自主興行『毒人4』で“一番闘いたい相手”藤田ミノルと対戦したHUBだが、25分を超す熱戦の末に惜敗

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12月6日、大阪市立天王寺区民センターでHUB自主興行第4弾大会『毒人(DOKUNCHU)4』が行われた。

毒人4
日時:2015年12月6日(日)
開場:16:20 開始:17:00
会場:大阪・大阪市立天王寺区民センター
観衆:195人

▼第1試合 3WAYマッチ 20分1本勝負
○ゴア
13分58秒 クロスアーム式亜留魔下首領→エビ固め
●美ら海セイバー
※もう一人はビリーケン・キッド

【寸評】因縁深い三者によるオープニングマッチ。それぞれが複雑に絡み合った目まぐるしい展開だがキャリアで劣るセイバーが狙い撃ちに遭う。セイバーも得意の空中技で応戦し白熱の勝負に。最後はゴアがビリーを蹴落とし孤立したセイバーを得意技葬。試合後ゴアがかつての愛弟子にエールを送り改めて毒人4の開幕を宣言した。

▼第2試合 3WAYマッチ 30分1本勝負
○レイ・パロマ
9分04秒 リングアウト
●くいしんぼう仮面
●コンドル

【寸評】毒人名物のくいこんどる抗争にパロマ様が加わった混沌とした3WAY。仲間外れにされたパロマが猛攻を仕掛けるがコンドルが鉄板攻撃でパロマをノックアウト。残った2人はバケツを頭に被せて殴り合い場外に落ちても殴り合いながら視界も聴覚も奪われた2人は会場外まで乱闘してしまいレフリーの場外カウントも届かずリングアウトに。ただ1人リング上で失神していたパロマが漁夫の利を得て勝利した。

▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○GAINA
16分01秒 ラリアット→片エビ固め
●三原一晃

【寸評】緑をイメージカラーにした巨漢同士の一戦。のっけからリングが壊れんばかりの肉弾戦やお互いを簡単に投げ飛ばすパワーに観客から感嘆の声が挙がる。若さで勝る三原が攻め込むもGAINAも要所要所を抑え一歩も引かず一進一退の攻防に。三原のダイブを壮絶に自爆させたGAINAが勝機と見たかラリアット→コーナー設置型ラストライド→ラリアットとたたみかけ熱戦に終止符。

▼第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
空牙/ツバサ/○円華
15分48秒 ランヒェイ→エビ固め
ラ・ピート/内田祥一/●タダスケ

【寸評】役者揃いの豪華な6人タッグ。ギラギラした若手トリオが鼻息荒く攻めるがムチャルチャ+円華も連携プレーやイス攻撃で迎撃。六人が会場のあちらこちらで激しい乱闘を繰り広げた。次第にベテラントリオがラ・ピートに狙いを定め集中攻撃を見せ始める。道頓堀王者のラ・ピートも意地の反撃でタダスケにスイッチすると満を持したタダスケが3人相手に大暴れ。内田も加勢し息を吹き返したラ・ピートも加わり猛反撃。ヤングトリオは円華に狙いを定め集中砲火を浴びせるが熟練者円華はタダスケに丸め込み連発から得意技を鮮やかに決め逆転勝利。

▼第5試合 シングルマッチ 時間無制限1本勝負
●HUB
25分06秒 サスケだましセグウェイ→片エビ固め
○藤田ミノル

【寸評】HUBがどうしても戦いたかった藤田を招聘して実現した一騎打ち。両者ともリング上での再会を喜ぶかのような静かな立ち上がり。次第に熱を帯びだし両者の得意技である足首攻めを仕掛け合う。藤田が鉄柱を使ってHUBの足首を破壊せんと非情な攻めを見せれば、HUBは執拗な膝攻撃を見せお互いの動きを止めにかかり両者共膝立ち状態で殴り合う死闘に。20分を経過した辺りから両者ダウンが度々起こる程死力を尽くした闘いはお互いの必殺技を掛け合う壮絶な闘いになる。最後は藤田が奥の手で粘るHUBを振り切り辛勝。これで両者のシングル対決は一勝一敗のタイに持ち込んだ。

うなだれるHUBに藤田が次戦う時は決着戦だとアピール。またいつでもこの毒人に駆けつけると語りエールを送ってリングを去る。HUBは今回の大会に万全の状態で挑めなかった事を反省し、体制を建て直してからの毒人5開催を観客に約束しフィナーレとなった。

【記事提供/Rプランニング】

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