ブロック・レスナーが敗北しグローブとシューズを脱ぎ座礼!勝利したオバ・フェミに世代交代か

プロレス業界では世界最大のイベントであるレッスルマニア42のDAY2がネバダ州ラスベガスのアレジアントスタジアムで55,255人の大観衆を集めて開催された。
DAY1の観客数と合わせて実に106,072人という、まさに業界最大のイベントにふさわしい祭典となったが、その大観衆はオープニングから衝撃的なシーンを目の当たりにすることになった。
DAY1同様にホスト役である昨年12月に引退したジョン・シーナがMCを務め、前日の興奮を熱く語りDAY2のスタートをアナウンスした。盛大なパイロの後にはオバ・フェミのテーマが鳴り響き、ブロック・レスナーとの史上最大の怪物対決で幕開けとなる。
最初に登場したオバは独特の歩き方で長い花道をリングに向かい、「オーバ、オーバ!」というチャントとともに、その歩き方をまねするファンの姿も多く見える。
一方レスナーはポール・ヘイメンを従えての入場。そして選手紹介の時にはそのヘイメンがリングアナであるアリシア・テイラーのマイクを奪い取ってレスナーを紹介する。アリシアがアナウンスするのは通常タイトルマッチであることを考えれば、まさに歴史的な一戦であることを示しているかのようだ。

力強いロックアップから始まった試合は、そのせめぎ合いだけでも大観衆にどよめきを起こさせる。そして両足タックルで抱え上げたレスナーがコーナーに押し込んでオバのボディにタックルの連打を食らわすも、オバは雄叫びをあげてから突き飛ばし、レスナーの表情を一変させる。続けてのレスナーのクローズラインは2発ともあえて受け止め、3発目は相討ちながらもレスナーだけが倒れ込む。
これで場外にエスケープしたレスナーはこれまで見せたことがないような表情を見せるが、リングに戻そうとするオバを逆にリング外に引きずりおろして、タックルで抱え上げてコーナーポストに叩きつけ、続けてコーナーポストやスチール・ステップに投げつけることでペースを引き戻そうとする。
ここからリングに戻ると投げ捨てジャーマンの3連発を成功させるが、4発目はエルボーで逃げられ、対角線を走り込んでのエルボーを2度食らってしまう。

しかし3発目をかわしてファイヤーマンズ・キャリーの体勢に持ち込むとリング中央まで戻してからF5を完璧に決める。それでもオバは苦しいながらも立ち上がるとレスナーを高々とチョークスラムで叩きつける。そのままふらふら状態のレスナーをフォール・フロム・グレイス(ポップアップ式のシットダウン・パワーボム)を炸裂させると、ぴくりともしないままレスナーは3カウントを聞くこととなる。
オバの勝利に観客は信じられないシーンを見たという驚きとともに、新世代の怪物の誕生の瞬間に立ち会えた喜びからか、大歓声と大「オバ」チャントで讃えていく。そして長々とリングに横たわっていたレスナーだが、おもむろにグローブを外し、シューズのヒモもほどき始めると会場からはどよめきとともに「YES!」チャントならぬ「NO!」チャントも起こり始める。
リングの中央に改めてグローブとシューズを並べ直すと会場のファンの声に両手を上げて応え、リングに上がったヘイメンにこれまで見せたことのないような柔らかい笑顔をたたえてからハグ。
会場からは「サンキュー、ブロック!」チャントと大きな拍手が送られる。レスナーはリング中央で改めてグローブとシューズに座礼をすると、リングを降りるとこれまではしてこなかったファンとのタッチをかわす姿まで。花道では「サンキュー、ブロック!」チャントに感極まったような笑顔でエントランスゲートに戻っていった。
















