花にバックドロップ、セントーンを決めるも、広田はダウンしたままでカバーにいけない。ならばとモンゴルがブレーンバスターで桜花の上に広田を強引にカバーさせたもののカウント2。
桃野がドロップキックを決めたところに桜花がビッグブーツを狙って走り込んでくが、逆に広田がふらふらドーンで押し潰す。カウント2で返した桜花はネックハンギングボムを狙うも、広田はウラカンラナで返した。カウント2で返されると裏拳を叩き込んでからときめきメモリアル。動きが止まった桜花に対して、さらなる攻撃を狙ってロープに走ったが、待っていたのはビッグブーツ。後方に1回転して吹っ飛んだ広田はそのままカウント3を聞いた。この結果、8・9後楽園でのタッグ挑戦権はBOSS to Mammyが手にした。
マイクを手にした桜花はBOSSにハグを求めるも、ベルトを獲ってからという理由でハグはお預け。仕方ないとの表情で「おい、広田、次期挑戦者決定戦なんだよ、これは。ちゃんと対戦相手見て試合しろ、こら!」と一喝。
そしてアリーナ後方にいた王者チームをリングに呼び込むと、「8月19日、後楽園大会、BOSSとMammyが、そのクソ女が持ってるベルトに挑戦して、奪取して、私はBOSSにハグしてもらうんだ!」と勝利宣言。それを聞いていた桃野は「ハグはさておいてね、クソ女は所詮、クソ女だから。美桜、本気だから。8月19日、よろしくお願いします」とあらためて挑戦を表明した。
それを聞いた宮崎は、「8月19日、ハグはまだお預けだな。まだベルトは、私たちが防衛します。広田も(リングから)去ったことだし、本気でベルト守りに行きますんで、よろしくお願いします」と返して桜花と握手。桃野が差し出す右手を握り返そうとしたところで、桃野が腕をひっこめる。
それに怒った宮崎は桃野に詰め寄ったが、桃野は逃げて一目散に控室へ戻った。
走っていく桃野の後ろ姿を目で追いかけた桜花は、「(BOSSは)あんなんだから。クソガキだからね」と代わって謝罪した後で「8月19日までベルト磨いて、ちゃんとピカピカにしておけよ。ケガすんなよ」と挑発。最後は「防衛戦、よろしくお願いします」とキチンとした態度で対戦を願い出た。
王者チームが去った後、桜花は改めて「次期挑戦者の権利をもらったんだけど、まだBOSSにはハグはしてもらえないということなので、8月19日、後楽園大会、俄然、熱く闘いたいと思います。1回、クソ女の持ってるベルトに挑戦して負けてしまってるので、私が負けてしまったので、8月19日は私の17周年でもあります。ベルトもBOSSのハグも、私のデビュー記念日に、自分に贈りたいと思いますので、ぜひ見に来てください。よろしくお願いします」と勝利を誓い、「これがWAVEだ!」の大合唱で締めくくった。