【インタビュー】フリーで活躍するChi-Chiが自主興行開催あたり“フリースタイルモンスター″輪入道に師事!

「実は自主興行を予定してるんです」とChi-Chi選手からお聞きし、マイクも得意だしこれは何か刺激になればと、数々のMCバトルを制するフリースタイラーであり日本屈指のラッパーである、輪入道さんと対談していただきました!(取材:スレンダー川口 @slender_kg https://x.com/slender_kg )
Chi-Chi「フリースタイルダンジョン、MCバトルは見ておりました」
輪入道「おお、嬉しいです」
――4月にはおっきな大会で優勝されて。優勝賞金680万円という※
Chi-Chi「うわぁ凄い!おめでとうございます!プロレスじゃなかなか無いですよ! 」
輪入道「いや、ラップでもそうそう無いですよ。僕19年やってて一番高かった」
※3150×LUSHBOMU MC BATTLE vol.3優勝
https://www.instagram.com/p/DXmL_qVEymV/?rpxt=MWMxaW0xNXQ2d3V5YQ==
Chi-Chi「毎回そんなだったら夢あるな~。プロレスはSNSでも煽るんですけど、試合ではマイクを使います。私、凄い煽り屋みたいな感じなんです(笑) リングのあの場だから、異空間だからこそみんなが求めてるみたいな。めちゃくちゃディスってます」
輪入道「ボキャブラリーは増えたんですか?そのディスの、悪口のレパートリー(笑) 」
Chi-Chi「シンプルな悪口よりも、ちょっとトンチを利かせた方がじわじわ来るじゃないですか。『この言われ方嫌だろな』とかやってます(ニヤリ)」
輪入道「ははは!それ盛り上がりそうですね」
Chi-Chi「いつもの仲間とMCバトルになると、暴露系みたいなことはあるんですか?」
輪入道「暴露バトルはあんま無いですけど、なんでそれ言う?みたいなのありますよ(笑) 本人同士よりも、周りの後輩とかが焦っちゃうことありますね。プロレスではあります?」
Chi-Chi「私は極力お客さんが見えてる範囲内のことでディスります。 例えば試合中に対戦相手が泣き始めたら「なんか試合の途中でピーピー泣き始めてよ~」みたいな」
輪入道「はいはいはい。みんなが見てたことをサンプリングして」
Chi-Chi「バックステージのこととか、お客さんが置いてきぼりになるようなことは極力言わないようにしてます。 例えば先輩後輩だとかその関係性をお客さんが想像できることだったら良いと思うんです。ディスりにもやっぱり礼儀、ルールがある(笑)」
輪入道「ディスりの礼儀(笑) 確かにありますね。自分は最近あんまディスってなくて。なんかね、そっちの方が勝てるんですよね。ディスろうとしてる方が不自然っていうか」
Chi-Chi「じゃあこれからはチルな感じに?(笑)」
輪入道「全然やってることチルじゃないですけどね(笑) 昔ってやっぱ違ったんですよ。みんなから『やって欲しい!』っていうのを感じたし、自分もそれに応えてましたね」
Chi-Chi「私まだキャリア三年半の若手なので、キャンキャンやる姿を期待されてるでしょうし、記者会見でも机ひっくり返して髪の毛掴んだり。自分でも気性の荒さを見せたい気持ちもありますし。キャリアを重ねたら、手数を減らして刺すようになるかもしれないです」
輪入道「(うんうんと)それが自然な時期は、それがやるのが一番良いっすね、絶対」
――Chi-Chi選手はマイクパフォーマンスの言葉選びも凄く良いんです
Chi-Chi「やっぱカチンとくることもあります。でも正論を嫌味っぽく言うのが私のセオリーというか、だから何か言われても冷静に「でもこうだよね?」って返せる」
輪入道「元々口喧嘩は得意だったんですか?手が出る方だった?(笑)」
Chi-Chi「いや、出ないです。何なら金髪なだけです(笑) 両親の影響かもしれない」
輪入道「僕は親とめっちゃ言い合いとかしてたっすね。(手を顔の目の前の置いて)顔がここにある時の場数みたいなのは結構踏んでたかもしれない(笑)」
Chi-Chi「あははは!バトルも顔近いですもんね。チューできるくらいの距離」
輪入道「もうマイク1個でいいだろってね(笑)」
Chi-Chi「その状況でも相手の目を見て言われたことに対してアンサーしてるじゃないですか。頭の回転がすごい早いですよね。常に考えてるんですか? 」
輪入道「いや、考えてないです。自然というか慣れだと思うんですね。ご両親の影響って言ってましたけど、お父さんがなんか喋りが得意とか」
Chi-Chi「父は人を面白くいじるんです。私も先輩を結構いじるんですけど、タイミングとか空気が大事じゃないですか。そういうのは自営業の父親から学んだかもしれないです。気の強さは母親ですね。凄く元ヤンな母なので(笑) 私ん家は親の言うことは絶対でした」
輪入道「お父さんとお母さんが元ヤンだと、意外と子供が元ヤンにならない説ですね」
Chi-Chi「結構やんちゃでした?学校とか普通に行かれてました?」
輪入道「学校行ってましたよ。僕、高校の時からラップやってるんですけど、ちゃんと行ってましたね。まあ最終的にはやめちゃいましたけど。ラップオタクでしたね」
Chi-Chi「学生時代からずっとやり続けたエリートラッパーってことですか?」
輪入道「エリートラッパーっすね(グっ)いや、そこまで言ったら嘘かもしれない(笑) 今の女子プロレスって若い子も多いし華やかですよね」
Chi-Chi「結構アイドルの方、アーティストの方とかもいらっしゃって。ビジュアルも良いですし、変わってきましたね、時代が」
輪入道「Chi-Chiさんもビジュアルいいですもんね」
Chi-Chi「ありがとうございます。ビジュアル売りじゃないんですけど、"戦うバービー人形"でございます」
輪入道「戦うバービー人形(笑) なんか目標にしてたその方とかがいたんですか?」
Chi-Chi「目標ではないんですけど、好きなのはWWEというアメリカの団体にいたトリッシュっていう選手がすごい好きで。その人も金髪でテンガロンハット被って出てくるみたいな。もうすごいアイコニックな感じで。かわいい~って思ってました」
――ラップは高校生の頃からということでしたけど、バトルもその頃から?
輪入道「初めて(バトルに)出たのは高校生の時ですね。で、クラブ行くともう絶対、ラップしてる人を見つけて捕まえてフリースタイルしたりとかしてたし。たまにクラブの店員さんから「やめてください」って言われたり(笑)」
Chi-Chi「「お前良いね、ステージ上がれよ!」じゃないんですか、そこは」
輪入道「それがね、「今日ダンスイベントですよ」みたいな(笑) みんなフロアでダンスしてるのに、俺らずっとバーカウンターの隅っこで「俺らはなんとかだ!」みたいにやってるから「邪魔です」って(笑) そんなことばっかりやってたらやっぱ慣れるっすよね」
Chi-Chi「メモとかするんですか?これ今度使おうみたいな」
輪入道「してたっすね。最近はしてないですけど、その頃はずっとしてましたね」
Chi-Chi「やっぱそうなんだ。私、一回考えたことあるんですよ。マイクパフォーマンスでちょこちょこ韻踏んでたらカッコイイんじゃないか説。バズるんじゃないかって。誰もやってないんですよ。でもいざってなるとやっぱ全然出て来ないですよ」
輪入道「四六時中考えてたらできるようになりますよ。TikTokでバズってる感じの子とかも、歴史上の戦争や〇〇の乱みたいなの使ってむちゃくちゃ韻踏むんですよ。学校でもずっと言葉を考えて、書いて覚えてるんでしょうね。自分にできないことをやっていたら、素直に「おお!凄い!」ってなりますよ」
――僕らの年になると、若い奴がなんかやろうとしたらちょっと否定してしまう時がありますけど、素直に「こいつ面白いな」って捉えられるんですね。素晴らしい
Chi-Chi「老害ですよそれ。あ~あ、老害の始まりだ(笑)」
輪入道「でも凄い褒めてくれるっすね、今日は。あんま褒められ慣れてないんでどうしたらいいか。ディスられるのは慣れてるんすけど(笑)」
――どこで言葉を蓄積するのか、映画とか小説とか、ラッパーそれぞれでジャンルがあるんじゃないかと思ってるんです
輪入道「やっぱ本は読みますよ。でも漫画も読みますし、映画も見ますし、アニメも見ますし、ゲームもやりますし(笑) 普通に誰でもやることやってる感じですかね。言葉を集めるために特別これを意識してとかないですね。あ、でもライブはめっちゃ見るっすわ」
Chi-Chi「ライブなんだ」
輪入道「イベント呼んでもらった時、自分の出番は結構遅い方なんで、スタートからずっと見てるんですよ。それ見ずに自分のコンディションを整える人もいるじゃないですか。俺はずっと見てる方が調子いいんですよ。「そんな人あんまいないです」とも言われます」
Chi-Chi「だってメインイベントで自分が出るってなっても、第1試合からずっと見てることってないですもん。準備とかアップもあるし」
輪入道「初めての街だと、街の雰囲気とかお客さんのノリだったりとか、呼んでくれた人とご飯行っただけだと全部は分からない。だから若い子のステージを見て「ほほう」と掴む。そこで聞いた言葉を自分のステージで使うすると、やっぱ一番上がったりしますね」
Chi-Chi「試合でもその地元のことをいじったりするとすっごい盛り上がるんですよ。ついこの間、平塚でプロレスした時に、平塚いじりやってきました」
――平塚しんしく横丁プロレスですね。そして平塚といえば松本浩代選手
Chi-Chi「はい。公園にリングを作ってたんですけど、その公園に酔っぱらって寝てるおじさんがいて、起きたらおしっこ始めちゃったんですよ!『ええー!』みたいな。で、一応壁に向いてやってるんですけど、おしっこが流れくんですよ、こっちに!」
輪入道「わはははは!川が出来たんだ!」
Ch-Chi「試合では「私この隣町の伊勢原厚木出身なんですけど、平塚なんかクソですよ。暴走族と酔っ払いしかいねーよ」ってディスったら大盛り上がり。めちゃくちゃヘイトを喰らっといて、最後には「平塚大好きー!」って言ってドカーン!みたいな」
輪入道「むちゃくちゃクレバーじゃないですか(笑) 特に平塚なんて、むっちゃ盛り上がりそうですね」
Ch-Chi「平塚ヤバかったですよ、盛り上がりが凄い!「平塚このクソ食らえ!」とか言ったら、ほんと全員でブー!みたいな。やっぱいろんなとこ行かれるんですか?」
輪入道「昨日まで奈良行ってて。むっちゃ山麓の水車小屋でドラム缶囲んで野良祭みたいな(笑) 面白かったっすよね。今度10/30~11/1に木更津の東京ベイタトゥーフェスティバルっていうタトゥーのイベントでもゲストで呼んでもらってます。ひとつも(タトゥー)入ってないんですけど(笑)」
Ch-Chi「めっちゃ入ってそうなのに!(笑) でもやっぱ共通点があるんですね、ラッパーとプロレスラーって。私は呼んでくれたところでは手を抜きたくないんです。この前4連戦の初日に全力で試合したらダメージの蓄積に拍車をかけちゃって、そこから全部欠場しちゃいました」
輪入道「僕も4連チャンとかだったら喉やっちゃうでしょうね、多分。もうむっちゃ考えるっすよね、オファー受けるかどうかから」
Ch-Chi「うわぁ分かる。喉のケアとかされてるんですか?」
輪入道「喉はまあ正直寝るしかないんですよ。あと「喋らない」ですね。薬とか漢方とかもちろんありますけど、いっぱい寝るっていうのが一番なんで。はい」
Ch-Chi「薬よりも寝ることですね。確かに確かに」
輪入道「特に遠い街に呼んでくれた時とか、向こうの人も喜んでくれるし一緒に飲むじゃないですか。でも寝れないとパフォーマンス落ちるし、結果的にみんなに良くない。例えば、お祝い3連チャンだったりすると、昼から夜まで、夜から朝まで、その日の昼から~って続くだろうから、申し訳ないんですけど断ったりするようになったっすね」
Ch-Chi「そうですよね、分かるわ~(しみじみ)」
――タバコの煙が蔓延してる会場だと空気がしんどかったり?
輪入道「あ、それは大丈夫ですね。僕は吸わないんですけどタバコ吸いますか?」
Ch-Chi「吸わないです」
輪入道「ああ、吸わないんですね~」
Ch-Chi「なんでびっくりするんですか。今びっくりしてましたよね?(笑)」
輪入道「ふふふ、お酒飲むんですか?」
Ch-Chi「お酒は飲みます。「でしょうね」って感じですか?(笑) でもたしなむ程度です」
輪入道「それこそ本当かなと思った(笑) まさかお酒飲んで試合はやらないですよね?」
Chi-Chi「飲んではやらないです。でも去年『背中痛いな…』って思いつつ「飲めば治る」って朝まで飲んだんです。次の日レントゲン撮ってみたら、圧迫骨折してたんです」
輪入道「マジっすか!アルコール消毒なんか効かないっすよ!(笑)」
――ラッパー同士のライブはショットで飲み合いっこみたいなことありますね
輪入道「大阪の泉州、泉大津に行った時、NOISE VIBEZさんっていう岸和田のマイク持ちが自分の前にライブしてたんですよ。それも「のんだくれ」っていう曲。隣には飲み役みたいな人が日本酒の一升瓶持って来て、まあ飲むんですよ」
Chi-Chi「まさか…」
輪入道「そう、呼ばれたんですよ。マジで一升瓶パンパンに入ってるからさすがに薄めてるだろうと思ったら全く薄めてない!1回目で半分ぐらいゴクゴク行っってステージ降りたら、1分もしないうちにまた呼ばれて2回目もまたガーッと。ライブ前に過去最高にベロベロ、出番の時は『もう一言でも噛んだら俺は死ぬ』って決めて出て行ったんすよね」
Chi-Chi「覚悟のステージだ」
輪入道「結果出来たんですけど、ほとんど覚えてなくて。泉州ヤバイって思い出だけ(笑)」
Chi-Chi「プロレスラーもラッパーの方とかも、ちょっと変じゃないと出来なくないですか?非日常感を与える意味では、ちょっとネジ外れてる人が向いてると思うんです」
輪入道「誕生日にクラブで酔っぱらって二階から落ちたことはありますね。上から見てたら、ステージのラッパーが「おめでとう!」って言ってくれて。みんなにあざっす!あざっす!って返してたらそのまま1回転して落ちたんすよね(笑)」
Chi-Chi「決死のプランチャじゃないですか!(笑) ファンキーですね、皆さん」
輪入道「Chi-Chiさんも結構ファンキーじゃないですか?」
Chi-Chi「全然ファンキーじゃないです。プライベートは平和主義なんです。それこそこないだ友達同士のケンカ仲裁してましたからね」
輪入道「それ大変そうだな(笑) そうだ、Chi-Chiさんは12月に初の自主興行なんすよね」
Chi-Chi「はい。全部自分でプロデュースして、対戦カードも全部決めて。やってみるとやっぱ大変なんだって裏側の人の気持ちが分かるようになります。皆さんに感謝です」
輪入道「もう二ヶ月切ってるっすね」
Chi-Chi「考え出すとやばいです(汗) まあまあ大丈夫でしょうということで、あはは」
<大会情報>
『Chi-Chi初の自主興行【Chi Chi Dream House】』
日程:2026年12月1日(水)
開始:19:00
会場:東京・新木場1st RING
21日(水)10時からFC先行発売
28日(水)10時から一般発売
チケット
https://x.gd/wFuK9
<イベント情報>
『【Tokyobay Tattoo Festival 2026】』
会期:2026年10月30日(金) ~ 2026年11月1日(日)
会場:東京ベイプラザホテル
住所:千葉県木更津市新田2丁目2−1
チケット
https://x.gd/t2KAo
<プロフィール>
■Chi-Chi
https://www.instagram.com/chichi_fbd/
■輪入道
https://www.instagram.com/wanyudo/
LIVE情報はこちら
https://www.wnd-jp.com/live
















