ミスターGLADIATOR・NavEが2R一本勝ち王座奪還!有終の美を飾って引退

20日(日)、大阪・176boxにて『BODYMAKER presents GLADIATOR 036』が開催。チケットは完売。メインイベントのフライ級タイトルマッチで、王者今井健斗に2年ぶりの復帰戦となり、この試合を以てプロMMAファイター引退を表明したNavEが挑戦した。
GLADIATORで開花しGLADIATORと共に歩んだと言って過言ではないMMAファイターのNavEに、いつしか誰からともなくミスターGLADIATORと言う異名が定着した。柔道バックボーン、パンクラスで研鑽を積んでいたが主戦場をGLADIATORに移すと2018年9月に加マーク納に判定勝ちし第3代GLADIATORフライ級王者に戴冠。翌年の2019年にはパンクラスに凱旋しランカーの中村龍之に判定勝利。
2021年9月GLADIATOR 015で宮城友一に判定勝ちして初防衛を果たすと、2022年3月には地元関西のインデックスアリーナ大阪で開催されたRIZIN.34にGLADIATORフライ級王者のベルトを肩に参戦。だが結果は1Rで福田龍彌に瞬殺。試合後のインタビュールームで「もっとRIZINという舞台を楽しみたかった」と無念を語りつつも「借りは必ず返したい」と敗者ながら天晴なコメントを残す。
腐ることなく同年9月に開催されたGLADIATOR 019でパンクラス・フライ級ランカーの有川直毅を迎えてノンタイトル戦で判定勝ちを収めるが、2023年3月GLADIATOR 021にてモンゴルから来た挑戦者ニャムジャルガル・トウメンデムベレルのカウンターの左フックに沈む。王者NavEをわずか7秒で破り戴冠したニャムシャガルはRoad to UFC出場が決まり王座を返上。無冠となったNavEに追い打ち。
練習中の負傷(靭帯断裂)によりフライ級王座決定戦を欠場。だがミスターGLADIATORはそれでも腐らずリハビリと練習を重ね23年9月に前田吉朗とのグラップリングマッチで一本勝ちし24年3月に藤沢彰博に1RTKO勝利。藤沢戦以降は裏方としての手腕を発揮。自身が代表を務めるジム『N☆TRUST』で後進の育成やGLADIATOR生配信実況席の名解説で好評を博すなど格闘技界の盛り上げに尽力する姿には繰り返し怪我に苦しむアスリートの悲壮感は感じられなかった。
月日に関守なし。36歳が2年ぶりの復帰戦で最後の王座挑戦に挑む。
NavEは試合の3週間前に自らのユーチューブチャンネル『エヌトラTV』にて「しっかりそれなりに仕上げてGLADIATORのメインイベントを飾れたらなと思ってるんで。NavEの集大成とは違うんだけど、MMAファイターNavEとしての成仏マッチを見に来ていただけたらと思います」という気負いのないコメントを発表していた。
GLADIATOR現フライ級王者の今井健斗は、27歳。柔道バックボーンで2021年7月のDEEP名古屋でプロデビュー。デビュー戦を判定勝利で飾り同年10月高田翔平に一本勝ち。翌年の2026年3月に再び名古屋で岡本秀義を1R3分12秒ヘッドシザースで下してのちパンクラスでも活躍。GLADIATOR初参戦は2024年5月のGLADIATOR 027で元修斗ストロー級王者山上に3RKOで勝利。同年10月のGRADIATOR 028で宮川日向に判定勝ちと快進撃も、2025年1月の王座決定戦でモンゴルのオトゴンバートルにパンチからのパウンドで1RTKO負けを喫する。だが同年4月の和田教良戦で判定勝利し返り咲くと同年6月「次期挑戦者決定戦」で久保健太に一本勝ちしてオトゴンバートルへの挑戦権を獲得したが、オトゴンバートルが『ROAD TO UFC』参戦に伴い王座が返上された。これに伴い『フライ級王座決定戦』で岩崎圭吾と闘い、ギロチンチョークで岩崎を退け戴冠した。
1R、ゴングと同時にどん欲にケージ中央に出たNavEの放った左ストレートが今井にヒット。NavEの右に合わせた今井の左もNavEをかすめる。今井がシングルレッグ、テイクダウンを許したNavEがスイープ。立ったNavEが今井をケージに押し込めるがまたも今井がシングルレッグ、テイクダウン。フックスイープで体勢を入れ替え再びケージ際の攻防、NavEが今井をシングルレッグから抱え上げ豪快にリフトアップスラム。テイクダウンして下になった今井が三角絞めを狙うが時間切れ。
2R、中央に躍り出たNavEの圧に今井が怯む。NavEが膝を入れながら今井をケージ際に追い込んで膝を入れつつパウンド、金網を蹴ってバックマウントを獲る。流れるようなシークエンスで裸絞めを決めると今井がタップアウト。NavEが第7代GLADIATORフライ級王者に戴冠した。
試合後NavEがマイクを取り「皆さん、長い間ありがとうございました!ほんっとに、なんにもないところからスタートして、公園の練習からスタートして、団体のチャンピオンになるところまで関係を構築して少しずつ少しずつレベルアップをして、GLADIATORのチャンピオンにならせてもらって、地元にジムもスタートして、長い間たくさんのみなさんに支えられて、2012年のデビューからきょうの日までたくさんの方に支えていただきました。本当にありがとうございます!本日をもちましてプロMMAファイターNavEとしての活動を終わりとせていただきます。今後はアマチュアの大会だったり関西の格闘技に少しでも貢献できる活動を続けていきたいと思いますので、関係者のみなさま引き続きNavEをよろしくお願いします」と涙ぐみながら謝辞を述べてマイクを置くと、引退の10カウントゴングが鳴らされた。
NavEは静かにベルトを外すとケージの中央に正座。自らの前にベルトを置き深々とこうべを垂れた。
NavEのプロMMAファイター人生は終幕を迎えたがミスターGLADIATORの活躍はこれからも続く。すでに11月15日(日)にGLADIATOR次回大阪大会の開催が決まっており、実況解説NavEの名調子が復活することだろう。
『BODYMAKER presents GLADIATOR 036』
日程:9月20日(日)
開始:12:00
会場:大阪・176box
▼第18試合 メインイベント GLADIATORフライ級タイトルマッチ 5分3R
【王者】●今井健斗(マーシャルアーツクラブ中津川)
2R 2分23秒 裸絞め
【挑戦者】○NavE(N★TRUST)
※NavEが第7代GLADIATORフライ級王者に
















