前代未聞の2試合連続タイトルマッチは50分超えの壮絶死闘の末、SOG無差別級王者・渡瀬瑞基とタッグ王者・勝村周一朗が痛み分け!「あんな、すげー50代がいたら、俺たち頑張んなきゃいけないんだよ」

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 ガンバレ☆プロレスが10月31日、東京・後楽園ホールで『モータル・コンバット2026』を開催した。前代未聞の2試合連続タイトルマッチはトータルタイム50分超えの壮絶死闘の末、SOG(スピリット・オブ・ガンバレ)世界無差別級王者・渡瀬瑞基とSOG世界タッグ王者・勝村周一朗が痛み分けとなった。

 9・22横浜で無差別級王者の渡瀬が今成夢人を破りV7に成功し、次期挑戦者に勝村を指名。さらに渡瀬は葛西純とのコンビでタッグ王座に挑戦表明し、王者組(勝村&進祐哉)が受諾。いったんは三島通義社長が別大会での両王座戦をアナウンスしたものの、渡瀬が「面倒くさい。10月31日、シングルとタッグどっちもやろうぜ!」と狂気の要求をして、勝村も承諾。三島社長は第1試合でのタッグ王座戦、メインイベントでの無差別級王座戦を提案。ところが渡瀬、勝村ともに待ったをかけ、「メインでシングル、セミでタッグだ」と主張。これにより、前代未聞の2試合連続タイトル戦が決定。長い日本プロレス界の歴史のなかで、同一選手が出場するタッグ選手権試合、シングル選手権試合が2試合続けて決行されるのはおそらく史上初の事態となった。

 まずはセミファイナルで勝村&進の持つタッグ王座に渡瀬&葛西が挑戦。開始間もなく、場外戦になり、勝村が葛西を観客席のイスにぶち込んだ。渡瀬と葛西が勝村と進を台車に乗せて衝突させた。渡瀬が場外で勝村にDDT一閃。リングに戻ると、コーナーで葛西が勝村に噛みつき。進が渡瀬にキックからクロス・フェースロックもエスケープ。勝村が葛西にミドルキック、嚙みつきのお返し。葛西が勝村に雪崩式ブレーンバスター、ラリアット。勝村が渡瀬にトリプルスリー3ロック狙いも、葛西がイス攻撃でカット。葛西が竹串を持ち出すも、勝村が取り上げて投げ捨てた。だが、竹串を拾い集めた葛西は勝村、進の頭に竹串を突き刺した。葛西が勝村にパールハーバースプラッシュ、渡瀬がダイビング・フットスタンプもカット。渡瀬が勝村に垂直落下式ブレーンバスター、勝村がニンジャチョークもカット。勝村が渡瀬にKKBからトリプルスリー3ロックで絞り上げたが、渡瀬がギブアップしないため、勝村はそのまま渡瀬の肩をマットにつけて3カウントを奪った。試合時間は25分25秒で、勝村組は2度目の防衛に成功した。

 両軍はいったん控え室に戻ったが、インターバルなしで即、メインイベントの入場となり、SOG無差別級王座戦がスタート。渡瀬と勝村はエルボーの打ち合い。グラウンドに持ち込んだ勝村がアンクルを極めるもエスケープ。コーナーの勝村をドロップキックで場外に撃墜させた渡瀬は、イス盛りにしてダイブを狙うも勝村が阻止。珍しく勝村がイス攻撃。リングに戻ると、勝村がマウントからのエルボー連打、キック連打、低空ドロップキックからアキレス腱固め、ヒザ十字もエスケープ。反撃に転じた渡瀬はトップロープ超えのトペ・コンヒーロ。勝村をイス盛りにして場外へセントーン・アトミコ。ジャーマンの応酬から、勝村がトリプルスリー3ロックで再度フォールを狙うも2カウント。さらに勝村はKKBから、2023年12・27後楽園でSOG世界無差別級王座を初戴冠した時以来、3年ぶりにムーサルト・プレスを繰り出すもカウントは2。勝村がキック、張り手を連打すれば、渡瀬は顔面にヘッドバット。そして垂直落下式ブレーンバスター3連発も、勝村はニンジャチョークで切り返した。抜け出した渡瀬はヴェネチアンも2カウント。そして渡瀬は葛西直伝のパールハーバースプラッシュも決められず、ヴェネチアンも2カウント。勝村は腕十字、三角締め、背中へのムーサルト・プレス。勝村はもう一発狙うも、渡瀬がデッドインジャーマニー(雪崩式河津落とし)でついに3カウントを奪取し、V8に成功。試合タイムはくしくも、タッグ選手権試合と同じ25分25秒だった。

 トータルで50分50秒に及ぶ死闘を終えた渡瀬は「あと1試合できるぞ! 誰かがこの2戦連続タイトルマッチをタフゲームと言い、俺たち4人、タフゲームに臨みました。ベルトはお互いに移動しなかったけど、タフゲームは勝村さん、あんたの勝ちだよ。あんな、すげー50代がいたら、俺たち頑張んなきゃいけないんだよ。誰だ、頑張らなくてもいい世の中って言った奴。夢があるんだろう、生活あるんだろ、そのためにおカネを稼ぐためにやりたくない仕事やるだろ? 頑張るしかないんだよ。頑張りたくないときもあるよ。自分を奮い立たせなきゃいけないときもあるよ。ヤル気になれない時もあるよ。そんなときは俺たちを見に来い!」とマイク。最後は出場した選手たちがリングインし、「ウィー・アー・ガンバレ☆プロレス!」で締めくくった。

 バックステージで渡瀬は「少しでもプロレス界の話題になって、世間に届くなら俺たちはやるし、ガンプロが大きくなるためなら俺はやるし。純さんとか、勝村さんとか、あんな、すげー50代がいたら、俺たちが頑張らなきゃいけないんだよ。リングでも言った。頑張んなくていい世の中、違う! 一緒に頑張る世の中を目指していくぞ。新しい世の中にする一歩なんだよ。俺たちプロレスが!」と話した。

 勝村は「締めれなかったから負けたみたいになってるけど1勝1敗なんで。次回の後楽園ホールは3番勝負で! ウソですよ。もう一生やりません。囲碁かオセロだったらできます。もう疲れすぎて分かんないけど、本当に限界の向こう側っていうか、本当に2試合目始まった時点でもうやりたくないと思って。 最初のエルボー合戦で倒れようかと思って。でも気がついたら25分になってて。渡瀬が言ったみたいに、お客さんだけじゃなくって、ガンプロの下の子とか、ほかのインディーレスラーとかに背中を見せられたのかなって。自分で普段本当に思わないし、思っちゃいけないけど、今日は頑張ったなって思います。望月(成晃)さんと引き分けたとき、ガンプロの下の子たちに、“ガンプロに勝村周一朗がいることを誇りに思え”って言ってくれて、その時はそんなことないって照れくさくって。でも、あのときにそう思ってもらえるレスラーになろうって思って。あのとき以来、今日また(シングルの)タイトルマッチして、勝てなかったけど、周りに俺がいることに胸を張ってもらえる試合はできたかなって。今日夜寝るまでは胸を張って、明日からまた頑張ろうと思います。(疲れていないときにシングル再挑戦は?)一緒ですからね。俺が疲れてて、渡瀬が疲れてないなら別ですけど。もう俺も疲れてて渡瀬も疲れてたんで。またチャンスがあったらやりますよ」と語った。

 なお、ガンプロの次回大会(11月14日)は恒例の埼玉・ボートレース戸田でのイベントプロレスとなる。鈴木みのる、葛西、小路晃、黒潮TOKYOジャパンらの大物選手も参戦する。

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