WBCシングル王者ワイルド・ベアーが“先輩”飛鳥一撃超えを果たし初V!次期挑戦者にデビュー戦のパートナー・伊織を指名

『障害があってもなくても楽しめるプロレス団体』をコンセプトとするバリアフリープロレスHEROが10月31日、東京・新木場1stRINGで『HERO51』を開催。初代WBC(ワールド・バリアフリー・チャンピオンシップ)シングル王者のワイルド・ベアーが飛鳥一撃を撃破し初防衛に成功。次期挑戦者にはベアーのデビュー戦でパートナーを務めた伊織を指名した。
WBC王座とは年齢、性別、国籍、障害の有無など、あらゆるバリアを取り払った世界のプロレス界で唯一無二のベルト。タッグ王座は2019年に創設されたが、シングル王座は今年新設され、10選手が参加したトーナメントの結果、8・29新木場でベアーが初代王座に就いた。そのベアーが初防衛戦の相手に指名したのが飛鳥一撃だった。
2006年8月6日、宮城・仙台市勤労者体育館でデビューしたベアーは縁あって、2007年3月よりターザン後藤一派に参戦し、後に所属。同団体で猛威を振るっていたのが空手家の飛鳥一撃だった。飛鳥一撃は正道会館で鍛錬を積み、大会でも輝かしい実績を残した実力者。当時まだ若手だったベアーにとっては歯が立たなかった先輩で、まだ1度も勝てていない。両者の最後のシングル戦は2018年12月でドローに終わっている。
試合は『GPSフルコンタクトルール』で行われ、3カウントフォールでの決着はなし。勝敗はギブアップ、KO、TKO、リングアウト(場外カウントは20)で決せられ、3分5ラウンドのラウンド制。
第1ラウンド、飛鳥一撃はロー、ミドルキック連打でダウンを奪うも、ベアーはデスロックで反撃。第2ラウンドも飛鳥一撃はヒザ蹴り、ミドルキック連打で、ベアーはダウンするも場外へ回避して息を整えた。その後も飛鳥一撃はヒザ蹴り、ローキック、腕十字もエスケープ。ベアーがスピアー連発も2ラウンドが終了。第3ラウンドでも飛鳥一撃はロー、ミドルキック連打でダウンを奪った。ベアーはサイドスープレックス、ネックロックで応戦。飛鳥一撃はミドルキック、ヒザを叩き込むも、ベアーは必殺のバックドロップ3連発でトドメを刺してKO勝ちを収めた。
試合後、ベアーは「今まで1度も勝つことができなかった飛鳥一撃先輩に勝つことができました。この人の蹴りはホントに強い。勝ったということは12月、2度目の防衛戦をすることになりました。そこで飛鳥一撃選手と同じく、自分が勝ったことがない選手を指名したいと思います。デビュー戦のパートナーを務めてくれた伊織選手! タイトルマッチお願いします!」と指名。前大会(8・29新木場)でHEROに初参戦し健在ぶりをアピールした伊織は、この日ベアーの呼び掛けで来場していた。指名を受けた伊織は「お前、俺とやるということはどういうことか分かってるか? 覚悟はできてるんだろうな? じゃあ次回、そのベルト、俺が挑戦させてもらいますよ」と受諾。GPS豊島修二会長がこれを認め、次大会(12・12新木場)でのベアーvs伊織のタイトル戦が決まった。
バックステージでベアーは「蹴り重いね。しんどかった。とりあえず初防衛。でも次も強敵を指名しちゃったから。バチバチにやられるだろうけど、今日と同じで前を向いて進んでいくだけなんで。一つひとつ勝っていきます。デビュー戦のパートナーやってくれた人なんで思い入れも深いんで。でも勝ってない壁を、自分がチャンピオンである以上、超えていきたい。20年の集大成として。高い壁を崩してこそ、チャンピオンとして名乗れるんじゃないかな。自分のなかで、その価値を上げていきたい」とコメントした。
飛鳥一撃は「強くなってましたね。でも楽しかった。機会があれば、またHEROに出たいと思います」と話した。
















