ガンバレ☆プロレス2・21王子大会 大家&勝村&浪口vs藤田&円華&安部 今成vsバンビvs神田 冨永vsGENTARO
『マシンガンをぶっ放せ2016』
日時:2016年2月21日
会場:東京・王子Basement MON☆STAR
開始:18:00
観衆:122人・満員
▼第1試合 格闘炎上戦争 30分1本勝負
[炎上軍]●シバター
4分58秒 無双→体固め
○間下隼人
▼第2試合 怨み屋パンダ 30分1本勝負
●4代目3代目J-Soulパンディータ
3分31秒 セーバーチョップ→体固め
○Dr.キリコ(=正体は力)
▼第3試合 スイーツ・イン・ア・セル3WAYマッチ~イマナリーとチョコレート工場~ 30分1本勝負
●今成夢人<お菓子>
11分27秒 スタンディング・シャイニングウィザード→体固め
[トモダチ軍(仮)]○バンビ<ムチ>
※もう一人は神田愛美<竹刀>
▼第4試合 レッスル・カウンセリング 時間無制限1本勝負
●冨永真一郎
16分57秒 シャープシューター→ギブアップ
○GENTARO
▼第5試合 ガンプロ軍vsトモダチ軍~宣戦布告~ 30分1本勝負
○大家健/勝村周一朗/浪口修
20分51秒 炎のスピアー→体固め
[トモダチ軍(仮)]藤田ミノル/円華/●安部行洋
バンビの汗の匂いは至極の匂い!次回怪人バトルロイヤルにポテトヘッド世羅が参戦決定!
オープニング
まずは選手入場式。冨永、今成、大家の3人が登場。まずは冨永がマイクを持ち、
冨永「今日自分は、GENTAROさんと三度目のシングル。正々堂々やります。それだけです」
続いて今成が、
今成「えー、先週、夢のなかに、バンビさんが出ました。しかも、一週間のうちに2回バンビさんの夢を見ました!僕は映画撮影をしていて、キャットウーマンの役にバンビさんをキャスティングしていて、僕がバンビさんにスタンガンで追いつめられるという夢でした。(ファンから『願望なのでは?』と声が飛ぶ)おそらくそうですね。ですが、今日は、僕が何故夢人と呼ばれるか、その夢をここで見せつけてやろうと思います。期待しててください」
最後に大家が、
大家「前回から、公私混同、そういう言葉がね、このガンプロにはびこっています。公私混同!…いいじゃねーか。自分は小さいころ、プロレスラーになりたいと思っていました。それは、誰がなれとかそういうんではなく、自分がなりたかったからです!今、ガンバレ☆プロレス、プロレスをメジャースポーツにしたい。それもね!俺が思ってることです!そして藤田ミノル!安部行洋あいつらを更生させたいというのも一番思ってるのは俺なんだよ!公私混同結構じゃねーか、公私混同しなきゃな!熱くなれねーだろなあ!公私混同しなきゃ一生懸命なれねーだろが!そうだろ!?なぁそうだろ!?そうだろオイ!?自分で叶えて~から頑張んだろ!絶対に今日は、藤田ミノル、安部行洋を更生させてそして!プロレスをメジャースポーツにします。応援よろしくお願いします」
と叫びガンプロ王子大会がスタート。
第1試合
シバターが自分の強さを訴えたいとのことで組まれた試合。
シバターはマイクを持つと「間下よ、今日は反則なし正々堂々とやろう。いい試合をしよう」と握手をして試合が開始。
間下のミドルキックに柴田もミドルで返し、お互いフックをボディに当てていく。ミドルキックの打ち合いから間下がミドル連打。シバターの左ミドルがボディに入っていくと顔面にフックがヒットしそのまま左右のフックで攻め立てる。
間下の大ぶりの左フックがシバターの顔面に炸裂すると、ふらついたシバターも強烈な左右のミドルを叩き込み、両者前に出ての打ち合いから、両者は強烈なパンチのラッシュ。受け合った両者は額をこすり合わせて睨み合う。
エルボーの打ち合いからシバターがフライングメイヤーで倒すとサッカーボールキック。間下もボディブローからフライングメイヤーで倒しサッカーボールキック。「効いてねーよ」とシバターがガットショットからフライングメイヤーで倒しサッカーボールキック。間下も再度ボディブローからフライングメイヤーで倒し側頭部にバズソーキック。
シバターは「効いてねー」と立ち上がり左右のジャブからミドルの打ち合いへ。シバターがスーパーマンパンチでふらつかせると左右のパンチをラッシュ。左右のフックを顔面とボディに乱打したシバターに間下がカウンターの右フックを顔面に叩きこみ両者ダウン。
ダウンカウント9で河村が乱入し木曽レフェリーの背後から殴りかかり失神させる。続いて間下にストンピング連打から「シバターさん一緒に写真撮りましょう」と間下を踏みつけて記念撮影。
シバターは間下をコーナーに振り串刺しランニングエルボーから河村が串刺しバックエルボー。シバターがフライングメイヤーから河村と共にサンドイッチキック。
ここでスキンズ岡田レフェリーがリングに入り河村をリング外に出すと、シバターが左右のフックからロープに飛んでランニングスーパーマンパンチ。シバターは間下を羽交い締めにしそこへ河村がビール缶を持って殴りかかるが、これは間下が避けてシバターに誤爆。
間下はミドルキックで河村を場外に叩き出すと、シバターにもハイキックから無双を叩き込んで3カウント。
第2試合
親の敵を討つために前回大会でキリコと闘ったが、その中身は偽物の勝村だった。パンディータは再度キリコと闘う事となったが、今度こそ親の敵を討つことはできるか?
キリコは早速注射をポケットから出す。パンディータはそれを平手で弾き飛ばすとキリコの背中にハンマーからニーリフト。更に背中にエルボーを落とし、コーナーに押し込むとモンゴリアンチョップ。場外にキリコを投げ捨て乱闘となり、パンディータはモンゴリアンから鉄柱に叩きつける。客にキリコの顔面を見せてアピールすると、パンディータはキリコを壁に叩きつけて串刺しボディスプラッシュ。リングに戻るとフォールも2。
パンディータはみちのくドライバーからフォールも2。パンディータはコーナーを指差すとコーナーに登りダイブするが、キリコはパンディータをチョップで迎撃するとマスクを脱ぎ捨てる。キリコの正体はなんと力!
力はパンディータをロープに押し込みチョップ連打からバックドロップ。さらにセーバーチョップを叩き込んで3カウントを奪った。
大家がリングに登場し「パンダ、すまん、実は今日キリコの中身が都合がつかず、今日は力さんに頼んだ。でもお前、4代目3代目J-Soulパンディータだろ!お前の親は!やっぱりプロレスラーだ。プロレスラーの血縁なんだ!ここにいる、力さんもまた、父親、おじいちゃんをプロレスラーにもつ、血縁の選手なんだよ!」
力「パンダ!俺だって、こうやって不器用で、それでも、うちのおじいちゃんや親父や、その名前に傷つけないように、俺なりに頑張ってるんだ!パンダ!お前も一緒に頑張ろう!」と力はパンダの腕を上げてともに吠えると一緒にリングから去っていった。
第3試合
今成が好みの女性にシバかれたいという公私混同により組まれたこの試合。前回興行ではバンビにムチでシバかれて恍惚の表情だったが、今回は神田愛実も加えて3WAYマッチに。
この試合はスイーツ・イン・ザ・セルフ3WAYマッチとして行われ、バンビはムチ、神田愛実は竹刀、今成夢人はお菓子の公認凶器の使用が認められる。今成のお菓子について、凶器の性質上リング外の客席にお菓子が飛ぶ可能性があるが、場外のお菓子は床に落ちていないものに限りその場での飲食が可能。試合で使われたお菓子は試合後お客様の希望があればお持ち帰り可能に。
今成はバンビが入場するとその背中を一心不乱に見つめ背後につきまとう。
試合が始まると今成は「お前邪魔じゃ!」と神田を場外に投げ捨て「おいおいおい女王様、前回はムチでよくもやってくれたな。そのムチに対抗するお菓子を俺は京王ストアで見つけたんだ。史上最強超ひもQだよ!思った以上に長いね!お前、これで終わりだオラ」とひもQで叩いていくが、バンビは意に介さずムチでしばきあげる。
さらに神田がリングインし竹刀で叩きつけると、バンビと向かい合い竹刀攻撃。これをムチでガードしたバンビが神田をロープに飛ばすが神田が竹刀をボディに叩きこみ、前かがみになったバンビの背中を竹刀で叩き喉元に押し当てていく。ムチで叩き返したバンビがムチでスリーパー。そこへ今成がプリングルスとチップスターを持ち出しバンビと神田を殴りつけポテトチップがリング上に散乱。今成はベビースターの袋を開けるとバンビの顔面にぶちまけ、神田にはカラムーチョを口の中に押し込む。湖池屋スコーンのCMのリズムに乗りスコーンをバンビの頭にふりかけ、さらにバンビの口に暴君ハバネロを押し込みバンビは悶絶。
今成はコアラのマーチを取り出すとバンビの頭にふりかけ、さらに神田の顔面にカントリーマアムを叩きつける。
今成はストンピングからリング下に潜り込み「TOHOシネマズ今成へようこそ」とポップコーンを取り出す。神田に3Dメガネを付けさせ、バンビに「マッドマックス怒りの夢ちゃんロードにようこそ!」とポップコーンを顔面にぶちまける。そのままポップコーンの容器をバンビの頭にかぶせるとランニングエルボー。フォールも2。
今成はバンビにポッキーゲームを要求も、ビンタで迎撃したバンビがビッグブーツを叩き込み今成を場外へ。神田にもビッグブーツもコレを避けた神田とバンビはエルボーの応酬。バンビがシャッターチャンスで倒しフォールも2。
今成は「お前らよ、こんな安いおやつじゃ物足りねーだろ。先週バレンタインだったな。お前、KAIENTAI-DOJOのホームページで好きな食べ物にチョコレートってあったな。おい、俺は今日のためにお前らのためにな、新宿御苑前駅徒歩三分、このケンズカフェ東京、あの食べログ4.25の、ランク王国一位のチョコを手に入れた!バンビ、これを取り置きした俺の覚悟を見たいか?食べたいか?すごい欲しそうだな、待て、お前。神田も待てよ、うつ伏せになれ。これを美味しく食べる食べ方があるんだ。うつ伏せになれ」とチョコを起き、うつ伏せになったバンビに今成はキャメルクラッチ。
今成は「食いしん坊だなお前!さすがインスタグラムのほとんどが食べ物なだけある」とチョコに手を伸ばすバンビを締め上げていくが、神田がそのチョコを手に取ると食べてしまう。
美味しそうにしている神田へ発狂したバンビが神田からチョコの箱を奪い取り、「いただきまーす」と食べようとするも今成が後頭部に強烈なエルボーを叩き込み倒す。チョコはぶちまけられてしまったが、バンビは諦めきれず箱に残った細かいチョコを食べる。
今成はとんがりコーンを指にはめ「とんがりコーン・フロム・ヘル」と叫びバンビに叩きこむ。再度とんがりコーンを装着した今成だったが、神田はその腕をキャッチしとんがりコーン食べてロープに飛ぶとラリアットで倒す。神田は再度ロープに飛ぶが今成は「待て待て!お前好きな食べ物ポテトチップスだろ?今ラリアット狙ったよな?今やるとポテトチップスグチャグチャになっちゃうぞ」と手に持ったポテトチップスを差し出す。
今成の手からポテトチップスを受け取った神田はコーナーに歩きポテトチップスを食べはじめ、その隙に今成はバンビをロープに振りエルボーで倒すと、コーナー下にセットしてリング下に潜り込むと、ホールズを繋いだリングを持ってダイビングホールズアタック。これを避けたバンビがスタンディング・シャイニングウイザード。これでバンビが3カウントを奪った。
バンビは大の字になった今成の胸へ、自分が着ていたトモダチ軍のTシャツをかけリングを去る。神田はリングに散らばったお菓子を拾いながらリングを後に。
一人残った今成はトモダチ軍のTシャツを持つと舌なめずりしながらリングを後にした。
第4試合
中邑真輔のWWE移籍一発目の相手として話題になっているサミ・ゼインことエル・ジェネリコとデビュー戦をおこなっている冨永真一郎が、改めてGENTAROと対戦。1敗1分となっているこのカードが再度冨永の成長のために組まれることに。
冨永は急襲し後頭部にエルボー。さらに試合が始まると串刺しエルボーからハーフダウンのGENTAROの後頭部にドロップキックを叩きこみフォールも2。
冨永はフロントネックからスリーパーに移行し背中に膝を落としてからヘッドシザース。GENTAROの顔面をリングに叩き込んだ冨永はスリーパーに戻り締め上げる。GENTAROは立ち上がると冨永をロープに振ろうとするが、冨永は絞め上げて離さない。GENTAROは再度ロープに突き飛ばすが、冨永はショルダータックルで倒し場外に投げ捨てる。
冨永は場外でGENTAROに椅子TF。さらに冨永はエプロンでGENTAROにDDT。冨永はリング内にGENTAROを転がしフォールも2。
冨永はGENTAROの顔面をコーナーに叩きこみボディにエルボー。続いてGENTAROの足を蹴りあげてからナックル二連発。GENTAROはリングに前のめりに倒れこむ。
冨永はGENTAROにキャメルクラッチも、その指を噛んで抜けたGENTAROを冨永はコーナーに振り串刺しエルボー。冨永はフライングメイヤーから背中にエルボーを落としていく。冨永はバックをとるがGENTAROはチンクラッシャーの逃れ、冨永にヘッドバッドから場外に叩き出す。
エプロンでGENTAROはボディスラム。リングに戻ると一本足頭突きからフライングメイヤーで倒し顔面にエルボードロップ。フォールも2。
GENTAROはエプロンに逃げる冨永の髪を掴むとその顔面をロープに叩きこみ、冨永はこの反動で場外に落ちるとそれを追ったGENTAROが冨永を壁に叩きつけリングに戻る。
GENTAROはフロントネックロックでエプロンの冨永をリングに引きずり落とすと、パワーボムで持ち上げようとするが、耐えた冨永がボディブロー。だがGENTAROは垂直落下式ボディスラムからフォールも2。
GENTAROは冨永の顔面にナックル。再度ナックルからスリーパー。バックエルボーで逃れた冨永にGENTAROはナックル2連発。冨永はエルボーで返し、お互いナックルの打ち合い。GENTAROが打ち勝ちロープに振るとスリーパーを狙うが冨永がそれを抜けてスリーパーに捕らえると河津落としからフォールも2。
冨永はスリーパーから横回転しフォールも2。返したGENTAROが腕を極めていくが、その腕を巻き返しスリーパーからフォールも2。
冨永はニードロップをGENTAROの顔面に投下。再度ニードロップを投下しフォールもサミングで返したGENTAROがそのまま押しつぶすもこれは反則カウント。
GENTAROは両手を踏み潰しコーナーに登ると前かがみになった冨永の後頭部にダイビングハンマー。フォールも2。
GENTAROは冨永を起こすとナックルの打ち合い。GENTAROはチンクラッシャーも冨永もチンクラッシャー。GENTAROはバックを取るがアームホイップで返した冨永がスリーパーで捕らえるがGENTAROが回転し押しつぶすとフォール。これは2で冨永がスリーパーを離す。
GENTAROが上げようとするが、耐えた冨永にニーリフトからダブルアームスープレックス。GENTAROはブレーンバスターの体勢も、富永はロープ際に行くと、GENTAROがナックルから投げようとするが冨永がGENTAROをブレーンバスターで場外に投げ捨てる。
追ってきた冨永を場外カウント17で鉄柱に叩きつけるが冨永は19でなんとかリングイン。
GENTAROはバックブリーカーからシャープシューター。レフェリーの見えない所で冨永はGENTAROの足をタップし、GENTAROはギブアップしたと思い手を離すが、冨永はレフェリーをGENTAROに突き飛ばすとドロップキックからサテンドール。冨永はJKからフォールしようとするも、GENTAROは弓矢固め。これを切り返した冨永がフォールも2。
GENTAROはシャープシューターの体勢から弓矢固めを狙うも、これが崩れたためそのままヒールホールド。一回転しシャープシューターでGENTAROが冨永からギブアップを奪った。
両者握手からお互いの顔面を張り合い。抱き合うとリングを転げまわり、距離を取ると再戦を誓い合った。
第5試合
前回大会でキリコの中に入っていた勝村がトモダチ軍に宣戦布告し6人タッグマッチへ。
トモダチ軍が急襲し場外乱闘。リングに戻ると藤田が浪口に走りこむがタックルを潰した浪口がドロップキックで藤田を場外に叩き出す。だが藤田は浪口の足を引きずり落とすと場外乱闘。
リングには勝村と円華。チョップ合戦から勝村がミドルキック。再度ミドルキックもキャッチした円華がドラゴンスクリューからビッグブーツも、勝村がドラゴンスクリューで返し両者タッチ。
安部が大家にガットショットからエルボー。エルボー合戦から安部がサミング。安部はロープに振りバックエルボーも避けた大家がショルダータックルで倒し羽折り固め。大家は背中にストンピングから、安部は立ち上がりチョップ合戦。大家がガットショットからコーナーに叩きこみ、逆コーナーに振ると串刺し攻撃。安部はこれを避けると藤田にタッチしようとするが、藤田は「もっと行け強くなるんだろうが!」と顔面を張り飛ばす。大家は安部をコーナーに押しこみエルボー連打から浪口にタッチ。
浪口と勝村は安部の顔面を踏みつけていく。浪口は膝を安部のボディに入れていき勝村にタッチ。勝村はストンピングから安部の顔面を踏み潰していく。勝村は安部の顔面にドロップキックからフライングメイヤーで倒しスリーパー。
安部は勝村の髪を掴むが、これを引き剥がした勝村が腕固めから自軍コーナーに叩き付け大家にタッチ。
大家はスリーパーも、安部は髪を掴んで引き剥がそうとするが大家はストンピング。安部の背中にエルボーを落とし、倒れこむ安部に「目覚ませよ」とストンピングを繰り返す。安部は大家のコスチュームを掴み立ち上がると、レフェリーを盾にして大家にドロップキック。
安部は大家にエルボー連打も大家は「そんなん聞くか」と吠えるが安部はドロップキック。安部は円華にタッチ。
藤田と円華は大家にストンピング連打。そのまま場外乱闘。藤田はリング下で大家にイス攻撃。これで大家は額から流血。円華は藤田にタッチ。
藤田はエルボー連打でコーナーに押し込みヘッドバッド。中央に連れ出しニーリフトからネックブリーカードロップ。フォールも2。
藤田は大家の顔面を殴りつけ、安部もその顔面を張りナックルを落とす。藤田は安部にタッチ。
安部は大家の顔面にストンピングから流血した額をこすっていく。安部はひたすら傷口を踏み潰し、安部は円華にタッチ。
円華はナックル。再度ナックルも雄叫びを上げた大家にフライングメイヤーから顔面にニードロップ。円華はハーフダウンの大家の顔面にドロップキックからフォールも2。
円華はナックルからコーナーにもたれかかった大家にナックル。円華はエルボーを要求するも、大家のエルボーを避けて串刺しビッグブーツから逆コー内に振り走りこむが、大家はエルボーで迎撃し、再度走りこんできた円華にビッグブーツからカミカゼ。大家は浪口にタッチ。
浪口はミサイルキックから出てきた藤田にもボディスラム。円華にチョップから逆コーナーに振り串刺しバックエルボー。続けてフィッシャーマンバスターからコーナーに登りダイビングヘッドバッド。フォールも藤田がカット。藤田は浪口と顔面を張り合うが浪口は場外に藤田を叩き出し、円華を担ぐも着地した円華に走りこむ。だが円華はスパインバスター。円華は藤田にタッチ。
藤田は浪口をコーナーに押しこむと強烈なチョップ3連発から顔面を張っていく。浪口は前に出ようとするが藤田はヘッドバットから逆コーナーに振り串刺しジャンピングエルボー。藤田はロープに振り後頭部にエルボーからラリアットもこれを避けた浪口がコルバタで投げ捨て勝村にタッチ。
勝村は藤田にミドルキックからニールキック。羽折り固めも円華がカット。勝村は藤田のラリアットも脇固めで捕らえ、藤田はロープへ。
勝村はストンピング連打から立ち上がった藤田へミドルキック連打。走りこんできた藤田の腕を掴み引き込み式の腕ひしぎ。藤田はロープへ足を伸ばす。
勝村はロープへ飛ぶが、エプロンの安部が勝村の背中を蹴りつけ、リングに入るとDDT。そこへ藤田がダイビングフィストドロップ。フォールも2。
安部が勝村を羽交い締めにして藤田にアックスボンバーを要求。藤田は走りこむも勝村は足を伸ばしてカットすると安部にバックエルボーから藤田にドロップキック。勝村は大家にタッチ。
大家と藤田はエルボー合戦。大家が頭突きから雄叫びを上げるが、藤田は倒れざまに急所攻撃。藤田は安部にタッチ。
安部はエルボー連打。倒れた大家にフォールも2。
大家は安部にヘッドバッド連発から炎のスピアーを狙うも、安部はウィッチブレイドで迎撃し、大家をコーナーに振るとトモダチ軍がトレイン攻撃。藤田がSAYONARAから安部がロンギヌスの脚を叩き込んでフォールも2。
安部が頭突き連発から倒れこんだ大家をフォールも勝村がカット。
安部はトラースキックで勝村を外に出し大家にランニングニーからフォールも安部は大家の上半身を起こし、改めてロープに飛んで走りこむが勝村が安部にハイキック。そこへ大家が炎のスピアーを叩き込んで3カウントを奪った。
エンディング
試合後も両軍乱闘になる中、
大家「安部!オイ!こんな奴らと一緒にいて強くなれると思ってんのか!?」
藤田「何言ってんだお前も!」
大家「変わんねーよ!何が変わったっていうんだ!何が変わったっていうんだよ!なぁ」
藤田「強くなってんだろうが、オイ安部ちゃん」
浪口「オイ安部」
藤田「お前は黙ってろ!」
大家「安部、安部、オイ」
藤田「オイ」
大家「オイ、なんだよ!」
浪口「オイ」
藤田「オイ頑固プロレスは黙ってろ。オイ、健さん、今日はよ、お前のパートナー、頑固プロレスとVKFじゃねーかよ」
大家「違うよ!」
藤田「VKFの選手だこの人は。花鳥風月は本間朋晃しかいねーんだよ。そんなんで勝ったつもりか?(客から『負け惜しみだ』とヤジ)そうだ負け惜しみだ」
大家「勝ってるよ!試合勝ったじゃねーかよオイ!」
藤田「確かに負け惜しみだでもな逃げ道があるんだよまだ。お前のパートナー、見ての通りガンバレ☆プロレスじゃねーよな?俺は認めねーよこんな負け。それによ、今日、先月よりお客さんが若干少ないように思えるんですけど!」
大家「だったらどうすんだよプロデュースやんのかお前!」
藤田「プロデューサーは、やりません。何故ならすぐに、速度制限が来るからな。オイ、純血のガンバレ☆プロレスで来いよ。おいあんなな、プロレス界のバカ犬(浪口)を連れてくるな。どうすんだよ?もうやらねーのか?帰ってもいいぞ」
大家「やらねーわけねえだろ!ふざけんじゃねーぞこの野郎お前!」
藤田「もう帰ってもいいんだよ」
大家「うるせーお前全然更生してねーなんなんだよお前!」
藤田「トモダチ軍解散してもいいんだよ今日」
大家「ふざけんじゃねー!解散するとかしないとか何を言ってるんだお前!」
藤田「来月列が少なくなるに決まってんだろ!」
大家「ふざけんじゃねーよ!安部がお前のとこに居たらどんどん悪くなっていくんだ更生させるんだよお前だって更生させるんだよオイやってやろうじゃねーかだったら!3月29日、俺と、翔太と冨永組んでお前ら3人とやってやるよ!なぁ!それでどうだそれで!オイ来いよ!?絶対来いよお前!?なぁ、なぁ、来なかったら登校拒否と一緒だぞ!オイ!それぐらいの勢いで正面からぶつかってやるよ正面から!正面から更生させてやるからオイ!なぁ!オイ!なんか言うことあんのか!言うことあんのか!言うことあんのかって言ってんだよ!」
藤田「オイ、折角マイクあるんだからよ、マイク使って話そうじゃねーか。お前に言うことは、特にねーんだよ馬鹿野郎。オイ、来月も、また、来てやるからなオイ。今日もまた、先月と同じく、ドロドロが足りなかったな」
大家「ふざけんじゃねーぞ、ドロドロなんかいらねーんだよお前なぁ、安部!お前目覚ませよ!なあ、そんなとこ居ても強くなんねーんだ!なぁ!オイ!安部!」
藤田「(安部の耳元でマイクを持ち囁きながら)向こうに行ったってさ、またいらない人扱いされちゃうよ。だったらこっちに居て、もっと強くなろうよ(安部は無言で頷く)僕達と一緒に」
大家「オイ、オイ、3月29日絶対来いよお前ら。お前ら3人絶対更生させてやるから、なぁ、お前ら皆来いよ絶対」
藤田「美人レスラーも来ていいのか?」
大家「オイ来いよオラ!来いよ!」
藤田「空いてる?(円華は首を傾げる)」
大家「絶対来いよ!」
藤田「絶対だって。じゃあしょうがねぇな」
大家「しょうがねぇじゃねぇ絶対来いよ!なぁ!」
藤田「もう帰ろうお菓子臭いから、なんかここ。オイ、最後に言っておくぞ、オイ、お菓子を粗末にする奴はな、俺が絶対許さないからな!」
(トモダチ軍はリングを後にする)
大家「絶対更生させてやるからな!ふざけんじゃねーぞお前!オイ、オイ、オイ、とにかくな、今日勝ったのは俺だ。勝村さん、ありがとうございました。浪口、浪口ありがとう(大家をスルーしてロープをまたぎ帰ろうとする)オイ」
浪口「(マイクを持つと)声が、出ない。でも、先月も言ったけど、お前は、俺が潰す。それを、忘れるな。それは、必ず、俺とお前の、宿命だ(マイクを投げ捨てリングを後にする)」
大家「俺がどんなに!あいつら、あいつら更生させようと思っても、なかなか、なかなかわかってくれません。でもね、そういうことを、そういう風に抱えてる人、先生、親、いっぱいいると思います。でもなこれで諦めたらオイ!よくねーだろ?なぁそう思わねーか?そう思わねーか?俺は!好きなんだよ!藤田ミノルも、安部行洋も、そしてプロレスも!ガンバレ☆プロレスが、プロレスをメジャースポーツにするために、やっぱり、グレてる人間は、更生させないと、私は、絶対にそうだと思っています。だからこそ3月29日はオイ、あいつら3人と俺と翔太と冨永で必ず!必ず!必ず!あいつらを更生させます!そういう意味を込めてオイ、いつものやつでしめるからリングに上がれる人上がってください!(リング下で上がろうとしない勝村に)勝村さん上がってください!勝村さん俺たちは勝ったんです!勝村さん!上がってください!勝村さん俺たちは勝ったんですよ!勝村さん!教育者として、指導員として、やっぱりこれやらなきゃいけないでしょねぇ!逃げてちゃダメですよ!一緒にやらなきゃいけないでしょ!よろしくお願いします!よろしくお願いします!皆さん立ってください!いくぞ~って言ったらオーって言ってくださいそしたらウィーアーガンバレ☆プロレスでしめますんで、皆さんよろしくお願いします。行くぞー!ウィーアーガンバレ☆プロレス!」
と会場に集まったファンと一体になり終了した。
ガンプロ劇場
大家「(一人でエプロンに座り)やっぱりね、人間は一人二人、更生させるのは本当に難しいと思う。試合に勝つことだけじゃなくて、心から説得にかかることがね、そういうのが、そういうのが大切だとね(バンビからかけられた離婚Tシャツを持って今成が現れる)オイ!?今成お前!今成お前トモダチ軍入るのか!?」
今成「オイ!オイ!オイ!オイ!オイ練習生!下神田!来い(下神田練習生が今成の前へ)この汗付きTシャツ、バンビさんの汗付きTシャツ!」
下神田「はい!」
今成「この匂い嗅いでみろ!(練習生の顔にシャツを押し付ける)」
下神田「バンビさんの匂いがします!」
今成「このTシャツの汗の匂い!この汗の匂い!バンビさんの汗の匂いが!するか!?」
下神田「バンビさんの汗の匂いが、しまーす!」
今成「いい匂いするか!?」
下神田「いい匂いです!」
今成「バンビさんは、バンビさんは、俺のTシャツを、俺のこのTシャツを!俺の胸にかけた。それは!トモダチ軍に入るなんかじゃねー。この匂いを嗅いで寝ろって事だ!オイ、もうバンビさんしか見えねー!この匂いが、俺を再び、練習へと向かわせるんじゃ。オイお前らよく聞け!よく聞け!よーく聞け!狙うわ!狙うわ!狙うわ!バンビの!首!ひとつ!…とりあえずこれ預かってろ(と下神田練習生にシャツを渡す)」
下神田「(匂いを嗅いで)至極の匂いがします(とTシャツを持って控室へ)」
今成「(大家を見つめながら)というわけでバンビさん…(涙目の可哀相なものを見る目で大家から見つめられ)…俺はもうバンビさんしか見えないみたいです(苦笑)」
大家「(涙声で)わかった!3月29日、ガンバレ☆プロレス、蕨大会、今成夢人対、バンビ、決定!」
今成「(エプロンに飛び乗りガッツポーズ)狙うわ!狙うわ!狙うわ!バンビさんの!太もも二本じゃ!…(落ち着いてエプロンに座って)大家さん、シングル組んでくれてありがとうございます」
大家「もういいよそのことは。俺はな、今日の興行で心残りな事があるんだよ」
今成「なんですか」
大家「4代目3代目J-Soulパンディータ、敵を討たせる事はできなかった。だから、3月29日は、4代目3代目J-Soulパンディータに、もう一度敵を討つチャンスを与えたいと思う。だから、3代目4代目、4代目3代目J-Soulパンディータ対、Dr.キリコ、やりたいと、思っていたが、前回のハキダメ★プロレスで、あれを見て世界中の怪人たちが」
今成「怪人たちが!?」
大家「ガンプロに出たいって」
今成「全世界の怪人が!?ガンバレ☆プロレスに参戦したいと!アピールしてるんですか!?」
大家「だからな、4代目3代目J-Soulパンディータには悪いが、3月29日は、その、2選手を加えた、時間差バトルロイヤルを」
今成「怪奇派ランブルですか!?怪人ランブル!他にどんな選手出るんですかそれ」
大家「色々だ。色々だよ」
今成「なぜそれを濁すんですか」
大家「なぜ濁すんだじゃないよお前。ふざけんじゃねーぞお前この野郎」
今成「他にも」
大家「他にもってなんだよ誰だっていいじゃねーかよ。そんなん聞きたいのか?なぁ?」
今成「確定してる選手いるんじゃないですか?」
大家「確定してる選手がいるかいないかなんて…いないよ確定してる選手なんて!いるわけねーじゃねーか!」
今成「どうすんすか?」
大家「どうすんすかじゃねーよお前な!怪人いっぱい出てギャラとかどうするんですかとかそういう事言うんだろお前」
今成「そうですよ!」
大家「そういうことなんだろ!」
今成「ランブルっていうのはね!最大30人までがエントリーできる!試合形式として」
大家「時間差バトルロイヤルだっつってっけどな!わかったわかった」
今成「そういうもんじゃないですか」
大家「心配すんじゃねーお前な!俺はな!そのためにな!趙雲子龍という選手と、丸山敦という選手をな、押さえてあるからな、心配すんじゃねーよ」
今成「心配するなってもしかして大家さん、それ、趙雲選手と丸山選手に、何人役かを」
大家「馬鹿野郎!お前、何を言ってるんだお前。何人もやったら大変だろうお前、そんなことやるわけねーだろふざけんじゃねーよお前。なぁ、そんなこと絶対しないから、絶対。ただ声をかけてあるだけだよお前。そしてな!そして俺は、怪人選手、向こうから来てないんだけどな、すごい怪人選手をTwitterで見つけたんだよ。蕨だろ?アイスリボン道場だろ?なぁ、なぁ、なんかわかるか?わかんねーだろ、わかんねーだろ、あんな、すごい選手がTwitter上で居たんだよ。ポテトヘッド世羅」
今成「大家さん、Twitterで見つけたんですか?」
大家「Twitterで見つけた」
今成「あの~、ポテトヘッド世羅選手っていうのは、多分世羅りさ選手の事ですよね」
大家「誰だ世羅りさって!ポテトヘッド世羅だよ!?ポテトヘッド世羅」
今成「大家さんちょっと待ってください!語感だけで怪人と決めつけるのはよくない!」
大家「ポテトヘッド世羅は怪人だろお前!」
今成「選手の宣材とかイメージとかないんですか?」
大家「そんなのあるのかよくわかんねーけど」
今成「やっぱり語感だけで決まってるじゃないですか!」
大家「そんなことねーよポテトヘッド世羅選手もお前参戦決定だよ!3月29日、怪人ランブル、怪人バトルロイヤル、決定します!ポテトヘッド世羅選手、出場決定します!あー、やっとね、言いたいことが言えます。いやもうほんとね、人一人、更生させよう、まっすぐとしたおっきな大木に育てようと思ったらね、ほんと大変な事はわかるんですよ。うちの弟なんかほんとに昔からすごいグレてて、なんか警察に呼ばれたとか警察に言ったらうちの弟が万引きしたとか言われて、僕が初めて警察行ってとか、お前なんてことするんだって、そのなんか、なんですか?うちに漫画の新刊とかあったんでおかしいと思ったんだよ」
今成「盗んだんですか?和彫りが入ってる弟ですか?」
大家「それは後で言うことだったのにふざけんなよお前。そうだよ知らないうちに和彫りとか入ってさ、ほんとに、曲がって曲がってどうしようもない、ほんとにどうしたらいいんだと思っていましたが、今は、二児のパパです。家庭円満でやっております。だからね!それは、うちの両親がやっぱり誠意を持って、弟に接したからだとすごい思ってるんですよ。諦めない!諦めない!諦めないで!途中で投げ出す、そういうのはダメだと思います。うちの子がグレてるとか、先生で登校拒否とか、居たとしても、僕ら人間じゃないですか?ねぇ、ねぇ、あの、なんですかね」
今成「大家さん」
大家「心をこめて伝えれば、伝わると思うんですよ!それは何回も何回も何回も繰り返して言ってあげないと絶対に無理だと思うんですよ。だから、今日勝ちました。トモダチ軍に勝ちましたでも、あいつらは更生しない。更生しない。更生しないでも更生させようと思ったらどうするか?ねぇ、やり続けるしか無いんですよ諦めずにやり続けるしか無いんですよ。君たちにも、夢はあると思います。僕にも夢あります。ただね、その夢によって、周りの人を不幸にしたくない。周りの人をちゃんとした人間に育てたいという気持ちもあります。たとえそれで夢が叶わなかったとしてもそれはしょうがないと思います。僕はね、僕の周りの人間が幸せになってくれたらそれが一番だと思ってます。はい。そして、それをするためには、ちょっと、変かもしれませんが、ここガンバレ☆プロレスでプロレスをメジャースポーツにする事だと僕は信じて疑いません。だからこそ、だからこそこのガンバレ☆プロレスで頑張りたいんです。そういう意味も込めて、そして僕が今年のベストジーニスト賞を取れますようにという事でいつものやつでしめるからお前ら立て!さっきと同じです!行くぞー!ウィーアー!ガンバレ☆プロレス!!ありがとうございました!」